新卒で海外就職を考えている学生も多いと思います。しかし、海外就職は国内就職と勝手が違うため、何をすればいいか分からない人も多いのではないでしょうか。
本記事では、新卒で海外就職する方法と国内就職との違いについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
新卒でも海外就職は実現可能!具体的な方法を解説

新卒での海外就職は、適切な情報と準備があれば十分に実現可能です。ここでは、海外就職の具体的な方法を2つ紹介します。
- 現地企業に直接就職する
- 国内企業の海外赴任枠を狙う
①現地企業に直接就職する
1つ目は現地企業に直接就職する方法です。新卒で海外の企業に直接就職するには、まずは求人情報を集めることが重要です。
LinkedInなどのグローバルな求人サイトは、世界中の企業が採用情報を掲載しており、5億4,000万人以上のユーザーを抱えるなど、非常に大きな影響力を持っています。
日本人にはまだ馴染みが薄いかもしれませんが、海外での就職活動にはLinkedInなどのネットワークを活用することが推奨されますよ。
情報を集め、自己PRを磨き、グローバルな就職市場での差別化を図ることが大切です。
②国内企業の海外赴任枠を狙う
もう1つの方法は、国内企業の海外赴任枠を目指すことです。海外で即戦力となる能力が求められるため、在学中から語学力を高めたり、海外でのインターンシップ経験を積むことが重要です。
新卒で海外勤務を果たすためには、企業選びも重要な要素になります。国際的なプロジェクトに積極的に関わる企業や、海外展開を積極的に行っている企業を狙うべきです。
国内就職と海外就職の主な違い3選

海外の就職市場は国内とは大きく異なります。ここでは、日本と海外の就職の3つの違いを紹介します。
- 新卒から即戦力採用
- 通年採用
- 自分でレジュメをまとめる必要がある
①新卒から即戦力採用
海外の就職市場では、新卒採用においても実務経験や専門性が求められます。
国内企業が新卒者に期待するのは潜在能力や将来性ですが、海外では即座に業務を遂行できるスキルが重視される傾向にあるのです。
そのため、語学力やインターンシップ、留学経験が強くアピールして、実践的な能力を前面に押し出した就職活動が求められます。
また、学生時代に取り組んだプロジェクトやアルバイトの経験も、具体的な成果として提示することが有効ですよ。
②通年採用
日本の多くの企業が新卒採用を一斉に行うのに対し、海外では通年採用が一般的です。
そのため、就職活動のタイミングは個々の学生に委ねられますが、企業のニーズと自分の準備のタイミングを合わせることが重要。
求人情報を常にチェックし、応募準備を整えるとともに、業界の動向や企業の採用サイクルに合わせてアクションを取ることが求められます。
また、就職フェアやキャリアイベントの参加を通じて、積極的にネットワーキングを行うことも大切です。
③自分でレジュメをまとめる必要がある
海外就職においては、個人の経験や実績を効果的にアピールするためのレジュメの作成が不可欠です。
海外のレジュメは、国内の統一された履歴書フォーマットとは異なり、応募する企業や職種によってカスタマイズされるべき文書。
レジュメ作成には自己分析が深く関わり、自分の強みや過去の経験を具体的かつ効果的に伝えることが求められます。
また、文化的な違いを理解し、相手の企業文化に合った自己PRができるよう、多様な文化的背景に対する理解も必要です。
新卒で海外就職する際に求められる3つの能力

海外で就職を目指す新卒者には、特定の能力が求められます。ここでは、新卒の海外就職に欠かせない3つの能力を紹介します。
- 積極性
- 語学力
- コミュニケーション能力
①積極性
海外でのキャリアを築くには、まず積極性が必要。日本と異なり、多くの海外企業では新卒の一括採用が行われず、求められるのは即戦力です。
たとえば、アメリカの企業は大学名や専攻、成績だけでなく、学生時代に積んだインターンシップやアルバイトの経験を重視します。
これは、応募者が何を学んだのか、どのような経験を持っているのか、そして職場でどのように活かせるかを判断するためです。
したがって、インターンシップに参加する、海外でのボランティア活動を経験するなど、学生時代から積極的にキャリア形成に取り組むことが推奨されます。
②語学力
次に重要なのは語学力です。グローバル企業におけるコミュニケーションのほとんどは英語で行われるため、英語力を高めることは非常に重要です。
特に、国際的なビジネスシーンで活躍するITや金融業界では、英語力は不可欠とされています。英語力を高めるには、日常会話の練習から始め、ビジネス英語の勉強を進めることが有効です。
さらに、留学や海外でのインターンシップを通じて、実際に英語を使った業務経験を積みましょう。実務での英語能力を高めると同時に、異文化間コミュニケーションの能力も養われます。
③コミュニケーション能力
最後に、コミュニケーション能力は、異文化の環境で働く上でも欠かせません。
多様なバックグラウンドを持つ人々と効果的にコミュニケーションを取る能力は、国際的な仕事の現場で非常に重要です。
国際的なコミュニケーション能力は、異なる文化や習慣を理解し、尊重する姿勢から育てられます。
海外インターンシップや留学は、現地の文化やビジネス習慣を学び、実践的なコミュニケーションスキルを磨く絶好の機会です。
新卒での海外就職を目指す学生が在学中にすべき3つのこと

新卒での海外就職を成功させるため、在学中に取り組むべき3つのポイントを解説します。準備を怠らず、戦略的に進めていきましょう。
- 語学力の強化
- 専門的な内容の勉強
- 海外でのインターン
①語学力の強化
まずは、語学力を強化しましょう。語学力は国際舞台で活躍するための基礎です。特に英語は世界共通語としての地位を確立しており、ビジネスシーンでは欠かせないスキルと言えます。
TOEFLやIELTSなどの公認の語学試験に挑戦し、高いスコアを取得しましょう。また、言語交換やディスカッションクラブへの参加を通じて、実践的な会話能力を磨くことも重要です。
日常的なコミュニケーションから業務でのプレゼンテーションまで、多岐にわたるシーンでの使用に耐えうる力を身につけることが必要です。
②専門的な内容の勉強
グローバル市場では専門性が重宝されるため、学業における専攻分野の深耕はもちろん、関連する資格の取得や研究活動への参加も推奨されます。
例えば、マーケティング、IT、エンジニアリングなど、特定の分野での知識と技術は海外の企業から高い評価を受けるでしょう。
また、インターンシップやアルバイトを通じて、実務経験を積むことは、実際の職場での適応能力を高めるために役立ちます。
専門性を高めることは、新卒の就職活動において大きな武器となるでしょう。
③海外でのインターン
海外でのインターンシップは、理論と実務の橋渡しをする絶好のチャンスです。海外企業でのインターン経験は、異文化への適応力や国際的なコミュニケーション能力を証明するものとなります。
インターンシップを経て、現地のビジネスマナーやワークスタイルを肌で感じ、国際感覚を磨きましょう。
また、インターン中に築いた人脈は、将来的なキャリア形成においても貴重な資産となり得ます。実践的な経験を通じて、海外就職に必要なスキルセットを身につけましょう。
新卒での海外就職を実現するには入念な準備が大事

新卒で海外に就職するには、在学中から入念な準備が必要になります。
海外は通年採用が一般的で、レジュメもフォーマットが決まっていません。そのため、常に求人情報をチェックし、企業に合わせたレジュメを作成する必要があります。
また、海外では新卒でも即戦力採用となるため、海外でのインターンに参加したり、在学中に専門知識を身につけることが重要ですよ。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。