就職活動の一環として、SPI試験を受験する人も多いと思います。高得点を取れれば選考を有利に進められるため、対策しておきたいですよね。
しかし「SPIってどのような受験方法があるんだろう?」「具体的にどんな対策をすればいいの?」と悩みますよね。
そこで本記事では、SPIの受験方法について徹底解説します。SPI試験の特徴や対策方法も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
SPIとは|試験内容・目的を解説
そもそもSPIとはどのような試験なのでしょうか?まずは、SPIの試験内容と目的を押さえておきましょう。
- 性格検査
- 能力検査
- SPIの目的は自分を知ってもらうこと
それでは、それぞれ見ていきましょう。
性格検査
SPIの試験は「性格検査」と「能力検査」が行われます。性格検査は、どの分野が向いていそうかなど、人格を測るテストです。
テストセンターの場合、能力検査は会場で、性格検査は事前に自宅のパソコンで行います。なお、性格検査は、受験予約の操作を行った日の27:00(翌3:00)までに受験しなければなりません。
性格検査の対策は基本的に不要です。ただし、正直かつ迅速に回答することが求められます。
能力検査
能力検査は、働くにあたって必要になる能力を測るテストです。「言語分野」と「非言語分野」に分かれており、それぞれ出題内容が大きく異なります。
言語分野は、その名の通り言語能力を測る分野です。日本語の意味や長文を読む力が求められます。暗記するだけで取れる問題も多いため、対策しておきましょう。
非言語分野では、数学の力を測られます。場合の数や数列などが出題されます。対策なしでは解けない問題も多いため、まとまった時間を勉強に割く事が求められます。
SPIの目的は自分を知ってもらうこと
SPIの目的は、自分を知ってもらうことです。SPIは、あなたの性格や能力について企業の人事担当者が参考にするために行われます。
たとえば、性格検査なら、あなたが企業の働き方や社風、業務内容に一致するかをチェックするヒントとなり得ます。能力検査では、あなたの思考力や最低限の知識、読解力を持っているかが試されます。
このように、SPIはあなたの人格や能力についての情報を提供する貴重なツールなのです。
SPIテストの特徴・対策2つ
次に、SPIテストの特徴と対策をそれぞれ2つずつ紹介します。
- 【特徴①】問題数が多い
- 【特徴②】点数が高いほど良いというものではない
- 【対策①】画面上の受験に慣れる
- 【対策②】練習問題を解く
【特徴①】問題数が多い
SPIの特徴は、問題数が多いことです。試験にはシビアな制限時間が設けられており、次々に解かなければ全て解ききれないこともあります。
問題をいかに早くかつ適切に処理し、効率的に進めることができるかが重要なのです。
問題数に対応するためには、繰り返し問題を解いてパターンを把握し、時間を縮める努力をする必要があります。
【特徴②】点数が高いほど良いというものではない
SPIは、点数が高いほど良いというものではありません。なぜなら、企業によって適切な能力が異なるからです。
たとえば、論理的な思考力が求められる場合は、非言語分野の得点が重視されるでしょう。また、顧客とのコミュニケーションが多い場合、言語分野が重要視されます。
このように、企業ごとに重視する分野が異なるため、志望する企業や業界が求める能力を伸ばすことが重要です。
【対策①】画面上の受験に慣れる
SPI試験の対策としては、画面上の受験に慣れることが重要です。なぜなら、SPIは基本的にパソコンを使って行われるからです。
もし問題集やアプリのみで対策をしていると、本番の環境に適応できず、本来のパフォーマンスが発揮できないことも考えられます。
そのため、パソコン操作に慣れたり、パソコン画面で試験を解いてみるなどの対策が必須です。
【対策②】練習問題を解く
SPI試験の対策としては、練習問題を解くことも重要です。なぜなら、練習問題を解くことで出題傾向がわかるようになるだけでなく、回答にも慣れるからです。
また、暗記するだけで解けるような問題もあるため、練習問題を解くことは必須と言えるでしょう。
練習問題は、速さと正確さを意識し、時間を測りながらできるだけ本番に近い環境で解くことをおすすめします。
SPIの受験方法3つ
次に、SPIの受験方法を3つ紹介します。
- テストセンター
- WEBテスト
- インハウスCBT(企業の指定会場)
1つずつ詳しく解説していきましょう。
①テストセンター
SPIのテストセンターは、受験者が事前に予約をし、指定された日時にテストセンターに出向いて受験する試験形式です。
センターでは、パソコンを使用した適性検査が行われ、言語能力や論理的思考力などが評価されます。
SPIの試験は通常3つのセクションで構成され、限られた時間内に解答する形式です。テストセンターでは受験者に対して詳細な受験説明が行われ、試験の進行や注意事項が説明されます。
②WEBテスト
SPIのWEBテストは、職業適性や能力を測定するためのオンラインテストです。一般的には企業の採用試験で使用され、受験者は特定のスキルや能力を問われる複数のセクションで構成されます。
基本情報・計算力・文章理解・図形判断などの項目があり、制限時間内に解答します。結果は受験者の適性や能力を詳細に示し、企業はこれを採用プロセスの一環として活用します。
受験者は事前に対策を行い、テスト日には集中力を維持する必要があります。
③インハウスCBT(企業の指定会場)
インハウスCBTは、SPIを企業が独自に用意した会場で受験する方式です。特徴として、まず受験者は企業指定の場所で試験を受けるため、他の受験者との接触が限定されることがあります。
この方式では、企業が独自の環境やセキュリティ対策を施しており、受験者は企業の要件に合わせたテストが行われます。
一方で、受験者は企業のルールやガイドラインに厳密に従う必要があり、慎重な対応が求められます。また、会場までのアクセスや駐車場の確認など、受験前に詳細な情報収集が重要です。
テストセンターの申し込み3ステップ
最後に、テストセンターの申し込み方法を3ステップで紹介します。
- IDを取得し、登録する
- 性格検査を受験する
- 会場で能力検査を受験する
しっかりと申し込みステップを確認して、テストへ備えておきましょう。
①IDを取得し、登録する
まずはIDを取得し、登録しましょう。公式ウェブサイトからアカウントを作成し、必要事項を入力してIDを発行します。次に、指示に従って詳細情報を登録します。
正確な個人情報の提供が求められるので注意してくださいね。また、申し込み期限や手数料などの重要な日程と費用にも留意しましょう。
登録後は確認メールを受信し、詳細が正確であるか確認します。IDとパスワードは大切に保管し、試験当日に必要な資格証明書も用意してください。
②性格検査を受験する
次に、性格検査を受験します。テストセンターの場合、性格検査は会場ではなく自宅のパソコンで行います。
また、性格検査は受験可能期間が決まっているため注意しましょう。受験可能期間については、企業の指示等をチェックしてくださいね。
性格検査は制限時間の割に質問数が多いため、考えすぎず直感でサクサク回答していきましょう。また、性格な診断結果を出すために、正直に回答する事が重要です。
③会場で能力検査を受験する
最後に、会場で能力検査を受験します。テストセンターや企業に指定された会場、Webテストの場合は自宅等で受験しましょう。
能力検査は、問題ごとに制限時間が設定されています。時間切れになると強制的に次の問題に進んでしまうため、時間を気にしながら回答しましょう。
時間管理が重要であり、問題ごとに十分な注意を払いながら解答することが求められます。テスト当日は指示に従い、試験官や監督者の指導に協力し、スムーズな受験を心がけましょう。
SPIの受験方法を知って就活に備えよう
本記事では、SPIの受験方法について、試験の特徴や対策も交えて紹介しました。
SPIには性格検査と能力検査があり、それぞれ目的や受験内容が異なります。
能力検査で高得点を取るためには、試験の傾向を知った上で、問題集などを活用しつつ何度も繰り返し問題を解くことが重要です。
余裕をもって受験方法の確認や対策を始め、SPI試験で高得点を目指しましょう!
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。