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【例文付き】面接で困らない「最近関心を持った事柄」の答え方

面接で「最近関心を持った事柄」を聞かれた際、回答に困ってしまう就活生も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、「最近関心を持った事柄」を聞かれた際の答え方を解説します。

具体的な回答例も3つ紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

企業が面接で「最近関心を持った事柄」を聞く理由3つ

そもそもどうして面接で「最近関心を持った事柄」について聞かれるのでしょうか。ここでは、企業が面接で最近関心を持った事柄を聞く3つの理由を解説します。

  1. 社会への興味・関心を確かめるため
  2. 自分の意見を持っているか知りたいため
  3. 人柄・価値観を知りたいため

①社会への興味・関心を確かめるため

1つ目は、応募者が社会に対してどれだけ関心を持っているかを確かめるためです。

社会の動向や時事問題に敏感な人は、新しい情報を素早くキャッチし、それを自分の仕事に活かせるため、企業にとって魅力的な人材です。

また、社会に対する関心は、企業の成長や変化に対応する能力とも密接に関連しています。そのため、面接では最新のニュースや社会の動きについての意見を求められることが多いのです。

②自分の意見を持っているか知りたいため

2つ目は、応募者が自分の意見を持っているかどうかを知るためです。企業は自発的に考え、行動できる人材を求めています。

関心を持っている事柄を聞くのは、単に情報を知っているだけでなく、それに対して自分なりの考えを持ち、それを論理的に伝える能力があるかどうかを見極めるためです。

③人柄・価値観を知りたいため

3つ目は、応募者の人柄や価値観を知りたいからです。関心を持った事柄やその理由から、応募者の性格や考え方、価値観が見えてきます。

例えば、特定の趣味や活動に関心を持っている場合、その分野に対する情熱や専門性をアピールするチャンスにもなります

ただし、賭博関係などのネガティブな話題は避け、ポジティブな印象を与える内容を選ぶことが重要です。

「最近関心を持った事柄」として答えるべき内容3選

「最近関心を持った事柄は何ですか?」に対する答え方1つで、面接官に与える印象が大きく変わります。ここでは、最近関心を持った事柄として答えるべき内容を3つ紹介します。

  1. 社会問題について
  2. 志望業界・企業について
  3. 趣味や力を入れていることについて

①社会問題について

社会問題は、どの企業にも適用可能で、面接官の関心を引きやすいテーマです。特に、業界に関連する時事問題を選ぶと良いでしょう。

しかし、面接官は通常、時事問題について深い知識を持っているため、表面的な理解ではなく、しっかりとした知識を持って臨むことが重要です。

事前の準備として、関連するニュースや記事を読み、自分の意見を形成しておく必要があります。

②志望業界・企業について

志望業界や企業について話すことで、あなたの業界理解度や志望度をアピールできます。面接官は、応募者がどれだけ自社や業界について知っているかを確認したいと考えています。

しかし、間違った情報や浅い知識は逆効果になるため、正確な情報を得るための事前調査が不可欠です。

企業の最新ニュースや業界の動向について、しっかりとリサーチし、自分の考えを加えた回答を準備しましょう。

③趣味や力を入れていることについて

趣味や日常で力を入れていることについて話すことも、面接での良いアプローチです。これにより、あなたの情報感度の高さや日常生活での関心事を伝えられます。

ただし、単に趣味の話をするだけではなく、それを通じてどのようなスキルや経験を得たのか、そしてそれが企業でどのように役立つかを説明することが重要です。

趣味や日常の出来事を、自己PRに結びつける形で話すことがポイントです。

「最近関心を持った事柄」の回答例3つ

面接で「最近関心を持った事柄」を聞かれた際の回答例を紹介します。時事問題、志望業界・企業、趣味の3パターン用意しました。ぜひ参考にしてください。

  1. 時事問題
  2. 志望業界・企業
  3. 趣味

①時事問題

最近、私が特に関心を持っているのは少子高齢化問題です。日本の社会構造が変化する中で、少子高齢化は経済、労働市場、さらには日常生活においても多大な影響を及ぼしています。

私は、少子高齢化が進行する中で、働き手が減少し、社会保障費の増加が予想されるため、これに対応するための革新的なアプローチが必要だと考えています。特に、労働力の確保と生産性の向上に焦点を当てるべきだと思います。少子高齢化問題への関心は、私が御社に志望する大きな理由の1つでもあります。

御社が取り組んでいる多様な人材の活用や、働き方改革などは、少子高齢化問題への有効な対策であり、私もこれらの取り組みに貢献したいと考えています。

この回答例のポイントは、具体的な社会問題として「少子高齢化」に焦点を当てていることです。

まず、社会問題に対する深い理解と関心を示すことで、自分が世の中の動向に敏感であることをアピールしています。

次に、少子高齢化問題が持つ多面的な影響について触れ、自分の見解を述べることで、分析力と批判的思考能力を示しています。

最後に、少子高齢化問題への関心を志望動機に繋げることで、自分のキャリア目標と会社の目指す方向が一致していることを強調していることが最大のポイントです。

②志望業界・企業

最近私が関心を寄せているのは、IT業界の急速な発展とその社会への影響です。特に、AIやビッグデータの活用がもたらす潜在的な可能性に魅力を感じています。

AIなどの技術は、効率的な意思決定や新しい顧客体験を創出し、企業の競争力を高める重要な要素となると考えています。また、IT技術が社会課題の解決に貢献できる点も非常に興味深いです。例えば、エネルギー管理や健康管理の分野では、IT技術が大きな役割を果たすと確信しています。以上の理由から、IT業界への志望が高まりました。

御社が展開する革新的なITソリューションや、社会課題への取り組みに非常に感銘を受けており、私のスキルと情熱を活かして貢献したいと考えています。

この回答例のポイントは、IT業界への深い関心と知識を示しつつ、自分のスキルや情熱を企業のニーズと結びつけていることです。

まず、IT業界の現状と将来性について語ることで、業界に対する理解度をアピールしています。

さらに、AIやビッグデータなどの技術が社会課題を解決する可能性に言及することで、自分のビジョンと価値観を表現しています。

最終的には、これらの技術や価値観が志望する企業の目指す方向と一致していることを強調し、自分がその企業にとって適切な候補者である理由を明確にしていることもポイントです。

③趣味

最近、私が関心を持っているのは趣味で始めた動画編集です。動画編集を通じて、創造性と技術的なスキルが深く結びついていることを実感しています。

動画編集は単なる映像のカットや繋ぎ合わせ以上のものであり、ストーリーテリングの強力な手段です。色調整、音響効果、グラフィックの挿入など、さまざまな要素を駆使して視聴者に感動や情報を伝えられます。私はこのプロセスにおいて、細部にまで気を配り、最高の作品を作ることに専念しています。

この趣味は、御社での仕事に直接的に関連しているわけではありませんが、プロジェクトを遂行する上での創造性、注目を集めるコンテンツの制作能力、細かいディテールへのこだわりなど、貴社で必要とされる多くのスキルに通じるものがあります。

動画編集を通じて培った能力を、御社のチームに貢献し、更なる成功へと導くために活用したいと考えています。

この回答例の重要なポイントは、趣味である「動画編集」のスキルを仕事に活かす方法を明確に示していることです。

動画編集における創造性、細部への注意、ストーリーテリング能力などの技術を具体的に挙げることで、趣味がどのように専門的な能力として形成されたかを示しています。

また、動画編集スキルが企業の仕事にどう応用できるかを考え、自分の能力が企業にとって価値あるものであることを強調しています。

「最近関心を持った事柄」の回答ポイント4つ

「最近関心を持った事柄」の回答ポイントを4つ紹介します。この質問に対して効果的に答えることで、面接官に良い印象を与えられます。

  1. 自分の意見を取り入れる
  2. 志望動機につなげる
  3. 企業が求める人物像を意識する
  4. 予想される質問や回答を用意

①自分の意見を取り入れる

まず1つ目は、自分の意見を取り入れることです。例えば、最近のニュースや社会問題に対する自分の考えを述べることで、あなたの情報感度の高さや問題意識を示せます。

回答は「結論(関心がある事柄)→理由→自分の考え」の順番で展開すると、明確で説得力のある答えになります。

例えば、環境問題に関心がある場合、その理由と自分が考える解決策を述べることで、自分の深い思考を示せるでしょう。

②志望動機につなげる

2つ目は「最近関心を持った事柄」を志望動機につなげることです。志望動機に結びつけることで、その企業への強い関心と熱意をアピールできます。

例えば、IT業界を志望している場合、最新のテクノロジー動向に関心があると答え、それがどのようにあなたのキャリア目標や志望企業での仕事につながるのかを説明すると良いでしょう。

これにより、ただの一般知識ではなく、自分のキャリアに対する真剣な考えを示せます。

③企業が求める人物像を意識する

3つ目は、企業が求める人物像を意識して回答することです。

例えば、チームワークを重視する企業に応募する場合、スポーツや団体活動におけるチームワークの重要性に関心があると答えることで、自分がチームプレイヤーであることをアピールできます。

企業の価値観や人物像に合わせて話す内容を変えることで、面接官に良い印象を与えられるでしょう。

④予想される質問や回答を用意

4つ目は、予想される質問に対する回答を用意しておくことです。面接では、あなたの意見に対して深掘りされる可能性があります。

そのため、事前に予想される質問や回答を準備しておくことが重要です。

例えば、あなたが関心を持っている事柄に関して、さらに詳細な意見や具体的な例を用意しておくことで、自分の意見に対する説得力を高められます。

回答に困ってしまうと、自分の意見に自信がないように見えてしまうため、準備は十分に行いましょう。

「最近関心を持った事柄」のNG内容3つ

面接で「最近関心を持った事柄」について聞かれることは、自己PRのチャンスです。ここで適切な回答を選ぶことが重要です。ここからは面接で避けるべき3つのNG回答について解説します。

  1. 思想・信条について
  2. 事件・ギャンブルについて
  3. 浅い知識を持っている事柄

①思想・信条について

面接では、個人の思想や信条に関する話題は避けるべきです。思想・信条の話題は個人の自由が保障されており、面接官も質問を控える傾向にあります。

政治や宗教など、個人の信条に関する話題は、企業に合わない人材と判断されるリスクがあります。面接では、自分の価値観を押し付けるような印象を与えないように注意しましょう。

②事件・ギャンブルについて

事件やギャンブルに関する話題も面接でのNG回答です。事件やギャンブルは企業との関連性が薄く、面接官に不快感を与える可能性があります。

特に事件性の高い話題やギャンブルに関する話題は、ビジネスマナーとして適切ではありません。面接では、企業や業界に関連するポジティブな話題を選びましょう

③浅い知識を持っている事柄

面接で浅い知識しか持っていない事柄について話すのは避けましょう。面接官から深掘りされた際に困るだけでなく、面接官の印象を悪くする原因にもなります。

面接では、自分がしっかりと理解している話題を選び、自信を持って話すことが重要です。中途半端な知識で話すと、情報収集能力が低いと判断される恐れがあります。

「最近関心を持った事柄」の見つけ方3つ

関心事を見つける方法はたくさんあります。ここでは特に効果的な3つの方法を紹介します。

  1. 新聞・テレビ
  2. ニュースサイト・アプリ
  3. SNS

①新聞・テレビ

朝のニュース番組や電子版新聞は、隙間時間に情報を得るのに最適です。

特に「日経新聞」は、幅広い業界の経済やビジネス情報を提供し、社会に対する深い理解を助けます。

気になるニュースがあれば、それをメモし、後でインターネットで詳しく調べると良いでしょう。これにより、面接での話題に深みを持たせられます。

②ニュースサイト・アプリ

ニュースサイト・アプリでも、手軽に最新の情報を得られます。特にNHKの「就活応援ニュースゼミ」は、時事問題の解説や就活に役立つ情報が豊富でおすすめです。

また、「NewsPicks」のようなアプリは、ニュースに対する専門家のコメントが付いており、面接での話題作りに役立ちます。

ニュースサイト・アプリを利用することで、幅広い知識を身につけられるでしょう。

③SNS

SNSは情報収集の手段として非常に便利です。特に、志望業界や企業の著名人をフォローすることで、最新の業界情報やトレンドをキャッチできます。

X(旧Twitter)のようなプラットフォームは、時系列で情報を追うのに最適で、日々の動向を追跡するのに役立ちます。SNSを活用することで、面接で話すための新鮮な材料を得られるでしょう。

「最近関心を持った事柄」に関するよくある質問3選

「最近関心を持った事柄」を聞かれた際に回答に詰まる人がたくさんいると思います。ここでは、「最近関心を持った事柄」に関するよくある3つの質問に回答していきます。

  1. 周りの回答と差をつけるポイントは?
  2. 「最近」はいつまでのことを指す?
  3. 避けた方が良い内容は?

①周りの回答と差をつけるポイントは?

自分なりの視点で、関心事を深く掘り下げて考えることが、他の応募者と差をつけるポイントです。

面接官は、単に時事問題に詳しいかどうかではなく、その話題に対してどのような考えを持っているかを見ています。

例えば、無人運転技術に関心がある場合、その技術が社会にどのような影響を与えるか、個人的な見解を述べることが大切です。

また、自分の経験やエピソードを交えることで、より説得力のある回答になります。

②「最近」はいつまでのことを指す?

面接での「最近」は、一般的には1ヶ月から3ヶ月以内の出来事を指します。3ヶ月以上前の話題を持ち出す場合は、その旨を明確に伝え、「少し前の話題になりますが…」と前置きすることが重要です。

古い話題を持ち出すと、情報に対する感度が低いと見なされる可能性があります。したがって、最新のニュースやトレンドに敏感であることを示すためにも、最近の話題を選ぶことが望ましいでしょう。

③避けた方が良い内容は?

面接で避けるべき内容には、宗教や政治的な話題、芸能関連のニュースなどがあります。企業との関連性が薄く、場合によっては面接官に不快感を与える可能性があるからです。

また、個人的な趣味やプライベートに関する話題も避けるべきです。面接では、社会や業界、企業に関連する話題を選びましょう。

「最近関心を持った事柄」は事前に準備して話そう

面接で「最近関心を持った事柄」について効果的に答えるには、事前の準備が重要です。

社会問題、志望業界・企業、趣味や日常の出来事など、幅広いテーマから選び、それぞれについて深い知識と自分の意見を持って臨むことが求められます。

特に、業界や企業に関連する話題は、あなたの関心度や理解度を示す絶好のチャンスです。趣味や日常の出来事を話す際も、それがどのように自己成長につながっているかを明確にすることが大切です。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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