就職活動用に作成する履歴書には、緊急連絡先の記載欄が設けられています。しかし「履歴書の緊急連絡先はどのように書けばいいんだろう?」と悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、履歴書における緊急連絡先の書き方を解説します。電話番号の書き方や注意点も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
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履歴書の緊急連絡先(住所)の書き方

まず、履歴書の緊急連絡先(住所)の書き方を紹介します。
- 基本的には「同上」
- 親戚や友人の住所もOK
- 表札と自分の名字が異なる場合は「〇〇方」を記入
①基本的には「同上」
履歴書における緊急連絡先(住所)は基本的に「同上」と記載します。「同上」は住所を省略し、先に書かれた氏名欄の住所を指します。
これにより、冗長な住所の繰り返しを避け、スペースを節約できます。また、相手にとっても情報がわかりやすく、スッキリとした印象を与えます。
転居や変更がない場合でも、安定性と一貫性を保つために「同上」の使用が一般的です。
②親戚や友人の住所もOK
緊急連絡先は、親戚や友人など、信頼できる人物の住所も記載可能です。なぜなら、彼らが信頼性があり、緊急時に連絡が取りやすいからです。
ただし、注意点もあります。親戚や友人に了解を得、住所の変更があれば迅速に伝えるよう心がけましょう。
状況によっては、プライバシーを考慮し一部伏せたり、具体的な関係性も明記しておくとよいでしょう。
③表札と自分の名字が異なる場合は「〇〇方」を記入
表札の名字が自分の名字と異なる場合、履歴書の現住所欄には「〇〇(表札の名字)方」と丁寧に記入しましょう。これにより、住所の表記が明確で失礼のない形となります。
同様に、緊急連絡先欄には「同上」と記入することで、迅速な連絡が可能となります。相手に対する敬意を示すため、このような注意が重要です。
履歴書の緊急連絡先(電話番号)の書き方

次に、履歴書の緊急連絡先(電話番号)の書き方を紹介します。
- 基本は携帯電話の番号
- 固定電話がない場合は「なし」と記入
- 携帯電話・固定電話がない場合は方呼出を記入
①基本は携帯電話の番号
履歴書の緊急連絡先には基本的に携帯電話の番号を記載します。理由は、携帯電話が持ち運びが容易で、常に手元にあるため、緊急時に即座に連絡がとれるからです。
注意点として、番号を書く際には正確な数字を入力し、ハイフンやスペースなどを適切に区切って記載してください。また、電話番号が変更になった場合は、速やかに更新することが重要です。
これにより、企業が緊急時に円滑に連絡を取れ、スムーズな対応が期待できます。緊急連絡先は重要な情報であるため、丁寧かつ正確に書きましょう。
②固定電話がない場合は「なし」と記入
履歴書の緊急連絡先(電話番号)には、固定電話番号の記入欄もありますが、固定電話がない場合は「なし」と記入しましょう。なぜなら、書き忘れと勘違いされる可能性があるからです。
「なし」と記入する際の注意点として、丁寧かつ明確に書くことが求められます。余計な情報や記号は避け、分かりやすい文字で表現しましょう。
たとえば、「固定電話なし」や「非通知」といった表現は避け、単純に「なし」とすることが適切です。
③携帯電話・固定電話がない場合は方呼出を記入
携帯電話・固定電話がない場合は、方呼出を記入しましょう。
方呼出(かたよびだし)は、電話を持たない人のために使われる項目で、「自分では固定電話や携帯電話を持っておらず、第三者に取り次いでもらう必要がある」という意味です。
主に寮生活やルームシェアなどに住んでいて、第三者に電話を取り次いでもらう場合に活用されます。方呼出には、企業側も無駄に連絡をしなくて済むので、両者にとってメリットがあります。
履歴書の緊急連絡先を書くときの注意点

履歴書の緊急連絡先を書くときの注意点
- 必ず日中連絡が取りやすい連絡先を書く
- 連絡が取りづらい時間帯は事前に報告
- 電話番号の書き方は履歴書の書式によって異なる
- 会社の連絡先は書かない
①必ず日中連絡が取りやすい連絡先を書く
緊急連絡先を記入する際、日中連絡が取りやすい電話番号を選ぶことが重要です。これは、企業の採用担当者が迅速かつ円滑に連絡をとれるようにするためです。
日中の連絡がスムーズにとるためには、自身の通話可能な時間帯を考慮し、夜や休息時には電話に出れない旨を明記することが大切です。
また、携帯電話よりも固定電話を優先することも検討すべきです。これにより、電波の届きにくい場所やバッテリー切れの心配が減り、確実な連絡が期待できます。
②連絡が取りづらい時間帯は事前に報告
履歴書に緊急連絡先を載せる際、連絡が取りづらい時間帯を事前に報告することが重要です。なぜなら、突然の連絡が不都合な時間にあたると、円滑なコミュニケーションが難しくなるからです。
相手に対して予め予定が把握できるよう、自らが難しい時間帯を把握し、履歴書に記載する前に事前に報告しておくことが望ましいです。これにより、円滑な連絡が可能となり、信頼関係も築けます。
報告時は謙虚で丁寧な表現を心掛け、相手の理解を得るために、できるだけ具体的な時間帯を示すことが重要です。
③電話番号の書き方は履歴書の書式によって異なる
履歴書における電話番号の書き方は書式によって異なります。これはフォーマットの違いが企業や地域によるもので、正確な情報伝達が求められるからです。
たとえば、一般的な書き方では「012-3456-7890」ですが、一部の書式では「01234567890」といった形式もあります。また、右詰か左詰かも異なることがあります。
企業の指定がある場合には、その指示に従うことが重要です。
④会社の連絡先は書かない
履歴書の緊急連絡先には、会社の連絡先を記載することは控えるべきです。これは、プライバシーと仕事とのバランスを守るためです。
企業にとっての緊急事態に対応するため、個人の携帯電話番号や個人用メールアドレスなどを記載しましょう。会社の連絡先は避け、個人情報の保護と仕事への専念を示します。
【状況別】履歴書の緊急連絡先の書き方

次に、履歴書における緊急連絡先の書き方を状況別に紹介します。
- 【一人暮らし】実家が一般的
- 【実家暮らし・同棲中】「同上」でOK
- 【下宿・寄宿】現住所に「〇〇方」と記入
①【一人暮らし】実家が一般的
一人暮らしの場合、緊急連絡先に実家の住所を記載することが一般的です。これは、万が一の緊急事態や病気、災害時に頼りになるサポートが得られるためです。
親や親族が通常、信頼できる緊急時の連絡先となり、迅速な対応が期待できます。
実家の住所を記載する際のポイントとして、正確な住所と電話番号を入力することが重要です。特に、住所は市町村や番地まで詳細に書き、電話番号も確実に把握しておくべきです。
②【実家暮らし・同棲中】「同上」でOK
履歴書における緊急連絡先の記載において、実家暮らしや同棲中の場合、「同上」と記載すれば問題ありません。
先ほども紹介した通り「同上」と書くことで、冗長な住所の繰り返しを避け、スペースを節約できます。
まず、実家暮らしの場合、緊急時に家族が対応できることがあります。同様に、同棲中の場合はパートナーが連絡を受け、迅速な対応が期待できるのです。
③【下宿・寄宿】現住所に「〇〇方」と記入
履歴書において、下宿・寄宿中で表札の名字が異なる場合、現住所欄には「〇〇(表札の名字)方」と記入します。同様に、緊急連絡先にも「同上」と書きます。
ただし、表札の名字が自分と一致する場合は、「〇〇方」の表記は不要で、「同上」だけで十分です。これにより、正確な住所と緊急時の連絡先が適切に伝わります。
履歴書の緊急連絡先にまつわるQ&A

最後に、履歴書の緊急連絡先に関するよくある質問に回答します。
- 電話番号欄には誰の番号を書く?
- 緊急連絡先は空欄でも良い?
- 引っ越しの予定がある場合の書き方は?
①電話番号欄には誰の番号を書く?
履歴書の緊急連絡先電話番号欄には、通常は信頼性の高い親族や緊急時に迅速かつ確実に対応できる友人の電話番号を記載します。
これにより、雇用主が緊急時に円滑かつ迅速に連絡を取ることが可能となります。緊急連絡先には常に携帯電話番号を選び、番号変更があれば迅速に更新するよう心がけましょう。
これにより、プロフェッショナリズムと信頼性をアピールし、組織においても安心感を提供できます。
②緊急連絡先は空欄でも良い?
履歴書において、緊急連絡先欄は空欄を避けるべきです。なぜなら、空欄のままだと書き忘れと誤解されかねないからです。
連絡を希望しない場合でも、「同上」と記載することで、情報の不足を回避できます。これにより、効果的かつ誤解を招かない形で、あなたのプロフィールを完全かつ明確に示すことが可能です。
③引っ越しの予定がある場合の書き方は?
引っ越しの予定がある場合、郵便物の受け取りが可能であれば、緊急連絡先の記入は不要です。
ただし、引っ越し先が確定しておらず、先の引っ越しの予定がある場合は、現住所欄に「引っ越し前の住所」を、緊急連絡先欄に「新居の住所」と「引っ越し予定日」を記入しましょう。
このようにすれば、スムーズな連絡が可能です。
履歴書の緊急連絡先は書き忘れないようにしよう
本記事では、履歴書における緊急連絡先の書き方を解説しました。
履歴書の緊急連絡先は、あなたが何らかの原因で電話に出られない場合において重要な情報です。住所を書く際は、たとえ同じ住所であっても「同上」と記載しましょう。
また、電話番号はあなたの家族や親戚、信頼できる友人の番号を書いておくと安心です。ただし、緊急連絡先として記載する許可は取り、記載後もその旨を報告しておきましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。