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「ご足労おかけいたしますが」を使う場面を解説!注意点も併せて紹介

ビジネスシーンでは「ご足労おかけしますが」をよく耳にしますが、このフレーズの使い方がいまいちよく分かっていない人もいるのではないでしょうか。

本記事では、「ご足労おかけしますが」を使う場面と注意点を解説します。

「ご足労おかけしますが」の代替フレーズも紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

「ご足労おかけいたしますが」の本来の意味を解説!

「ご足労おかけいたしますが」は、実際に徒歩で足を運んでいるかどうかに関わらず、相手に対して手間や面倒をかける状況に対する謝罪と感謝の意を示すフレーズです。

例えば、ビジネスシーンで取引先の人間が自社を訪問する際に使われます。

また、「ご足労おかけいたしますが」には、相手への敬意を示すと同時に、クッション言葉としての役割もあり、相手に対する印象を柔らかくする効果が期待できるのです。

敬語としての「ご足労」は、「足を使って労力をかける」「足を疲れさせる」などの意味を含み、相手の行動に対する尊敬や感謝の気持ちを表現するために使われます。

「ご足労おかけいたしますが」を使う場面と例文を紹介

「ご足労おかけいたしますが」は、主に目上の人とのやりとりやビジネスの場面で使用します。ここでは例文を2パターン紹介します

  1. 目上の人とのやりとり
  2. ビジネスシーン

①目上の人とのやりとり

来週の会議にご出席いただけますでしょうか。ご足労おかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

上司や先輩に会議への出席を依頼する際に「ご足労おかけしますが」はよく使います

ここでの「ご足労おかけしますが」は、相手に対する敬意と感謝を示すための言葉です。上司や先輩が忙しい中で時間を割いて会議に参加することに対する敬意を表しています。

②ビジネスシーン

ご足労おかけして申し訳ありませんが、来週以降に再度ご来店いただけますでしょうか。

ビジネスシーンでも、顧客や取引先に対して「ご足労おかけして」をよく用います

この例文では、顧客に再来店を依頼する際に「ご足労おかけして申し訳ありませんが」を使っています。

これは、相手に追加の労力をお願いする際の謙虚さと感謝の気持ちを表しており、ビジネスマナーとして適切な表現です。

「ご足労おかけいたしますが」を使う時の注意点3つ

「ご足労おかけいたしますが」は、ビジネスシーンでよく使われる敬語ですが、適切に使わないと逆に失礼になることがあります。ここでは「ご足労おかけしますが」を使う際の3つの注意点を解説します。

  1. 社外の人がいる中で社内の人間に使うのはNG
  2. 相手の来社が確定するまで使わない
  3. 「ご足労様です」は失礼なので使わない

①社外の人がいる中で社内の人間に使うのはNG

「ご足労おかけいたしますが」は、基本的に社外の人に対して使う言葉です。社内の人間、特に同じオフィス内で働く人に対しては通常使用しません。

例外として、会社が複数の場所に分かれている場合、例えば本社と支社がある場合、上司が別の場所から訪れる際にはこの表現を使うことが適切です。

しかし、社外の人がいる場面では、社内の人に対して「ご足労おかけいたしますが」を使うのは避けるべきです。

②相手の来社が確定するまで使わない

「ご足労おかけいたしますが」は、相手の来社が確定している場合に限り使用します

相手がまだ来社を承諾していない状態で使うと、無理に来るように促していると受け取られかねません。これは、相手に対する敬意の欠如と見なされる可能性があります。

したがって、相手が訪問を承諾した後、または実際に訪れた際に、感謝の意を示すためにこの言葉を使うのが適切です。

③「ご足労様です」は失礼なので使わない

「ご足労おかけいたしますが」は、そのままの形で使うことが重要です。「ご足労様です」と短縮して使うのは不適切であり、失礼にあたります。

省略形は、相手に対する敬意が足りないと見なされるため、正式な表現を用いることが求められます。ビジネスシーンでは、正確な言葉遣いが信頼関係の構築につながるため注意が必要です。

「ご足労おかけいたしますが」の言い換えフレーズ3つ

「ご足労おかけいたしますが」には他の言い回しも存在し、シチュエーションに応じて使い分けることが大切です。ここでは、言い換えフレーズを3つ紹介します

  1. お手数をおかけいたしますが
  2. ご面倒をおかけいたしますが
  3. お手間を取らせてしまいますが

①お手数をおかけいたしますが

「お手数をおかけいたしますが」は、相手に何らかの手間をかけさせる際に用いるフレーズです。相手に対する敬意を示しつつ、謙虚な姿勢を保てるため、ビジネスメールや会話で頻繁に使用されます。

例えば、書類の提出や会議の調整など、相手に特定の行動を依頼する際に最適です。

最初に「お手数をおかけいたしますが」をつけることで、相手に対する配慮が感じられ、スムーズなコミュニケーションが期待できます。

②ご面倒をおかけいたしますが

「ご面倒をおかけいたしますが」も、相手に対して何かしらの負担や面倒をかけることを前提にした表現です。相手に対する敬意を表しつつ、その負担を軽減しようとする心遣いが込められています。

特に、時間や労力を要する依頼をする際に有効です。例えば、緊急のプロジェクトへの協力を求める時や、複雑な手続きの依頼をする場合などに使うと良いでしょう。

③お手間を取らせてしまいますが

「お手間を取らせてしまいますが」も、相手に手間や労力をかけさせることを謝罪しつつ伝える際に使用します。

相手に対する敬意と感謝の気持ちを同時に示せるため、ビジネスシーンでの使い勝手が良いフレーズです。

例えば、詳細な資料作成や、煩雑な調査依頼など、相手に負担をかけることが予想される場合に適しています。

「ご足労おかけいたしますが」の使い方を理解しよう!

「ご足労おかけいたしますが」の使い方を理解することは非常に大切です。

基本的に「ご足労おかけいたしますが」は社内の人間には使われません。主に社外の人、特に目上の人や取引先の人に対して使うのが一般的です。

また、相手の来社が確定している場合にのみ使用するのが適切であり、来社が未確定の段階で使うと押し付けがましい印象を与えかねません。

ポイントを理解し、正しく使いこなすことで、ビジネスシーンでのコミュニケーションがよりスムーズになるでしょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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