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履歴書の本籍欄の書き方|ポイントや本籍が必要な理由も紹介

就活を進めて行く中で、履歴書を書く機会は自然と多くなります。しかし意外と知らないのが、自分の本籍です。

履歴書に本籍を書かなければならないのに、いざ書こうとしても「正しく書くにはどうすればいいの?」と悩んでしまう人もいるでしょう。

そこで、本記事では本籍についての基本的な知識・書き方のポイント・知っておくと便利な戸籍にまつわる用語までくわしく解説します。

ぜひこれからの就活の参考にしてみてくださいね。

本籍とは「戸籍のある場所」のこと

本籍とは、ずばり戸籍の原本が保管されている場所を指します。出生や死亡、婚姻や離婚など、自分や周りの身分関係を登録し、公的に証明するために必要な重要書類です。

一般的には出生の際に親の戸籍に入り、結婚などで親の戸籍から出るので、自分の本籍が分からない場合はまず親に確認してみるといいでしょう。

また、本籍は日本国内の住所がある場所であれば、後から自分の好きな場所に変えることも可能です。

戸籍に関係するその他の用語3つ

本籍以外にも、戸籍にまつわる用語はたくさんあります。しかし普段聞き慣れない言葉なので、どんな意味なのかいまいち分からない人も多いのではないでしょうか。

ここでは、戸籍に関係するその他の用語を3つ紹介します。就活を進める前に頭に入れておくといいでしょう。

  1. 戸籍謄本
  2. 戸籍抄本
  3. 現住所

①戸籍謄本

戸籍謄本とは、戸籍の原本に書かれている内容がすべて記載されいてる書類を指します。

最近になり「全部事項証明書」という名称に変更されましたが、名前が変わっただけで指し示す書類は同様のものです。

その戸籍に入っている全員の事項が細かく記載されているもので、結婚や離婚時、家族の死亡時や本籍を変更する際など、様々な場面で必要になります。

本籍も戸籍謄本に書かれているので、調べたいときは役所で戸籍謄本を発行してもらいましょう。

➁戸籍抄本

戸籍抄本とは、戸籍の原本の内容を一部だけ抜粋して記載された書類を指します。

戸籍謄本と名称が似ているので混同しがちですが、戸籍抄本はその戸籍に入っている1人だけの情報が書かれており、戸籍に入っている全員の情報が記載されている戸籍謄本とは異なる書類です。

最近になり「全部事項証明書」という名称に変更されましたが、変更されたのは名称だけで、戸籍抄本と同じ内容が書かれています。

戸籍抄本はパスポートを申請する際や年金を受給する時に必要な書類です。

③現住所

現住所とは、本人の住民票に記載されている住所を指します。

一般的には住んでいる場所が住所に反映されていますが、場合によっては異なる住所が書かれていることもあるので、注意が必要です。

また、履歴書に住所を書く際は現在住んでいる場所を書いた方がいいでしょう。企業側は応募者とスムーズにやり取りをするため、住所の記載を求めてきます。

進学で引っ越した際は、役所で住所変更の手続きをしておきましょう。

なぜ履歴書に本籍を書く必要があるのか

本籍欄を書くフォーマットの履歴書は少ないですが、応募先の会社から指定された履歴書には本籍欄があるケースも少なくありません。

ここでは、履歴書の本籍欄について気になる点をまとめています。もし履歴書に本籍欄がある場合は参考にしてみてください。

  1. 基本的に本籍は必要ない
  2. 本籍を書かなければならない企業は?

基本的に本籍は必要ない

会社に提出する履歴書には、基本的に本籍を書く必要はありません。会社側が住所の記載を求めてくるのは、応募者とやり取りをするためです。

また、本籍を記入することで差別につながる可能性もあります。日本は「職業安定法」という法律を定めており、会社側は応募者の本籍を悪用できないように決められているのです。

このような理由から本籍記入を求めない会社が一般的ですが、会社ごとに独自のルールを定めている場合があるので、求められたら本籍を記入するようにしましょう。

本籍を書かなければならない企業は?

一般的な企業は本籍の記入まで求めない傾向にありますが、応募先の業界や職種によっては本籍を書かなければならないケースもあります

例えば、公務員や金融業界では本籍記入欄のある履歴書を指定する場合は珍しくありません。また、企業の安全や管理を担う警備員も、応募の際には本籍の記入を求めるケースがあります。

本籍記載の有無は応募先の会社により異なりますが、基本的には会社側の提示したルールに従うようにしましょう

履歴書の本籍欄の書き方のポイント2つ

会社から指定された履歴書に、本籍の項目がある場合は正しい書き方で記入しましょう。ここでは、本籍の書き方のポイントを2つ紹介します。

本籍欄を書く前にこちらの内容を読んで、間違いのないように書いてください。

  1. 正式名称で書く
  2. 都道府県のみの記載でOK

①正式名称で書く

本籍の項目は必ず正式名称で書くようにしましょう。自分の本籍の正式名称は、住民票や戸籍謄本に記載されています。これをそのまま履歴書に書き写してください。

記入項目が多いと略称にしたくなりますが、履歴書を書く上で略称はNGです。履歴書は会社に提出する重要な書類のため、必ず正しい内容で書いてください。

会社によっては本籍欄までしっかりチェックし、採用試験の参考にしています。その後の試験に悪影響を出さないよう、本籍欄は正式名称でしっかり書きましょう。

➁都道府県のみの記載でOK

履歴書の本籍欄は、書かれている内容をすべてを書く必要はありません。記入するのは、住民票や戸籍謄本に記載されている都道府県だけで問題はないのです。

書かれている本籍を全て書いても構いませんが、その際は記入欄の大きさをよく見て、項目ギリギリにならないよう気を付けてください。

また、会社側が本籍の情報を必要とする場合、住民票などの書類の提出を求めてくる可能性があります。書類は役所で発行しなければならないので、余裕をもって手続きをしましょう。

履歴書の本籍欄は丁寧に書こう

応募先の会社に提出する履歴書は、すべての項目で正しい内容を書かなければなりません

本籍の記入を求められた場合は、まず役所で本籍の分かる書類を発行して、それを履歴書にそのまま書きましょう。

履歴書のミスが不合格につながる可能性は低いですが、採用試験を少しでも有利に進めるためには、本籍欄も正しい内容で書く必要がありますので注意しましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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