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パイロットになるにはどんな方法がある?主な進路や費用について解説

パイロットになりたいと考えている就活生は多くいますよね。しかし、パイロットになる具体的な方法をあまりよく知らない人も多いのではないでしょうか。

本記事では、どうやったらパイロットになれるのかについて解説します

また、必要な費用や求められる能力についても紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

パイロットになるには|4つのルートを解説

パイロットになるためには、いくつかのルートがあります。それぞれのルートには特徴があり、自分に合った方法を選ぶことが重要です。

ここでは、4つのルートについて説明します。

  1. 航空大学校を卒業する
  2. 養成課程や操縦科ある大学に進学する
  3. 航空会社の自社育成枠で採用される
  4. 航空自衛隊に入隊する

1つずつ詳しく見ていきましょう。

①航空大学校を卒業する

航空大学校を卒業することは、パイロットになるための最も一般的なルートです。航空大学校は国が設立したパイロット養成機関で、厳しい入学試験を通過する必要があります。

航空大学校には、24歳以下の年齢制限があり、4年制大学に2年以上在籍するか、短大や専門学校を卒業していることが受験資格です。大学から進む場合は、62以上の単位が必要になります。

航空大学校では、専門的な知識と技術を身につけられ、卒業後は航空会社などでキャリアをスタートできます。

②養成課程や操縦科ある大学に進学する

養成課程や操縦科のある大学や専門学校にいってパイロットになるのも1つのルートです。

法政大学、東海大学、桜美林大学などいくつかの大学にはパイロット養成課程が設けられています。

大学や専門学校では、航空関連の専門知識と技術を学びながら、事業用操縦士の資格取得を目指せます。卒業後は航空会社への就職を目指すことが一般的です。

③航空会社の自社育成枠で採用される

大手航空会社の自社育成枠で採用されることも、パイロットになる方法の1つです。

JALやANAなどの航空会社は、自社でパイロットを育成するプログラムを持っており、航空とは関係ない学部や学科の人でも応募できます。

採用されると、社内での長期にわたる訓練を受け、修了後にはそのまま航空会社で働くことが可能です。

競争率は高いですが、費用を最小限に抑えてパイロットになるチャンスがありますよ。

④航空自衛隊に入隊する

航空自衛隊に入隊することも、パイロットになるための1つの道です。自衛隊では、入隊後に様々な訓練を受けることで、必要な様々な資格を取得できます。

自衛隊での訓練は非常に厳しいですが、高度な技術と実践的な経験を積むことが可能です。また、自衛隊での経験は、民間の航空会社での就職にも大きなアドバンテージとなり得ます。

自衛隊でのパイロット訓練は、国防のためのものですが、民間でのキャリアを目指す者にとっても価値ある選択肢でしょう。

パイロットになるために必要な資格

パイロットは収入も高く魅力的な職業ですが、なるためにはいくつか取らなければいけない資格があります。

ここではパイロットに必要な資格を紹介します。

  1. 定期運送用操縦士
  2. 事業用操縦士
  3. 自家用操縦士
  4. その他必要な資格

①定期運送用操縦士

定期運送用操縦士は、大型旅客機の操縦士になる上で必要な資格です。

定期運送用操縦士を受験するには、年齢が21歳以上であり、飛行経験が1,500時間を超えていなければいけません。また、夜間飛行や計器飛行の経験も必要になってきます。

定期運送用操縦士は、航空会社で機長として働くためには欠かせないものです。

②事業用操縦士

事業用操縦士は、警察や消防のドクターヘリを操縦や、自衛隊でパイロットとして働くために必要な資格です。

18歳以上であり、飛行経験が200時間を超えていることが受験資格とされています。事業用操縦士は幅広い分野でパイロットとして活躍するための基盤となる資格です。

民間企業での貨物輸送、警察や消防、自衛隊などの公的機関での救助や監視活動など、多様な職域での操縦が可能になります。

事業用操縦士の資格を取るためには広範な航空知識と技術を要求されるため、高度な訓練と経験が不可欠です。

③自家用操縦士

自家用操縦士は、個人的な目的で小型航空機を操縦するのに必要な資格です。「定期運送用操縦士」や「事業用操縦士」の資格を取るためには、まず自家用操縦士が必要になります。

自家用操縦士は、年齢が17歳以上であり、飛行経験が40時間を超えていることが受験資格となります。

自家用操縦士はパイロットとしてのキャリアをスタートさせるための第一歩とも言える重要な資格となっています。

④その他必要な資格

パイロットには、基本的な操縦士資格の他にも、計器飛行証明、航空無線通信士などの資格が必要になります。

計器飛行証明は、視界が悪い条件下でも飛行できる能力を証明する資格で、航空無線通信士は、航空機と地上の管制塔との間での無線通信を行うための資格となっています。

また、国際線のパイロットになりたい場合は航空英語能力証明も必要になります。航空英語能力証明は、英語のコミュニケーション能力を証明する資格となっています。

パイロットになるために必要な費用

パイロットになるまでにかかる費用は、年齢・住んでいる場所・生活レベル・実績・能力などで異なりますが、一般的には生活費・留学費用込みで、1000万円前後〜4000万円前後が相場です。

例えば、航空大学校に進学する場合、入学金や学費だけで300万円以上が必要です。さらに、寄宿費や教材費などを含めると、最低でも350万円程度は見込む必要があります。

大学や専門学校のパイロット養成科に通う場合には費用がさらにかさみます。特に私立大学の航空操縦科に通う場合、受験資格を得るまでに1,000万円以上が必要な場合も。

ただし、航空会社の自社育成枠で採用される場合と、航空自衛隊に入隊する場合はかなり安く済みますが、倍率がとても高いため注意が必要です。

パイロットに求められる能力

パイロットは、多くの人の命を預かる重要な職業です。ここでは、求められる主要な能力について解説します。

  1. 健康的な肉体
  2. 判断能力
  3. 責任感

3つの能力を確認して自分に適性があるか判断してみてくださいね。

①健康的な肉体

パイロットにとって、健康的な肉体は必須条件です。特に視力は、飛行中の安全を確保する上で極めて重要です。視力が悪いと、重要な計器の読み取りや、天候の変化に対応することが難しくなります。

また、長時間のフライトに耐える体力も必要です。パイロットは、定期的な健康診断を受け、身体的な適性を維持することが求められています。

②判断能力

パイロットには、高度な判断能力が求められます。緊急時には、迅速かつ正確な判断が必要となります。

例えば、悪天候や機器のトラブルが発生した場合、パイロットは状況を素早く把握し、最適な対応策を決定しなければなりません。

緊急時では、冷静さと合理的な思考が必要です。また飛行計画の立案や修正も乗客の安全と快適な旅行に直結するため、パイロット重要な役割となっています。

③責任感

パイロットは、乗客や乗務員の命を預かる職業です。そのため、強い責任感が求められます。安全な運航を確保するためには、機器のチェックや安全規則の遵守が欠かせません。

また、チームのリーダーとして、乗務員とのコミュニケーションも重要です。緊急時には、乗客を落ち着かせて適切な指示を出すこともパイロットの責務です。

高い責任感は、パイロットとしての信頼性を築く上で不可欠な要素と言えるでしょう。

パイロットになるには努力が必要不可欠!

パイロットは、多くの人の命を預かる重要な職業であり、高い技術と責任感が求められます。そのため、資格取得のための勉強や訓練はもちろん、精神的な強さや冷静な判断力も必要です。

航空大学校や専門学校での学習は非常に厳しく、理論だけでなく実際の飛行訓練も含まれます。また、資格取得のためには、長時間の飛行経験や特定の訓練を積む必要があります。

さらに、パイロットは常に最新の航空技術や安全規則を学び続けなければいけません。また、国際線で務めるためには、英語力も必要です。

パイロットになるための道のりは、決して簡単ではありませんが、それに見合うだけの報酬とやりがいがありますよ。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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