バイトの採用についてメールで連絡が来たら、できるだけ印象良く返信したいと考える方がほとんどでしょうおお。
しかし、「どう返信すればいいか分からない」「内定を保留したい」と思い悩むこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、バイトの採用メールへの返信マナーや、不採用の場合の対応について解説します。メールで合否の連絡が来た人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
マナーBOOKで失礼のないメールを作成!
- ★就活マナーBOOK|書き方確認
- メールのマナーはこれだけで万全!
バイトの採用メールには必ず返信するようにしよう!
バイト先から採用や内定の連絡がメールで届いたら、承諾・保留・辞退などどの状況であっても必ず返信しましょう。連絡手段が電話や求人サイト経由であれば、メールを送る必要はありません。
また、電話や面接の場で直接合否が伝えられた後にメールが来た場合も、改めてお礼とともに返信するのが社会人としてのマナーです。
なお、面接後のお礼のメールはマストではありません。どうしても伝えたい感謝の気持ちや強い思いがある場合は、送っても問題ないでしょう。
バイトの採用メールに返信する際の4つのポイント
採用決定後のメールでのやり取りのなかで、仕事に真摯に向き合う姿勢が伝わると、入社した後も円満な人間関係を築けます。
ここからは、バイトの採用メールに返信する際の4つのポイントを紹介します。
- 返信は当日中にする
- 返信する時は元の件名・本文は残す
- 意気込みを伝える
- 初日の日時や持ち物を確認する
①返信は当日中にする
メールへの返信はできるだけ当日中に送りましょう。夕方や夜に届いた場合は翌日の返信でも問題ありませんが、極力早めに送った方が好印象です。
メールを送る時間は、バイト先の営業時間内に収めるのが理想的です。営業時間がわからない場合は、9時から20時を目安にすると良いでしょう。
ただし、時間を気にするあまり焦ってしまい、誤字や脱字の多い内容を送るのは避けてください。急いで送るのではなく、お礼の気持ちを込めて丁寧な文章を心掛けましょう。
②返信する時は元の件名・本文は残す
メールに返信する際は、元の件名(Re:元の件名)と本文を残しておきましょう。元の内容を消してしまうと、過去のやり取りが分からなくなってしまいます。
また、返信する際はCCを消さないように注意してください。アルバイト先の他の担当者がCCに加えられている可能性もあります。
複数の応募者から応募があった場合は、1度に採用の連絡を送っているかもしれません。誰から来た返信か分かりやすくするためにも、履歴は残しておくことが重要ですよ。
③意気込みを伝える
採用決定のメールはもちろん、選考日程調整や雇用条件の相談といった採用前のメールでも、仕事への意気込みを伝えることが大切です。
その会社で働きたい理由や、あなたを雇うとどんなメリットがあるかを熱意をもって伝えると良いでしょう。一生懸命に取り組む姿勢を伝えることで、採用後にもポジティブに働く姿をイメージできます。
ただし、言い訳や嘘をつくなどの選考の際の失敗を取り繕う行為は控えてください。あくまで前向きに入社に対する思いを伝えることがポイントです。
④初日の日時や持ち物を確認する
採用を承諾する場合は、初出勤の日にちや持ち物を確認しましょう。メールの内容に「後日改めてご連絡します」と書いてある場合は、こちらから連絡する必要はありません。
初出勤までに確認しておくべき内容は下記の通りです。
- 初出勤の日付と時間
- 初出勤の際の持ち物
- 集合場所や入口
- 担当者と連絡先
- 服装や身だしなみなどの注意点
書類や印鑑など普段持ち歩いていないものが必要になる可能性もあります。緊張しがちな初出勤日を安心して迎えられるよう、持ち物は事前に準備しておきましょう。
バイトの採用メールに返信する際の例文
無事バイトに合格し、応募先からメールで連絡が来たら、どのように返信するべきか悩んでしまいますよね。
ここからは、バイトの採用メールに返信する際の例文について解説します。構成も紹介しますので、自分にあった内容でメールを作成しましょう。
- メールの構成
- 例文
①メールの構成
採用の連絡が来たら、承諾の意志と感謝の気持ち、そしてこれからの意気込みを添えたメールを返信しましょう。
返信メールを作成する際は、下記の構成で作成するのがおすすめです。
- 件名(「採用のお礼」と名前)
- 宛名
- 挨拶
- 内定のお礼
- 承諾の意志
- 意気込み
- 署名(氏名・住所・電話番号・メールアドレス)
宛名は「採用担当者様」、または名前が分かるのであれば相手のフルネームを記載してください。これから上司になる人に失礼のないよう、じっくりと内容を考えましょう。
②例文
【件名】アルバイト面接のお礼(山田太郎) 【本文】 株式会社○○ ○○部採用担当者様 お世話になっております。 私、山田太郎と申します。 先日はお忙しいところ、面接の時間を設けていただきありがとうございました。 この度は採用のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。 かねてから利用させていただいていた店舗で働けること、とても嬉しく思っております。 これまでの接客経験を活かし、一人でも多くのお客様に貴社の魅力が伝わるよう努力していく所存です。 できるだけ早く戦力になれるよう努めますので、今後ともよろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――― 山田太郎 Mail:〜〜〜@〜〜〜.ne.jp 住所:〇〇県〇〇市〇〇区〇〇町1-2 携帯電話:080-1234-5678 ――――――――――――――――― |
上記は、メールで採用の連絡が来た際の返信メールの例です。
面接に時間を割いていただいたことと採用のお礼、今後の意気込みを伝えています。「採用して良かった!」と思われるよう、意欲的に仕事に取り組む姿が想像できる文章にまとめましょう。
バイトの採用メールに関するよくある質問2つ
バイトの合否についてメールが届いたとき、「これって返信するべき?」と悩む人もいるのではないでしょうか。
ここからは、バイトの採用メールに関するよくある質問2つについて解説します。対応に悩んでいる人は参考にしてくださいね。
- 不採用のメールにも返信の必要はあるのか
- 内定を保留したい場合はどうする
①不採用のメールにも返信の必要はあるのか
不採用のメールが届いた際の返信は、原則必要ありません。もし、不採用の理由が気になったとしても、応募先企業に問い合わせることは避けてください。
ただし、採用担当者にお礼を伝えたい場合は返信しても問題ありません。その場合は、選考をしていただいたことについてのお礼を中心にした内容にしましょう。
選考結果は残念ではあるものの、ネガティブな表現は避けてください。文章の最後は「貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます」で締めると良いでしょう。
②内定を保留したい場合はどうする
複数の企業に応募していたり、プライベートな予定などで内定を保留したい場合も、メールを無視するのではなく必ず返信しましょう。
メールには、保留したい理由といつまでに連絡するかを記載してください。その際には入社の意志はあることと、即答できないお詫びの気持ちも伝えましょう。
なお、アルバイトを急募している際は待ってもらえない可能性もあります。今後良い関係を築くためにも、できるだけ早めに回答するようにしましょう。
バイトで採用メールが来た時は誠意をもって返信するようにしよう
採用メールを送った担当者は、今後あなたの上司になる人です。承諾するときはもちろん、内定を保留したい場合も丁寧な返信を心掛けてください。
熱意の伝わるメールが、入社後の円満な人間関係構築へとつながるケースもあります。感謝と誠意溢れる文章で、新生活を気持ち良くスタートしましょう!
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。