一度不採用になってしまった企業に対し、「どうしても諦められない」「再応募ってできないのかな……」と考える方も多くいるのではないでしょうか。
そのため本記事では、不採用になった企業への再応募に関して、ポイントや注意点などを詳しく紹介します。
不採用からの再チャレンジを検討している方は、ぜひとも参考にしてくださいね。
不採用になった企業に再応募はできる

結論からお話しすると、一度不採用になった企業に再応募することは十分に可能です。ただし当然ですが、再応募しても採用してもらえるとは限りません。
一度不採用になった企業に再応募する際には、以下の点に注意が必要です。
- 企業によっては再応募ができない場合もある
- すぐの再応募は避けた方がよい
企業によっては再応募ができない場合もある
企業によっては、一度不採用になると再応募ができないことがあります。再応募を不可にしている場合、どんなに熱望してもリトライはできません。
また、再応募不可とまではしていなくても、一定の条件を設けている企業もあります。たとえば、「前回応募から半年以上」「同一年度では不可」などです。
そのため再応募を検討する際にはまず、企業が設けている条件を事前に調べておきましょう。
すぐの再応募は避けた方がよい
特に条件を設けていない企業であったとしても、選考落ちしてすぐの再応募は避けた方が良いといえます。
不合格になったときと同じ状態で臨んでも、合格率は高まらないためです。不採用になった理由について、見つめ直す時間が必要だと言えます。
しかし不採用になった後すぐに応募していては、自分を見直すために十分な時間を確保できません。企業側も、「この短期間で何が変わったの?」と不信感を抱いてしまう場合も。
「できるだけ早く応募したい」と思う気持ちはあるでしょうが、不合格になったのであれば自分をしっかりと見つめ直す時間を設けることが重要でしょう。
不採用の企業へ再応募する前に確認したいこと3つ

一度不採用になった企業へ再応募する際には、以下の3つのポイントを確認しておくことが大切です。
- 求人募集があるか
- 募集要項の中身
- 本当にその企業で良いか
再応募に向かって動き出す前に、1つずつ一緒にチェックしていきましょう。
①求人募集があるか調べる
再応募を検討するならまず、そもそも企業がまだ募集をしているのか確認する必要があります。
どんなにその企業への想いが強くても、募集していなければ応募はできません。募集がなくなっていれば、諦めるか次年度に再挑戦する必要があります。
新卒採用では、就活の解禁直後に大きく募集をかけ、その後小規模に追加募集をかけていくことが一般的です。
企業によっては、早い段階で採用を終わらせてしまうこともあります。そのためまずは企業の情報を集め、応募を行っているか確認するようにしましょう。
②募集要項をよく確認する
当該企業が募集を行っていた場合、次に募集要項をよく確認することが大切です。再応募不可にしていたり、応募に一定の条件を設けている可能性があります。
条件については、どんなに優秀な人材が応募してきても変わらないと考えておくべきです。そのため、募集要項は事前によく見ておかなくてはいけません。
また、募集要項において特段の記載がない場合は、再応募できると考えて良いでしょう。
③その企業がよいかもう一度考える
募集要項を見て自分が再応募できると分かっても、一旦立ち止まってその企業で良いのか改めて考えることが大切です。
1つの企業にこだわりすぎても、あまり良くないと言えます。執着だけで再応募しようとしていないか、自分に問いかけることが重要です。
不採用は、もちろん辛いことではあります。しかし不採用になったことが他の企業や業界に目を向けるきっかけになることも考えられるのです。
一度冷静になり、自分を見つめ直してみると良いでしょう。
不採用の企業に再応募する時の5つのコツ

不採用の企業に再応募するにあたっては、以下の5つのコツを押さえることが大切です。
- 不採用になった理由を考える
- その企業で働きたい理由を明確にする
- 再応募をアピールする
- 職種や勤務地を変えて応募する
- 新たなスキルや経験を身に付ける
①不採用になった理由を考える
再応募するにあたってはまず、不採用になった理由を考えることが大切です。
一度不採用になったのであれば、そのままリトライしても同じ結果になる可能性が高いと言えます。不採用になったのなら、何らかの原因があるはずです。
また前回と同じスタンスで応募してきていると、「反省していない」「成長していない」とみなされさらに印象を悪くしてしまう恐れもあるでしょう。
なぜ自分が採用されなかったのか、整理して対策することが大切だと言えます。
②その企業で働きたい理由を明確にする
再応募にあたっては、その企業で働きたい理由を明確にすることも大切です。働きたい理由について考える中で、「やっぱり違うかも」となることもあります。
また不採用になった事実が受け入れられず、執着だけで再応募しようとしている可能性も否定できません。
働きたい理由について考えることは、自分のキャリアプランについて考えることにもつながります。
そして「その企業でなくてはいけない理由」がはっきりすれば、応募や面接でも使える、説得力のある志望動機になることも考えられるでしょう。
③再応募をアピールする
「再応募していること」自体をアピールすることも、再応募においては重要なポイントです。企業への熱意を伝えることで、好印象を与えられる可能性はあります。
ただし、熱意だけで成功するほど甘いものではないことは、しっかりと理解しておくべきです。
また、いくら熱意にあふれているとしても、それを長々と伝えてしまってはいけません。熱意やその理由については、端的かつ具体的な説明が求められます。
さらに「ただ再応募してきただけ」と思われないように、「以前と現在では何が違うのか」もアピールすることが大切でしょう。
④職種や勤務地を変えて応募する
一度不採用になった場合、その企業でどうしても働きたいのであれば職種や勤務地を変えて応募することもおすすめします。
同じ企業でも、職種や勤務地別に採用していることは珍しくありません。ただし、職種や勤務地を変えて応募する際には条件を確認することが大切です。
部署や職種が変われば、求められるスキルや知識は当然変わります。
募集要項を確認し、その部署・地域が求める人物像に自分がマッチしているのか確認することが重要でしょう。
⑤新たなスキルや経験を身に付ける
再応募にあたっては、新たなスキルや経験を身につけることも大切です。不採用時と変わらないままでは、同じ結果になる可能性が高いと言えます。
採用担当者に良い印象を持ってもらうためにも、何かしらの変化があった方が良いと言えるでしょう。
不採用になった原因を自分なりに整理し、足りないと考えられるスキルや知識を新たに身につけることがベストです。
「自分なりに考えて行動した」という事実自体が好印象になつながる可能性もあることから、重要なポイントだと考えておくべきでしょう。
不採用の企業に再応募する際の注意点3つ

不採用の企業に再応募する際には、以下の3つのポイントに注意することが重要です。
- 再応募の理由を問われる可能性がある
- 再応募が好印象になるとは限らない
- 1つの企業にこだわりすぎない
①再応募の理由を問われる可能性がある
一度不採用になった企業に再応募する際には、再応募の理由を問われる可能性があると考えるべきです。
一度不合格とされても改めてチャレンジするのはなぜか、どうしてそこまでこの会社で働きたいのか、整理しておくことが求められます。
ここでしっかりと説明できれば、好印象につながる可能性は高いでしょう。
前回との違いを印象付けるために、不採用通知を受けてからどのように考え、どう行動したのかを伝えることが大切だと言えます。
②再応募が好印象になるとは限らない
再応募したこと自体が好印象になるとは限らない点にも、注意が必要です。前回と変わっていないと判断されれば、かえって印象を悪くする恐れもあります。
上手くいかなかった原因を自分なりに分析し、応募するまでにどう改善したのかを明確にしなければなりません。
一度不採用にした人材に対してはどうしても厳しい目になることが予想されることから、きちんと対策を取ることが求められるでしょう。
自己分析や業界・企業研究を行い、万全の準備をして臨むべきです。
③1つの企業にこだわりすぎない
1つの企業にこだわり過ぎないことも、再応募を検討する際には重要なポイントだと言えます。
準備不足が原因になったわけではなく、そもそもの相性の問題から不採用になった可能性もあるでしょう。
また、その企業が必ずしも自分の将来にとって良い企業であるとは限りません。世の中には、本当に多種多様な企業が存在しています。
不採用になった場合、状況によっては縁がなかったと思って切り替え次に行くことも大切でしょう。
不採用の反省を活かして再応募しよう

一度不採用になったとしても、同じ企業に再応募できるケースは多々あります。
しかし前回と同じ状態で臨んでも、状況は好転しないと考えるべきです。前回の反省を活かし、充分に準備をして再応募するようにしましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。