内定の獲得はもちろん喜ばしいことですが、内定者懇親会が開かれると聞いてマナーに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
特に、当日参加した後の「お礼メール」の扱いについて、悩ましいと感じる方は少なくありません。
そのため本記事では、内定者懇親会後のお礼メールについて基本マナーや作成方法、注意点などを紹介します。
例文も掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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内定者懇親会に参加した後はお礼のメールを送るのがマナー!
内定者懇親会に参加した後は、お礼メールを送るのが基本のマナー。わざわざ懇親会を開いてくれた企業に対して、お礼の気持ちを伝えるべきです。
懇親会に参加した後は、ほっとして気が緩んでしまうことも多々あるでしょう。しかし、ここで気を緩めずにお礼メールを送ることが好印象につながるのです。
メールを送らなくても、マイナス評価にはならないかもしれません。ですが、こうしたチャンスを活用し、できる限り良い印象を与えることをおすすめします。
内定者懇親会のお礼メールを書く際の4つのポイント
内定者懇親会のお礼メールを書く際には、以下のポイントを押さえて作成することをおすすめします。
- 件名は明確にする
- 内定者懇親会の簡単なお礼を書く
- 感想や入社への意欲を盛り込む
- 締めの言葉と署名を書く
できるだけ好印象を得られるよう、積極的に取り入れましょう。
①件名は明確にする
まず、内定者懇親会のお礼メールを書くにあたって一目で分かるように件名を明確に書くことが大切です。
ビジネスメールのやり取りでは、できるだけ相手ストレスを与えないようにすることが重要となります。
特に採用担当者の場合、日常的に多くのメールをやり取りしています。あいまいな件名だと、誰からどんなメールが送られてきたのか分かりません。
「内定者懇親会のお礼(大学名 フルネーム)」など、分かりやすく印象に残りやすい件名にするように努めましょう。
②内定者懇親会の簡単なお礼を書く
お礼メールの本文を書くにあたっては、まず内定者懇親会に対する簡単なお礼から書き始めましょう。最初の挨拶は、ビジネスメールの基本だからです。
お礼の例文は、以下を参考にしてみてください。
「この度は、お忙しい合間を縫って内定者懇親会を開催してくださり、誠にありがとうございました。」 |
最初の挨拶であることから、あまり長々とは書かず上記のようにシンプルな内容で問題ありませんよ。
③感想や入社への意欲を盛り込む
最初にお礼の言葉を伝えたら、次に内定者懇親会の感想や入社に向けた意欲について盛り込みます。たとえば、感想は以下のようなものです。
「○○についてさまざまなお話を伺えて、大変勉強になりました」 「日常では聞けないさまざまななアドバイスをいただけて、本当にためになりました」 |
ただ「楽しかった」と言うだけでなく、自分の成長につながった旨を伝えられると好印象ですよ。この部分はテンプレートではなく、できる限り自分の言葉で伝えることが理想的です。
④締めの言葉と署名を書く
お礼の言葉や感想、意欲について述べたら、最後に締めの言葉と署名を書いて本文を締めくくります。
締めの言葉はビジネスメールでは基本であり、文末に無いと乱暴な印象を与えてしまいかねません。締めの言葉には、今後の展望をはじめとして前向きな言葉を盛り込むとまとまりよく終われますよ。
また、本文を書き終えたら以下の内容をひとまとめにした署名を書くことも大切です。
- 氏名
- 大学・学部・学科
- 電話番号
- メールアドレス
内定者懇親会のお礼メールOK例文2つ
メールを作成する際には、例文を参考にすると効率的です。そのためここでは、内定者懇親会のお礼メールの例文を以下の2つに分けて紹介します。
- 「良い機会をもらえた」との内容
- 「貴重な言葉をもらい気が引き締まった」との内容
内定者懇親会のお礼メール例文①
件名:内定者懇親会のお礼 〇〇大学(氏名) 〇〇株式会社 人事部採用担当チーム 〇〇 〇〇様 いつもお世話になっております。 〇〇大学〇〇学部○○科の〇〇〇〇です。 本日は、お忙しい中私たちのために素晴らしい内定者懇親会を開催してくださり、 心より感謝を申し上げます。 多くの方々と交流することができ、また〇〇さんとお話しする機会もいただき、 実際に自分が働く姿のより具体的のイメージを持てる機会になりました。 入社までの限られた時間を無駄にせず、有意義なものにして過ぎしてまいります。 今後とも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 最後に、重ねて感謝申し上げます。 今回は略儀ながら、メールでのご挨拶とさせていただきます。 ——————————————– 氏名(よみがな) ○○大学〇〇学部〇〇学科 電話番号:xxx-xxxx-xxxx e-mail:xxxx@xxx.jp ——————————————– |
上記が、お礼メールの基本の流れに沿った例文です。当日話をしてくれた人の名前やエピソードなどを記載すると、好印象につながりやすいでしょう。
内定者懇親会のお礼メール例文②
件名:内定者懇親会のお礼 〇〇大学(氏名) 〇〇株式会社 人事部採用担当チーム 〇〇 〇〇様 いつもお世話になっております。 〇〇大学〇〇学部○○科 内定者の〇〇〇〇です。 本日は、お忙しい中時間を縫って内定者懇親会を開催してくださり、 誠にありがとうございます。 このようなお心遣いをいただき、感動しております。 また、〇〇さんのお話を直接伺うことができ、入社してからのことを 考えて改めて気を引き締められました。 一刻も早く貴社の一員として活躍できるように、入社までの残された 時間を有効活用したいと考えております。 本日は、本当にありがとうございました。 今後とも、ぜひともご指導のほどをよろしくお願いいたします。 (署名) |
上記も、基本の流れを押さえつつ当日のエピソードを交えた例文です。
メールを作成することを前提として、お礼メールに盛りこめることがないか懇親会中に考えて過ごすことも大切でしょう。
内定者懇親会のメールNG例文
件名:本日は内定者懇親会を開催してくださり、誠にありがとうございました。 ○○(株)○○課長様、お疲れ様です。〇月〇日の内定者懇親会では大変お世話になりました。当日は大変盛りあがり、私も飲み過ぎてしまいました。同期の方と話をする機会はなかなか持てませんでしたが、大変感謝してます。 入社したら、しっかりと頑張ってまいります。 宜しくお願いいたします。 ——————————————– 氏名(よみがな) ○○大学〇〇学部〇〇学科 電話番号:xxx-xxxx-xxxx e-mail:xxxx@xxx.jp ——————————————– |
上記はお礼メールのNG例文です。以下の点から、上記の例文は不適切だと考えられます。
- 件名が長い
- ×お疲れ様です→○お世話になっております
- 社名や部署名は省略してはNG
- 懇親会の内容に触れられていない
- 適宜改行が行われていない
また、役職に「様」を付けることは不適切であり、「〇〇課長様」ではなく「課長〇〇様」とすべきでしょう。
内定者懇親会のお礼メールの注意点
内定者懇親会のお礼メールを送るにあたっては、以下の注意点を意識しましょう。
- 内定者懇親会後24時間以内に送る
- なるべく就業時間中に送る
- 誤字・脱字をしない
ちょっとしたことに気を付けるだけでも相手の印象は変わるので注意してみてくださいね。
①内定者懇親会後24時間以内に送る
お礼メールを送るのであれば、内定者懇親会から24時間以内に送ることが大切です。時間が空くほど、お礼の気持ちが伝わりにくくなります。
メールを送るタイミングが遅くなるほど担当者の記憶は薄れ、場合によっては「イヤイヤ送ってきた」というイメージを与えかねません。
ビジネスマンは、反応が早い相手に一目置くものです。できれば当日中、遅くとも翌日には送るようにしましょう。
②なるべく就業時間中に送る
お礼メールは、可能な限り企業の就業時間中に送ることをおすすめします。担当者が、個人の携帯電話へメールの転送設定をしている可能性があるからです。
時間外にメールが転送されれば、通知が来て迷惑に感じられる可能性があります。
メールの対応は仕事の一環だと考えれば、就業時間外の連絡が非常識であることはイメージしやすいでしょう。
できるだけ早くに送るべきですが、遅い時間になりそうであれば相手のことを考えて翌朝に送ることが基本ですよ。
③誤字・脱字をしない
お礼メールの注意点としては、誤字・脱字をしないことも挙げられます。誤字・脱字が目立つと、「適当に書いて送ってきた」という印象を与えかねません。
また誤字・脱字が多いメールを送ると、「細かい気配りができない」「ケアレスミスをする」などのマイナスイメージを与える可能性も。
配属に直接影響するとは言えませんが、気を抜かないことが大切です。一度最後まで文章を作成したら、見直す習慣をつけましょう。
内定者懇親会後のメールは書き方に気をつけて送ろう!
内定者懇親会に参加したら、企業の担当者へお礼メールを送ることが基本です。
お礼メールは基本の型を守って作成し、誤字・脱字がないよう見直してから送るのがおすすめですよ。
しっかりと作成したお礼メールを早期に送信し、企業の担当者に好印象を抱かせましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。