就活豆知識

HOME > カリクル就活 > 就活豆知識 > 公務員を目指す上でおすすめな資格|選ぶ基準やよくある質問も紹介

公務員を目指す上でおすすめな資格|選ぶ基準やよくある質問も紹介

資格取得は内定獲得の近道といっても、公務員を目指す上でどの資格をとればいいのか悩む方も少なくありません。

本記事では、公務員を目指す上でおすすめの資格や選ぶ基準を紹介します。公務員にぴったりな資格を取得して、内定取得を目指しましょう。

公務員になるためにおすすめな資格がある!

公務員になるためには、おすすめな資格がいくつかあります。自分のキャリアに合わせて、公務員に合った資格取得を目指しましょう。

まず、公務員そのものが公務員試験で資格の一種であると理解しましょう。

注意点として、公務員になるために別途で必須の資格はありません。資格がなければ公務員になれないわけではないため、資格を持っていないからと、焦る必要はないでしょう。

内定取得の確率をより高めるための、手段のひとつとして資格取得を目指せば問題ありません。

公務員を目指す上でおすすめな資格5つ

公務員を目指す上で、おすすめの資格を5つ紹介します。

取りやすさや他の職業に活かせるかどうかは、資格によって変わってくるでしょう。どの資格を取得するかは、自分のキャリアプランを含めて決めるのがおすすめです。

  1. TOEIC・TOEFL
  2. 日商簿記
  3. 自動車運転免許
  4. MOS
  5. ファイナンシャルプランナー

①TOEIC・TOEFL

TOEIC・TOEFLは、どちらも英語力を示せる試験です。アメリカに本拠地がある、ETSが運営する試験になります。TOEICとTOEFLの名前は似ていますが、テストで求められる能力に違いがあります。

TOEICは、「聞く」「読む」英語力に焦点を当てたテストです。英語を使ったコミュニケーション能力を計れます。

TOEFLは、大学や大学院など「英語で学ぶ」環境での能力を測れるテストです。海外留学や海外での進学時に強みとなるでしょう。

受ける試験先によっては、TOEIC500点以上やTOEFL50点以上で加点される場合もあります。

②日商簿記

日商簿記は、商工会議所が運営する簿記能力を図る試験です。

簿記の資格は全商簿記・全経簿記などさまざまありますが、日商簿記が知名度もあり、一般的な簿記資格で想像されます。

級は1級から3級がありますが、1番低い3級から履歴書に記載でき、取得難易度も高くなっています

日商簿記に資格取得を目指すなら、まずは3級を取得し、その後上の級を目指すのもおすすめです。独学でも資格取得が可能なことから、公務員におすすめの資格の中でも、取得しやすい資格といえるでしょう。

③自動車運転免許

自動車運転免許は、自動車やバイクなど機械の運転技術を証明する資格です。

公務員が自動車に乗るイメージがない方もいるかもしれませんが、市役所で働く職員は公用車を使うタイミングが少なくありません。イベントや会議の際の移動など、車社会の地域は特に必須となります。

運転免許は他の資格に比べて、取得する費用が高めです。しかし、取得しておけば日常生活でも役立つ資格となるでしょう。

時間のある学生時代のうちに、自動車運転免許の資格取得を目指すのがおすすめです。

④MOS

MOSは、マイクロソフト社が提供するオフィスソフトのWordやExcelを扱える証明になる国際資格です。

オフィスソフトを導入している企業は多く、公務員だけでなく幅広い企業で役立つでしょう。

MOSのレベルは、「一般レベル」と「上級レベル」で分かれています。一般レベルは独学でも取得可能なため、学生時代に取得しておくと就職活動に役立つでしょう。

MOSは、資格試験の実施回数が多いのも魅力です。ほかの資格と比べても、思い立ってから資格取得までの道のりが短く、モチベーションが保ちやすくなっています。

⑤ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、資産運用や税金などお金のプロフェッショナルと証明できる資格です。

公務員は税務関係の仕事も多く、ファイナンシャルプランナーの資格を取得すれば、入職後も仕事内容が理解しやすくなるでしょう。

ファイナンシャルプランナーの資格は、日常生活でも役立ちます。1級から3級まで級数がありますが、3級は独学でも取得が難しくありません。

公務員を目指すなら、ファイナンシャルプランナーの資格もおすすめです。

公務員試験の受験資格5つ

公務員試験には5つの受験資格があります。

受験資格を知らないと、必要な資格を取得しても受験できない場合もあるでしょう。公務員を目指す場合、先に自分が受験資格を持っているか確認するのがおすすめです。

  1. 欠格条項
  2. 資格
  3. 年齢制限
  4. 身体的条件
  5. 学歴

①欠格条項

欠格条項は、当てはまる場合受験資格を持っていても、公務員試験を受ける資格を得られない条項です。

地方公務員では、下記の内容を欠格条項としています。

  1. 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又はその執行を受けることがなくなるまでの者
  2. 該地方公共団体において懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から二年を経過しない者
  3. 人事委員会又は公平委員会の委員の職にあつて、第六十条から第六十三条 までに規定する罪を犯し、刑に処せられた者
  4. 日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊すること
地方公務員法第16条の欠格条項とは

国家公務員によっては、日本国籍が必要な場合もあり、公務員でも内容は同じではありません。受験前に確認しておくと安心です。

②資格

基本的に公務員試験を受ける上で必須の資格はありませんが、特定の職種の採用試験を受ける場合は、資格が必要な自治体もあります

精神保健福祉士や保育士、栄養士など、専門的な資格が必要な職種は多数あります。

目指す公務員職が専門的な職業であれば、自分が受ける自治体に必要資格がないか確認しましょう。

専門職を目指すときは、先に必要な資格を取得し、その後に公務員試験を目指すのがおすすめです。

③年齢制限

公務員試験には、年齢制限も存在します。

ひとことで公務員といっても、試験の種別や区分により、年齢制限の内容も変わるため注意が必要です。

多くの公務員試験では、30歳未満が年齢制限になっています。しかし、地域によっては27歳未満や28歳未満と、30歳未満で指定されている場合がある点も重要です。

反対に、30歳以上でも受験資格が得られる地域も存在します。事前に受ける自治体の年齢制限を確認し、公務員試験にチャレンジしましょう。

④身体的条件

公務員の中でも警察官や消防官、航空管制官など公安系職種では、身体的条件も公務員試験を受ける条件のひとつです。

身体的条件とは、身長や体重、視力や体力を表します。視力は裸眼の視力、矯正視力どちらも求められるため、注意が必要です。

同じ公安職である警察官や消防官でも、求められる身長や体重は変わります。受ける公務員試験の内容によっては、自分の身体的条件が要項に当てはまるか確認しましょう。

市役所職員では求められない項目のため、気にする必要はありません。

⑤学歴

目指す公務員職によっては、学歴が条件となる場合もあります。基本的に、公務員試験では学歴は不問です。

公務員試験で学歴が関係する印象が強いのは、「高卒程度」「短大・専門卒程度」「大卒程度」のレベルに分かれているからです。

あくまで試験の難易度を表すため。実際は高卒の方でも大卒程度の地方公務員の試験を受けられます。ただし、国家公務員の一部の職業では、大学卒、大学院卒以上の学歴が必要になる場合もあります。

事前に確認し、必要な学歴を満たしているか確認しておきましょう。

公務員を目指す上で取る資格を選ぶ基準3つ

公務員を目指す上で、取る資格を選ぶ基準を3つ紹介します。

必要な資格がわかっても、選ぶときに悩む人は多いでしょう。選ぶ基準を知って、自分に必要な資格を取得してください。

  1. 難易度は自分にあっているか
  2. 合格に必要な勉強時間を確保できるのか
  3. 資格取得にかかる費用はどのくらいか

①難易度は自分にあっているか

勉強を始める前に、資格取得の難易度が、自分にあっているか確認しましょう。

資格によっては、級数が複数ある資格も少なくありません。上の級ほど内定獲得には有利ですが、取得難易度もあがります。

目指す資格の難易度が高ければ、いきなり上の級にチャレンジするのではなく、まずは下の級から挑戦するのもおすすめです。

下の級から順番に勉強していけば、知識がない資格も基礎から身につけられ、上の級取得への足掛かりとなるでしょう。

②合格に必要な勉強時間を確保できるのか

資格取得を考えたときは、合格に必要な勉強時間を確保できるのか事前に考えておきましょう。

資格は、勉強次第では1ヶ月程度で取得できる資格もあれば、自動車運転免許のように教習所に通って資格を取る場合もあります。

資格取得にかかる時間は資格によってさまざまのため、公務員試験の受験に間に合うのか確認しておくと安心です。

取得に時間がかかる資格は、公務員試験までの期間を逆算しておき、勉強を始めましょう。

③資格取得にかかる費用はどのくらいか

資格取得にかかる費用も、取得する資格を選ぶ上で重要です。

資格試験は受験費用がかかりますが、かかる費用は試験ごとに違います。試験概要を確認し、必要な費用を用意しておきましょう。

また自動車運転免許のように、取得まで20万円から30万円かかる資格もあります。自分が取得したい資格にどの程度の費用か事前に確認しておくと、申し込むときにも焦らずにすむでしょう。

一般的に、複数の級がある資格は、下の級ほど費用が安価です。費用が心配なときは、下の級から取得を目指のもおすすめです。

公務員におすすめな資格についてよくある質問

公務員におすすめの資格について、よくある質問に回答します。

資格取得前に、疑問が多い方も少なくありません。不安点を解消し、公務員試験に臨むのがおすすめです。

  1. 運転免許は必要なのか
  2. 公務員で出世するのに資格は必要か
  3. 公務員の資格取得は意味があるのか

①運転免許は必要なのか

公務員試験を受けるときに、運転免許は必須ではありません

しかし、地方自治体の公務員や消防士、警察などを目指すなら合格した後に必要となるケースが多いです。運転免許は地域によっては、通勤の際にも必要になり、日常生活でも役立つ資格になります。

社会人になってからまとまった時間がとれず、運転免許の資格取得も難しい可能性があります。学生のうちに取っておくと安心です。

公務員試験で必須ではありませんが、取得しておいて損はない資格でしょう。

②公務員で出世するのに資格は必要か

公務員で出世するために、資格は必須ではありません

資格の有無が出世に直結することはなく、コミュニケーションスキルや仕事への熱意が重要となります。

公務員の仕事は、部署間だけでなく地域住民や、外部機関とも関わります。コミュニケーションスキルがなければ、仕事に支障が出るでしょう。

仕事への熱意も、出世では重要です。資格を持っていると内定では有利ですが、実際に業務をおこなっていくなら、責任感持って仕事をすると、評価されます。

③公務員の資格取得は意味があるのか

公務員の資格取得には、意味があります

公務員を目指す上で資格は必須ではありませんが、キャリアアップや転職時に役立つ場合も少なくありません。

資格の内容によっては、公務員での業務に役立つ可能性も高く、入職後に業務内容をスムーズに理解する足掛かりになるでしょう。

将来的に公務員から民間企業へ転職するときも、資格があれば有利に進みます。公務員だからと資格取得に意味がないと考えず、資格取得にチャレンジしましょう。

公務員におすすめな資格を知って就活に活かそう!

公務員を目指す上で有利に働く資格を取得し、就活に活かしましょう。公務員におすすめの資格は、日商簿記や自動車運転免許があります。

資格取得は内定に有利なだけでなく、後のキャリアアップや転職時にも役立つでしょう。

  • フェイスブック
  • ツイッター

若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

PICKUPピックアップ記事

まずはカリクル公式LINEを友だち追加!

無料スーツレンタルはこちら