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面接で「人生のターニングポイント」を聞かれた時の回答・例文を紹介

面接では、人生のターニングポイントについて聞かれることがよくあります

しかし、質問の意図が分からず、どのように回答するのが正解なのか迷ってしまう場合も多いでしょう。

そこで、本記事では人生のターニングポイントを回答する際に役立つ例文を紹介します。

回答のポイントも詳しく解説するので、面接を突破するための参考にしてみてください。

「人生のターニングポイント」の意味とは

人生のターニングポイントとは、これまでの人生で自分の価値観や考え方が大きく変わったタイミングのことです。

例えば「海外留学でアメリカに行った時に国際的な視野が広がった」「アルバイトでチームリーダーを任されたことで責任感が増した」などが挙げられます。

中にはネガティブなターニングポイントもありますが、就活ではあくまでもポジティブな面を答えることが大切です。

「あの出来事を契機に前向きな気持ちになり目標を達成できた」「あの経験があったからこそやる気が出て、成績が上がった」といったように、人生が前向きな方向に変わったポイントを選びましょう。

企業が人生のターニングポイントを質問する理由2つ

ここでは、企業側がターニングポイントについて質問する理由を紹介します。

  1. 現在の価値観を知るため
  2. どんな変化をしてくれるのか知りたいため

質問の意図を汲み取り、的確な回答ができるように準備を整えていきましょう。

①現在の価値観を知るため

企業側は、学生の価値観を把握するために質問をしていると考えられます。前述の通り、ターニングポイントは本人の価値観や考え方に変化を及ぼすタイミングです。

そのため「前後でどのように価値観が変わったのか」「今はどういった価値観を持っているのか」といったことを企業側は知りたいと思っているはずです。

現在の価値観は、働く上での価値観にも直結します。企業の理念とマッチする価値観を持つ学生であれば、高く評価されるでしょう。

②どんな変化をしてくれるのか知りたいため

入社後、どのような変化を遂げて活躍してくれるのか確認することもターニングポイントについて質問する理由です。

例えば「海外留学でさまざまな国の人と触れ合うことで国際的な感覚が磨かれ、他人と積極的にコミュニケーションを取れるようになった」と答えた場合を考えてみましょう。

上記の答えを聞いた面接官は「この学生は国際感覚とコミュニケーション力を活かして成長してくれそうだ」と感じるはずです。

そのため、質問を受けた際には自分の価値観だけでなく将来的なポテンシャルについてもアピールできるように意識してみてください。

人生のターニングポイントの探し方2つ

ここからは、人生を変えるきっかけになったポイントの探し方を紹介します。

  1. 人生史を作成する
  2. 身近な人に質問してみる

具体的な探し方を確認し、自分なりの答えが出せるようにしましょう。

①人生史を作成する

まずは、これまでの人生史を作成し、自分が変わったきっかけがどこにあるのか確認してみましょう。

「小学生」「中学生」「高校生」「大学生」と段階を区切って考えてみるのがおすすめです。

実際に紙に書いて振り返ることで、どこで風向きが変わり、自分の価値観に変化が及んだのか具体的に把握できるようになります。

今まで特に意識してこなくても、過去を見直すことで「実はあの時の経験が人生に大きな影響を与えていた」と発見できることも多いため、自分自身と向き合うようにしてみてください。

②身近な人に質問してみる

自分だけで見つけるのが難しい場合は、友達や家族などの身近な人に質問してみるのも1つの方法です。

例えば、小学生から中学生時代のエピソードは自分よりも親の方がしっかりと記憶している場合も少なくありません。

また、昔から親しくしている友達と過去を振り返ることで、会話の中から自分が変わったきっかけを思い出す可能性もあります。

客観的な視点が思わぬ発見を生み出すこともあるため、身近な人と積極的にコミュニケーションを取り、自分の転換期を探ってみてください。

人生のターニングポイントの伝え方3つ

ここでは、回答の際に意識したいポイントを紹介します。

  1. 前後の違いを明確にする
  2. ターニングポイント後の変化を伝える
  3. 将来どう活かしたいか伝える

どのような伝え方が適切なのか確認し、好印象を与えられるようにしましょう。

①前後の違いを明確にする

ターニングポイントを答える際は、転換期を迎える前と後の違いを明確にすることが大切です。前後の違いを意識し、自分がどのように変わったのかを答えられるようにしましょう。

例えば、海外留学をターニングポイントとした場合「留学前は引っ込み思案でしたが、さまざまな人との交流を通じて積極性が上がりました」と、留学前と後の変化を伝えるのがコツです。

前後の違いが不明確だと、ターニングポイントを通じてどのような変化が起きたのか分かりづらくなるため注意してください。

②ターニングポイント後の変化を伝える

前後の違いを明確にした後は、自分が迎えた変化についても具体的に伝えるようにしてください。

前述の通り、企業側は現在の価値観や考え方を把握したいと考えています。

転換期を迎えた後、どのような価値観を持ち、変化を遂げたのか答えることで相手の意図に合致した回答になるでしょう

例えば、海外留学で積極性が身についた場合、「帰国後は積極的に行動することを重視するようになり、学園祭の実行委員に立候補した」など、具体的な行動を盛り込むのがおすすめです。

③将来どう活かしたいか伝える

最後に、ターニングポイントで得た価値観や考え方を将来にどう活かしていきたいか伝えることも重要です。

例えば「海外留学で培った積極性を武器に、どのような仕事でも全力で取り組んでいきたいと考えております」など、入社後のビジョンを話してみましょう。

過去や現在のみならず将来のことも視野に入れて質問に答えれば、企業への貢献度をアピールできます

また、将来のビジョンが企業が求める人物像と合致することも意識して答えるようにしてください。

人生のターニングポイント回答の例文2つ

ここでは、面接で使える回答例文を2つ紹介します。

  1. 例文①:大学受験で勉強の重要性を知った
  2. 例文②:部長になったことでメンバーとの接し方が変わった

例文をチェックし、どのように回答すべきか考えていきましょう。

例文①

ここでは、大学受験を通じて勉強の重要性を知ったことに関する例文を紹介します。受験のエピソードだけでなく、今後もコツコツと勉強を頑張っていきたいことをアピールするようにしましょう。

私のターニングポイントは、大学受験です。私はもともと勉強が苦手で、中学時代は勉強の意義を見出せずにいました。

しかし、高校生になり将来のことを考えるようになった際、自分がやりたい仕事を叶えるためには、もっとたくさん勉強し、志望大学に受かる必要があると感じました。

それまで勉強を怠けていた分、受験勉強に長い時間を割くのは大変でしたが、テストの点数に努力の成果が現れるようになったことで、毎日コツコツ勉強を続ける重要性を痛感しました。

志望大学に合格した後も地道に専門分野の勉強を続け、在学中に△△資格の取得を実現しています。

入社後は、学生時代に培った勉強力を活かし、さまざまな知識や経験を吸収しながら御社で活躍していきたいと考えております。

例文②

ここでは、部活の部長となったことをきっかけにメンバーとの接し方が変わった場合の例文を紹介します。部長の経験によって養われたリーダーシップ力を仕事に活かせることを伝えるのがポイントです。

私のターニングポイントは、部活の部長になったことです。部長になる前は、部活の仲間達とワイワイ楽しく過ごすことだけを考えていました。

しかし、部長として部を率いていかなければならない立場になってからは、同級生から後輩まで1人1人の意見を汲み取り、みんなの気持ちをまとめることを重視するようになりました。

全国大会出場という目標に向かって一致団結するため、時には厳しい声をかける必要がありましたが、厳しくなりすぎないようバランスを取ることの大切さも学びました。

私が部長になった年に初の全国大会出場を叶え、リーダーとして人を率いる力を養うことができたと感じています。

入社後は、部長の経験で得たリーダーシップ力を活かし、プロジェクトマネージャーを目指していきたいと考えております。

人生のターニングポイントに関するよくある質問2つ

最後に、よくある質問を回答を2つ紹介します。

  1. 就活がターニングポイントである場合は?
  2. いじめ等のマイナスな出来事を話しても良い?

疑問を解消した上で、的確な回答ができるようにしていきましょう。

①就活がターニングポイントである場合は?

過去に大きな転換期を見つけられず「就活こそが自分の価値観に変化を与えている」と感じた場合は、正直に答えても問題ありません

大切なのは、今までとこれからの変化を伝えることです。

例えば「就活前は社会で働く重要性を把握できていなかったが、OB訪問などを通じて働くことの意義を学び、社会のためになる仕事を行いたいと思った」といった答え方が考えられます。

たとえ現在進行形の出来事や経験でも、前後の変化や将来に活かせることを答えれば、面接官の意図に合致した回答になるでしょう。

②いじめ等のマイナスな出来事を話しても良い?

いじめなど、マイナス過ぎる話は控えた方が無難です。ネガティブな回答内容になることで、相手に気まずさを感じさせてしまう可能性があります。

ターニングポイントについて答える時は、できるだけポジティブな内容にした方が面接官に好感を与えやすいでしょう。

また「なんとなく立候補した実行委員の経験で大きく成長できた」など、出来事のきっかけは曖昧なものでもかまいません。

出来事の前後で明確な変化が訪れ、自分の価値観が変わったことであれば良いので、過去を振り返りながらターニングポイントを見つけてみてください。

人生のターニングポイントを見つけて、面接で自信を持って答えよう

企業側は、学生の価値観や将来性を確かめるため、ターニングポイントについて質問しています

相手の意図を汲んだ上で回答すれば、高い評価を得られる可能性が高まるでしょう。

今回ご紹介した例文などを参考に、自信を持って面接に臨めるように準備を進めてみてください。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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