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「転職は書類選考でほぼ内定が決まる」は嘘!通過率や対策も解説

転職において、書類による選考で内定まで決まることはありません。しかし、内定に少なからず影響する書類選考の対策をどうすればよいか、悩んでしまう人もいるでしょう。

本記事では、書類によって内定が決まる可能性や通過率、企業が見ているポイントについて解説します。

通過率を上げるためのコツについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

「転職は書類選考でほぼ内定が決まる」は基本ない

転職は書類による選考で内定がほぼ決まる、といったことは基本的にありません

企業が書類から読み取れることは少なく、面接などの工程も踏まないと会社で活躍できる人材かどうか正確に判断しづらいのが主な理由です。

ただし、以下の場合は即内定となる可能性もあります。

  • 地方で他の候補者がいない場合
  • 応募要件が細かいがピッタリ合致する人材だった場合
  • 候補者が難易度の高い資格(公認会計士など)を持っている場合

上記の場合を除けば、書類以外の選考対策が必要になりやすいですよ。

転職活動の書類選考の通過率は30%〜50%

転職活動において、書類の選考に通る確率は30%から50%となっています。職種や企業の募集人数、応募人数などの条件で通過率は異なってくるのも特徴です。

書類による選考でもふるいにかけられる可能性があることは考慮しておきましょう。

企業から高評価を得られる書類を作成し、通過率を高めるためには、コツを把握することが大切になります。

転職者の書類選考で企業が重視する5つのポイント

企業が履歴書などをチェックする際に見ている箇所を知っていれば、採用者の目線を意識した書類作成ができます。

具体的に重視されるポイントは、以下の5つです。

  1. 経験・スキルが条件を満たすか
  2. 人柄や強みが企業とマッチしているか
  3. 転職理由に合理性があるか
  4. 経験・スキルに一貫性があるか
  5. 年齢

1つずつチェックしていきましょう。

①経験・スキルが条件を満たすか

経験やスキルが会社側が求めている条件を満たしているかどうかは、チェックされやすい部分です。

転職者は前職の経験があるため、これまでの仕事を通して会社で活躍できるスキルを培えているかどうかが重視されやすくなります。

スキルを持っていても、前職で実践的に使えていないと判断された場合は、高評価につながりにくいため、スキルだけでなく経験についても描写を丁寧に行うことが大切ですよ。

②人柄や強みが企業とマッチしているか

人柄や強みが企業とマッチしているかどうかは、企業で共に働く人材を探す上で見られやすい部分です。

スキルが優秀でも、社風と考え方が合っていない人材は、チームでの業務に適していないと判断されます。

そのためあらかじめ会社が人材に求めている条件を確認しておき、どんな価値観を大切にしているのか理解することが大切です。

自分の考え方の中から共通している部分に焦点を当てて紹介することを意識しましょう。

③転職理由に合理性があるか

転職を志した理由に合理性があるかどうかも、しっかりと見られる箇所です。

転職自体にマイナスな印象を抱く企業は少ないですが、妥当な理由もなく転職活動をしている人材は現状を把握する視点が欠けている、と懸念を抱かれやすくなります。

転職において重視している具体的な目的や、現状をどう改善したいと考えているのかについて説明しましょう。

転職先の会社でもすぐに辞めてしまうのでは、と思わせないことが重要です。

④経験・スキルに一貫性があるか

採用担当者は、転職者の経験やスキルに一貫性があり、説得力のある内容になっているかどうかも見ています。

華々しい経歴やスキルの数々が記載されていても、実力がどの程度なのかわかりづらい文章では好印象を与えづらいです。

経験に裏打ちされたスキルを持っていることを説明できれば、業務を通してスキルを磨いてきたことを証明しやすくなります。

会社が求めているスキルの条件に合わせて、普段から実力を発揮できるスキルを書くようにしましょう。

⑤年齢

年齢は転職者を採用するべきか判断する上で指標になりやすいポイントです。一般的には年齢が高い方が通過率が低くなる傾向があります。

また、単純に年齢が高いか見るだけでなく、年齢と前職で得ていた年収のバランスが取れているかどうかを重点的に見ている場合もあるのが特徴です。

年齢に見合う活躍ができている場合は、前職においても年収が上がりやすいため、どれほどの実績があるのか間接的に判断しやすくなります。

転職活動で書類選考の通過率を上げる3つのポイント

通過率を高めるコツを知っていれば、次の段階に進める書類を作成しやすくなるのが利点です。

ここでは、3つのコツについて説明します。

  1. 自分の経験・スキルが活かせる企業を選ぶ
  2. 募集要項の重要キーワードを盛り込む
  3. アピールポイントは具体的に述べる

コツを掴んでしっかり採用担当者へアピールしましょう。

①自分の経験・スキルが活かせる企業を選ぶ

まず、これまで積み重ねた経験や、業務を通して磨いてきたスキルを活かせる企業を探すことが大切です。

実績があったとしても、企業が求めている条件と合致していなければアピール力が弱まってしまいます。自身の希望だけを優先しないよう、注意が必要です。

企業が中途採用においてどんな人材がほしいと考えているのかをチェックして、採用される可能性が高い会社に絞り込んで書類を作成しましょう。

②募集要項の重要キーワードを盛り込む

募集要項に含まれている重要なキーワードをチェックして、自分の技術や経験と共通している点を押し出して書くようにしましょう。

ただこれまでの経験を紹介するだけでなく、応募条件に記載のある内容をもとに相手が求めている条件を分析することが大切です。そして、自分の強みと合致している部分を見つけて紹介するようにしましょう。

また、募集要項に書かれている表現をそのまま使わずに、自分の言葉で言い替えればオリジナリティのある文章に近づけられます

③アピールポイントは具体的に述べる

アピールできる自身の強みや経験は、客観的な数字を盛り込んで具体的に述べましょう

曖昧な表現は避けることで、採用者に実力をイメージさせやすくなります。また、STAR法を意識して書くのも手です。

STAR法は、状況(Situation)・課題(Task)・行動(Action)・結果(Result)の頭文字から成る言葉となっています。

経験や事実をよりわかりやすく述べるために重視すべき要素を意識して書きましょう。

書類選考対策を万全にして、満足のいく転職活動をしよう!

書類による選考への対策も万全にして、転職活動の成功率を高めましょう

書類ではこれまでの経歴だけでなく、転職理由の妥当性や年齢と年収のバランスも見られます。

企業が求める条件や価値観に合致している強みをメインに書くようにして、会社で活躍できる人材であることを印象付けましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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