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就活で出題される一般常識とは|出題範囲や対策法を伝授

就活の選考では、一般常識に関する問題が出される場合があります。高得点を取れれば選考を有利に進められるため、対策しておきたいところです。

しかし「一般常識ではどんな問題が出題されるの?どう対策すればいいの?」と悩みますよね。

そこで本記事では、就活で出題される一般常識について解説します。出題範囲や対策法も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

就活で課される一般常識テストとは

まず、就活で課される一般常識テストについて簡単に紹介します。前提として、採用試験の際に筆記試験を取り入れている企業は数多くあります。

試験形態は基本的に筆記試験で、名前の通り「一般常識」を問うテストが行なわれます。ここでは、下記の2項目で詳しく紹介していきます。

  1. テストを実施する理由
  2. 一般常識テストの出題範囲

①テストを実施する理由

企業が就活において一般常識テストを行う理由はさまざまです。ますます競争が激化する中で、効率的な選考を進めるために、学生の基本的な知識や判断能力をテストしています。

特に人気のある企業では選考を受けに来る学生が多いため、面接前に一定の基準を確認するためにテストが導入されています。また、一部の企業では「足切り」の手段としても活用されることも。

さらに、社会人としての最低限のマナーがあるかどうかも判断の材料とされ、ビジネス環境での適切な振る舞いが期待されるでしょう

➁一般常識テストの出題範囲

一般常識テストは、主に中学校高校の「国語・数学・理科・社会・英語」の5科目から出題されるだけでなく、「文化・時事問題、ビジネスマナー」など広範な領域も含まれます。

テストはこれらの科目に基づき、応募者の広範な知識と理解力を評価します。

従って、試験対策ではこれらの分野に焦点を当て、基本的な学問知識や社会に関する常識だけでなく、時事問題やビジネスマナーにも十分な理解を深めることが求められているのです。

SPIと一般常識の違い

SPIと一般常識テストの主な違いは、出題元とテスト内容にあります。

SPIはリクルートマネジメントソリューションズが開発し、非言語と言語の問題が中心で、論理的思考力や集中力が求められ、スキルや性格も評価されます。

一方、一般常識テストは各企業が独自に開発し、業界や企業によって異なる問題ないようです。一般常識テストは主に一般的な教養や社会常識を評価するため、SPIと比べて問題の焦点や対象スキルが異なります。

【ジャンル別】一般常識の例題6つ

次に、一般常識の例題をジャンル別に紹介します。力試しとして解いてみましょう。

  1. 国語
  2. 数学
  3. 理科
  4. 社会
  5. 英語
  6. 文化

①国語

一般常識の国語では、下記のような問題が出題されます。

【例題】

<四字熟語>
①「大きな集団の末端にいるより、小さくても長となって重んじられるほうが良いこと」を表す四字熟語を選びなさい。

ア 不撓不屈
イ 鶏口牛後
ウ 臥薪嘗胆

<漢字の読み>
②「出納」の読みを答えなさい。

正解:①イ ②すいとう

➁数学

一般常識の数学では、下記のような問題が出題されます。

【例題】
<素数>
①2から5の数字で、素数でない数字はどれか

<距離の計算>
②問題:
Aさんは、家から2kmはなれたスーパーに買い物へ出かけた。
最初は毎分70mで歩いていたが、途中から毎分120mで走り、20分でスーパーに到着した。歩いた道のりは何mか。

正解:①4 ②560m

③理科

一般常識の理科では、下記のような問題が出題されます。

【例題】
<化学>
①「水」の元素記号はどれか
ア H2O
イ H2
ウ He

<生物>
②「ネコ」と同じ分類の生物はどれか
ア マグロ
イ 人間
ウ スズメ

正解:①ア ②イ

④社会

一般常識の社会では、下記のような問題が出題されます。

【例題】
<政治経済>
①「国内総生産」の略称はどれか
ア GHQ
イ GNP
ウ GDP

<歴史>
②金閣寺を建立したのは誰か
ア 足利義満
イ 足利尊氏
ウ 足利義政

正解:①ウ ②ア

⑤英語

一般常識の英語では、下記のような問題が出題されます。

【例題】
<日本語訳>
①「To see is to believe」を日本語訳しなさい

<並べ替え>
②訳の意味になるように( )内の英語を並び変えなさい。
訳:明日の天気はどうでしょう?
(will / the weather / like / what / be) tomorrow?

正解:①「百聞は一見に如かず」

②What will the weather be like tomorrow?

⑥文化

一般常識の文化では、下記のような問題が出題されます。

【例題】
<音楽>
「運命」「田園」「英雄」「月光」「エリーゼのために」を作曲した、楽聖と呼ばれた作曲家は誰か。

<文学>
「走れメロス」「人間失格」などを書いた作家は誰か。

正解:①べートーウェン ②太宰治

芸術に触れる機会が少ない人は、最低限の知識を仕入れておきましょう

就活の一般常識問題の対策法4つ

最後に、就活の一般常識問題の対策法を紹介します。

  1. 新聞やニュースで情報収集する
  2. 問題集を解く
  3. アプリでスキマ時間を活用する
  4. 友人や家族と話す

①新聞やニュースで情報収集する

新職活動における一般常識問題の対策法として、新聞やニュースで情報収集するのは重要です。これにより時事問題に敏感になり、企業や業界の動向を把握できるからです。

具体的には、新聞やテレビ、動画サイトを活用してニュースを追い、スマートフォンでも隙間時間にチェックできる利便性があります。

これにより、企業への志望動機や業界理解が深まり、適切な対策が取れます。新聞やニュースを通じた情報収集は、就活において不可欠な一環となり、より戦略的な対策が可能です。

➁問題集を解く

就活の一般常識問題対策において問題集を解くことは、幅広いトピックに触れ、自分の知識を確認できるため効果的です。

具体的には、一般常識問題向けの過去問や問題集を選び、1冊を何度も繰り返し解くことが重要になります。これにより、自分の得意不得意が明確になり、弱点を克服できます。

おすすめの問題集は『最強の一般常識』です。この本は充実した問題集と解説で、幅広いトピックをカバーしているため、一般常識を効率よく学べるでしょう

③アプリでスキマ時間を活用する

就活の一般常識問題対策は、アプリで時間を活用することも効果的。アプリが手軽で、通学や移動時間など短い空き時間でも学習が可能なためです。

たとえば、通学中にアプリを利用して問題集を解いたり、就活のポイントを確認できます。

対策範囲はアプリによって異なるため、複数のアプリを組み合わせることがおすすめです。まとまった時間が取りにくい人も、スキマ時間を活かすことで効率的に対策を進められますよ

④友人や家族と話す

友人や家族と話すことも、就活の一般常識問題対策に効果的です。時事問題について議論することで知識が深まり、また自分の意見を他者に伝える練習になるからです。

友人や家族とのコミュニケーションは他人に自分の考えを適切に伝えるスキルを養う良い機会となります。

友人とグループで時事問題をディスカッションしたり、家族との食事の際にニュースや社会の動きについて話し合ってみましょう。

就活の一般常識問題は日ごろの対策が大事!

本記事では、就活で出題される一般常識について解説しました。

就活における一般常識は、学生時代に習った5教科とあわせて、文化・時事問題、ビジネスマナーが出題されます。

一般常識とはいえ内容を忘れることもあるでしょう。そのため、対策は必須と言えます。問題集を活用したり、ニュースを見たりするなどの対策を行なった上で試験に挑みましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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