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大学院生の就活事情を紹介|成功のポイントや意外な落とし穴を解説

就活生の中には、大学院に在学中に就職活動を進める人も多いでしょう。しかし「大学院生の就活ってどうやって進めればいいの?学部生徒の違いはあるの?」と悩みますよね。

そこで本記事では、大学院生の就活事情について解説します。成功のポイントや意外な落とし穴も紹介しているのでぜひ最後まで読んでみてくださいね!

【抑えておきたい】大学院生の就活の特徴3選

まず、大学院生の就活の特徴を紹介します。

  1. 学校推薦を活用できる
  2. 学部生よりも優遇される場合が多い
  3. 大学院生であっても文系就職は可能

①学校推薦を活用できる

大学院生の就活では、学校推薦を活用できることが特徴的です。学校推薦とは、大学との緊密な連携により、学内の優秀な学生が企業への推薦を受けやすくなる制度を指します。

学校推薦を受けることで、学生は学問面での優秀性や研究実績が積極的に評価され、企業との信頼関係が強化されるのです。

また、学校が学生の適性を把握しているため、より適切な企業とのマッチングが期待され、成功率が高まります

②学部生よりも優遇される場合が多い

大学院生の就活では、学部生よりも優遇される傾向があります。これは、大学院生がより高度な専門性を有し、企業がその専門性を重視する傾向があるからです。

理系大学院生は、深化した専門知識を持ち、企業が求める技術や研究力を提供できるため、積極的に歓迎されます。

一方、文系大学院生は、教職や公的機関において学問的な視点や高度なコミュニケーション能力を発揮できるため、これらの分野で優遇されます

③大学院生であっても文系就職は可能

大学院生の就活において、大学院生であっても文系就職は可能です。大学院生は専門的な知識を深め、研究力や分析力が養われていますが、それらは文系職種でも高く評価されます。

企業は、大学院生の豊富な学問的背景と専門性を生かし、新しい視点や問題解決能力が期待できると考えています。

また、大学院生が文系職種に就職することは、組織において多様な視点やアプローチを導入し、イノベーションを促進する一翼を担う可能性があります。

そのため、大学院生であっても、自身の専門性を前面に出し、企業にとって付加価値をもたらす姿勢が重要です。

大学院生のおおまかな就活のスケジュール

次に、大学院生のおおまかな就活のスケジュールを紹介します。

  1. 自由応募
  2. 学校推薦

①自由応募

大学院生の自由応募の就活スケジュールは、大学院1年生の夏にはインターンを始め、3月に企業の採用情報が解禁されます。

6月には本選考が行われますが、特にコンサルや外資系企業は早い傾向があり、大学院1年生のうちに内定が出ることも。

自由応募する際は、志望企業の選考情報は注意深く確認し、効果的な準備を進めることが重要です。

②学校推薦

学校推薦の大学院生の就活スケジュールは以下の通りです。修士1年の12月以降、まず学内での説明会に参加し、その後、学内での選考を経て応募を行います。

修士2年の4月頃には企業選考が本格化し、慎重な対応が求められます。同時に、内定を得るためには企業とのコミュニケーションや適切なアピールが必要です。

このスケジュールには修士1年時からのキャリア戦略と、修士2年に向けた準備が組み込まれており、計画的なアプローチが重要です

大学院生が就活を成功させるための4つのポイント

次に、大学院生が就活を成功させるためのポイントを紹介します。

  1. 大学院で身につけた自身の強みをアピールする
  2. 大学院1年生の夏から就活をスタートする
  3. 研究内容を分かりやすく伝える練習をしておく
  4. 志望企業をあらかじめ絞っておく

①大学院で身につけた自身の強みをアピールする

大学院生が就活を成功させるための重要なポイントは、大学院で身につけた自身の強みをアピールすることです。

これは、学部生との明確な差別化に繋がり、企業が求める高度なスキルや知識を訴える手段となります。なぜなら、大学院では専門性が一層深化し、論理的思考力が向上するからです。

たとえば、研究プロジェクトや論文執筆を通じて養われた専門的な知識や問題解決能力は、企業において価値ある資産となります。

②大学院1年生の夏から就活をスタートする

大学院生が就活を成功させるためには、大学院1年生の夏から就活をスタートすることが重要です。夏インターンシップへの参加は、職務経験を積みながら自己理解を深め、早期選考に有利なポイントです。

具体的には、大学院1年生の夏にインターンシップへの参加がおすすめです。これにより、職場での実践的な経験を通じて専門知識を深め、キャリアの方向性を確認できます。

同時に、企業との関わりを持つことでネットワークを構築しやすくなります。夏の経験は早期選考において強力なアピールポイントとなり、選考プロセスにおいて他の応募者と差別化が図れます

③研究内容を分かりやすく伝える練習をしておく

研究内容を分かりやすく伝える練習は、大学院生が就活を成功させる上で至要です。まず、研究内容を的確に伝えることは、企業や採用担当者が応募者の専門性や研究力を正しく評価するために不可欠です。

研究内容を分かりやすく伝えるためのポイントとして、専門用語を極力避け、具体的な事例や研究の応用可能性に焦点を当てましょう。

模擬面接や友人に簡潔なプレゼンを行うことで、自らの研究に対する理解を深めつつ、伝えるスキルを向上させることができます

④志望企業をあらかじめ絞っておく

志望企業をあらかじめ絞ることも、大学院生が就活を成功させるコツです。志望企業を絞ることで、自己分析が進み、キャリアや価値観を明確に理解できます。

これにより、企業とのミスマッチを避け、自らの強みをアピールできる履歴書や面接が可能となります。また、絞り込んだ企業に対する深い理解が生まれ、説得力のある志望動機が構築できるでしょう。

絞り込む際は、業界研究や企業の価値観を検討し、あなたのスキルや興味と一致するかを確認することが重要です。

大学院生が陥りやすい就活の「落とし穴」3選

最後に、大学院生が陥りやすい就活の「落とし穴」を紹介します。

  1. 学業と就活の両立が難しい
  2. 就職活動に出遅れてしまう
  3. 大学院生の専門性が活きない場合がある

①学業と就活の両立が難しい

大学院生が陥りやすい就活の「落とし穴」は、学業と就活の両立が難しい点にあります。なぜなら、大学院課程は研究や論文執筆に多くの時間を要し、それに加えて企業研究や選考活動が必要なためです。

対処するためには、計画的な時間管理が欠かせません。スケジュールを立て、研究や課題の優先順位を明確にし、限られた時間内での集中力を高めることが必要です。

また、アドバイザーやキャリアセンターのサポートを活用し、効果的な履歴書や面接対策に取り組むことで、両立がよりスムーズに進むでしょう。

②就職活動に出遅れてしまう

大学院生が就職活動に出遅れがちなのは、研究や論文執筆に追われる中、就職活動に割く時間が不足するためです。

研究への専念が高まりがちで、企業研究や面接の準備が後回しになりがちです。対処法としては、スケジュールを立て、研究と就職活動の両立を意識的に図り、余裕を持って取り組むことが重要です。

また、大学のキャリア支援を活用し、アドバイスやイベントに参加することで、情報収集やネットワーク構築も進められます。バランスを取りながら、着実な準備を心掛けることが成功への第一歩です。

③大学院生の専門性が活きない場合がある

大学院生が就活で陥りやすい「落とし穴」の一つは、大学院で培った専門性が就職活動において生かされないことです。

多くの場合、研究は特定の領域に特化しており、それが産業界や企業の求めるスキルや知識と直結していないことがあるためです。

この問題への対処法として、まず就職活動を開始する前に、自身の研究内容と産業界や企業のニーズを照らし合わせ、関連性を見極めることが重要です。

その上で、履歴書や職務経歴書、面接などで、研究の専門性をアピールできるよう工夫することが必要です。

大学院生の強みを活かして就活を成功させよう

本記事では、大学院生の就活事情を解説しました。

大学院生は専門性が高く、学校推薦なども活用しやすいため学部生よりも有利に就活を進められる傾向にあります。

とはいえ、就活に割く時間がなかったり、専門外の企業への就職を目指したくなった場合に専門性を活かせないなどのリスクもあります。だからこそ、一年生のうちに就活の対策を行うことが重要です。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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