就職活動を進める中で「なかなか内定がもらえなくてしんどい。辛いからもうやめたい」と悩むこともあるでしょう。
就職活動を続けたいのに、精神的に疲れ切ってしまうとどうしたらいいのかわからなくなってしまいますよね。
そこで本記事では、就活がしんどい原因と対処法について解説します。つらい時の乗り越え方も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
就活がしんどい時期は誰にでも訪れる

前提として、「就活がしんどい」「就活をやめたい」と思う就活生は多いのが現状です。決してあなただけがしんどい思いをしているわけではないことを頭に入れておきましょう。
就活がしんどいと感じる原因はさまざまです。たとえば、慣れないスーツの着用、自己分析や業界分析、面接などが挙げられます。これまで経験していないことへの挑戦が多いため、学生にストレスとなるのです。
大切なのは、就活は長期戦と考えることです。しんどい気持ちに冷静に向き合い、落ち着きながら就活に臨みましょう。
就活がしんどい3つの理由

では、なぜ就活をしんどいと感じてしまうのでしょうか?主な理由を3つ紹介します。
- 就活への不安
- 自分に自信がない
- 周囲からのプレッシャー
それでは、1つずつ見ていきましょう。
①就活への不安
就活がしんどいと感じる理由のひとつは、就活に対する不安があるからです。まず、就活の目的がわからなくなっていることが挙げられます。
就活では将来のビジョンが不透明である事が多く、焦りや戸惑いが生じがちです。また、初めての経験ばかりで、何をすれば良いか分からないという心理的なプレッシャーもあります。
最も深刻なのは「内定をひとつももらえないのでは」という不安です。この状況に直面すると、自己評価が揺らぎ、将来の不安が大きくなってしまうのです。
➁自分に自信がない
自分に自信がないことも、就活がしんどいと感じる理由のひとつです。就活は初めての経験であるため、自信がない人がほとんどでしょう。
また、選考に落ち続け内定がひとつもない状態が続くと、自分を否定されているように感じ、さらに自信がなくなることもあります。
このように、もとからの自信がないことに加え、就活がうまくいかないことで就活そのものがしんどいと感じてしまうのです。
③周囲からのプレッシャー
周囲からのプレッシャーも、就活がしんどいと感じる理由のひとつといえます。
具体的には、親や恋人、友人からのプレッシャーが挙げられます。内定がなかなかもらえない状態が続き、同級生が内定をもらうことで、プレッシャーはさらに大きくなります。
また、アドバイスとしてよかれとおもって相手が言った言葉も、実は自分にとってはストレスになっていることもあるのです。
【3つの時期別】就活がしんどい原因

次に、就活がしんどい原因は、時期によって異なります。なぜなら、就活では時期ごとにやるべきことが異なるからです。
ここでは、就活がしんどい原因を3つの時期別に紹介します。
- 就活はじめたて
- 面接や選考の段階
- 就活の終盤の時期
①就活はじめたて
就活をはじめたての時にしんどいと感じる原因は、「どんな業界があるかわからない」「自分が何をしたいのかわからない」という漠然とした不安があることです。
これは自己分析や業界分析が足りていないことが原因であり、まさに初期特有の不安といえます。克服するには自分の強みや興味を深く掘り下げ、業界の特徴を理解する必要があります。
適切に分析することで、不安に対する答えが見つかり、次第に不安が解消されていくものです。焦らず慎重に自分を知り、情報を収集し、将来の方向性を見つけましょう。
➁面接や選考の段階
面接や選考の段階も、就活がしんどい時期のひとつと言えます。原因は、面接の細かいルールやマナーに気を配る必要があることです。
自分の振る舞いが採用の鍵となることにプレッシャーを感じ、不安が募ってしまうのです。また、面接の雰囲気に圧倒されやすく、緊張が解けないことも原因のひとつです。
さらに、自分の伝えたいことがうまく伝わらず、適切なアピールができないことへのもどかしさを感じるようになることも原因として大きいでしょう。
③就活の終盤の時期
就活の終盤も、就活がしんどくなる時期のひとつです。この時期になると、最終面接で不合格になることもあります。その場合、これまでの努力が水の泡になった絶望感を味わいます。
また、周囲が内定を獲得したり、就活を終えている中で、自らが未だ進捗していない状況に焦りやプレッシャーを感じることもあるでしょう。
この状況で精神的な安定を保つことが難しく、長期間の選考結果待ちや他者の進捗との比較が、就活の終盤でのしんどさを一層深刻にしてしまうのです。
就活がしんどいときの5つの対処法

次に、就活がしんどいときの対処法を5つ紹介します。
- しんどい原因を明確にする
- 周りと比べない
- 就活を楽しんでみる
- 周囲に相談する
- 就活からいったん離れてみる
就活に対してしんどさを感じている人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
①しんどい原因を明確にする
就活がしんどくなったら、まず「なぜしんどいのか」を注意深く考え、焦りや原因を明確に洗い出すことが大切です。
自分が何に焦っているのか、どんな課題がストレスの原因なのかを理解することで、対処法が見えてくるからです。たとえば原因が「疲れ」であれば、休息を取ることで解決するでしょう。
具体的な原因を見つけることで、それに対処する方向性が明確になります。目標や課題を整理し、一つずつ解決していく姿勢が、就活において前進する力となるのです。
➁周りと比べない
就活がしんどいと感じるときは、周りと比べずに自分のペースで進むことが重要です。
なぜなら、周囲との比較は不安を煽る原因となり、上手くいっている人と比較すると自己評価が低下し、冷静な判断が難しくなるからです。
他人ではなく、あなた自身の強みや進捗に焦点を当て、やるべきことに集中しましょう。
“よそはよそ、うちはうち”と考え、他人の成功や速さにとらわれず、自分のスケジュールや目標に合わせて行動することで、焦りやプレッシャーを軽減できます。
③就活を楽しんでみる
就活がしんどいと感じた時、考え方を変えて楽しむことが有効です。なぜなら、就活に対する考え方を変えることで気持ちが楽になる可能性があるからです。
まず、就活をゲーム感覚でとらえ、挑戦として楽しむことがポイントです。自分を主人公とし、企業をクリアすべきステージと見なしましょう。
また、就活は無料のスキルアップの場でもあります。会社研究や面接対策を通じてスキルを向上させ、自己成長を感じましょう。このように、新しい視点で楽しむことで、前向きなエネルギーが生まれるでしょう。
④周囲に相談する
就活がしんどいと感じるとき、周囲に相談することは有効です。なぜなら、第三者に相談すると、自分では気づけなかった客観的な視点でのアドバイスが得られることがあるからです。
また、話を聞いてもらうことで、しんどい気持ちが軽減される場合もあります。さらに感情を共有し理解してもらうことで、前向きな気持ちになれるかもしれません。
周囲のサポートを受けることで、新たな気づきや励ましを得て、自分の力を取り戻す手助けにもなるのです。自分だけで思い詰めすぎず、時には周りの人を頼ることも考えてみましょう。
⑤就活からいったん離れてみる
就活がしんどいと感じたら、一度就活から離れてみることも有効です。
なぜなら、現実から離れることで、自分の状況を俯瞰的に見つめ直せるからです。また、一時的に就活のプレッシャーやストレスから解放され、冷静な視点を得られます。
就活から離れる具体例としては、時間や日を決めて趣味に没頭するなどが挙げられます。趣味に時間を費やすことで気分転換が図れ、新しいエネルギーを得られるでしょう。
これだけはやめて!就活がしんどい時のNG行動4つ

最後に、就活がしんどい時のNG行動を4つ紹介します。
- 周りに流されて就活を続ける
- なにも行動しない
- 無闇にエントリーしまくる
- 就活を妥協する
それでは、1つずつ確認していきましょう。
①周りに流されて就活を続ける
就活がしんどい時に、周りに流されて就活を続けることはNGです。なぜなら、自分で深く考えずに行動すると、結局は受けても不採用の可能性が高まるからです。
就活では、自分の強みや価値観とマッチした企業に応募することが重要であり、無理に他者の流れに従うことで、自分の個性や志望動機が曖昧になる可能性があります。
就活においては、深く考えて自らのキャリア目標に基づいて行動することが成功への近道です。
➁なにも行動しない
就活がしんどい時に、何も行動しないことはNGです。行動しなければ状況は変わらず、時間だけが過ぎていきます。また、行動していない間にも不安は減らないどころか、徐々に増えていきます。
ただ「しんどい」と考え込んでいるだけでは解決には至りません。主体的にアプローチをしない限り、現状は改善されないのです。
行動することで新たな可能性が広がり、前進する一歩となります。もし行動することが難しいのであれば、周囲に相談し、サポートを受けることも大切です。
③無闇にエントリーしまくる
就活がしんどい時に、無闇にエントリーしまくることもNGです。なぜなら、エントリー数を増やすだけでは今まで通りのやり方では改善されず、むしろ悪化の方向に進む可能性があるからです。
質を求めずに「数を打てば当たる」の考えで多くの企業にエントリーすることはおすすめされません。代わりに、自分のスキルや志向に合った企業を選別することが大切です。
焦りや無理なエントリーは結果的に適性のない環境に就職する可能性を高め、将来的な不満やストレスの原因となることがあります。冷静に自己分析をし、慎重な選択を心掛けましょう。
④就活を妥協する
就活がしんどい時に、就活を妥協することは避けるべきです。衝動的に就活をやめたり、本命ではないが内定を受け入れることは、やりたいことや理想の環境が見つからず、早期退社の原因となるからです。
後悔を避けるためには、しんどい気持ちを乗り越え、克服し、逆に就活を楽しんだり積極的に取り組むことが重要です。
就活の過程での妥協は将来のキャリアに影響を与える可能性があるため、最後まで諦めずに頑張り抜くことが成功への近道です。
就活がしんどいときは適切に対処しよう
本記事では、就活がしんどい原因と対処法について、つらい時の乗り越え方も紹介しました。
選考に落ち続けたり、周りの就活生が内定をもらったりすると、就活をしんどいと感じる事があるでしょう。ただ、ほとんど全ての人が就活をしんどいと思うことがあるのも事実です。
就活は長期戦です。しんどい気持ちに冷静に向き合い、落ち着きながら就活に臨む事が大切です。就活がしんどいと感じたら、周りの人に頼ったり、就活を違う視点で見たりしてみましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。