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年俸制のボーナスについて解説!年俸制のメリット・デメリットを知ろう

年俸制に魅力を感じている就活生もいるのではないでしょうか。確かに年俸制は実力に応じて給与が得られるメリットがありますが、ボーナスや残業代が少し複雑なので注意が必要です。

本記事では、年俸制のボーナスや残業代について解説します

就活生が知っておくべき年俸制のメリット・デメリットも紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

年俸制について詳しく説明

年俸制は、年単位で契約し、その年の成果に基づいて給与が決定される制度です。成果主義に基づき、業績が直接給与に反映されるため、モチベーションの向上や個々の能力の発揮につながります。

年俸制は1年分をまとめて支払うわけではありません。通常は12分割で支払われます

年俸制は、年齢や勤続年数に依存せず、若手でも高い成果を上げれば給与が上がる可能性があります。しかし、成果が出ない場合は給与が下がるリスクもあるため注意が必要です。

月給制と年俸制の違い

月給制は毎月一定の給与が支払われ、年度末の成績によってボーナスが決まるのに対し、年俸制は年単位で給与が決定され、その年の成果が直接給与に反映されます。

月給制も年俸制も月に一度支払われる点は同じです。しかし、年俸制は支給額に変更がないのに対し、月給制は年の途中で金額が変わることがある点は異なります。

一方で、月給制は安定した収入が得られる反面、年俸制のような直接的な成果反映はありません。年俸制は特に成果主義であり、成績が良いとその分給与がアップしますよ。

年俸制におけるボーナスの位置づけ

年俸制の給与体系では、ボーナスの扱いが従来の月給制と異なります。ここでは、年俸制におけるボーナスの位置づけを2パターン解説します。

  1. 年俸+ボーナスのパターン(業績評価型)
  2. 年俸にボーナスが含まれるパターン(月給分割型)

①年俸+ボーナスのパターン(業績評価型)

業績評価型の給与体系では、ボーナスが年俸に加えて支給されるケースがよく見られます

このパターンでは、ボーナスの額は会社の業績や個人の成果によって変動するのが特徴です。

例えば、会社の業績が良ければボーナスが増額される可能性があり、逆に業績が悪い場合は減額されることもあるのです。特に成果主義を重視する外資系企業では、多く採用される形式になります。

従業員にとっては、自身の努力や成果が直接給与に反映されるため、モチベーションの向上につながる一方、業績不振時のリスクも伴います。

②年俸にボーナスが含まれるパターン(月給分割型)

一方で、年俸にボーナスが含まれているパターンも存在します。この場合、年俸の中にボーナスが既に計算されており、月ごとに分割して支給されるのです。

月給分割型では、ボーナスの額は固定されており、業績による変動はありません。従って、ボーナスを変更することは契約違反となります。

年俸制における残業代の位置づけ

年俸制では、企業によって残業代の取り扱いが異なります

一部の企業では、年俸に一定の残業時間に対する固定残業代が含まれていることもあります。この場合、固定残業代を超えた分の残業代は別途支払われなければいけません。

ただし、裁量労働制や管理職など、特定の条件下では残業代が支払われないケースもあります。

年俸制を採用する企業では、残業代の扱いについて明確な規定が必要であり、労働者は契約時にこの点を確認することが重要です。

年俸制における退職金の位置づけ

年俸制の場合、退職金の支給についても企業によって異なります。退職金制度を設けている企業であれば、年俸制であっても退職金は支払われます

しかし、年俸制を採用している企業の中には退職金を導入していない場合もあるのです。年俸制であろうとなかろうと、退職金を導入していない企業では、退職金はありません

退職金の有無や条件は、就業規則や契約書で定められているため、就職・転職の際にはよく確認することが大切です。退職金は、長期的なキャリアプランを考える上で重要な要素となります。

年俸制のメリット

年俸制は成果主義と相性が良く、特に外資系企業や専門職に多く採用されています。ここでは、就活生が知っておくべき年俸制の主なメリットを2つ紹介します。

  1. 安定した収入が得られる
  2. 年収を増やすことができる

①安定した収入が得られる

年俸制の最大のメリットは、年間の収入が安定している点です。年俸制では、年間の給与総額が事前に決定され、通常は企業の業績や個人の成果による減額がありません。

これにより、従業員は1年間の収入を予測でき、生活費や貯金などが容易にできます。また、年俸制は月給制と異なり、年間での収入変動が少ないため、経済的な安定感が得られますよ。

特に、将来のキャリアプランを考える就活生にとって、安定した収入は大きな魅力となるでしょう。

②年収を増やすことができる

年俸制のもう1つのメリットは、年齢や勤務年数に関係なく、実力や成果に応じて年収を増やせる点です。

従来の年功序列の給与体系では、勤務年数が長いほど給与が上がる傾向にありましたが、年俸制では個人の成果が直接給与に反映されます。

これにより、若手社員でも高いパフォーマンスを発揮すれば、年収の増加が期待できるのです。

また、成果主義に基づくこのシステムは、自身のスキルアップやキャリアアップにもつながり、長期的な視点でのキャリア形成にも有利と言えます。

年俸制のデメリット

しかし、年俸制も良いことばかりではありません。ここでは、就活生が知っておくべき年俸制のデメリットを2つ紹介します。

  1. 年俸が焦りにつながる場合がある
  2. ボーナスや残業代が複雑

①年俸が焦りにつながる場合がある

年俸制の大きなデメリットの1つは、給与額が低い場合に焦りや落胆を感じやすいことです。

年俸制では、自分の業績によって年間の給与が事前に決定されるため、期待していたよりも低い額が提示された場合、その額が1年間続くため、不満やストレスを感じる可能性があります。

特に成果主義が強い職場では、個人の成果が十分でないと感じると給与額に直接影響するため、モチベーションの低下につながることもあります。

年俸制の職場を選ぶ際に、自分のスキルや成果がどのように給与に反映されるかをよく理解しておくことが大切です。

②ボーナスや残業代が複雑

2つ目のデメリットは、ボーナスや残業代の計算が複雑であることです。年俸制では、年俸額を分割して支払う形式が一般的で、その中にボーナスや残業代が含まれることがあります。

しかし、ボーナスや残業代が年俸額にどのように含まれているかがわかりにくいのです。

特に、固定残業代が設定されている場合、実際の残業時間が固定残業時間を超過しているかどうかによって、残業代の支払いが変わるため、注意が必要です。

年俸制におけるボーナスの仕組みを理解しよう

年俸制の場合、ボーナスの扱いは企業によって大きく異なります。多くの企業では、年俸にボーナスが含まれており、その場合は別途ボーナスが支給されることはありません。

しかし、年俸とは別に業績に応じたボーナスを支給する企業も存在します。年俸制を採用している企業を受ける際は、ボーナスの計算方法や支給時期についてよく確認しましょう

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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