リクラブとは、就活中に生まれる恋愛を指す言葉です。しかし、どんな場所でリクラブが起こるのかあまりイメージが湧かない方もいるでしょう。
本記事では、リクラブをするメリットとデメリット・リクラブをする方法・発生しやすい場所について解説します。
リクラブをする上での注意点についても説明するので、リクラブをした際の対策を知っておきたい方はぜひご覧ください。
リクラブとは就活時にする恋愛のこと!

リクラブとはリクルートラブの略称で、就活中に恋愛をすることを意味する言葉です。
グループワークをする機会が多い就活では、お互いの考えを深掘りして話し合いながら、1つの目標に向けて心を合わせて協力する必要があります。
そのため、時に恋愛関係に発展することもあるのがポイントです。
集中して真剣に取り組む必要がある就活では、出会った人や事柄の印象が強く残りやすくなります。
長時間を共に過ごすグループワーク中は、スピード感のある恋愛が発生しやすいのが特徴です。
リクラブをするメリット3つ

リクラブをすることで、就活においてメリットを得られることもあります。就活に役立てられるメリットは、以下の3つです。
- 就活の悩みを相談できる
- 情報を交換できる
- 就活のモチベーションを維持できる
①就活の悩みを相談できる
就活で悩みを抱えている時に、相談しやすい相手ができるのがメリットの1つです。
自己分析ができず悩んでいたり、自分に自信をなくして前向きになれなかったりする時には、安心して心の内を打ち明けられる存在がいるかどうかが重要になります。
恋人がいることで、自身に愛情を与えてくれる人がいると認識でき、明るく物事に向き合えるようになるのも利点です。
実際にリアルタイムで就活に向き合っている人同士で付き合うことで、悩みを共有しやすくなります。
②情報を交換できる
お互いに協力して情報を交換しやすくなるのも、就活中に出会った人と恋人になるメリットです。
就活で会った人は、今後就職したい企業で手強いライバルになる可能性もありますが、恋人になると協力関係を築けます。
恋愛関係になった相手と異なる業界を目指している場合でも、就活中に考えたことを共有すれば気づきを得るきっかけになるのがポイントです。
お互いが学んだことを話し合えば、自分の強みや企業の特色に対して理解が深まりやすくなります。
③就活のモチベーションを維持できる

就活に取り組むモチベーションを維持しやすくなるのも、就活先で会った人と恋をすることで得られるメリットです。
1人で企業の選考に臨む必要がある就活では、何をモチベーションにして頑張ればよいのかわからなくなってしまう人もいます。
リクラブをしている相手が志望する企業に入れるように努力している姿を見れば、恋愛感情を育みつつも、頑張る理由を見つけやすくなるのが利点です。
リクラブをするデメリット2つ

リクラブにのめり込みすぎてしまうと、就活をする上でデメリットが発生する場合もあります。予測されるデメリットは、以下の2つです。
- 本来の目的を見失いやすい
- 長続きしない可能性がある
①本来の目的を見失いやすい
恋愛に夢中になりすぎてしまうと、希望している企業に採用されるために就活をする、という本来の目的を見失うリスクがあります。
恋愛をしているとプラスマイナス問わず感情が表に出やすくなるため、注意が必要です。
恋愛をするために就活をしている、といったアンバランスな状態に陥ってしまうと、企業に対して真剣に向き合っていない、と低評価を受けることもあります。
恋愛を優先しすぎてしまわないよう、しっかりと自身の感情を制御しなければいけません。
②長続きしない可能性がある
就活は自分と他人の結果の違いが浮き彫りになりやすく、恋愛関係に発展しても長続きしない場合があることを、念頭に置いておかなければいけません。
特に、一方だけが上手くいったりするとトラブルに発展しやすく、ストレスを抱えてしまうこともあります。
プレッシャーがかかりやすい就活と感情が上下しやすくなる恋愛を両立させるのはハードルが高いです。
恋人の関係を解消した後も、未練を引きずってしまって就活に集中できなくなるリスクもあるでしょう。
リクラブが起きやすい場所3つ

リクラブが発生しやすい場面を把握していれば、自身の希望に応じて恋をするかしないかを選択し、対策しやすくなります。
リクラブがよく起こる場所は、以下の3つです。
- インターン
- 企業説明会
- グループ面接
①インターン
インターンではグループに振り分けられ、数日間一緒に作業にあたる機会があるため、密接に関わることが恋愛感情に結びつく場合もあります。
ただし、インターン中に恋人になると貴重な機会に集中しづらくなり、喧嘩をした時にはグループ全体に悪影響を与えるリスクもあるため、気を付けなければいけません。
不要な恋愛を避けたい場合は、適切な距離感を保ちつつ仲間意識を強く持って協力することが重要です。
②企業説明会
企業説明会ではたくさんの就活生が一度に集まるため、出会いの場に発展しやすいのが特徴です。
企業の社員を前にして緊張しやすい時に偶然話が合う相手が見つかれば、親近感が高まりやすくなります。
また、就活生はリクルートスーツなどを着て真剣な姿勢で参加していることが多いため、企業だけでなく参加者から好印象を抱かれる場合もあるのが特徴です。
ただ、気になる人に意識を向けた結果、説明会の内容に集中できなかった、といった状況に陥らないよう注意しなければいけません。
③グループ面接

グループ面接を通して、共に参加した就活生に好意を抱き、恋人の関係に発展する場合もあります。
面接では企業に対して良い印象を与えられるよう、明るくはきはきとした口調で話す姿に共感し、憧れを抱く人もいるのが特徴です。
面接時には好感を抱いた程度でも、他の企業の説明会やインターンなどで再会した時に好意が強くなり、恋愛関係に進むケースがあります。
リクラブをするための効果的な方法3つ

リクラブをしたいと感じている場合は、恋愛をするための方法を知っておくのがおすすめです。効果的な方法としては、以下の3つが挙げられます。
- 積極的に周囲の人に話しかける
- インターンや面接に行く機会を増やす
- 連絡先をゲットする
①積極的に周囲の人に話しかける
積極的に周囲の人に話しかけると知り合う人数が増えるため、その中から恋人になる人物が現れる可能性が高まります。
就活中は緊張してしまい、誰かに話しかける余裕がない場合もありますが、勇気を出して話せばお互いに緊張がほぐれることもあるのがポイントです。
恋愛目的ではなく、就活の情報交換のために知り合ったことをきっかけに、恋愛に発展する場面も珍しくありません。難しい局面を共に乗り越えて好感を抱くケースもあるのが特徴です。
②インターンや面接に行く機会を増やす
インターンや面接に参加する機会を意識して増やすことで、出会いの場が増えます。
特に長期間同じ時間を過ごす必要があるインターンでは、お互いについて分析して協力し、目標に向けて団結することが求められるため、好意にも発展しやすいです。
また、精神的に負荷がかかる面接では、苦境を乗り越えた相手に対して達成感と共に親近感が芽生え、恋愛関係が始まる場合もあるでしょう。
③連絡先をゲットする

連絡先を交換すると、次に再会するチャンスを得やすくなり、より仲が深まる可能性も高まります。
就活中は企業対策を共に行うため、などの理由で仲間を増やすことがあります。
最初は自然な流れで就活仲間として仲良くなった人が、お互い協力をして親密度を高めた結果、恋愛対象となることも多いようです。
リクラブをする際の注意点3つ

リクラブをする際には、あらかじめ注意点を理解しておくことが大切です。ここでは、3つの注意点について説明します。
- 就活と恋愛の両立を意識する
- 就活状況をお互いに干渉しすぎない
- 周りの就活生に迷惑をかけない
①就活と恋愛の両立を意識する
リクラブをする場合は、就活と恋愛のバランスを考えて、どちらも両立できるように工夫する必要があります。
どちらかに偏ってしまうと、もう片方がおろそかになってしまうため、感情的になりすぎずに適した対応を取らなければいけません。
前向きな気持ちで恋愛をしながら、就活へのモチベーションを高めて協力し合う、といったように、お互いに良い影響を及ぼせるように意識しましょう。
マイナスな感情はなるべく発生しないように努めることが重要です。
②就活状況をお互いに干渉しすぎない
ストレスを抱えないためには、就活に関してお互いに干渉しすぎないことを心がけなければいけません。
トラブルを避けるためには、選考結果などの優劣が付きやすい情報を共有しないようにしましょう。
就活の進捗を頻繁に確認したり、情報を引き出そうとしたりすると、気持ちが切迫してしまって余裕を持ちづらくなります。
就活では上手く行かずに落ち込む場面も多く、ふとした一言が喧嘩のきっかけになることもあるのが特徴です。
③周りの就活生に迷惑をかけない

周りの就活生に迷惑をかけないよう、気を付けることも大切です。
恋愛で周りが見えなくなると、目の前の物事に向き合いづらくなり、真剣に就活に参加している人の足を引っ張るリスクがあります。
就活は人生に関わる大切な場面となるため、迷惑をかけないよう、やるべきことを真摯にこなしていきましょう。
全体を俯瞰して平静を保つことで、グループワークを成功させるために最適な行動を考えやすくなるのもポイントです。
リクラブについて正しく理解しよう!
リクラブについて正しく理解しておき、対処法を考えておきましょう。リクラブにはメリットとデメリットの両方があるため、就活にプラスに働くように意識しなければいけません。
恋愛をする際は注意点も踏まえて冷静さを保ちつつ、就活と両立できるように対処してくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。