就活豆知識

HOME > カリクル就活 > 就活豆知識 > 内定承諾書の期限について解説|延長したい場合のマナー・例文も紹介

内定承諾書の期限について解説|延長したい場合のマナー・例文も紹介

内定承諾書をいつまでに提出すればいいのか分からず、悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか。

本記事では、内定承諾書の期限と、期限延長する際のマナーを解説します。

期限延長を電話・メールでお願いする際の例文も紹介しているのでぜひ最後までお読みください。

内定後もカリクルがサポート!

企業が内定承諾書を出させる理由

企業が内定承諾書を求める背景には、複数の重要な理由があります。ここでは、企業が内定承諾書を提出させる3つの理由を解説します。

  1. 入社意思の確認のため
  2. 内定辞退されるのを防ぐため
  3. 学生と企業間のトラブル阻止のため

①入社意思の確認のため

内定承諾書は、学生がその企業への入社意志を明確にするための重要な手段です。企業側は、内定を出した学生が本当に自社に興味を持ち、入社する意欲があるかを確認する必要があります。

内定承諾書を通じて、企業は人材計画を正確に立てることができ、採用活動の効率化にもつながるのです。

また、学生側も自身のキャリアについて真剣に考える機会となり、より確固たる決意を持って入社の道を選ぶことが可能になります。

②内定辞退されるのを防ぐため

内定承諾書は、内定辞退を防ぐための手段としても機能します。

学生が内定を受けた後に他の企業からのオファーを受け入れるケースは少なくありません。このような状況を避けるため、企業は内定承諾書によって学生のコミットメントを確保しようとします。

内定承諾書を提出することで、学生はその企業への入社を約束することになり、企業側は採用計画の安定性を高められます。内定承諾書は、双方にとって予期せぬトラブルを避けるためにも重要です。

③学生と企業間のトラブル阻止のため

内定承諾書は、学生と企業間のトラブルを防ぐためにも重要な役割を果たします。内定後のコミュニケーション不足により生じる誤解や不信感を避けるため、明確な書面による合意が求められるのです。

内定承諾書には、入社条件や待遇などの重要な情報が記載されており、これによって双方の期待値を明確にできます。また、万が一のトラブルが生じた際には、内定承諾書が重要な証拠となります。

したがって、内定承諾書は、スムーズな入社プロセスを保証するために不可欠な要素です。

内定承諾書の期限はどのくらいか解説

内定承諾書の提出期限は、企業によって異なりますが、一般的には1週間から1ヶ月程度に設定されています。最も多いのは2週間です。

しかし、企業によっては数日間と短い期限を設定することもあるため、内定を受けた際には、期限を確認し、慎重に決断を下すことが重要です。

内定承諾書は、法的に拘束力を持つ契約書ではないため、承諾書を提出した後でも、就職を辞退することは可能です。

ただし、承諾後に辞退すると社会的な信用や将来のキャリアに影響を与える可能性があるため、慎重に検討してから内定承諾書を提出しましょう。

内定承諾書の期間延長をお願いする時のマナー

内定承諾書の提出期限延長をお願いする際のマナーについて解説します。以下のマナーを守ることで、企業に対して良い印象を与え、スムーズなコミュニケーションを図れます。

  1. できるだけ早めに連絡を入れる
  2. いつまでに返事できるか伝える
  3. 承諾を悩んでいる理由も伝える
  4. 丁寧な言葉遣いや態度をとる

①できるだけ早めに連絡を入れる

内定承諾書の提出期限延長をお願いする際は、できるだけ早めに連絡を入れることが重要です。早めに連絡をすることで、企業側も対応しやすくなりますし、あなたの誠実さも伝わります。

期限ギリギリの連絡は、企業に対して不誠実な印象を与えかねません。また、早めに連絡を入れることで、企業側も採用計画の調整がしやすくなり、双方にとって良い結果をもたらす可能性が高まります。

②いつまでに返事できるか伝える

期限延長のお願いをする際は、いつまでに返事ができるかを明確に伝えることが大切です。具体的な日付を提示することで、企業側もその期日までのスケジュールを立てやすくなります。

また、期限を明確にすることで、自分自身も返事をするための期限が明確になり、決断を促進する効果もあります。この際、現実的で合理的な期限を設定することが重要です。

③承諾を悩んでいる理由も伝える

内定承諾書の提出期限延長をお願いする際には、なぜ承諾に時間がかかるのか、その理由も伝えることが望ましいと言えます。

例えば、他社の選考結果を待っている、家族と相談したい、キャリアプランを再考中であるなど、具体的な理由を伝えることで、企業側も状況を理解しやすくなります。

ただし、この際には、企業に対する敬意を忘れず、丁寧な言葉遣いで伝えることが重要です。

④丁寧な言葉遣いや態度をとる

内定承諾書の提出期限延長をお願いする際は、言葉遣いや態度にも注意が必要です。電話やメールでのコミュニケーションでは、礼儀正しく、謙虚な態度を心がけましょう。

また、お願いする際には感謝の気持ちを表すことも忘れないでください。企業側に対して敬意を払い、感謝の気持ちを伝えることで、良好な関係を築けます。

内定承諾書の期間延長をお願いする時の例文

内定承諾書の提出期限延長をお願いする場合の例文を、電話・メールの2パターン紹介します。ぜひ参考にしてください。

  1. 電話の場合
  2. メールの場合

電話の場合

就活生「お忙しいところ失礼いたします。先日、内定のご連絡を賜りました◯◯大学◯◯学部の港太郎と申します。人事部の○○様はいらっしゃいますか?」

人事担当者「はい、○○です。どのようなご用件でしょうか?」

就活生「この度は貴重な内定をいただき、誠にありがとうございます。しかしながら、私事で大変恐縮ですが、入社の重大な決定に際し、家族と十分な話し合いを行いたいと考えております。家族の意見も尊重し、納得の上で最終的な決断をしたいと思っています。このため、内定へのご返事を〇月〇日まで延ばしていただくことは可能でしょうか?」

人事担当者「ご家族との話し合いは大切ですね。〇月〇日までの延長であれば問題ありません。」

就活生「ありがとうございます。このような私事でご迷惑をおかけし、申し訳ございません。貴社への入社を真剣に検討させていただきます。」

人事担当者「いえ、こちらこそご連絡いただきありがとうございます。良い結果を期待しております。」

就活生「はい、ありがとうございます。後日、改めてご連絡させていただきます。失礼いたします。」

電話のポイントは、礼儀正しく、理由を明確に伝えることです。まず、相手の時間を尊重し、自己紹介と目的を簡潔に伝えてます。

「家族との相談」と納得できる理由を述べ、具体的な期限を提示しました。最後に、感謝の意を表し、返事をすることを約束することで信頼関係を崩さないようにしています。

メールの場合

件名:内定承諾書提出期限の延長についてのお願い ◯◯大学◯◯学部 ○○太郎
株式会社◯◯ ◯◯部 ◯◯様

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 ◯◯大学◯◯学部の○○太郎と申します。 このたびは、貴社より内定を賜り、心より感謝申し上げます。

私事で大変恐縮ではございますが、内定に関しまして家族ともう少し相談を行いたく存じます。入社については、家族の理解と支持を得てから決断したいと考えており、そのためにも少し時間をいただきたいと思います。

つきましては、内定承諾書の提出期限を◯月◯日まで延長していただけないでしょうか。ご迷惑をおかけし、申し訳ございませんが、ご理解とご配慮を賜りますようお願い申し上げます。 何卒よろしくお願いいたします。

敬具

―――――――――――――――
○○太郎
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:○○@○○○○○○.ab.jp
―――――――――――――――

このメールでは、最初に挨拶と感謝の言葉を述べることで、相手に敬意を表しています。また、家族との相談を理由に挙げることで、内定承諾の延期を丁寧に要請しています。

最後に、連絡先を明記することで、円滑なコミュニケーションを促しています。

内定承諾書を提出する前に確認すべきこと

内定承諾書を提出する前に確認すべきポイントがいくつかあります。特に、労働条件通知書と内定取り消し事由については、十分な理解が必要です。

  1. 労働条件通知書
  2. 内定取り消し事由

労働条件通知書

労働条件通知書は、就職を決める上で最も重要な文書の1つです。労働条件通知書には、給与、勤務時間、休日、休暇、福利厚生などの労働条件が記載されています。

労働条件は、あなたの働く環境や生活の質に直接影響を与えるため、細部にわたって確認することが重要です。

特に、給与の計算方法や残業に関する規定、有給休暇の取得条件など、自分の働き方に直結する部分には注意を払いましょう。不明点があれば、内定承諾前に質問することが肝心です。

内定取り消し事由

内定が出た後でも、特定の事由により内定が取り消されることがあります。これには、健康上の問題、背景調査での問題発覚、試験成績の不振などが含まれます。

内定取り消しの条件は企業によって異なるため、どのような事由が内定取り消しの対象となるのかを事前に確認しておくことが大切です。

また、内定取り消しに関する規定が明確でない場合は、企業に直接確認することも重要です。自分の状況に何か変更があった場合は、すぐに企業に報告することも忘れないでください。

内定承諾書の期限は2週間が相場!

内定承諾書の提出期限は、一般的に内定通知を受け取ってから2週間程度が相場です。

期限内に承諾書を提出することはもちろん、期限が迫っている場合は企業に相談して延長を求めることも1つの手段です。

内定承諾は重要な決断なので、よく考えて決めましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

まずはカリクル公式LINEを友だち追加!

無料スーツレンタルはこちら