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就活で自分の強みをアピールする方法を解説|強みの一覧や例文も紹介

面接では「あなたの強みは何か」と聞かれる場合があります。しかし、事前に対策を練るにしても、自分の強みをみつけられなかったり話す内容を組み立てられなかったりする人は多いでしょう。

本記事ではそのような悩みを解決するために、自分の強みを見つける方法を3つと、強みを話す際の例文を32個紹介しています。

これから面接対策をする人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

自分の強み=仕事に活かせるスキルや経験

面接で聞かれる「自分の強み」とはつまり、「仕事に活かせるスキルや経験」のことです。

こう言われると他の学生にはない才能を問われているかのように感じてしまいますが、特別な才能や実績である必要はありません。

例えば、「人から相談を受けることが多い」「チーム内で自然と調整役になることが多い」といった経験はないでしょうか。こうした些細なことも十分に強みになり得ます。

自己分析を念入りに行って自分が得意とすることを掘り下げ、企業にとって有益な人材だとアピールすることが重要です。

「自分の強み」は3種類に分けられる

自分の強みは、ヒューマンスキル・ポータブルスキル・専門的スキルの3種類に大別することができます。

  • ヒューマンスキル:人間性や性格に関する能力
  • ポータブルスキル:業界や職種を問わず活かせる能力
  • 専門的スキル:特定の職種で活かせる能力

自分の経験や能力がどれに当てはまるのかを整理すると、企業が求める人物像に応じて効果的にアピールできるでしょう。

新卒はヒューマンスキル・ポータブルスキルでアピール

新卒の場合、学生の資質や伸びしろといったポテンシャルが重視される傾向にあるため、ヒューマンスキルやポータブルスキルをアピールするのが効果的です。

ヒューマンスキルポータブルスキル
・コミュニケーション能力
・リーダーシップ
・協調性
・共感力
・柔軟性
・忍耐力
・感情コントロール能力
・モチベーション維持能力 など
・タイムマネジメント能力
・論理的思考力
・プレゼンテーション能力
・データ分析力
・マルチタスク処理能力
・問題発見能力
・目標設定/達成能力
・情報収集/整理能力 など

これらはすべて、業界や職種を問わず活かせるる汎用性の高い能力です。

コミュニケーション能力や協調性、柔軟性を主張すれば「チームでの業務を円滑に進める人材」、問題発見能力やタイムマネジメント能力を強調すれば「効率的に仕事を進める人材」としてアピールできるでしょう。

企業研究をしっかりと行い、志望先が求める人物像を把握したうえで、上記のような強みを具体的なエピソードとともにアピールしましょう。

転職者は専門的スキルでアピール

転職者の場合は即戦力としての活躍が期待されるため、専門的スキルをアピールすることが効果的です。

専門的スキル
・プログラミングスキル
・語学力
・会計/簿記知識
・マーケティングスキル(SEO、広告運用など)
・医療知識(診療手技、医療機器操作など)
・設計技術(CAD、建築設計など)
・デザインスキル(グラフィックデザイン、UXデザインなど)
・法律知識(契約書作成、コンプライアンスなど)
・プロジェクトマネジメントスキル(スケジュール管理、リスク管理など)

これらの特定の職種や業界ですぐに活用できるスキルは、企業にとって魅力的なアピールポイントとなります。

しかし、このスキルが求められる人物像と合致しなくては効果的なアピールにはなりません。

求められるスキルをしっかりと理解し、自身の経験や実績を具体的な数字や成果を交えて伝えられると、説得力のあるアピールができます。

「自分の強み」企業の評価ポイント3つ

「自分の強み」で企業が評価するポイントは以下の通りです。

  • 社会人としての基礎的な力が身についているか
  • 社風とマッチしているか
  • 入社後に活躍できそうか

評価のポイントを理解し、企業視点で効果的に自分の強みを伝えましょう。

社会人としての基礎的な力が身についているか

企業は学んだ知識や技術に加えて、仕事を円滑に進めるために必要な基礎的な社会人スキルが備わっているかを確認しています。

基本的なコミュニケーション能力・責任感・時間管理能力などは、社会人として仕事をする上で欠かせません。

しかしこれらは、「できて当たり前のこと」とも言えるため、アピールする際には「この力をどのように発揮してきたか」「入社後いかに企業に有益に活用できる力であるか」を伝える必要があります。

実際の経験に基づく具体的な成果を示すことで他の学生と差別化し、「できて当たり前」とされる基礎力を強みとしてアピールできます。

社風とマッチしているか

企業は単に優秀な人材ではなく、自社の価値観や風土に合った人材を求めています。ここにズレがあると早期離職に繋がる可能性があり、採用や育成にかけたコストが無駄になる可能性があるためです。

そのため、社風に合った「自分の強み」を提示することが重要です。例えばアットホームな企業には「協調性」や「思いやり」を、成果主義の企業には「主体性」や「行動力」をアピールすると好印象でしょう。

ただし、無理に社風に合わせすぎるのは禁物です。入社できたとしても働き続けるのが難しくなってしまう可能性があります。

自己分析と企業研究の結果、自分とは社風が合わないと感じた場合は、他の企業を検討することをおすすめします。

入社後に活躍できそうか

「自分の強み」で企業が最も注目するのは、入社後に活躍し成果を上げられる人材であるかどうかです。

採用活動は企業にとって未来への投資であり、強みを聞いて入社後の活躍がイメージできるかが重要です。

例えば「粘り強さ」や「課題解決力」を示せば、「困難な状況で成果を出せる人材」であるとアピールできます。しかし、単に能力を羅列するだけでは不十分です。

強みの効果的な伝え方は後ほど詳しく説明しますが、強みを活かし成し遂げたことを具体的なエピソードとともに提示できれば、より説得力が増しますよ。

就活で自分の強みを見つける3つの方法

面接で聞かれる強みについての回答を考える際に、1番悩むのはどのように探せば良いのか分からない点でしょう。どのように探せば良いのか分からない場合は、以下の3つを試してみてください

  1. 自己分析を通して過去のエピソードから振り返る
  2. 周囲の人に自分の強みについて客観な意見をもらう
  3. 就活エージェントに相談してみる

①自己分析を通して過去のエピソードから振り返る

自分の強みを見つける方法の中で1番簡単にできるのが、自己分析を通して過去を振り返ることです。自分自身の過去については、他人よりも自分がよく知っているはずです。

過去の振り返り方としては、自分が苦労した体験や興味を持ち力を注いできたことなどを思い出すと、自分がどのような人間か少しずつ見えてきます。

洗い出した内容をもとに自分がどのような人間か分析できれば、おのずと自分の強みも見つけられるでしょう。

②周囲の人に自分の強みについて客観的な意見をもらう

自分では気づけないこともあります。そのような強みを見つけたい場合は、自分のことを知っている第三者に協力してもらいましょう。

できれば自分の幼少期から知っている人物であれば、より的確な意見をもらいやすくなります。

直近で親しくなった人の場合、社交辞令として意見を言われてしまう可能性もありますので、注意が必要です。

③就活エージェントに相談してみる

周りに自分のことを聞ける人がいない場合は、就活エージェントに頼るのも1つの手です。就活エージェントの場合は、他己分析とは違い自分のことをよく知っている人物ではありません。

しかし、自己分析を一緒にすることで、どの部分が強みなのか見つけてもらうことが可能です。

就活エージェントは、応募する企業の斡旋が主な役割と捉えている人も多いですが、就職活動に関する相談であれば幅広く回答してくれます。

自己分析で行き詰まった際は、1度エージェントに相談してみましょう。

就活で自分の強みをアピールする際のポイント4選

自分の強み アピール ポイント

自分の強みについて面接で話す内容を考える際は、以下の4つのポイントに注目しつつ回答内容を構成すると良いでしょう。

  1. 企業が求める人物像を理解しておく
  2. 強みを自分の言葉で定義する
  3. 強みを発揮したエピソードを具体的に伝える
  4. 入社後に強みを活かしてどのように活躍できるかを伝える

①企業が求める人物像を理解しておく

企業は面接の際に、応募者が自分の企業に適した人物であるかを重要視しています。そのため就職活動では、企業がどのような人材を求めているのか、常に考えながら行動する必要あるのです。

例えば、自分の強みについてアピールするのであれば、自分の強みが企業に就職した際にどのように役立つのか話すと、良いイメージを与えやすいでしょう。

②強みを自分の言葉で定義する

強みをアピールする際は、自分なりの言葉で定義づけることが重要です。例えば「協調性」を強みでアピールしたいのであれば、自分が話している協調性とは何を指しているのか伝える必要があります。

協調性においては、意見が対立しているときにお互いの妥協点を見つけつつ意見をまとめたり、難しい仕事を協力して乗り越えたりなどがあるでしょう。

自分の定義を伝えておくことで、相手との認識ズレなどを防げるので、話す内容を組み立てるときは意識してみてください。

③強みを発揮したエピソードを具体的に伝える

自分の強みを活かしたエピソードを組み込みましょう。面接では分かりやすく伝えることが何より重要です。

分かりやすく伝える方法はいくつかありますが、その中でも過去の体験談などを話し、相手にイメージしてもらいやすくする方法があります。

また、自分の強みを活かせた体験談を話すことで、信憑性も高まるので、企業側もよりあなたに期待しやすくなるでしょう。

④入社後に強みを活かしてどのように活躍できるかを伝える

最後に、自分の強みを活かして入社後にどのような活躍をしたいか述べましょう。企業側としては、面接で将来活躍できる人材を探したいと考えています。

話した強みがどんなに自分にとって良いものだとしても、企業で活かせない内容だと、あまり良いアピールとは言えません。

自分の強みを活かして、どのような活躍をしたいのか話せると、面接官もあなたを採用した際に企業で働く姿をイメージしやすくなりますし、何より熱意も伝えられますよ。

就活で使える強みの例10選を一覧で紹介

就活 使える強み 10個

強みを話す際に、どの内容まで強みと言えるのか分からないという人も中にはいるでしょう。例えば、以下の10個は、就活の面接で強みとして話せる内容の中でも話しやすい話題なので、自分にもあてはまらないかみてみましょう。

1. コミュニケーション能力
2.リーダーシップ
3.柔軟性
4.問題解決能力
5.協調性
6.忍耐力
7.決断力
8.責任感
9.行動力
10.適応力

紹介したもの以外にも強みとしてアピールできることはありますが、思いつかない場合は上記の中から自分の強みとして話せるものがないか探してみてください。

就活で自分の強みをアピールする例文32選

就活 自分の強み 例文

以下の32パターンの強みについて例文を用意しました。自分の強みをどのようにアピールすればいいのか、迷った際に参考にしてみてください。

  1. コミュニケーション能力
  2. リーダーシップ
  3. 柔軟性
  4. 問題解決能力
  5. 強調性
  6. 忍耐力
  7. 決断力
  8. 責任感
  9. 行動力
  10. 適応力
  11. 計画性
  12. 交渉力
  13. チャレンジ精神
  14. 負けず嫌い
  15. 好奇心旺盛
  16. 継続力
  17. 努力家
  18. プレゼンテーション能力
  19. 真面目さ
  20. 向上心
  21. 実行力
  22. 探究心
  23. 積極性
  24. 粘り強さ
  25. やり遂げる力
  26. 臨機応変に対応する力
  27. 分析力
  28. 慎重さ
  29. 素直さ
  30. 吸収力
  31. パソコンスキル
  32. プログラミングスキル

例文: ①コミュニケーション能力

私は、どのような状況でも相手とコミュニケーションを取れる力が強みだと考えています。私は、学生時代からどのような状況であってもコミュニケーションを取り続けることを大事にしてきました。特に、グループ活動など人数が多い場面では、お互いの認識ズレなどを防ぐために、全員とのコミュニケーションは重要視していました。その甲斐もあり、お互いの認識ズレを含め、大きなトラブルなくグループ活動をしてこられました。仕事においてもコミュニケーションは大切だと考えています。特に、認識ズレなどをしてしまうことで、大きな損失を招いてしまう危険もあるでしょう。入社後も、仲間とのコミュニケーションを大切にして、1つずつ大事な仕事をこなしていきたいです。

コミュニケーション能力について話す人は多いでしょう。そのため、例文1のように、なぜ重要視していたのかまで話せると良いですよ。

例文:②リーダーシップ

私は、初めて会う人の集まりであっても、リーダーシップを発揮できることが強みだと考えています。私はボランティアに積極的に参加してきたのですが、その際にまとめ役としてリーダーシップを発揮することが多かったです。もちろん、ボランティアでは初めて会う人ばかりのため、まとめるのも1筋縄ではいかない場面も多かったです。ですが、1人ずつ対話をすることでそれぞれの特徴を活かし、参加者をまとめられました。その結果、どのボランティアも予定通り進められたと考えています。仕事においても、経験を重ねるにつれて、リーダーシップを発揮しなければいけない場面が増えると考えています。その際に、積極的にまとめ役として強みを発揮できればと考えています。

例文2では、リーダーシップという強みを身につけたことで、どのような良いことがあったのか解説できている点がポイントです。

入社後に強みを活かしてどのように活躍したいのかもイメージできているので、良い印象を与えやすいでしょう。

例文:③柔軟性

私は、状況に応じて柔軟に対応できる力が自身の強みだと考えています。私は大学の時に資格試験を受ける機会が多かったのですが、学生なので大学の講義と並行して勉強する必要があり、予定を立てていても上手く実行できないことも多々ありました。しかし、当初の予定を変更しつつ柔軟に対応することで、大学の勉強をおろそかにすることなく、資格試験も無事合格できました。入社後も予定通りいかない場面はたくさん出てくると思いますが、その際に重要なのは、いかに上手く柔軟性を持って対応するかだと考えています。学生時代と同様に、常に先のことを考えつつ、予定通り行かなくても柔軟に対応していきたいです。

大学の講義と資格試験の勉強をするという、一見普通な出来事でも、見方を変えれば自分の強みとしてアピールすることが可能です。

強みが見つからない場合は、例文3のように学生時代の日常などを思い出してみると、見つかるかもしれません。

例文:④問題解決能力

私は、失敗したときに原因を考え解決する力が自身の強みだと考えています。私は教育実習に行った経験がありますが、数学の授業である生徒が因数分解の分野ができず悩んでいました。私は因数分解の分野でどこからつまずいているのか1から確認し、その生徒ができなかった原因を見つけられました。以降、その生徒は因数分解の分野で悩むことはなくなりました。このように問題解決をする際は、問題となっている部分だけでなく、その周辺についても併せて考えることが重要だと考えています。御社に入社後も、お客さまが抱えている悩みや課題を解決できるよう、さまざまな提案ができる営業をしていきたいです。

問題解決能力についてアピールする際は、例文のように過去のエピソードをしっかり話す必要があります。具体的に話すことで、よりアピールする強みに信憑性が増すでしょう。

例文:⑤協調性

私は、周りの人とコミュニケーションを取りながら物事を進められる協調性が、自身の強みだと考えています。現在私は飲食店で調理のアルバイトをしています。私がアルバイトをしている飲食店では、調理とホールの役割がはっきり分かれているため、連絡ミス等がないように常にコミュニケーションを取ることが求められます。私も、お互いに仕事を進めやすいように、情報共有することを常に心がけながら仕事をしてきました。その甲斐もあって、忙しい時間帯でも毎回乗り越えられたと考えています。入社後も、さまざまな仕事内容を仲間とコミュニケーションを取りながら進めていき、成功に繋げていきたいと考えています。

例文5については、協調性を身につけたことでどのようなメリットがあったのか書かれている点がポイントです。

また、入社後は強みである協調性を活かしつつ、他の社員とも上手く仕事をしてくれるのではないかと、良い印象を持ってもらいやすいでしょう。

例文:⑥忍耐力

私は、成功するまで努力を続ける忍耐力が強みだと考えています。私は大学2年生のときに簿記検定2級に合格したのですが、合格までに3回試験を受けました。合格するまでには勉強時間を増やしたり、自分に合う勉強方法を見つけたりとさまざまな工夫をしてきました。途中くじけそうになったときも何度かありましたが、粘り強く最後まで諦めなかった甲斐もあり、試験合格までに行ってきた工夫も無駄なく済みました。何かを成し遂げるまでにかかる時間は人それぞれであり、ときには失敗しても継続する忍耐力が重要だと私は考えています。御社に入社後も、強みである忍耐力を活かし、会社に貢献できる人材になれるよう精進してまいります。

例文6では、忍耐力という強みをアピールしつつ、簿記検定の資格を取得していることも話せている点がポイントです。

あくまで忍耐力についてアピールする場なので、実際に話す際は、資格取得の話がメインにならないように注意しましょう。

例文:⑦決断力

私は、決断力を自身の強みだと考えています。私は常に、選択肢の前で悩んだ際は期限を設けて決断するように決めています。理由としては、決断が遅れるとチャンスを逃してしまう可能性があるからです。大学2年生のときに、海外留学に挑戦した経験があるのですが、応募前は未知の体験に戸惑い、話を一旦持ち帰ることにしました。しかし、数時間後に海外留学に行くことを決意し、残り1枠というギリギリのタイミングで申し込み、結果的に海外留学でさまざまな体験ができました。仕事においても、チャンスは何回も来るものではないので、決断力は必要になると考えています。入社後も自身の強みを活かしつつ、御社に貢献できればと考えています。

例文7のポイントは、決断力があったことによってどのようなメリットがあるのか、過去のエピソードを詳しく話すことで解説できている点です。

例文:⑧責任感

私は、自身の強みを責任感のあることだと考えています。私は現在飲食店でアルバイトをしているのですが、海外から来たお客様に対して、上手に接客できていない時期がありました。原因は私自身、英語を話せないことにありました。以降、私は接客業に必要な英語を身につけ、海外から来たお客様と積極的にコミュニケーションを取るよう、心がけました。どのようなお客様に対しても、同じように接客できるよう対策するようになったことで、私自身、接客の仕事に責任を持って取り組めるようになりました。御社に入社後も、さまざまなお客様と関わる機会が多いため、私自身の強みを活かし、活躍できると考えています。

例文8では、自分自身の強みである責任感に加え、自分自身に必要なことであれば、スキルを身につける努力ができることについて含まれているのがポイントです。

例文6でも解説しましたが、あくまでも責任感についてアピールすることがメインであることを忘れないようにしましょう。

例文:⑨行動力

私は、自身の強みを行動力がある点だと考えています。現在、観光地での案内所のアルバイトをしており、私自身もおすすめスポットに足を運び、観光客に自信を持っておすすめできるよう努めています。実際に現地に足を運ぶ方が、おすすめした際に説得力も増しますし、新たな気づきも得られました。仕事をする際は効率も重要ですが、ときには自分の足で行動し確かめることも大切だと、アルバイトを通して気づけました。入社後も、持ち前の行動力を武器に、積極的に営業職として活動し、貢献できればと考えています。

回答の構成自体は結論、エピソード、入社後の強みの活かし方と特別なものではありません。しかし、他の例文とは違い少々コンパクトに回答内容をまとめております。

特に、面接の回答ではエピソード部分が長くなることも多いため、できるだけ簡潔に伝えることを意識しましょう。

例文:⑩適応力

私は、自身の強みを対応力がある点だと考えています。私自身、幼い頃から好奇心が強く、習い事などを複数掛け持ちしていました。そのため、新しい環境に慣れるのも早く、どのようなところででも自分らしく過ごせるのが強みでした。その強みは大学に入学後も発揮でき、ゼミの仲間とも短い期間で打ち解け、グループ活動などをこなしてきました。入社後も新しい環境、仕事内容に触れる機会は多く、私自身の強みを活かせる場面はたくさんあると思います。強みを活かしつつ、1日でも早く御社で活躍できる人材になれるよう、精進してまいります。

適応力を自己PRで使うときのポイントは、適応力という強みを入社後どのように活かすか記載することに加え、入社後の抱負についてしっかり語ることです。

例文:⑪計画性

私の強みは計画性がある点だと考えています。学生時代、勉強とアルバイトを両立させるためにスケジュールを作成し、効率的に時間を管理していました。アルバイトと学業の両立は当初困難で、勉強が後回しになりがちでした。これを改善するため、月単位でスケジュールを立て、優先順位をつけて効率的に時間を使う方法を取り入れました。これにより学業の成績を下げることなくアルバイトと両立し、勉強時間を確保できたことで成績の向上も実現しました。貴社でも、効率的な時間管理を活かし、チームの目標達成に貢献できると確信しています。

上記の例文では、計画性を具体的なエピソードを交えて説明しています。

また、課題に直面した際の行動とその結果を明確に示し、問題を解決しようと努力する前向きな姿勢が感じ取れるのもポイントです。

例文:⑫交渉力

私の強みは交渉力だと考えています。学生時代、サークルでイベントを企画した際に予算が不足し、開催が危ぶまれました。スポンサーに予算を掛け合ったものの断られてしまい、単に支援を求めるだけでは解決できないことに気づきました。そこで、イベントの広告効果を具体的に示し、スポンサーのブランド認知度向上に繋がる提案を作成して、どのように利益が得られるかを明確に説明しました。このように相手のニーズに応える形で交渉を進めた結果、無事に資金を得ることができました。この経験から、相手の立場を理解し、双方にとって良い結果を生み出す交渉の重要性を学びました。貴社でもこの交渉力を活かし、さまざまな関係者との調整を円滑に進め、目標達成に貢献できると確信しています。

上記の例文は、交渉の具体的な内容や問題解決のプロセスが明確で、交渉力の裏付けとして説得力があります。

気経験から学んだこともしっかり伝わる文章になっています。

例文:⑬チャレンジ精神

私の強みはチャレンジ精神がある点です。学生時代に海外でのボランティア活動の誘いを受け、不安はあったものの、この経験が自分にとって重要だと感じ挑戦する決意をしました。実際にボランティアが始まると、言葉や文化の違いからうまくいかないことも多く初めは戸惑いましたが、現地の文化を尊重し、信頼関係を築くことに注力しながら地域の問題に取り組み、最終的には成果を上げることができました。この経験を通じて、困難に直面しても前向きにチャレンジし続けることの大切さを痛感し、柔軟に対応する力を身につけました。チャレンジして本当に良かったと感じており、今後もこの姿勢を大切にして、常に成長を追求し続けたいと考えています。

上記の例文は、最初の不安を乗り越えて成果を上げたことや、困難な状況で前向きに行動し柔軟に対応した結果、自己成長を遂げたことが伝わるのがポイントです。

例文:⑭負けず嫌い

私の強みは「負けず嫌い」である点です。学生時代、サークルの試合で敗北し強い悔しさを感じた私は、自分の技術を磨くことはもちろん、チーム全体の連携を高めるための練習に取り組むことを決めました。個々のプレイを見直して役割分担を明確にし、チーム全員で意識を共有するよう努めました。その結果、次の試合で見事に勝利を収め、個人技とチームワークの向上を実感しました。この経験から、困難に直面しても諦めず、課題を克服するために全力を尽くす大切さを学びました。私の負けず嫌いな姿勢は、目標に向かって粘り強く努力し、成果を上げ続けている貴社で活かせると確信しています。どんな困難な状況でも、諦めずに挑戦し続けることで、企業の発展に貢献したいと考えています。

上記の例文では、具体的なエピソードを通じて「負けず嫌い」の強みを明確に示したうえで、その強みが企業でどのように活かされるかをしっかりと結びつけています。

例文:⑮好奇心旺盛

私の強みは好奇心旺盛なところです。新しいことへの興味は尽きることなく、授業の枠を超えて積極的に学びを深めてきました。例えば、ビジネスとテクノロジーの融合について興味を持ち、授業で学んだ内容を実際に応用するために、関連するセミナーにも積極的に参加しました。こうして得た知識は、大学のグループプロジェクトで新しい視点を提供することに繋がり、チームの議論を深めました。常に学び続ける姿勢は、貴社に新しい価値をもたらすことに繋がると確信しています。

好奇心旺盛なところを自己PRで使うときのポイントは、この強みが企業にとってどのような価値をもたらすかを明確に表現することです。

例文:⑯継続力

私の強みは継続力だと考えています。高校時代からマラソンに取り組んでおり、大学ではさらに成果を追求するため、自己ベスト更新を目標に掲げて毎日30分以上のランニングを続けました。大学の学業やアルバイトとの両立で時間が限られる中、毎日走ることを習慣化するのは簡単ではありませんでした。しかし、目標を小さく分けて設定して達成感を積み重ねることでモチベーションを維持し、大会では自己ベストを更新することができました。この経験を通じて、地道な努力が大きな成果に繋がることを実感しました。貴社でもこの継続力を活かし、粘り強く業務に取り組み、確実な成果を上げていきたいと考えています。

上記の例文は、継続力をアピールするとともに、「目標を小さく分けて設定して、達成感を積み重ねることでモチベーションを維持する」と、継続のための工夫を具体的に述べているのがポイントです。

例文:⑰努力家

私の強みは、目標達成のために努力し続けることができる点です。私は吹奏楽部でトランペットを担当していましたが、音量が小さいことが課題でした。私はその課題を克服するために、基礎練習に加えて肺活量を鍛えるトレーニングを毎日欠かさず行いました。その結果、音量はもちろん表現力も向上し、最終的にはソロパートを任されるまでに成長しました。この経験から、課題に直面したときに粘り強く努力することの重要性と、目標を達成することの喜びを学びました。貴社でも目標達成のために必要な努力を惜しまず、常に前向きに挑戦し続けることで貢献したいと考えています。

努力家であることをアピールする場合は、努力の先に得られる喜びに言及するのがポイントです。

努力が自分にとってもメリットのあることだと伝えることで、「真に努力できる人材」だと企業に印象付けられるでしょう。

例文:⑱プレゼンテーション能力

私の強みは、プレゼンテーション能力です。学生時代、プレゼンをしたときに友人から「分かりやすかった」と言われました。人前で話すことが苦手で、思うように伝えられなかったと思っていたので驚いたのですが、もっと自信をつけてうまく表現できれば、さらにいいプレゼンができるようになるのではと考えました。そこで、まずは伝えたいポイントを絞ることから始め、視覚的にわかりやすい資料作成方法を研究し、表情や声のトーンを意識して話す練習をしました。その結果プレゼンテーションの質が向上し、ゼミの発表では「分かりやすかった」「納得できた」との声をいただきました。自信を持って話せるようになり、コミュニケーション力も向上したと感じています。貴社においても、社内外において分かりやすく伝える能力を発揮し、目標達成に貢献したいと考えています。

プレゼンテーション能力をアピールする際は、自分についてのプレゼンテーションが効果的にできていなければ説得力がありません。

これまでに培ってきたことを活かし、より効果的なアピールができる文章を作る工夫をしましょう。

例文:⑲真面目さ

私の強みは真面目さです。何事にも責任感を持ち、最後までやり遂げる姿勢が評価されて、学生時代には生徒会執行部として組織の運営を支える役割を担ってきました。生徒会として様々な企画を立案・実行する中で問題に直面することも多々ありましたが、チーム全体の調和を保ちながら活動を進めるために、各方面とのコミュニケーションを綿密に取り、目標を共有しながら進捗管理を行うなどして最後まで職務を全うしました。その結果、多くの信頼を得ることができたと自負しています。貴社でも、与えられた役割に責任感を持って真面目に取り組み、自分はもちろん、企業としての信頼性を高めることに貢献したいと考えています。

上記の例文は、具体的なエピソードを通じて真面目さをアピールし、成果として信頼を得たことを強調しています。

真面目さを強みとする際には単なる性格のアピールにとどまらず、実際の行動や結果を通じて、その強みがどのように活かされたかを示すことが重要です。

例文:⑳向上心

私の強みは向上心です。学ぶことが好きで、新しい知識を吸収することに喜びを感じます。高校時代、オーストラリアでホームステイを経験しました。現地の人々との交流は楽しいものでしたが、当時は英語力が十分でなく、伝えたいことを表現できないもどかしさを感じました。これをきっかけに、言語を学び異文化に触れたいという思いが強くなり、オンライン講座や語学アプリを活用して英語を学んで日常会話ができるレベルになりました。現在は繋がる世界をさらに広げるため、スペイン語の習得に挑戦しています。貴社が目指すグローバル展開においても、新しい知識を積極的に吸収する力とこれまでに修得した語学力は力になると確信しています。貴社の国際的な成長を支える一員として、成果に貢献したいと考えています。

向上心をPRする場合は、向上心がどんな行動に結びつき、どんな結果をもたらしたのかを明確に述べるのがポイントです。

また、企業にとって魅力的だと感じてもらうためには、単なる意欲に留まらず企業の価値になるスキルであることをアピールする必要があります。

例文:㉑実行力

私の強みは目標達成のために諦めず動ける実行力です。大学時代に営業系のインターンシップに参加し、地域企業とのパートナーシップを築く役割を担いました。新たな市場に進出するプロジェクトで現地企業のニーズに合った営業アプローチを考えることが求められましたが、最初はうまくいかず、提案を却下される状況が続きました。そこで私は現地調査を行い、顧客のニーズや競合の強みを分析。その結果を基にアプローチ方法を改善し、チームと連携して営業活動を見直したことで、最終的な提案に対して合格をいただけました。この経験から、私は目標を達成するために状況に応じたアクションを実行する力を身に付けました。一人ひとりの裁量を尊重し、主体的な行動が求められる貴社の環境において、この実行力を最大限に活かし、貢献したいと考えています。

上記の例文からは企業が何を求めているかをよく理解していることが伝わります。

そのうえで、企業理念に沿った強みをアピールできているのがポイントです。

例文:㉒探究心

私の強みは、関心を持った分野を徹底的に学び、成果を生む探究心です。大学時代、肌トラブルに悩んでいたことがきっかけでスキンケアに興味を持ち、成分や美容効果について独学で学びました。特に「保湿」と「バリア機能」の関係に注目し、実際に自分の肌に合うスキンケア方法を模索。試行錯誤の結果、肌の状態は改善し、友人からも相談を受けるようになりました。彼らの肌質に合った提案をすることで、喜びの声をもらい、その後も信頼される存在となりました。この体験を通して、貴社が掲げる「美しさを通じて自信を与える」ことの素晴らしさを実感しました。私の探究心を活かして、より多くの方々に自信を届けるサポートをしたいと考えています。

上記の探求心の自己PR例文では、企業理念に共感できる経験をしたとアピールできているのがポイントです。

興味から独学で学ぶ姿勢に探究心が感じられるだけでなく、エピソードも企業に合った内容になっており、志望度の高さも感じ取れます。

例文:㉓積極性

私の強みは、積極的に行動し、課題を解決する力です。昔から何事にも積極的な性格で、この姿勢が多様な経験と主体性を育んだと思っています。例えば大学のゼミで意見が出にくい状況に直面した際、司会役を引き受け、全員が発言しやすい環境を作るために発言の順番を決めました。その結果議論が活性化し、研究テーマの深掘りが進みました。この経験では、課題を見つけ、解決に向けて主体的に動く力が身につきました。貴社の「主体的に変革を生み出す姿勢」に共感し、自らが積極的に動くことでチームの意見を引き出し、新たな価値を創造する役割を果たしたいと考えています。

積極性をアピールする場合、その積極性が良い結果に繋がった経験を具体的に提示しましょう。

例文:㉔粘り強さ

私の強みは、粘り強く物事に取り組み、成果を出す力です。大学時代にスポーツジムでアルバイトをしていた際、業務の一環としてプロテインやファスティング商品を会員様に販売する必要がありました。最初は営業に苦手意識があり、紹介してみても買ってもらえず、なかなか結果が出せませんでした。そこで、まずは商品の知識を深め、お客様との信頼関係を築いて距離を縮めることで、営業への苦手意識を克服しました。アプローチ方法も試行錯誤を繰り返し、最終的には売上目標を達成することができました。貴社でもこの粘り強さを活かして、どんな状況でも諦めずに成果を上げ、貢献したいと考えています。

上記の例文からは、具体的なエピソードを通して、苦手意識があることに対してどのように向き合うのかがわかります。

問題解決能力と成長意欲も伝わり、企業に貢献できる人材であると印象付けられるでしょう。

例文:㉕やり遂げる力

私の強みは、どんな困難に直面してもやり遂げる力です。大学時代、私は吹奏楽部に所属しておりました。文化部の中でも体育会系といわれている吹奏楽部の練習は非常に厳しく、途中で辞めていく者も多くいました。しかし私は、途中で諦めることなく、まずはレギュラーメンバーになること、そしてコンクールで金賞を獲ることを目標に、毎日の練習に全力で取り組みました。その結果、19人いるパートメンバーのうちの4人のレギュラーメンバーに選ばれました。残念ながら金賞には一歩及ばず銀賞という結果になってしまいましたが、部のメンバーと強固な信頼関係を築き、何にも代えがたいかけがえのない時間を過ごせたと思っています。貴社でもこの「やり遂げる力」を活かして、どんなに困難な状況にも前向きに取り組み、貴社の成長に貢献できるよう努めます。

上記の「やり遂げる力」を強みにした自己PRでは、具体的な数字を用いることで努力の成果がイメージしやすくなっています。

この例文は350文字程度に収めていますが、もっとボリュームを持たせられる場合は、どのような練習に取り組んだのかをより具体的に述べられるとよいでしょう。

例文:㉖臨機応変に対応する力

私の強みは、臨機応変な対応力です。大学時代、飲食店でのアルバイト中に、ランチタイムにレジシステムが故障するトラブルが発生しました。来店客が増える時間帯で、会計が止まると混乱することが予想されたため、私はすぐに紙の伝票と手書きレシートを用意し、スタッフ全員に対応方法を共有しました。来店客には状況を丁寧に説明し、忙しい時間帯の混乱を防ぐことができました。仕事では不測の事態が起こることも多いと考えていますが、この経験で培った対応力は、そのような場面でも大いに役立つと確信しています。貴社でも、予期せぬ事態に柔軟かつ冷静に対処し、貢献したいと考えています。

上記の例文は、エピソードから光景をイメージしやすいのが良いですね。

自己PRに説得力を持たせるには、このようにエピソードを具体的に伝えることが重要です。

例文:㉗分析力

私の強みは分析力だと考えています。例えば、大学の学園祭運営スタッフとして、来場者数の増加を目指して取り組んだ経験があります。毎年来場者数が伸び悩んでいたため、前年のデータを分析し、人気のイベントや時間帯を調査しました。その結果、イベントが特定の時間帯に集中していることが原因だと判明したため、人気イベントを異なる時間帯に配置しました。さらに、来場者がイベントの情報を十分に得られていないことも原因と考え、SNSで事前に各イベントの魅力を発信するキャンペーンを実施しました。その結果、来場者数は前年比で30%増加し、学園祭は成功裏に幕を下ろしました。貴社でも、マーケティングや事業戦略において分析力を活かして課題解決に取り組み、新たな成長機会を見つけ出すことで、さらなる発展に貢献できるよう努めていきたいと考えています。

上記の例文では、具体的な数字で努力の成果を伝えられているのがポイントです。数字で成果を示すことで分析力の裏付けとなり、説得力のある文章に仕上がります。

例文:㉘慎重さ

私の強みはリスク管理能力です。大学時代、学外のプロジェクトでイベントの企画運営を担当し、参加者の安全やスムーズな進行を考慮しながらリスク予測と対応策を講じました。当日、予想外の雨で屋外セッションを室内に変更する必要が生じましたが、事前に天候や道具の不備を想定し、会場の変更手順や備品を確認していたため、迅速かつ混乱なく対応できました。その結果、イベントは予定通り進行し、参加者からは運営の対応に高評価をいただきました。この経験を活かし、貴社においてもリスクを予測し、冷静かつ迅速に対応することで、業務を円滑に進め、貢献できると考えています。

慎重さは、「危機管理能力が高い」「リスク管理ができる」などと言い換えると魅力的です。

単に「慎重」な性格をアピールする文章にならないよう、慎重に行動した結果得られた成果を具体的に提示しましょう。

例文:㉙素直さ

私の強みは、他人の意見や指摘を素直に聞き入れ、努力できる点です。高校時代、陸上部で思うように結果が出せず苛立っていた際、恩師に「現状を素直に受け止めて向き合ってみろ」と助言をもらい、自分が逃げていたことに気付きました。それをきっかけに自分と向き合い、ありのままを受け入れ、ライバルの意見も素直に受け入れる努力をしました。その結果、記録が伸び、何事も素直に受け入れ向き合うことが成果を最大化するために重要であることを実感しました。その後は部活動に限らず日々のコミュニケーションでもこの姿勢を大事にしており、大学でも新しい友人達と良好な関係を築くことができました。貴社においても、素直さを活かしてチームやクライアントの意見を柔軟に取り入れ、スムーズに業務を進めるとともに、問題解決に向けた努力を惜しまない姿勢を持ち続けることで貢献したいと考えています。

上記の例文からは、入社後の働きぶりがイメージしやすいのがポイントです。素直さだけではなく、努力家なことや良好な人間関係が築ける人材であることが伝わります。

例文:㉚吸収力

私の強みは、新しいことを積極的に学び、成長する吸収力です。たとえば、文化祭のポスター作成を担当することになり、デザインソフトの使用を提案された際にこの強みが発揮されました。猶予が2ヶ月しかない中、初めてデザインソフトに取り組み、まずはチュートリアルを参考に独学で操作を覚えました。そして使ううちにソフトならではの便利な機能や楽しさを知り、様々な解説動画などを見てさらに多くの機能や表現方法を学びました。その結果、完成したポスターが周囲から高く評価され嬉しかったのを覚えています。貴社においても、この学び吸収する力を活かして、業務に必要なスキルや知識を迅速に学び、新しいツールやトレンドに対して柔軟に対応して貢献したいと考えています。

吸収力をアピールする場合、学びのプロセスや、その際の工夫を具体的に提示することが大切です。

また、「指示がなくては動けない」という印象を与えないよう、能動的な姿勢が感じられるエピソードが添えられるとよいでしょう。

例文:㉛パソコンスキル

私の強みは、パソコンスキルです。元々パソコンを触ることが好きで、高校時代に情報処理検定1級、大学ではMicrosoft Office Specialist(MOS)ExcelとPowerPointを取得しました。このスキルを活かし、大学のグループプロジェクトではデータ分析や資料作成を担当。課題は複雑なデータを分かりやすく伝えることでしたが、Excelの関数やPowerPointの機能を駆使し、複雑な数値をシンプルに視覚化する方法を研究しました。その結果、データをスムーズに解釈できるようになり、チーム全体の理解度が向上するとともに、プロジェクトが大きく前進しました。このスキルを貴社でも活かし、データ分析や業務の効率化に貢献したいと考えています。特に、資料作成や問題解決において、迅速かつ正確な結果を提供できると確信しています。

パソコンスキルをアピールする場合、「様々な資格」などの表現をせず、具体的にどんな名称の資格を提示するのがポイントです。

取得済・勉強中の資格がある場合、資格名を伝えることで、スキルの高さや学ぶ意欲を示すことができます。

例文:㉜プログラミングスキル

私の強みは、諦めずに努力する力です。友人から自身の作品を販売するウェブサイト制作の協力を依頼された際、未経験だったプログラミングに独学で挑戦しました。手探りでの挑戦の中で独学では難しいという情報も多く目にし、度重なるエラーに一度は諦めかけました。しかし、公式ドキュメントや解説記事を活用し、学習コミュニティでの質問を繰り返すことで課題を克服しました。4ヶ月かけてウェブサイトを完成させ、友人から高い評価を得ました。この経験から、諦めずに努力すれば難しいことも成しえること、そして自分の努力が他者の目標達成に貢献できる喜びを学びました。貴社においても、困難な課題にも粘り強く取り組み、価値創造に貢献したいと考えています。

直接的に「プログラミングスキルが強み」とアピールするのも良いですが、例文のように強みとして前面には押し出さずにプログラミング経験をアピールする方法もあります。

これにより、特定のスキルだけでなく、課題解決能力や努力する姿勢といった企業が重視する普遍的な能力を効果的に伝えることができます。

就活で自分の強みをアピールする際の注意点2つ

就活 自分の強み 注意点

面接で自分の強みをアピールする際には2つ注意すべき点があります。以下の点を把握しつつ、面接で話すようにしましょう。

  1. 結論ファーストで伝える
  2. 客観的に強みを伝えるように意識する

①結論ファーストで伝える

面接では、いかに相手に分かりやすく伝えるかが重要です。そのため、話す際は常に結論を先に伝えることを忘れないようにしましょう。

結論を先に持ってくることで、面接官もどこが重要な部分なのか探す必要がなくなります。

また、重要な部分を聞き逃さなくなるので、的確に自分の話したかったことも伝えられますよ。

慣れれば、話す内容を組み立てやすくなるので、結論ファーストで伝えることを意識してみてください。

②客観的に強みを伝えるように意識する

自分の強みについて話す際は、客観的に伝えることを意識しましょう。例えば、強みについてのエピソードを話す際に、具体的に数字や実績を用いて話すことが挙げられます。

数字や実績を用いて話すことで、面接官も話した内容をもとに的確に能力や適性を評価しやすくなります。

そのため、主体的な意見を述べるだけでなく、説得力の増す数字や実績などを付け加えつつ、客観的に話すようにしましょう。

就活では企業が求める人物像をイメージしながら自分の強みを伝えよう

面接では、面接で聞かれる自分の強みを含め、どのような人を求めているのか常に考えながら回答することが重要です。

そのため、自己分析だけでなく企業分析にも時間を割き、咄嗟の質問にもしっかり答えられるように準備しておきましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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