就活の試験においては、一般常識について問われる機会も多くあります。しかし、どんな対策をすればよいのかがわからず、困ってしまう人もいるでしょう。
本記事では、一般常識の問題内容を左右する要素・代表的な例・対策方法について解説します。
おすすめの参考書や問題集も紹介しているので、対策本を活用したい方もぜひご覧ください。
一般常識問題では就活生の一般教養が確かめられる
一般常識についてのテストは、社会人として基礎的な知識が適切に備わっているかどうかを確認する目的で実施されます。
企業オリジナルの問題が多く、実施される企業が属している業界や求められるスキルによって、内容が変わりやすいのが特徴です。
語彙に関する問いや計算問題、文章の読み取り問題などが出題され、業界の動向について理解を深めていないと正しく答えられない問いが用意される場合もあります。
一般常識問題の代表的な3パターン
一般常識のテストで出題される問題の種類を確認すれば、どんな問いに対して勉強しておけばよいのか絞り込みやすくなります。代表的な例は、以下の3つです。
- 時事問題
- 社会関連の問題
- ビジネスマナー
①時事問題
一般的な常識力を測定するテストでは、特に時事問題が多く出題される傾向があります。
海外の大統領が問われたり、世界で人口が最も多い国やこれから増加が見込まれる国が問われたりするのが特徴です。
実施される時期によって内容が変わるため、試験直前に慌てて勉強を始めるよりも毎日コツコツとニュースに目を通しておく必要があります。
記事の文章の中でわからないキーワードや表現があった場合に、調べて知識として取り入れるのも有効です。
②社会関連の問題
社会問題に関連した問いが出題されるケースもあります。
SDGsについて正しい内容を選ぶものや、労働問題を解決するために制定された法律名を書くものなどがあるのが特徴です。
漢字も含めて正しく記述できるように対策しなければいけません。
政治だけでなくデフレーションや円安など、経済に関する用語について正しく理解できているかも問われることがあります。
ただ用語を覚えるだけでなく、内容への理解を深めることも必要です。
③ビジネスマナー
ビジネスマナーの問題では、仕事をする上で大切になるモラルやマナーを備えているかどうかが見られます。
尊敬語を用いた正しい言い回しや、名刺の出し方などについて問われるのが特徴です。
スキルが優秀であってもマナーをわかっていない人材は顧客に失礼な行動を取るリスクがあります。
企業は応募者が顧客に対して適切な行動を取れるかどうかを見るために、ビジネス上で必要なマナーに関する知識は重視されやすいです。
一般常識問題の2つの対策方法
一般常識問題の対策方法を知っていれば、効率よく勉強を積み重ねられます。対策として適した方法は、以下の2つです。
- 日常的にニュースや新聞を見る癖をつける
- 対策問題集を繰り返し解く
①日常的にニュースや新聞を見る癖をつける
毎日の生活の中で、ニュースや新聞を見る習慣をつけるように意識すれば、時事問題への対策が可能です。
時事問題は出題されるタイミングによって内容が変動するため、普段から政治や経済の動向、社会問題などについて関心を持っておく必要があります。
トピックの概要を理解するだけでなく、関連性が高い法律や出来事の名称も含めて書き起こして頭に入れておくと、スムーズに解答しやすくなりますよ。
②対策問題集を繰り返し解く
一般常識に特化した問題集を取り入れて繰り返し解けば、正しい解答方法が身につきやすくなります。
テストでは緊張して実力が発揮しづらくなる懸念もあるため、一度解くだけでなく何度も解き直しておくと正答率を高まりますよ。
また、間違えた問題は答えを流し読みするのではなく、実際にノートに書き起こして解き方を修正することで、実践的な方法で勉強できます。
漢字や送り仮名のミスなども注意して確認しましょう。
一般常識問題のおすすめ問題集/参考書3選
おすすめの問題集の具体例を知っていれば、どんな本を探せばよいのか見当を付けやすくなるでしょう。ここでは、3つの参考書を紹介します。
- 朝日キーワード就職 2025 最新時事用語&一般常識
- マイナビ2025 オフィシャル就活BOOK 要点マスター! 一般常識
- 入社1年目ビジネスマナーの教科書
①朝日キーワード就職 2025 最新時事用語&一般常識
朝日新聞が出版している問題集は、時事問題に取り上げられやすいキーワードを説明していて、チェックシートで重要ワードを消しながら覚えられる作りが特徴です。
自分でマーカーを引いて隠せるチェックシートを用意する必要がなく、手早く暗記に取り組めるといったメリットがあります。
また、一般常識の問題も取り扱っているので、社会人として必要な知識も同じ本で習得できるのが利点です。
②マイナビ2025 オフィシャル就活BOOK 要点マスター! 一般常識
マイナビが作成した問題集は、ポケットサイズに設計されている分、行き帰りの隙間時間などを利用して勉強しやすいのが強みです。
ジャンルごとの出題傾向の解説も記載されていて、勉強する上でのポイントを掴めるといった利点もあります。
解答部分は赤字になっていて、付属するチェックシートを使いながら暗記を進められるのも特徴です。
マイナビ2025 オフィシャル就活BOOK 要点マスター! 一般常識
③入社1年目ビジネスマナーの教科書
入社1年目ビジネスマナーの教科書は、会釈や礼、メール作成など仕事をする上で求められる振る舞いやルールについて解説した本です。
マナーや話し方の講師をしている著者がビジネスマナーに関する知識を網羅的に説明しているので、仕事をしていく上で基本的なルールを確認したい時にも役立ちます。
テスト勉強に活用できるだけでなく、定期的に読み返して復習したい時にも適した書籍です。
一般常識は継続的に身につけていくことが重要
基本的な常識を問うテストに対しては、継続的に勉強を重ねて身につけていく姿勢が重要になります。
対策としては、新聞やニュースをチェックしてわからない言葉は調べ、問題集を解くことが有効です。
仕事をする上でも大切な知識を身につけて、社会人としての適性を示せるようにしましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。