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【履歴書】得意科目の書き方例文7つ|ない時の探し方やコツも紹介

履歴書には学歴や志望動機のほかに、得意科目を書く欄もあります。すぐに思いつく人もいれば、自分の得意科目が見つからない人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、履歴書に書く得意科目の探し方や例文を紹介します。自分ならではの得意科目欄を作成する参考にしてください。

履歴書に得意科目を書く欄がある2つの理由

履歴書に得意科目を記入できる欄があるのは、主に次の2つが理由です。

  1. 学生の人柄や志向を知るため
  2. 企業や職種とのマッチ度を確かめるため

志望動機や長所と重複していると感じるかもしれませんが、さまざまな角度から自分をアピールするチャンスだと捉えましょう。

①学生の人柄や志向を知るため

得意科目そのものや勉強スタイルなどを通して、人間性や仕事への意欲を見ている場合があります。自己アピールの一種だと考えてください。

その科目が得意な理由を聞いてみると、本人は無自覚な強みの発見につながることも。

例として、数学好きで論理的思考力が強みだと思っている人物が、実は効率化に特化している場合が挙げられます。

採用・不採用の判断基準ではなく学生の人柄を知るためなので、自己分析の一環として考えるとスムーズに書けますよ。

②企業や職種とのマッチ度を確かめるため

得意科目を知ることで、企業や職種とのマッチ度を確認している場合も。特に、分析力・思考力など問われるスキルがある場合に多く見られます。

例えば、効率よりも人徳や礼儀を大切にする企業であれば、最短の解答方法を探すのが得意な数学好きだと、「我が社の社風は合わないのでは?」と判断されるでしょう。

就活時とはまったく異なる職種に就くことは少なくありません。

自分に合う企業・職種に就職したい人は、「理系が多く採用されているから、本当は国語が得意だけど数学と言おう」と思わず、素直に自分の得意科目を伝えてくださいね

履歴書に書く得意な科目がない時の探し方3つ

「自分には得意科目なんて無い」と諦めそうになっている人もいるのではないでしょうか。

前提として、履歴書の得意科目の欄に「なし」と書くのはNGです。そこで、得意科目を見つけるための3つの方法を解説します。

  1. 好きな科目を書く
  2. 強みから逆算して考える
  3. 第三者に聞く

得意科目が見つかっていない人は、ぜひ参考にしてみてください。

①好きな科目を書く

得意科目が見つからない人は、好きな科目を数個書き出してみましょう。「下手の横好き」という言葉がありますが、大抵は好きな科目=得意科目です。

次に、書き出した科目に対して、「なぜ好きなのか」「どのような勉強スタイルなのか(関連書籍も読む、応用する)」などを考えます

関連書籍をよく読む人は好奇心旺盛で、新たな業務に対しても積極的な姿勢に。また応用が得意な人は、既存商品に対する企画力のアピールにつながります。

②強みから逆算して考える

自己分析が進んでいる場合は、強みをもとに得意科目を探してみてもよいでしょう。得意科目も自己分析の一環です。

例えば、察する力が強みであれば、国語の読み取りが得意なのではないでしょうか。チームワークに自信がある人は、体育のチーム戦が得意なはずです。

また、成績が安定している科目や、高校・大学入学後に伸びた科目も、現在の得意科目と言えます。ぜひ自身の学業成績も振り返ってみてください。

③第三者に聞く

どうしても思いつかない場合は、第三者の客観的な評価を参考にしましょう。第三者とは、家族・友人・ゼミやサークルなど学内の関係者などが挙げられます。

得意科目に限らず、自分では「できて当たり前」だと思っていることが、実は無自覚な強みの場合があります。他者の評価を知ることで、意外な強みが発見できるでしょう。

自身を客観的に評価することは自己分析においても重要です。得意科目がすでに見つかっている人でも、第三者の評価をぜひ聞いてみてください。

履歴書に得意科目を書く時の3つのコツ

得意科目を履歴書に書く際には、次の3つのポイントを意識することで、より有意義な自己アピールとなります。

  1. 結論ファーストを意識する
  2. 根拠となる具体的な能力を盛り込む
  3. 入社後活かせる内容につなげる

各ポイントについて詳しく解説しているので、履歴書に書く前に確認してみてください。

①結論ファーストを意識する

「国語が得意です」「心理学科にて統計学を学んでいます」など、冒頭で得意科目を書きましょう。結論ファーストにすることで、相手の印象に残りやすくなります。

例に挙げたように、専門性がある場合は何に特化しているのか記載するのも大切です。企業側が職種への適性を判断する材料となります。

大切なのは、企業側に自分を知ってもらうことです。結論ファーストは相手に内容を伝えやすい手法なので、ぜひ志望動機や自己PRでも活用してください。

②根拠となる具体的な能力を盛り込む

得意科目を述べた後は、得意な理由やできることを具体的に書きましょう。書くスペースが小さい場合でも、できるだけ具体的な内容がベストです。

「英語が得意です」と言っても、英語でのコミュニケーションが得意な人もいれば、翻訳が得意な人もいますよね。

そのため、「アメリカへの留学経験があり、英語が得意です。現在はビジネス英語も通信講座にて学習しています」など、どのようなことができるのか伝えてください

③入社後活かせる内容につなげる

得意科目に関して「~ができます」と書いたことが、仕事でどのように活かせるのかも重要なポイントです。

希望職種がある人は、その業務でどのように活用するのかを述べましょう。具体的な内容のほうが志望意欲が伝わります。

とくに希望職種が無い場合は、「チームの緩衝材として、円滑な業務進行に貢献します」など、企業にどんな貢献ができるのか書くのが無難です。

【得意科目別】履歴書の例文7つ

ここでは、以下の得意科目の例文を紹介します。

  1. 国語
  2. 英語
  3. 数学
  4. 体育
  5. 美術
  6. プログラミング
  7. 心理学

各例文には解説もあるので、文章作成に悩んでいる人は参考にしてください。

例文①|国語

私の得意科目は国語です。とくに現代文に限らず読解力には自信があります。

大学では随筆を研究テーマとしており、普段の講義以外では研究室での活動にも力を入れています。
私は当時の筆者の周囲の状況に着目し、固定概念に捉われずに新たな視点からの読解を試みています。

また、随筆を研究していると、同じ出来事を経験していても感じ取り方は人それぞれだと実感します。
そのため、「自分の当たり前」と「他人の当たり前」は異なることを前提とし、相手の意図をくみ取ることを意識しています。

さまざまな立場の顧客を抱えている貴社において、自分の考えや思い込み・見える情報に固執せず柔軟な姿勢を持つ私は、より顧客が満足できるサービスの提案ができると考えています。

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国語のなかでも、どの分野に特化しているのか明確にすることが大切です。研究内容そのものよりも、仕事上活かせるスキルを書きましょう。

また、例文のように自身のスタンスだけではなく、企業に貢献できることにも触れると、より充実した内容になります。

例文②|英語

私は英語が得意です。英語でのコミュニケーションも得意ですが、目標達成のために妥協しない根気も私の強みだと思っています。

中学生の頃、英語はいつも赤点でした。しかし、高校生のときに出会ったALTが自分と同じ趣味で、もっと話したいと思ったのが、英語を学ぶきっかけとなりました。
高校2年生からは集中的に英語を勉強し、大学では国際学部にてアメリカを中心に欧米文化の比較をしています。

ジョブローテーションを採用している貴社において、やるべきことに集中できる能力は欠かせないと考えています。
目標に向かって必要なことを妥協せずにやり遂げる力は、どの部署に所属しても、与えられた業務の全うに貢献できます。

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英語力に自信がある人の多くは、英語でのコミュニケーション力が強みです。そのため、例文のように、コミュニケーション以外の強みもアピールすると差別化できます。

日常英語は英語が得意な人にとっては当たり前です。そのため、英語力をアピールしたいのであれば、ビジネス英語や翻訳など、具体的に得意な内容を伝えましょう。

例文③|数学

私の得意科目は数学です。とくに、効率的かつシンプルに問題を解く方法を考えることが好きです。

手間がかかる手順ではなく、1行で解けるようにしたほうが、自分だけではなく他の人もわかりやすいと思っています。
シンプルにすることは数学に限らず共同作業でも不可欠だと考えており、バイト引継ぎでは、繁忙時に言葉が無くても引き継げるような状態を心がけています。

仕事に励むうえでも、効率化を重視したほうが作業ペースが上がり、最終的に業務量が増えても今と同等の成果が期待できると考えています。
そこで私は、貴社の社員がより働きやすい環境づくりに貢献したいと考え、社内全体を把握できる総務部を志望いたしました。

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例文のように希望職種が決まっている人は、その職種で活かせる得意科目(および理由)を選びましょう

履歴書やESの内容は一貫性が大切です。そのため、得意科目・強み・長所など異なる内容がテーマの場合でも、志望動機は同じ結論にならなくてはいけません。

例文④|体育

私は体育が得意です。とくにチーム戦が好きで、体育祭ではいつもクラスのまとめ役を担ってきました。

チーム戦が好きな理由は、同じ目標に向かって協力し合って成長する過程にやりがいを感じるためです。
チームの先頭に立って引っ張っていくよりも、声をかけてチームをまとめる方が得意です。また、やる気が出ない仲間には積極的に声をかけ、チーム全体の士気が高まるように心がけています。

大学学園祭では、この強みを活かしてサークルの団結を促し、売上1位を獲得しました。一時は意見の対立も見られましたが、売上1位を共通の目標とすることで対立を収め、団結できました。

貴社では、プロジェクトチームの緩衝材になることでチームワークを高めて、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。

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例文ではまとめ役としての心構えを中心的に触れていますが、面接時には具体的なエピソードを求められることがあります。

履歴書に書いたエピソードは詳細を質問されても答えられるように、具体的な内容や自分が行ったこと、感じたことをまとめておきましょう

例文⑤|美術

私の得意科目は美術です。自分の内面を表現するだけではなく、他者のイメージを具現化することも得意です。

中学のころから美術部に所属しており、イベント時には何度もポスターを手掛けてきました。
高校生のときには、生徒会などのイベント主催者からの具体的な指示も届くようになり、相手が思い描いている図にするために、積極的にコミュニケーションを取ってきました。

現在は、クラウドソーシングサービスを通してイラストの受注も行っており、多くのクライアントから、「満足した」とのお声をいただいています。

貴社ではこの経験を活かし、クライアントが求めているものを聞き出し、クライアントの理想に近づけ、満足していただけるように努めます。

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得意な分野も専門性が高いと、面接官がイメージしづらい場合もあります。得意分野の説明文になってしまいそうなときは、具体例で間接的に説明してみましょう。

例文のように、クラウドソーシングサービスやSNSなどで依頼を受けた経験がある場合は、具体的として最適です。

例文⑥|プログラミング

私はプログラミングが得意です。Java・Python・PHPなどの基礎的なプログラミング言語を習得しています。

どの言語でも共通して心がけているのは、「エラーの原因は過去の作業にある」という点です。
一見ミスが無いようでも、さかのぼってみると思いがけない部分がエラーの原因になっていることもあります。

また、原因の追究はその場の問題解決だけではなく、今後の問題発生の防止にもなるため、場合によってはエラーの原因を共有することも重要だと考えています。

貴社では、このプログラミング経験を活かそうと思い、プログラマーを志望いたしました。必要に応じて集中的に言語学習をすることも可能です。

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例文ではプログラミングの向き合い方に着目しています。また、使用できる言語も具体的に記載することで、企業側は自社とのマッチ度を確認できるでしょう。

自己PRで終わらず、企業にとって有益な選考材料となる内容を意識することが求められます。

例文⑦|心理学

私の得意科目は心理学です。心理学部では人の心そのものの学び以外に、統計学を活用して心の動きを数値化する研究に携わっています。

心理学を学び人の心や行動を知るなかで、数字などで可視化することに関心を持ちました。
仮説の裏付けとなる数値化のうち、統計学はとくに業務に応用しやすい学問だと感じています。

また、傾聴力にも自信があり、異なる意見でも柔軟に取り入れる姿勢を持っています。
必要に応じてチーム内の意見をまとめることも可能です。

貴社では、市場の動向を心理学および統計学を利用することで流行の予想をし、顧客のニーズに寄り添うサービスの企画に貢献したいと考えています。

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専門性が高い場合は、仕事でどのように活かせるのかを重点的に触れましょう。できることを明確にした内容だと、企業側の印象に残る可能性が高まります。

企業によっては、専門性よりも実用性を重視している場合も。企業が求める人材も必ずチェックしてください。

履歴書の得意科目欄で強みをアピールしよう

履歴書の得意科目欄は、自身の強みをアピールする絶好のチャンスです。採用担当者が興味を持つ内容にすることで、他の学生と差別化し、選考突破につなげましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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