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理系資格は就活に有利!取得目的や文系学生にもおすすめの資格を紹介

理系学生の中には、就活を有利に進めるために資格取得を検討している学生も多いと思います。しかし、どんな資格を取れば良いのか迷っている人もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では理系学生におすすめな、就活に有利な理系資格を13個紹介します

中には文系学生にもおすすめの資格も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

理系学生の資格取得は就職に役立つ理由3つ

まずは、理系学生が資格を取得しておくことによる、就職活動でのメリットを紹介します。1つずつ見ていきましょう。

  1. 専門性のアピールになる
  2. 入社後の先取ができる
  3. 資格の有無で有利になる職業がある

①専門性のアピールになる

理系学生にとって、資格は専門性をアピールする重要な手段となります。特に理系分野では、専門的な知識や技術が求められることが多く、資格を持っていることでその能力を証明可能です。

例えば、情報系の学生がIT関連の資格を取得することで、その分野における深い知識や技術力をアピールできます。

また、資格取得に向けた勉強過程で得られる知識は、実際の業務にも役立ち、より専門的な職務を遂行する能力を身につけられます。

資格は、学生が自分の専門分野に対して真剣に取り組んでいることを示す証となり、就職活動において大きなアドバンテージとなるのです。

②入社後の先取ができる

資格を取得していることは、入社後のキャリアにも大きく影響します。多くの企業では、特定の資格を持つ社員を高く評価し、資格に応じた業務を任せることがあります。

例えば、エンジニアとして就職する場合、基本情報技術者やITパスポートなどの資格を持っていると、より高度なプロジェクトに参加する機会が1年目に得られるかもしれません。

また、資格によっては、資格手当の支給がある企業もあり、給与面でのメリットも期待できます。

入社後すぐに活躍できるスキルを持っていることは、自身のキャリアアップにもつながり、より良い職場環境を築くための一歩となるでしょう。

➂資格の有無で有利になる職業がある

特定の職業では、資格の有無が採用に直接影響することがあります。例えば、エンジニアや研究職などの専門職では、特定の資格を持っていることが必須条件となることも。

資格があることで、その分野における専門性や技術力が認められ、採用選考で有利に働くことが期待できます。

また、資格を持っていることは、その分野に対する熱意や情熱を示すことにもなり、面接官に良い印象を与えられます。

特に理系分野は、資格が専門性を証明する重要な要素となるため、就職活動において資格取得を目指すことは非常に有意義です。

理系学生が資格を取得する目的3つ

理系の就活生にとって、資格取得は重要なステップです。資格は自己の適性を理解し、就活をスムーズに進めるための手段であり、資格手当がもらえる企業も存在します。

ここでは、理系の就活生が資格を取得する3つの主な目的について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

  1. 自分の適性を理解するため
  2. 就活をスムーズに進めるため
  3. 資格手当がもらえる企業があるため

①自分の適性を理解するため

資格取得の過程は、自分の興味や適性を深く理解する機会となります。資格に関する勉強を進める中で、自分が本当に興味を持てる分野や、逆に苦手と感じる分野が明確になります。

例えば、特定の技術や理論に関する資格を勉強することで、その分野への関心が高まるかもしれません。

また、資格取得の過程は自己分析の一環としても機能し、自分のキャリアパスを考える上での重要な指標となり得ます。

②就活をスムーズに進めるため

資格は就活生が他の候補者と差別化を図り、就活をスムーズに進めるための有効な手段です。

特に理系分野では、専門的な知識や技術を証明する資格が重要視されることが多く、資格を持っていることで面接官に対して自分の専門性や熱意をアピールできます。

しかし、注意が必要なのは、志望する業種に適した資格を選ぶことです。無関係な資格に時間を費やすと、結果的に就活における無駄な時間を作ってしまう可能性があります。

そのため、自分の目指すキャリアに合った資格を選び、効率的に就活を進めることが重要です。

➂資格手当がもらえる企業があるため

多くの企業では、特定の資格を持つ従業員に対して資格手当を支給しています。これは、その資格が業務に直接貢献すると認められる場合に限られます。

つまり、資格取得は単に就活のためだけでなく、将来的には給与アップにもつながる可能性があるということ。理系の就活生にとって非常に重要なステップなのです。

資格手当は、従業員のスキルアップを促進し、業務の効率化や専門性の向上に貢献するためのインセンティブとして機能します。

ただし、資格手当の有無は企業によって異なるため、就職活動の際には各企業の福利厚生を確認してくださいね。

理系学生におすすめの資格10選!

理系学生が就職活動で有利になるためには、専門性を示す資格の取得が重要です。ただし、資格取得には時間と労力が必要なため、目的意識を持って選ぶことが大切です。

ここでは、理系学生に特におすすめの資格を10個紹介します。

  1. 建築士
  2. 技術士
  3. 弁理士
  4. 電気工事士
  5. 消防設備士
  6. 公害防止管理者
  7. 衛生管理者
  8. 電気主任技術者
  9. 危険物取扱者資格
  10. 高圧ガス製造保安責任者

①建築士

建築士は、建築物の設計や工事監督を行う専門家として不可欠な資格です。

一級建築士はどのような建物でも設計・監督が可能で、特に大規模な建築物を扱います。一方、二級建築士は一定規模以下の建物に限定されます。

勉強時間は、一級建築士で約1,500〜2,000時間、二級建築士で約300〜600時間が目安です。

建築士の資格は、建築業界でのキャリアを目指す学生にとって、その専門性を示す上で非常に重要であり、建築設計、施工管理、都市計画など、幅広い分野で活躍するための基盤となります。

②技術士

技術士は、工学系の専門知識と技術を証明する国家資格です。土木、建築、電気電子、化学など、多岐にわたる分野で認定されています。

技術士の資格を取得することで、高度な技術力と専門知識を持つエンジニアとしての地位を確立できます。特に、大規模なプロジェクトの設計、管理、コンサルティングでは技術士の資格が非常に有効です。

勉強時間は、一次試験で約200〜300時間、二次試験でさらに300〜500時間が必要です。技術士は、専門性の高い技術職を目指す学生にとって、キャリア形成において大きなアドバンテージをもたらします。

➂弁理士

弁理士は、特許や商標などの知的財産権を専門とする法律の専門家です。理系分野の研究成果や技術革新を保護し、ビジネスとしての価値を最大化するために不可欠な役割を担います。

勉強時間は、約1,500〜2,000時間が目安とされており、法律知識だけでなく、理系の専門知識も必要です。

特に、研究開発や新技術の商業化に関わる仕事を目指す学生にとって、弁理士の資格は大きな強みとなります。

企業の知的財産部門や特許事務所などでの就職やキャリアアップに直結する資格です。

④電気工事士

電気工事士は、電気工事に関する専門知識と技術を証明する国家資格で、第一種と第二種があります。

第二種は主に住宅や小規模施設の電気工事に関わります。第二種の勉強時間の目安は約100〜150時間を目安にしてくださいね。

一方、第一種は大規模な施設や高圧電流を扱う工事が可能で、より高度な知識が求められます。第一種の勉強時間の目安は約200〜300時間です。

電気工事士の資格は、電気関連の職種への就職において大きなアドバンテージとなり、特に電力会社や建設業界、設備工事業界などで高く評価されますよ。

⑤消防設備士

消防設備士は、火災報知器やスプリンクラーなどの消防設備の設置・保守・点検を行うための資格で、甲種と乙種に分かれています。

乙種は消防設備の点検・保守に特化しており、勉強時間の目安は約50〜100時間です。甲種はより高度な知識と技術が求められ、設備の交換や設置も行うため、勉強時間の目安は約150〜200時間とされます。

消防設備士の資格は、消防設備を製造・販売する企業や、ビル管理、施設管理などの分野で非常に重宝されます。

特に大規模な施設や公共の建物など、安全管理が重要視される場所での就職において、消防設備士の資格は大きな強みとなるでしょう。

⑥公害防止管理者

公害防止管理者は、工場や発電所などで発生する公害を防止し、環境保全に貢献するための専門資格です。

公害防止管理者には排水処理や排気ガスの管理、騒音・振動の測定など、公害防止に関する幅広い知識と技術が求められます。

勉強時間の目安は約200〜300時間となり、法規や技術基準などの詳細な学習が必要です。

公害防止管理者の資格は、製造業やエネルギー産業、化学工業など、環境問題が密接に関わる業界で特に重要視されます。

⑦衛生管理者

衛生管理者は、職場の衛生状態や労働者の健康を守るための国家資格です。第一種と第二種があります。

第二種は一般的な職場の衛生管理に関する基本的な知識を問われ、勉強時間の目安は約40〜80時間です。

一方、第一種はより専門的な知識が求められ、特に有害な業務に携わる場合の衛生管理を担うため、第一種は約100〜150時間の勉強が必要とされます。

衛生管理者の資格は、特に大規模な製造業や建設業、研究機関などで重要とされ、労働者の健康と安全を守るための専門家として活躍できます。

⑧電気主任技術者

電気主任技術者は、電気設備の安全管理や運用に関わる重要な資格です。電気主任技術者の資格を持つことで、電気設備の設計、施工、保守、監督などの業務を行うことが可能になります。

特に、発電所や変電所、工場など電気を多く使用する施設での需要が高く、専門性の高い技術者として活躍できるチャンスがあります。

資格取得には、電気工学の基礎知識が必要で、一定の実務経験が求められることも。勉強時間は、個人の基礎知識や経験にもよりますが、おおよそ300時間以上の勉強が必要です。

⑨危険物取扱者資格

危険物取扱者資格は、化学工場や石油精製所などで扱われる危険物の安全管理に関わる資格です。火災や爆発などのリスクを伴う危険物の取扱いに関する知識と技術を証明できます。

資格は甲種、乙種、丙種の3種類に分かれており、それぞれ取り扱える危険物の種類や範囲が異なります。勉強時間は資格の種類にもよりますが、一般的には50時間から100時間程度の勉強が必要です。

危険物取扱者資格を取得することで、理系学生は専門性を高め、安全管理の重要な役割を担えます。

⑩高圧ガス製造保安責任者

高圧ガス製造保安責任者は、高圧ガスの製造や取扱いに関する専門知識と技術を証明する資格です。化学工業やガス供給業界などで高圧ガスを安全に扱うために必要とされています。

資格取得には、高圧ガスに関する法規や物理学、化学などの幅広い知識が求められ、一般的には100時間以上の勉強が必要と言われています。

高圧ガス製造保安責任者の資格を持つことで、理系学生は専門性の高い分野で活躍する機会を得られ、安全管理の重要な役割を担えるようになるでしょう。

文系・理系学生両方におすすめの理系資格3選

ここでは、文系・理系両方の学生におすすめの理系資格を3つ紹介します。理系におすすめの理系資格以外にも、文系学生も取得している資格が気になる方は参考にしてくださいね。

  1. ITパスポート
  2. 知的財産管理技能士
  3. 宅地建物取引士

①ITパスポート

ITパスポートは、専門性が低く取得しやすい国家資格です。ITパスポートは、ITの基礎知識を問う試験であり、情報技術に関する基本的な用語や概念、企業活動とITの関連性などが出題されます。

文系学生にとっても理解しやすい内容が多く、IT業界への就職を考えていない学生でも、現代社会で必要なITリテラシーを身につけるために有効です。

勉強時間の目安は、基本的なPC操作やITに関する基礎知識がある場合、約100~150時間の短期間での取得が可能です。

ITパスポートを持っていると、就職活動でITに関する基本的な理解があることをアピールでき、幅広い業界での活躍が期待できます。

②知的財産管理技能士

知的財産管理技能士は、法律の知識も多く含まれる資格です。

知的財産管理技能士の試験は、特許や商標などの知的財産の管理や活用に関する専門知識を問うもので、法律だけでなく経済や経営に関する知識も必要とされます。

文系学生にとっては、法律や経済学の知識を活かしやすい資格であり、理系学生にとっては研究成果を守るための知識を深められます。

勉強時間の目安は、基礎的な法律知識がある場合、約200~300時間です。知的財産管理技能士の資格を持っていると、企業の知的財産部門や特許事務所などでの就職に有利に働きます。

➂宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産取引に関する法律知識を問う国家資格です。不動産取引における法律、税金、実務知識など幅広い知識が求められます。

文系学生にとっては、法律や経済学の知識を活かせる分野であり、理系学生にも不動産や建築に関する基本的な知識を身につける機会となります。

勉強時間の目安は、不動産に関する基礎知識がある場合、約200~300時間です。宅地建物取引士の資格を持つことで、不動産業界はもちろん、幅広い業界での就職活動においても強みとなります。

理系資格を取得する場合は目的と用途をはっきりさせよう

就活のために資格取得する場合、まずは目的と用途をはっきりさせましょう

資格を取得する主な目的は、自分の適性を理解すること、就活をスムーズに進めること、そして資格手当がもらえる企業があることです。

資格取得は自己分析の一環としても有効であり、専門性をアピールする手段となります。しかし、無関係な資格に時間を費やすと無駄になるため、目指すキャリアに合った資格選びが重要になりますよ。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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