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【例文付き】面接で信条を聞かれた時の答え方|考え方や注意点も解説

就職活動の面接では、あなたの信条について質問されることがあります。魅力的な回答ができれば、あなたの考え方や価値観が伝わり、好印象を残せるでしょう。

しかし「面接で信条を聞かれたらどのように答えればいいの?」と悩みますよね。

そこで本記事では、面接で信条を聞かれた時の答え方を解説します。考え方や注意点も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

就活の場合の信条とは「自分の行動指針」を指す

前提知識として、就活の場合の信条とは「自分の行動指針」を指します

ここでは、信条の意味について、似ている言葉との違いを交えつつ見ていきましょう

  1. 「信条」と「信念」・「モットー」との違い
  2. 「クレド」として企業が信条を掲げることもある

①「信条」と「信念」・「モットー」との違い

信条と似ている言葉に「信念」や「モットー」があります。ここでは、これらの違いを紹介しましょう。

まず「信念」とは「正しいと信じる自分の考え」のことを指します。

信条と似ていますが、信念は考えを持っていることにとどまることにとどまるのに対して、信条は行動が伴うという点に違いがありますよ

「モットー」は、個人や団体が行動指針とする言葉や短い文句です。基本的には、会社など大きな対象に使います。一方で信条は個人に対して使います

②「クレド」として企業が信条を掲げることもある

企業によっては、自社の信条を「クレド」として表現することもあります。自分の信条が企業の掲げる信条(クレド)と大きく違わないかチェックしておくことも重要です。

参考サイトはこちら

面接で信条を聞く企業側の2つの意図

次に、面接で信条を聞く企業側の意図を紹介します

  1. 人柄を知るため
  2. 入社後の働きをイメージしやすくするため

①人柄を知るため

企業が面接で信条を聞くのは、学生の人柄を知る目的があります。なぜなら、信条は行動や価値観を反映するからです。信条を知ることで、仕事へのアプローチや協調性が分かります。

また、企業は自身のカラーと一致する信条を持つ人材を求める傾向があり、組織文化に適合するかどうかを評価されることも。

信条を知ることで、応募者が仕事に対する姿勢や倫理観を明示し、企業との相性を確認できます。採用後の円滑な組織適応や共感性のあるチーム構築に寄与しますよ。

②入社後の働きをイメージしやすくするため

企業が面接で信条を聞くのは、入社後の働きをイメージしやすくするためです。信条は価値観や倫理に関する事柄であり、これを知ることで個々の行動や意思決定が理解できます。

面接で信条を聞くことで、応募者の仕事への取り組み方や協調性、問題解決能力が明らかになり、企業はその人材が組織文化や価値観に適しているかの判断が可能に。

信条を共有することで、従業員が組織と共感し、共有した価値観に基づいて協力することが期待され、結果として円滑な業務遂行や職場環境の向上が期待されます

【信条が思いつかない方必見】信条を見つける3つのコツ

とはいえ「信条がない、探しても見つからない」という人も多いでしょう。そこで、信条を見つけるコツを3つ紹介します

  1. 生活上の信条から考える
  2. 集団上での自分の行動から考える
  3. 企業の社風から考える

①生活上の信条から考える

信条を見つけるコツは、生活上の信条から考えることです。具体的な行動や態度に注目し、「これだけはしないと考えていること」から逆算して、根本的な理念を見つけることが効果的に。

たとえば「時間には遅れないようにする」という具体的な信条からは、自律した生活や行動が大切だという基本的な信念が導き出せます。

生活上の細かな行動や選択が、自身の価値観や信念の核をなしていると捉えられます。そこから抽象的で普遍的な原則や信条を見つけ出すことで、より意味深い信念を見つけることができますよ

②集団上での自分の行動から考える

信条を見つけるコツとして、集団での自分の行動を振り返り考えることも有効です。

バイトやサークル、部活で果たす役割を考察し、その中で自らがどのような行動や価値観を示しているかを把握することが重要です。

たとえば、協力的に仕事を進めた経験やリーダーシップを発揮した瞬間、他者へのサポートや協力に貢献したケースなど、具体的な事例を挙げられます。

それらの瞬間に感じた自分の信念や価値観を考えてみましょう。集団での行動が自己表現の一環であり、これらの経験から自らの信条を見出す手助けとなります

③企業の社風から考える

信条を見つけるコツとしては、企業の社風を探ることもおすすめです。公式サイトや採用情報を通じて求められる人物像を確認し、企業の特徴から期待される価値観やスキルを洞察します。

あなたの経験や強みを考え、それを企業の価値観にどう活かせるかを明確にしましょう。たとえば、柔軟性や協調性が重視される企業では、その特長に合致する信条を見つけることが重要です

ただし、企業の社風に寄せすぎてしまうと、あなたの価値観や考え方に合わないまま面接を受けることにもつながりかねません。

あくまで参考程度に留めておきながら、あなたに合致する部分を考えましょう

信条を答える際の3つの注意点

次に、信条を答える際の注意点を紹介します。

  1. 宗教・思想に関する内容は避ける
  2. 他者に理解されにくい内容は避ける
  3. 仕事に結びつけられない内容は避ける

①宗教・思想に関する内容は避ける

面接で信条を答える際、宗教・思想に関する内容を避けましょう。なぜなら、公平性と多様性を尊重するためです。

異なる宗教や思想を持つ受賞者がいる可能性があるため、中立性を保ちつつ、全ての信念に対して平等な機会を提供することが重要。

この配慮は差別を回避し、公正な選考を確保するためであり、個人の信仰や思想に基づく偏見を排除して公共の場での平和な協働を促進します。

②他者に理解されにくい内容は避ける

信条を答える際、他者に理解されにくい内容も避けるべきでしょう。なぜなら、理解が難しい主張や複雑な哲学はコミュニケーションの妨げとなるからです。

また、こだわりが強すぎると、頑固で柔軟性に欠けると捉えかねません。あくまで一般的に共感される範囲内で答えるようにしましょう。

他者とのコミュニケーションは相互理解の基盤に立つため、過度な抽象化や専門用語は避け、具体的で共感を呼ぶ表現を心がけることが重要です。

③仕事に結びつけられない内容は避ける

信条を答える際、仕事に結びつけられない内容も避けるべきです。

信条は仕事において自分の価値観やモラルを示す重要な要素ですが、それが業務や企業の目標に直接関係ない場合、コミュニケーションの混乱や誤解を招く可能性があります

信条を話題にする際は、具体的な業務や仕事の遂行にどのように影響するかを意識し、仕事に結びつけられるかどうかを検討することが重要です。

面接で信条を聞かれた際の答え方3ステップ

次に、面接で信条を聞かれた際の答え方を紹介します。

  1. 端的に信条を伝える
  2. 信条が生まれたきっかけ・理由を話す
  3. 入社後にどう活かされるかを伝える

①端的に信条を伝える

面接で信条を伝える際には、端的であることが重要。なぜなら、簡潔な表現は面接官に明確な理解を与え、印象を強化するからです。

冗長な説明は、相手の理解を妨げることがあります。端的な回答は自己表現の明快さを示し、信条の核心を強調しますよ。

このアプローチは、面接官に自己認識と自己表現の高い能力を印象づけ、質疑に対する適切な対応力を示唆します

②信条が生まれたきっかけ・理由を話す

面接で信条を伝える際には、信条が生まれたきっかけ・理由を話すことが重要。なぜなら、これにより信条に具体性や説得力が生まれ、自分の価値観や経験が形成された経緯が理解されるからです。

過去の経験や困難を通じて培った信念が、自分の行動と判断の基準となります。その背後にある意義が理解されることで、面接官に対して自己の一貫性と使命感を示すことができますよ。

信条の形成に至るプロセスを共有することで、私の熱意や成長へのコミットメントが浮き彫りになり、組織への適合度や貢献度が明確に伝わるでしょう。

③入社後にどう活かされるかを伝える

面接で信条を伝える際には、入社後にどう活かされるかを伝えることが重要。なぜなら、入社後に活躍している姿をイメージしてもらいやすく、組織にとっての付加価値を示せるからです。

具体例や過去の経験を交えることで、あなたの信念が抽象的なものではなく、実際の業務やチームでどのように活かされるかを明確に示せると良いでしょう。

これにより、面接官に「入社後に期待される姿」を伝え、信念と具体的な業務や組織への適用を結びつけることがポイントです。

【例文付き】企業に評価されやすい信条4選

最後に、企業に評価されやすい信条を例文付きで紹介します。

  1. 主体性
  2. 責任感
  3. 自律した行動
  4. 傾聴力
  5. 常に前向きな姿勢

①主体性

私の信条は、主体性を持って行動することです。学生時代、部活動での経験がこの信条を形成しました。

当時、私はチームの主将として活動していました。困難な局面に直面するたび、自分から率先して解決策を模索し、メンバーを鼓舞する必要がありました。

この経験から、他者を待つのではなく主体的に行動することが、成功に繋がることを強く認識しました。

また、リーダーシップを発揮し、自ら進んで課題に取り組むことで、集団全体がより良い成果を収められることを学びました。

入社後も、自分の仕事に対して責任を持ち、積極的に問題解決に取り組みます。困難な状況でも前向きな態度で主体的に行動し、組織全体の目標達成に貢献します。

この例文では、信条として主体性持って行動することを挙げてアピールしています。具体的なエピソードを挙げることで、説得力を増しています。

②責任感

私の信条は、責任感を持って行動することです。この信条を持つきっかけは、大学のゼミでの経験です。

ゼミでは、研究課題やプロジェクトを共に進める仲間たちと連携し、互いに期待される役割を果たしていました。

研究発表やプレゼンテーションでは、自らの担当部分に対して徹底的な調査と分析を行い、チーム全体の成果に責任を持つことが求められました。

その中で、課題に対して真摯に向き合い、チームの成功を共有することが大切であると感じました。この経験から、責任感を持って仕事に取り組むことが組織全体の信頼を築く一翼を担うと確信しました。

入社後も、自らの仕事に責任を持ち、周囲との連携を大切にし、組織に貢献していきます。

この例文では、信条として責任感を持って行動することを挙げてアピールしています。責任感が入社後にどう活かせるか示している事がポイントです。

③自律した行動

私の信条は、自律した行動をすることです。アルバイトでの経験が、この信条の発端となりました。

仕事では、与えられたタスクを遂行するだけでなく、積極的に新たな課題や改善点を見つけ、自ら進んで解決に取り組むことが求められました。

特に忙しい瞬間やリーダーシップが必要な場面で、自発的な判断と行動が求められました。これにより、自律性が業務の円滑な進行に寄与し、結果としてチーム全体のパフォーマンス向上に繋がったと考えています。

アルバイトを通じて培ったこの経験が、自律した行動の大切さを理解させ、信条として掲げるに至りました。

入社後も、与えられた仕事に自らの意欲を注ぎ込み、組織全体の目標に向けて主体的に貢献していきます。

この例文では、信条として自律した行動をすることを挙げてアピールしています。アルバイトの経験をもとに、どのように自律的な行動をできるようになったかを述べていることがポイントです。

④傾聴力

私の信条は、傾聴力を大切にすることです。福祉施設でのボランティア活動が、この信条の背景にあります。

利用者との触れ合いの中で、その方々の様々な感情や思いに真摯に耳を傾けることの重要性を学びました。

彼らの生活や課題に共感し、コミュニケーションを通じて信頼関係を築くことが不可欠であると感じました。

その中で、単なる聞くことではなく、理解し共感する傾聴が、相手との深いコミュニケーションを生むことを実感しました。

入社後も、同じような姿勢で仕事に臨み、クライアントや同僚との円滑なコミュニケーションを築き、組織全体の協力と円満な関係を築いていきます。

この例文では、信条として傾聴力を大切にすることを挙げてアピールしています

傾聴力によって相手の気持ちに立って考える力を養ったことを、入社後に活かす具体的な方法を示しているため、説得力のある回答になっていますよ。

⑤常に前向きな姿勢

私の信条は、常に前向きな姿勢を持つことです。この信条の基盤は、大学の軽音楽部での活動にあります。

私たちはライブイベントを成功させるため、困難や挑戦に立ち向かうことが日常でした。音楽の準備やパフォーマンス中に問題が生じても、私たちは一丸となって前向きな解決策を見つけ、困難を乗り越えました。

この経験から、ポジティブなアプローチが集団を鼓舞し、最終的な成功に結びつくことを学びました。

入念な準備やメンバーとの協力を通じて、前向きなエネルギーがクリエイティブなプロセスを促進しました。

これが、私が常に前向きな姿勢を大切にする理由であり、入社後も仕事に取り組む中で積極性と柔軟性を備え、組織全体をポジティブにリードしていきます。

この例文では、前向きな姿勢を持つことの重要性と、軽音楽部のライブ成功をもとに、集団でのポジティブな協力が組織へいい影響を与えたことを取り上げています

面接で自信をもって信条を答えられるようにしよう!

本記事では、面接で信条を聞かれた時の答え方を解説しました。

面接であなたの信条を伝える事ができれば、価値観や考え方を知ってもらえるでしょう。その際には、企業の社風とマッチしていればさらに魅力的に映ります

もし心情が見つからない場合は、日常生活で大切にしていることや学生時代の経験を思い出して考えてみましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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