多くの企業を受けていると、内定が複数もらえることは少なくありませんが、どの企業にすればいいのか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、内定が複数ある時の選び方と、辞退する場合の連絡方法を解説します。ぜひ参考にしてください。
内定が複数ある時の選択方法3つ
内定が複数ある場面は、多くの学生が悩む瞬間です。どの企業を選ぶかは、今後のキャリアや生活に影響を与える重要な決断となります。
ここでは、内定が複数ある場合の選択方法を3つ紹介します。
- メリット・デメリットから考える
- 自分がしたいことを実現できるか考える
- 企業に将来性があるかで考える
①メリット・デメリットから考える
まず、各企業のメリット・デメリットを箇条書きでまとめて、しっかりと比較しましょう。企業の文化や福利厚生、業界の将来性など、多岐にわたる要因を検討することが大切です。
また、自分のキャリアビジョンや働きたい環境を明確にし、それに合った企業を選ぶことが成功の鍵となります。
具体的には、企業訪問や内定者プログラムを利用して、現場の雰囲気や社員の声を直接聞くことがおすすめです。
②自分がしたいことを実現できるか考える
自分のキャリアの軸を再確認することは、企業選びの大きなポイントとなります。
例えば、「5年以内に海外で働きたい」「裁量の大きい仕事がしたい」など、自分の目標や希望を持っている場合、それを実現できる企業を選ぶことが大切です。
また、自己分析を行い、自分の強みや特性を活かせる企業を選ぶことも重要です。
自分の理想や目標を明確にし、それを叶えられる企業を選ぶことで、長期的な満足感や成長を実感できるでしょう。
③企業に将来性があるかで考える
企業の将来性を考慮することは、長期的なキャリアを築く上で欠かせません。特に、現在は変化の激しい時代となっているため、安定した経営基盤や成長ポテンシャルを持つ企業を選ぶことが重要です。
業界の動向や企業の経営方針、技術力など、多角的に企業の将来性を評価しましょう。
また、企業のビジョンや目標に共感できるかどうかも、自分のモチベーションを維持する上で大切な要素となります。
企業の将来性をしっかりと評価することで、自分のキャリアも安定し、成長のチャンスを多く得られるでしょう。
複数ある内定から決めきれない時の対処法3つ
複数の魅力的な企業から内定をもらった場合は、なかなか選べないこともあると思います。ここでは、どの企業を選ぶか決めきれない時の対処法を3つ紹介します。
- 期限を決めておく
- 自分の担当者へ相談する
- あくまで自分の意見を優先する
①期限を決めておく
内定が複数出た場合、まずは返事の期限を明確にしましょう。企業側も採用計画があるため、返事を待っている状態は企業にとっても迷惑となります。
一般的には、内定が出てから1週間以内に返事をするのがマナーです。もし他の企業の内定を待ちたい場合は、それがいつになるかも含めて相談しましょう。
しかし、あまりにも長い期間待つと、内定が取り消される可能性も考えられます。期限を守り、企業側との信頼関係を崩さないよう気をつけましょう。
②自分の担当者へ相談する
どうしても決めきれない場合は、担当者へ相談するのも1つの方法です。
内定を得た企業の担当者に相談したり、現場で働く社員のリアルな話を聞くことで、会社説明会では得られない情報や、実際の業務の雰囲気などを知れます。
また、OB・OGや過去にその企業に在籍していた人がいれば、その方にも連絡してみると良いでしょう。現役の社員では言いにくい内容や、実際の働き方についての情報を得られるはずです。
③あくまで自分の意見を優先する
複数の内定が出ると、友人や家族からのアドバイスを受けることが増えますが、あくまでも自分の意見を優先しましょう。
他人の意見を参考にするのは良いことですが、自分のキャリアは自分自身が責任を持つものなので、最終的な決断は自分自身で下すことが大切です。
「親がこの会社が良いと言ったから」「友達もあの会社に入ると言ったから」ではなく、自分の価値観や目標に基づいて選択しましょう。
複数ある内定を辞退する時のポイント4つ
どの企業に入社するかを決めた後は、他の企業へ内定辞退の連絡をしなければいけません。ここでは、内定を辞退する際の注意点やマナーについて解説していきます。
- 早めに連絡をする
- 基本的に電話で連絡する
- 理由は簡潔に答える
- 謝罪をして誠意を見せる
①早めに連絡をする
内定を辞退する際は、早めに連絡をすることが重要です。
内定を得た企業は、あなたの入社を前提に人員配置や研修計画を進めています。そのため、辞退の意向が遅れると、企業側にも大きな影響が出ることが考えられます。
また、他の学生が待機している場合、早めの連絡によって彼らのチャンスが広がることもあります。
迷っている時間が長くなればなるほど、企業への迷惑や影響も大きくなるので、早めに連絡しましょう。
②基本的に電話で連絡する
内定を辞退する際の連絡方法として、最も適切なのは電話です。
メールやLINEなどのテキストベースの連絡手段も便利ですが、電話での直接のコミュニケーションは、誠意を伝える上で効果的です。
もし担当者が忙しくて直接話すことができない場合でも、伝言を残すのではなく、改めて電話をかけ直しましょう。
③理由は簡潔に答える
企業側から「なぜ辞退するのか?」と質問された場合は、長々とした理由を述べるのではなく、簡潔に、かつ誠実に理由を伝えることが大切です。
例えば、「他の企業との方針の合致」や「自身のキャリアビジョンとのマッチ」など、具体的かつ分かりやすい理由を1つ挙げることで、企業側も納得しやすくなります。
ただし、他の企業を貶めるような発言や、不適切な理由は避けましょう。
④謝罪をして誠意を見せる
内定を辞退することは、企業側にとっても残念な結果となります。そのため、辞退の意向を伝える際には、必ず謝罪の言葉を添えることが重要です。
具体的には、「このような結果となり、大変申し訳ございません」と、自身の決断に対する誠意を示すことで、後のトラブルを避けられます。
また、感謝の気持ちも忘れずに伝えることで、良好な関係を保てるでしょう。
複数内定があるなら慎重に吟味して内定先を決めよう
複数内定をもらえることは喜ばしいことですが、入社できるのは1社だけです。
1つの企業を選ぶのは、自分の将来を決める重要な選択です。なんとなくや「親がこの会社が良いと言ってたから」ではなく、自分のキャリアビジョンに合った企業を選びましょう。
ただし、内定をもらったら1週間以内に返事をするのがマナーです。時間をかけすぎると内定が取り消されることもあるため注意してください。
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。