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税理士の就職先はどこ?選ぶ際のポイントや税理士になる流れも解説

税理士資格の取得を検討している就活生はいると思います。しかし、税理士の就職先がどこかは知らない人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、税理士の就職先と、就職先の選び方について解説します。税理士になる方法も解説しているので、ぜひ最後までお読みください。

税理士の就職先とは?代表的な5つを解説

税理士のキャリアパスは多様で、選択肢は豊富です。ここでは、税理士の主な就職先を5つ紹介します。

  1. 会計事務所
  2. コンサルティング企業
  3. 一般企業の経理や税務
  4. 金融機関(銀行・証券会社)
  5. 個人会計事務所の設立

①会計事務所

会計事務所(税理士事務所とも呼ぶ)は、税理士にとって最も一般的な就職先の1つです。会計事務所は、クライアントの税務処理や会計業務をサポートします。

特に大手の会計法人、例えば「BIG4」と呼ばれるデロイト、PwC、EY、KPMGなどは、国際的な業務を手掛け、大規模なクライアントを抱えています。

大手会計法人では、税務や会計の専門知識を深めるだけでなく、多様な業界やビジネスモデルに触れる機会が豊富です。

一方で、中小規模の会計事務所では、よりパーソナライズされたサービスを提供し、地域密着型のクライアントと深い関係を築けます。

②コンサルティング企業

コンサルティング企業も税理士の主な就職先として挙げられます。コンサルティング企業では、税務や会計だけでなく、経営戦略や財務アドバイザリー、リスク管理など、より幅広い業務に関われます。

特に大手コンサルティングファームでは、国際的なプロジェクトや大規模な企業再編、M&Aなどの複雑な案件に携わる機会があり、税理士としての専門性を活かしつつ、新たなスキルを獲得可能です。

コンサルティング企業での仕事は、クライアントのビジネスを根本から理解し、戦略的な視点でアドバイスを提供することが求められます。

このため、税理士としての専門知識に加え、ビジネスセンスやコミュニケーションスキル、問題解決能力が重要です。

③一般企業の経理や税務

一般企業で経理や財務として働くのも1つの道です。一般企業における税理士の役割は、税務申告の準備、税務計画の策定、会計監査への対応など多岐にわたります。

特に大企業では、国際税務や複雑な税制対策が求められることもあり、税理士の専門知識が重宝されます。

一般企業の魅力は、安定した雇用環境と比較的高い給与水準です。また、企業内での税理士としての経験は、将来的に独立やキャリアアップを目指す際にも非常に有益です。

ただし、企業によっては税務業務以外にも幅広い業務を担当することが求められる場合があります。

④金融機関(銀行・証券会社)

銀行や証券などの金融機関も税理士の主な就職先の1つです。

金融機関における税理士の役割は、一般企業とは少し異なり、バックオフィスでの経理・税務業務、資産管理、事業継承計画の策定などが主な業務となります。

また、顧客への税務相談や資産運用のアドバイスを提供することも。

金融機関での勤務は、税理士としての専門性を活かしつつ、金融の知識も深められるため、キャリアの幅を広げる絶好の機会です。

⑤個人会計事務所の設立

最後に、税理士として独立を選択する道があります。自分の会計事務所を設立することで、自由な働き方とキャリアを築くことが可能です。

独立することで、自分の得意分野を活かし、個人や中小企業を対象にした税務サービスを提供できます。

独立は大きなリスクと責任を伴いますが、自分のビジネスを構築することで、高い報酬と職業的満足感を得られます。

ただし、事業を成功させるためには、税務知識だけでなく、経営やマーケティングのスキルも必要です。

税理士が就職先を選ぶ際に重要視するべきポイント4選

税理士としてのキャリアを考える際、就職先の選択は非常に重要です。ここでは、税理士が就職先を選ぶ上で考慮すべき4つのポイントを紹介します。

  1. 業務内容
  2. 年齢構成
  3. 有資格者数
  4. 勤務時間

①業務内容

最も重要なのは業務内容です。税理士の業務内容は多岐にわたります。自分が興味を持つ分野や専門性を活かせる職場を選ぶことが重要です。

例えば、税理士法人では大企業のクライアントを持つことが多く、専門的な知識を深めるチャンスがあります。

一方、会計事務所では、所長の得意分野に特化した業務に携わることができ、より密接なクライアントとの関係を築くことが可能です。

金融機関やコンサルティングファームでは、税理士の専門性を活かした多様な業務に挑戦できます。自分のキャリアプランに合わせて、業務内容を重視して就職先を選ぶことが肝心です。

②年齢構成

就職先の年齢構成を考慮することも大切です。年齢構成がバランス良く、多様な世代の税理士が在籍している職場は、幅広い視点から学べ、キャリア形成に有利です。

経験豊富な先輩が多い職場では、実務のノウハウや深い専門知識を吸収できますが、中間層がいないと離職率が高い可能性があるので注意しましょう。

自分のキャリア目標や学びたい環境に合わせて、年齢構成を考慮して職場を選ぶことが重要です。

③有資格者数

職場に在籍する有資格者の数は、その職場の専門性の高さや教育体制の充実度を示す指標となります。

有資格者が多い職場では、専門的な知識や技術を学ぶ機会が豊富にあります。また、多様な専門分野の税理士が在籍している場合、幅広い知識を身につけられるでしょう。

逆に有資格者数が少ないと、業務が集中する可能性が高いため注意が必要です。自分が目指すキャリアパスに合わせて、有資格者数を基準に就職先を選びましょう。

④勤務時間

税理士の仕事は、時には長時間労働を伴うこともあります。そのため、勤務時間やワークライフバランスを考慮して就職先を選ぶことは、長期的なキャリア形成において重要です。

例えば、プライベートの時間を大切にしたい場合、フレキシブルな勤務体系や残業が少ない職場を選ぶと良いでしょう。

また、キャリアアップを重視する場合は、多忙でも専門性を高められる環境を選ぶことが重要です。自分のライフスタイルやキャリア目標に合った勤務時間の職場を選びましょう

税理士になるまでの流れ

税理士のなり方は1つではありませんが、正攻法はまず税理士試験に合格することです。税理士試験は非常に難易度が高く、簿記や財務会計、法人税法など、幅広い分野の知識が求められます。

合格後、税理士事務所などで実務経験を積むことが重要です。租税、会計に関する事務を2年以上経験すると、税理士連合会に登録して税理士になれます。

税理士試験は、試験免除や働きながら合格を目指す人もいるため、合格者の年齢層は広めです。

税理士資格の保持は就職にとても有利

税理士資格があると、就職市場において大きなアドバンテージになります。税理士は専門的な税務知識を持つことから、企業の財務部門や税務部門で高く評価されるのです。

特に、税法の変更に対応する能力や、税務申告、税務相談などの専門的な業務を行えるため、多くの企業が税理士を重宝します。

また、税理士は独立して自分の事務所を開業することも可能で、自身のキャリアを築く上で多様な選択肢を持てます。

就職のために何か資格取得を考えている人は、ぜひ税理士資格に挑戦してみてください。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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