選考会とは、1日で選考が終了する会を指す言葉です。しかし、どんな流れで選考が進んでいくのかがわからず、参加するべきか悩んでしまう方もいるでしょう。
本記事では、選考会の特色や流れ、メリットやデメリットについて解説します。事前にできる対策方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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選考会とは|1日で完結する選考方法のこと
選考会とは、入社試験や選考方法のうち、1日で完結する選考形式を指す言葉です。
通常の選考は複数回の日程に分けて実施しますが、選考会の場合はすべての段階を1日で済ませるのが目的で実施されます。
そのため、1日選考会と呼ばれることもあるのが特徴です。説明会や書類選考、面接までを当日行うため、すべての対策をしっかりとした上で参加することが求められます。
最後まで自身の強みや熱意を伝えられるよう、集中力が必要になるのもポイントです。
選考会の流れを解説!

選考会の流れは、以下の5段階に分類できます。
- 会場案内
- 会社説明会
- 一次面接→合否結果連絡
- 適性検査→合否結果連絡
- 最終面接→合否結果連絡
会社によっては流れが異なる場合もありますが、基本的には上記のような流れになる傾向があります。
面接や適性検査後のタイミングで、結果を待つ時間が発生するのが特徴です。場合によっては結果待ちの時間が長くなることもあります。
合否結果はその日のうちに出る場合が多くなっていますが、後日になる場合もあるため、あらかじめ企業からの説明文を読んでおきましょう。
選考会に参加するメリット・デメリット4つ

1日で済ませられる選考方式のメリットとデメリットを確認すれば、自分は参加するべきかどうかを判断可能です。
ここでは、メリットとデメリットを2つずつ紹介します。
- 【メリット①】早期内定を獲得できる
- 【メリット②】交通費・宿泊費を削減できる
- 【デメリット①】待ち時間が長時間に及ぶ場合がある
- 【デメリット②】他社と検討後に入社はできない
【メリット①】早期内定を獲得できる
1日参加することで、早期の内定を獲得できる可能性があるのがメリットです。1日で済ませず、何度も選考を重ねる方式では、内定をもらえるまでに数か月以上かかります。
しかし、選考会ではその場で結果が出る傾向があり、すぐに結果が判明するのが大きな特色です。
そのため、なるべく短期間で就活を済ませたい方や、早く結果を知りたいと感じている方に適した方式となります。
また、企業側も積極的に採用したいと考えているケースが多いのが利点です。
【メリット②】交通費・宿泊費を削減できる
交通費や宿泊費を削減しながら就活を進められるのも、メリットの1つです。
何日かに分けて就活を進める場合は、その度に指定場所が代わり、住んでいる場所から遠い場合は宿泊費がかさむこともあります。
1日で結果までわかる方式であれば、交通費や宿泊費が1回分で済むのが利点です。
また、1日予定を確保できれば参加できるため、予定を入れられない程忙しい状況にある人でもチャレンジしやすいといった特色もあります。転職活動にも適したスタイルです。
【デメリット①】待ち時間が長時間に及ぶ場合がある

1日ですべての工程を済ませる形式では、待ち時間が長くなる場合もあるのがデメリットです。
特に最終段階に進むほど、待ち時間が発生しやすいことを念頭に入れておく必要があります。1日で済んだとしても、短時間で終わるわけではないため、注意しましょう。
思っていたよりも待ち時間が長く、緊張状態が続いてベストを発揮できなかった、といった状況に陥らないよう、気持ちの切り替えを上手に行うことが大切です。
【デメリット②】他社と検討後に入社はできない
他社と検討してから入社先を選ぶことはできないため、注意が必要です。
1日で完結する方式は、複数回に分けて採用者が決まる方式よりも早い段階で結果が出る分、内定を受けるかどうか決めるタイミングも早くなります。
他社の結果を待ってから、自分の希望により合っている会社を選ぶことができないため、志望度が高い会社が開催している会に参加しましょう。
その場で内定をもらうか決めなければいけない場合もあり、選考を受けながら該当会社に入社したいかどうか考える必要もあります。
選考会の事前対策法3つ

事前にできる対策法を知っていれば、入念に準備をした上で選考会に参加できます。対策法として適しているのは、以下の3つです。
- ①企業研究を丁寧に行っておく
- ②面接対策を徹底する
- ③適性検査の勉強を進めておく
①企業研究を丁寧に行っておく
企業研究を丁寧に行っておくことで、企業が自社の社員に何を求めているかがわかり、熱意を強調しやすくなるのがポイントです。
複数回日程を分ける場合は、面接を受ける中で企業の印象や考え方を直で感じ、企業に対する理解が深まります。
一方で、1日で済ませる場合は企業の傾向をある程度掴んでから参加しないと、分析が遅れてしまうのが注意点です。
準備にあてられる期間が短いため、より積極的に情報を集め、自分なりにかみ砕いて対策に活かさなければいけません。
②面接対策を徹底する
面接対策に力を入れることも、内定率を高める対策としては重要です。
複数回の面接を1日でこなす必要があるため、一次面接だけでなく、最終面接までの対策を済ませておく必要があります。
また、待ち時間中の態度が見られている可能性も考慮すると、長時間集中力を持続させることが大切になるのもポイントです。
最後の選考段階になると疲労も溜まるため、よりベストな状態で臨めるよう、面接でされやすい質問や適切な回答をしっかりと練っておくようにしましょう。
③適性検査の勉強を進めておく

適性検査の勉強を進めていれば、採用者を選ぶ過程で適性検査が実施される場合でも、余裕を持って対応できます。
実施される適性検査の方式が通知されているのであれば、事前に問題集などを解いておきましょう。練習を重ねていれば、緊張していてもスムーズに対処しやすくなります。
初見のテストにその場で対応する状況になると、ベストを尽くせなかったり後々の工程に疲れが響いたりするリスクがあるため、事前準備が重要です。
選考会には事前対策を万全にして挑もう!
選考会には、事前の対策を万全に行ってから臨みましょう。
早く結果がわかり、交通費が節約できるメリットがある一方で、他社の結果を待ってから判断できないデメリットもあるため、あらかじめ納得して参加しなければいけません。
企業分析や自己分析を丁寧に行い、なぜその企業の職種に就きたいのかを明確にしましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。