履歴書やエントリーシートを郵送する際は、封筒をしっかりとのり付けするのがマナーです。ですが、どのようなのりを使用すべきか悩みますよね。
そこで本記事では、封筒を閉じる際ののりの付け方を徹底解説します。封筒やのりの付け方に関するマナーや注意点も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
封筒へののりの付け方のポイント

封筒はただ閉じれば良いわけではなく、適したのりの種類があることをご存知でしょうか。封筒へののりの付け方のポイントは以下の2つです。
- 両面テープ・液体のりを使用する
- のりがついている封筒でも補強をする
①両面テープ・液体のりを使用する
封筒ののり付けには、両面テープか液体のりを使用することを推奨します。
両面テープや液体のりは粘着力が強く、郵送途中に封が開いてしまうリスクがほぼありません。とくにおすすめなのはシワになりにくい両面テープです。
スティックのりは剥がれやすいため、封筒ののり付けには向きません。また、ビジネスシーンにおいて封筒を表側から閉じるのはマナー違反のため、セロハンテープもNGです。
②のりがついている封筒でも補強をする
市販の封筒の中には、すでにのりがついているタイプのものがあります。のりがついている封筒の場合も、上からのりをつけて補強したほうが安心です。
のりがついている封筒の中には、粘着力が弱いものが存在します。大半の商品は十分な粘着力がありますが、万が一のことを考えると不安です。
念のために、両面テープや液体のりを使って補強しておいたほうが良いでしょう。
封筒にのりを付ける前のチェックポイント5つ

封筒にのりを付ける前のチェックポイントは以下の5つです。
- 証明写真の裏に名前を書いているか
- 書類の日付は正しいか
- 書類の向きは正しいか
- 書類はクリアファイルに入っているか
- 封筒は白の角2であるか
証明写真には、必ず自分の氏名をフルネームで記入します。証明写真は履歴書に貼り付けますが、万が一取れてしまった場合に誰のものかが分かるようにです。
書類は封筒を表面から見たとき、 書き出し部分が表側かつ上にくるように入れましょう。書類を守るためにクリアファイルに入れることも重要です。
封字を書く理由と書き方を解説!

封筒をのり付けした後は、閉じ口に封字を書きましょう。封字を書く理由は、封をした場所に印をつけて封をしたという証にするためです。
封字は必ず封をした境目に書きます。他の場所に書いても意味がないため注意しましょう。
封字には複数の種類がありますが、就活では「〆」を用いるのが一般的です。まれに「×」を書く方がいますが、間違いなので注意してください。
封字は必ず黒いペン使って書きます。色の付いたペンはNGです。
封筒やのりの付け方に関するマナーを4つ紹介!

封筒やのりの付け方に関するマナーは以下の4つです。
- 切手はできるだけ少ない枚数にする
- 封字を必ず書く
- 手渡しする場合でも封筒には入れる
- 厳封の場合は別の封筒を用意する
①切手はできるだけ少ない枚数にする
封筒に貼る切手はできるだけ少ない枚数にすることを推奨します。切手の枚数が増えると、金額を間違えるリスクがあるためです。
企業に履歴書などの書類を送る際は、一般的に定形外郵便の送料として120〜140円分の切手が必要となります。
仮に送料が120円の場合、120円切手を1枚貼り付けるのが理想的です。100円切手1枚に10円切手2枚というように組み合わせても問題ありませんが、余っていた切手を使用した印象が否めません。
不安な場合は、郵便局の窓口に行き「定形外郵便で」とお願いしましょう。担当者が最適な切手を貼ってくれます。
②封字を必ず書く
先ほども解説したように、封筒をのり付けした後は、必ず閉じ口に「封字」を書きましょう。封字には、相手に「封をしました」と伝える役割があります。
また、封字を書くことで封筒が開封されていない証にもなります。
封筒に封字がないからといって、それだけの理由で選考に落ちる可能性は低いです。ただし、封字は基本的なビジネスマナーなので、できていないとマイナスの印象を与えます。
③手渡しする場合でも封筒には入れる
履歴書やエントリーシートを手渡しする場合も、必ず封筒に入れましょう。書類を裸のまま渡すのはマナー違反です。
ただし、手渡しする場合はのり付けしないでください。封筒をのり付けしてしまうと、担当者がすぐに確認できないためです。
手渡しする場合は、封筒の宛名は必要ありません。「履歴書在中」の文字と自分の住所・氏名のみを記入しましょう。
④厳封の場合は別の封筒を用意する
企業から「厳封」を指定された場合は、別の封筒を用意する必要があります。厳封とは、厳重に封筒のふたを閉じることです。
就活では、卒業見込み証明書や成績証明書などを厳封で送るように指定されることがあります。これらの書類は発行元である大学側が厳封します。
他の封筒を用意して、その中に厳封された封筒を入れましょう。このとき自分では絶対に厳封された封筒を開けてはいけません。
封筒やのりの付け方のマナーを守って好印象を与えよう

履歴書やエントリーシートを郵送する際は、封筒をしっかりとのり付けし、封をした境目に封字を書きましょう。封筒ののり付けに使用するのは、両面テープか液体のりがおすすめです。
本記事を参考に封筒を正しくのり付けし、企業の担当者に好印象を与えましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。