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履歴書の職務内容の書き方・注意点を解説!作成する際のコツを知ろう

転職や中途採用でも、必ずといっていいほど必要になるのが履歴書です。

履歴書には様々な情報を記載する欄がありますが、「職務内容欄の正しい書き方がわからない」という声が多くあげられます。

本記事では、履歴書の職内容の書き方や注意点を解説していきますので、履歴書を作成する際のコツをつかんでくださいね

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履歴書の職務内容について簡単に説明!

履歴書の中でも書き方をよく理解していない人が多く、実際間違いやすい傾向にある職務内容について簡単に説明していきます。

職務内容は具体的にどのようなことを書けばいいのか、一緒に確認しましょう。

  • 職務内容に書くべきこと
  • 職務内容と業務内容の違い
  • 職務内容と事業内容の違い

職務内容に書くべきこと

職務内容に書くべきことは、以前の企業で個人として担当してきた具体的な仕事内容です。

そもそも職務内容とは、企業の中の業務内容を細分化し、従業員となる各々が担当し従事してきた業務や役割のことを指しています。

例えば、化粧品メーカーの総合職ならば、商品企画や営業、企画などを担当したことで、販売職であれば、商品を消費者に直接販売したのが職務内容です。

もし以前の経歴で詳細な内容を書く必要がある場合には、職務経歴欄に記載するようにしましょう。

職務内容と業務内容の違い

職務内容と業務内容の違いは、職務内容は上記でもお話しした通り、個人が従事していた仕事内容で、業務内容は企業の部署ごとに行っている仕事内容です。

上記と同じように化粧品メーカーで例えると、商品企画を行う部署では、市場調査に基づいて商品イメージやターゲット、販売方法などを固めるのが業務内容になります。

一見すると大きな違いがないようにみえますが、職務内容は個人で業務内容は部署と考えると分かりやすですね。

職務内容と事業内容の違い

職務内容と事業内容の違いの差は、さらに大きくなります。

職務内容は個人が任されている具体的な仕事内容に対して、事業内容はその企業が行っている仕事内容を示しているからです。

例えるならば、化粧品メーカーの事業内容は、化粧品の製造や販売になります。このように事業内容は企業が行う仕事のことを指しています。

大まかにいうと「事業内容=企業」「業務内容=部署」「職務内容=個人」と、定義づけられるでしょう。

採用担当者が見る職務内容の3つのポイント

採用過程で履歴書を参考にするにあたり、採用担当者が見ている職務内容の3つのポイントがあります。

どのような点に注視して職務内容をチェックしているのか、確認していきましょう。

  1. 企業の方針に合った人材か
  2. これまでの転職回数と継続年数
  3. 一貫性のある経歴かどうか

①企業の方針に合った人材か

採用担当者が職務内容を見ることで、企業の方針に合った人材かを確かめていると考えられます。

なぜなら職務内容を見ることで、ある程度その人がどのような仕事をしてきて、どういったスキルがあるかを把握し、その企業にマッチしている人材か分かるからです。

中途採用や転職の場合、企業としては社員を1から教育していくというよりも、即戦力となる人材を求める傾向があります。

そのため、職務内容もその企業と共通する点がある方が、適合性が高いと判断できるため、職務内容を見る際には要チェックポイントになるのです。

②これまでの転職回数と継続年数

職務内容の中でも、これまでの転職回数と継続年数を注視していると考えられます。

採用する側とすれば、早期離職は避けて長いスパンで働いて成長してもらい、企業に貢献してほしいと考えているからです。

転職回数があまりにも多く、継続年数が短いと、「この人は長続きしない性格」と判断できるので、採用担当者は採用に慎重になると考えられます。

理由を質問された場合には、ネガティブな答えではなく前向きな回答となるように工夫することが大切です。

③一貫性のある経歴かどうか

採用担当者は、履歴書の職務内容を見て一貫性のある経歴かどうかをチェックしています。

先述したように、企業は自社と適合する経験やスキルを持った人材を採用して、即戦力になってほしいと考えているからです。

また一貫性のある経歴ということで信頼性も上がり、1つの仕事内容を極めステップアップしている証拠とも捉えられます。

もし経歴に一貫性がない場合には、ポジティブな理由を答えられるように準備しておきましょう。

履歴書の職務内容の書き方ポイント3つ

ここでは、採用担当者の印象に残り、良いイメージを与えられる履歴書の職務内容の書き方ポイント3つについて解説していきます。

読みやすい履歴書にするためのヒントを紹介しますので、参考にしてください。

  1. 全ての職歴と入社退職年を書く
  2. 見やすいレイアウトを意識する
  3. 具体的な数値を記載する

①すべての職歴と入社退職年を書く

職務内容には、すべての職歴と入社退職年を書くのが原則です。

これまでに多くの職歴がある場合には、職歴だけで膨大な文字量になるのを避けるためにも、要点を絞って記載するといいでしょう。

会社名などは略称で書かずに、必ず正式名称で記載します。また「株式会社」なども(株)と略して書くのは、マナー違反ですので注意しましょう。

年号は和暦でも西暦でも問題ありませんが、履歴書の中で年号は必ず統一してくださいね。また年号の間違いを防ぐためにも、ネットにある年号早見表などを活用すると便利です。

②見やすいレイアウトを意識する

職務内容を書く際には、見やすいレイアウトを意識することも大切なポイントになります。

長文でダラダラと書いてしまうと、採用担当者は読みにくいだけでなく、「読み手を気遣えない人」「文章力のない人」とマイナスな印象を与えてしまうからです。

箇条書きを使ったり、見出しをつけたり、適度に行間をあけたりして、読み手が理解しやすいように工夫しましょう。

簡潔に見やすくすることで、あなたのアピールしたいことも効果的に伝わりますよ。

③具体的な数値を記載する

採用担当者の印象に残る職務内容に仕上げるには、具体的な数値を記載することをおすすめします。

特に実績などは数字を交えて記載することで、客観的にその規模や影響範囲を判断しやすくなり、説得力のあるアピールになるからです。

例えば、「売り上げを〇〇%伸ばした」「顧客満足サービス大会○位入賞」など、具体的な数字で実績を示しましょう。

具体性があり説得力のある実績のアピールは、大きなアドバンテージとなります。

職務経歴書を書く際の注意点3つ

ビジネスマナーとしても正しく、好印象な職務経歴書を書くには注意点が3つあります。

どのようなことに注意する必要があるのか、1つずつ確認していきましょう。

  1. 客観的な指標を利用する
  2. 専門用語・社内用語を使用しない
  3. 虚偽の経歴を記載しない

①客観的な指標を利用する

職務経歴書を書く際には、客観的な指標を利用するのがポイントになります。

なぜならば、客観的な指標を利用することで、自分の業績や実績を具体的に表現できるからです。

例えば営業職の場合、達成できた売上や新規開拓数などの数値を、「前年対比○%増」のように客観的な指標として記載するといいでしょう。

このように客観的な指標を利用することで、自分のスキルや能力を客観的に証明できる効果があります。

②専門用語・社内用語を使用しない

職務経歴書には、専門用語や社内用語を使用しないのが、ビジネスマナーとしても常識になっています。

自分の中では当たり前に知っている言葉あっても、その分野に詳しくない人や社外の人にとっては、全く馴染みのない用語で、理解できない可能性があるためです。

また採用担当者が理解しにくい用語を列挙することで、一般的なマナーや常識のない人だと判断されてしまいます。

職務経歴書に限らず履歴書といったビジネス文書では、誰が読んでも理解できる用語を使って記載することが重要です。

③虚偽の経歴を記載しない

職務経歴書を書く際に注意が必要な点として、虚偽の経歴を記載しないことがあげられます。

なぜなら、職務経歴書や履歴書を作成する際には、故意であってもなくても、職歴が事実と異なっていると「経歴詐称」になってしまうからです。

在籍期間をごまかそうとしたり、在籍していた企業の職歴を抜かしたりする行為は、採用の可否にも関わるケースがあります。

また記載ミスで「経歴詐称」ということにならないためにも、年号計算や所属部署名称、在籍期間などに間違いがないか、何度も見直しをしてくださいね。

【業種別】履歴書に書く職務内容の例2つ!

ここからは、実際に履歴書を書くにあたって参考になるように、業種別で履歴書に書く職務内容の例2つを紹介していきます。

どのように書くと効果的な職務内容になるのか、一緒に見ていきましょう。

  1. 営業
  2. 企画

①営業

〇〇株式会社
◆事業内容 :〇〇〇の販売及び設計、製造
◆売上高  :〇〇億円(2023年○月期実績)
◆従業員数 :〇〇〇名
◆資本金  :〇〇〇万円
◆売上高  :〇〇〇万円(2022年)

【職務内容】
2016年〜2021年3月
東京都〇〇支社営業部配属:般消費者を対象にした〇〇の新規営業を担当

◆営業スタイル
・〇〇展示場への来場客の接客(月 5〜15件)
・新規顧客への営業(訪問、電話、ポスティング)

◆担当エリア
・東京都
・埼玉県

◆実績
月平均10組の顧客を担当。展示場へ来場された方への接客を通して、詳細な商品説明や提案、見積もり、アフターフォローの説明などを対応。

・2018年:売上 〇〇万円 達成率100%
・2020年:売上 〇〇万円 達成率112%
※2018年には新人売上第1位を獲得(関東圏内)

営業を担当していた場合の職務内容になります。実際に営業として行ってきたことを具体的に示し、成果として数字を用いることでより説得性のある実績にしました。

②企画

〇〇株式会社
◆事業内容 :〇〇〇の販売及び設計、製造
◆売上高  :〇〇億円(2023年○月期実績)
◆従業員数 :〇〇〇名
◆資本金  :〇〇〇万円
◆売上高  :〇〇〇万円(2022年)

【職務内容】
2016年〜2021年3月
東京本社企画開発部に配属:主に新商品の企画を担当

◆担当業務
・一般消費者のニーズを店舗に出向いて直接リサーチ
・営業から消費者のニーズを聞き出し、現場の声を商品開発・企画へ最大限に活かした
・SNSを駆使して情報の収集と顧客心理の深掘り

◆担当企画
・2017年:WEBサイト・SNSサイトの運用企画
・2019年:冬の〇〇キャンペーンの企画立案

◆実績
・商品企画プロジェクトマネージャーとして、新商品(〇〇)をヒットさせる
・SNSの運用から有名雑誌〇〇への掲載が決まり、売上が〇〇%増加
・ECサイト立ち上げから半年で、年間売上目標を達成しプロジェクチームが社長賞を受賞

企画を担当していた場合の職務内容です。企画開発の部署で、どのような企画に携わり、どのように売上に貢献したのかが伝わるように、数字や分かりやすい商品名を用いて明確に記載しています。

履歴書の職務内容で自分をアピールしよう

履歴書の職務内容は、あなたのこれまでの経験やスキルを証明し、志望企業との適合性を知ってもらうための重要な手段になります。

あなたの強みを100%伝えるためにも、履歴書の職務内容で自分をアピールしましょう

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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