リスケを依頼したいけど、マナーを守っていないと失礼な印象になってしまうのでは、と不安を感じている方もいるでしょう。
リスケを依頼したい時には、メール文で要望を伝えるのも手です。
本記事では、リスケの概要やメールの書き方のコツ・文例・マナーについて解説します。手始めに文例を参考にしたい方は、こちらをご覧ください。
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リスケとは何かを解説!

リスケとは、リスケジュールを短縮した言葉で、予定の立て直しや調整をする時に使う言葉です。
簡略的な表現なので、目上の方に向けて使うのは好ましくありません。しかし、予定を変更する必要がある時などに、部下や同僚に向けて使うことはあります。
主にビジネス用語として使われやすく、明々後日にリスケする、と言えば予定が3日後に後ろ倒しになったことを表しているのがポイントです。
メールの文面で直接使ってしまうと不躾な印象になるため、言い替える必要があります。
企業へのリスケ依頼メールの書き方を解説

企業に対して丁寧な姿勢でリスケの要望を伝える際には、書き方の流れを把握しておくことが大切です。
ここでは、6つの部分に分けて文面を作る際のポイントを紹介します。
- 件名
- 宛名
- 挨拶文
- 本文
- 締め
- 署名
①件名
まず、件名でわかりやすく要件を伝えることが大切です。短く具体的にまとめることができれば、一目見ておおよその内容がわかりやすいメールになります。
具体的には、「日程調整のお願い」などの簡潔な表現を心がけましょう。
結論がはっきりとしたメールを作成しやすくなるため、忙しい業務の合間にメールチェックをしている担当者に、好印象を与えやすくなります。
ただし、「リスケ希望」といった簡素すぎる表現は避けましょう。
②宛名
宛名は正式名称で書くようにしましょう。株式会社などの表現も、省略すると失礼な印象になってしまうため避けなければいけません。
普段目にしている名称が正式な名称ではないパターンもあるため、しっかりと調査してからメールを作成することが大切です。
また、誤字脱字もないように注意しましょう。会社名や担当者名が間違っているとマナー違反となります。
チェックミスがある文面を送信してしまうと、信頼性が下がるリスクもあります。
③挨拶文
メールの一文目にはお世話になっていることを伝える挨拶文を書きますが、謝罪と理由も必ず添えるようにしましょう。
メールの始めの部分で謝罪の言葉を取れ入れることで、申し訳ないと感じている気持ちをより早く相手に届けやすくなります。
理由も同じタイミングで述べれば、リスケを希望したいきさつがストレートに伝わりやすくなるのもポイントです。
また、自己紹介を済ませておくと、誰から送られたメールなのかがわかりやすくなります。
④本文

本文では変更先の希望日や時間を書き、候補日をいくつか提示するようにしましょう。
〇月△日×時~□時、と明確な表現で書くことも大切です。候補日は3つ以上提示できると、相手もスムーズに選びやすくなります。
反対に、相手の都合の良い日程を聞くと、相手に予定を確認させ、返信させることになるため手間が増えやすいです。
何がリスケになるのか、もともと予定していた内容の説明も添えると親切な文になります。
⑤締め
締めの文章では、お手数をおかけすることに対するお詫びの言葉や、「よろしければ」といった相手への配慮を示す表現を取り入れましょう。
返信がほしいことも伝えれば、相手からメールが返ってきやすくなります。
最後の文章に、都合が合わない場合はリスケに適した日程を返信してほしいことを付け加えると、相手の希望を優先する姿勢を見せられるのがポイントです。
そうすることで、あらゆる事態に対策した文面になります。
⑥署名
メールの末尾には段落を空けてから署名を書き、自身の名前や所属名、電話番号やメールアドレスなどの情報を記載します。
以前に同じような署名でメールを送ったことがあっても、省略しないことが重要です。
署名を書くことで、連絡先の確認がスムーズになるだけでなく、どこまでが本文なのか一目見てわかりやすくなるといった利点もあります。
テンプレートを作っておくと、作成にかかる時間を節約可能です。
企業へのリスケ依頼メールを送る際の文例

企業に日程変更を依頼する際の文例を確認すれば、どんな文章で要望を伝えるべきかイメージしやすくなります。おすすめの文例は、以下の通りです。
件名:打ち合わせ日時変更のお願い 〇〇株式会社 △△様 お世話になっております。 株式会社□□の××と申します。 〇月〇日(〇曜日)の〇時に実施予定の打ち合わせについて、 日程の変更をお願いしたく、ご連絡を差し上げました。 お時間を空けていただいたにもかかわらず、大変申し訳ございません。 出張が急に決まってしまい、貴社に伺うことが難しくなってしまいました。 お忙しい中恐れ入りますが、打ち合わせの日程変更先を下記の候補から検討いただくことは可能でしょうか。 ・△月△日(△曜日)△時 ・×月×日(×曜日)×時 ・●月●日(●曜日)●時 上記の日程への変更が難しい場合は、△△様のご都合がよろしい日をお伝えいただけましたら幸いです。 ご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ございませんが、何卒ご容赦いただけますようお願いいたします。 |
上記の例文では、要件について簡潔に伝え、お詫びの言葉や理由も述べています。
候補日を3つ伝え、相手の都合に合わせる姿勢を見せているのもポイントです。
企業にリスケ依頼メールを送る時のマナー5つ

日程の変更希望をメールで伝える際のマナーを把握しておけば、失礼がないように注意して作成しやすくなります。
作成時に気を付けるべき注意点は、以下の5つです。
- なるべく早めに伝える
- リスケという言葉は使わない
- 変更後の予定は絶対に守る
- リスケの希望は複数提示する
- 企業からの返信には即対応する
①なるべく早めに伝える
なるべく早めのタイミングで伝えることを心掛けるようにしましょう。
ギリギリのタイミングで連絡をしてしまうと、予定の調整が難しくなるだけでなく、迷惑をかけてしまいます。相手の予定に少しでも余裕が生まれるように、日程の変更連絡はできるだけ早く済ませましょう。
また現在の日付と変更先の日程の間に、ある程度日数を空けるようにすることも大切です。
予定がまだ詰まっていない日程への変更を提案できると相手も対応しやすくなります。
②リスケという言葉は使わない
リスケといった表現は直接使わないように気を付ける必要があります。リスケは短縮表現なので、そのままメール文に用いてしまうと失礼な印象を与えがちです。
自身の都合で日程調整を要望しているにもかかわらず、相手に対しての礼儀がなっていない、とマイナス評価につながる場合もあります。
丁寧な言葉遣いができているかしっかりと確認することが大切です。リスケ以外の短縮形や口語表現も含まれていないか見直してから送信しましょう。
③変更後の予定は絶対に守る

変更した日程は必ず守り、再度リスケが必要になる事態を招かないようにしましょう。
何度も日程変更を繰り返してしまうと、約束を守れない人と認識され、信頼性を損なってしまいます。
無理のあるスケジュールを組まずに、冷静に予定を確認してから希望を伝えましょう。
会社に所属する人材がミスを重ねると会社の信用問題にも関わってくるため、日程を守るだけでなく遅刻もしないよう注意しなければいけません。
④リスケの希望は複数提示する
日程の変更案は1つではなく、複数提示することもマナーの基本です。
自分都合で要求をすることになるため、せめて相手が選べる余地を提供する姿勢を見せることが重要になります。
また、複数の希望を伝えることで、相手に要望が通りやすくなるのもメリットです。
返信が来るまでは提案した日程に予定を入れず、空きをキープしておきましょう。希望する日程は箇条書きで示すとスマートな印象になります。
⑤企業からの返信には即対応する
企業から返信が来た際には、即座に対応することも重要です。迅速に対応ができれば、相手の負担を少しでも減らしたい気持ちがあることを印象付けられます。
一方でメールの返信が遅れてしまうと、予定の変更先が確定するまでに時間がかかるため、迷惑だと捉えられやすくなるのが注意点です。
メールの通知がすぐに表示されるように設定を見直しておき、なるべく目を離さずこまめにチェックしましょう。
リスケメールを送るときは失礼がないようにしよう!
リスケの要望をメールで伝える際には、失礼がないように注意を払いましょう。
早めのタイミングで連絡し、リスケ案は複数書くようにして、相手の予定に合わせて選んでもらうことが大切です。
文例を参考にして、丁寧な言葉遣いを心がけて依頼をしましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。