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履歴書の「同上」の正しい使い方|使える項目やよくある質問も紹介

履歴書の住所・電話番号欄を記入するときに、何度か同じ文章を記載するケースがあります。同じ内容を書き続けることは大変なので、「同上」を利用したい人も多いでしょう。

本記事では、履歴書のおける「同上」を使う際のポイントや使い方、使える項目と使えない項目について解説します。

履歴書を書く作業は少しでも減らしたい人が多いでしょう。「同上」を上手に使って、作成の手間を減らしましょう。

履歴書の「同上」とは|意味を確認

履歴書における同上は、読み手に対して、「この部分は上と同様の内容である」と伝えられる言葉です。

同上と置き換えることで、読み手が見たときに文字が多すぎない読みやすい履歴書になります。履歴書を読む採用担当者で、意味を知らない人はほとんどいないため、安心して使用しましょう。

また、A3サイズの履歴書を使っていると同上と置き換えたい内容が履歴書の左側にきてしまう場合があります。その場合は、「同左」を利用しましょう。

履歴書で「同上」を使う時のポイント

つぎに、履歴書で「同上」と書きたい場合のポイント・使い方を解説します。

使い方を間違ってしまうと、意図とは逆に採用担当者に読みづらい履歴書になる危険性があります。使い方を理解し、上手に使いましょう。

  1. 左に詰めて書く
  2. ふりがなは不要
  3. 「〃」では使わない

①左に詰めて書く

「同上」を書くときは、ほかの記載箇所と同じように左詰めで書きましょう。

ほかの箇所も左詰めで書くため、真ん中にあると採用担当者に違和感を感じさせます。すべての記載箇所が左詰めで書かれていれば、履歴書にまとまりがでて読みやすいのもメリットです。

採用担当者は、1日に何枚もの履歴書に目を通します。読みづらい履歴書があると、内容以外の部分で評価が下がる危険性もあるでしょう。

②ふりがなは不要

「同上」を利用した場合は、ふりがな欄は書かなくて問題ありません。住所は読み方がわかりやすいよう、ふりがな欄が存在します。

しかし、「同上」を利用した場合はふりがな欄を空欄にしておいて問題ありません。あえて読み方を書く必要はないからです。

「履歴書に空欄はない方がいいのでは?」と考える人もいますが、「同上」に関しては気にしなくて問題ありません。

③「〃」では使わない

上に同じという意味なら、「同上」ではなく「〃」を利用したいと考える人もいるでしょう。

しかし、正式な書類である履歴書に「〃」を利用するのは不適切です。「〃」は略式記号になるため、履歴書で使うと失礼にあたります。

正式な書類では、「同上」の利用が一般的です。「〃」を使ってしまうと、採用担当者に常識を疑われる危険性があります。

履歴書で「同上」を使える項目

ここでは、同上を使える項目を解説します。使用箇所を知っておき、誤った場所で使用しないよう注意しましょう。

同上が使えるのは、住所・電話番号・メールアドレスといった基本情報です。また、実家に住んでいる場合は、緊急連絡先の住所を同上と書くことができます。

親と同居している場合、緊急連絡先はほとんどのケースで親となります。個人の都合で違う場合を除いて、実家に住んで親が近くにいる場合は同上が使えます。

履歴書で「同上」を使えない項目

一方で、同上を使えない項目もあります。誤った項目で使うと採用担当者からマイナスの印象を持たれる可能性があります。どれが使えない項目はしっかりチェックしておきましょう。

履歴書で同上が使えないのは、学歴・免許・資格です。これらの項目は正式名称を書くことがもとめられるため、略せません。

正式名称で書いていないと、履歴書を読んだ採用担当者からは「履歴書の書き方がわかっていない学生だ」と思われる危険性があります。

履歴書の「同上」にまつわるQ&A

履歴書に同上を使うとき、気になる疑問を解説します。書き始める前に疑問を解消し、履歴書を完成させましょう。

  1. 「同上」を使うことは失礼か?
  2. 左の欄と同じ場合はどうすればいい?
  3. 「上に同じ」と「同上」は異なるか?

①「同上」を使うのは失礼か?

履歴書において、同上を使うこと自体は失礼ではありません。たくさんの履歴書を読む採用担当者にとって、不要な情報は読みたくないのが本音です。

履歴書自体も文字数が減り、すっきりした印象になるでしょう。

しかし、同上を多様しすぎるのもよくありません。必要な部分にのみ使用し、書くべきところはしっかり書くとメリハリをつけるのが大切です。

②左の欄と同じ場合はどうすればいい?

左の欄と同じ場合は、同上ではなく「同左」を使いましょう。

履歴書のなかには、A3サイズを折りたたんで使用する履歴書も存在します。左側に記載内容があるのに、同上を書くと採用担当者はどこだかわからなくなるのがデメリットです。

「同左」と記載があれば、左側に答えがあると一目でわかります。採用担当者にとってもわかりやすく、親切な印象を与えられるのがメリットです。

③「上に同じ」と「同上」は異なるか?

「同上」と「上に同じ」は意味が同じですが、履歴書や正式な書類で使うのは「同上」が一般的です。

意味が同じため採用担当者には伝わりますが、なぜ同上を使わなかったのか疑問を残す可能性があります。

採用担当者によっては、「履歴書の書き方を知らない」とマイナスに思うかもしれません。

履歴書の「同上」の使い方には気をつけよう

履歴書で同じ記載を避けられる「同上」は、使い方を誤らなければ採用担当者にとっても学生にとっても便利なワードです。

しかし、使うべきポイントを間違えると採用担当者に常識を疑われる可能性も否定できません。

「同上」を使うときは、使って問題ない箇所かしっかり確認しておき、安心して利用しましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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