面接で家族構成を質問することは、NGとなります。しかし、実際に質問された際にどう対応すればよいかがわからず、困ってしまう方もいるでしょう。
本記事では、なぜNGなのか・聞かれる理由・対処法・合否への影響について解説します。
面接で聞かれた場合に備えて事前に情報を集めておきたい方は、ぜひ参考にしてください。
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面接で家族構成を聞くことは本来不適切!

面接で家族構成について聞くことは厚生労働省によって不適切と定められています(引用:厚生労働省公式サイト)。
法律上、個人の適性やスキルには直接関係しない、生活している環境や家族の情報を聞く行為は違法ではありません。しかし、面接では基本的に禁止されているのが特徴です。
ただし、企業によっては聞かれる可能性もゼロではないため、事前に適切な対応がとれるようにしっかりと準備しておくことが重要になります。
面接で家族構成を聞く3つの理由

家族構成をなぜ聞くのか知っていれば、どんな意図が込められているのか把握できます。主な理由は、以下の3つです。
- 面接官の気遣い
- 休職・退職のリスクを確認するため
- 信用できるか確認するため
①面接官の気遣い
面接官による気遣いで、家族構成について聞いているケースがあるのが特徴です。
面接対策などを考えずに答えられる情報について質問すれば、回答者の緊張をほぐしやすくなります。
アイスブレイクとしての質問を設けることで、その後の質問で自分らしく回答できる環境を作れるのがメリットです。
練習問題のように質問されている状況では、簡単に答えるだけでも問題ありません。また、答えづらい時には無理せず申し出ることも可能です。
②休職・退職のリスクを確認するため
休職や退職のリスクがないかどうかチェックするために、質問を設けている場合もあります。
高齢の家族がいる候補者は、介護などで仕事に携わる時間が短くなりやすいため、企業側としてしっかりと仕事に打ち込める環境かどうか探りたいと考えているのが特徴です。
1年目から長く仕事に従事できる人材は仕事をより早く覚えられるため、好ましい印象になります。体調は健康かどうか聞いてくる企業も存在するのがポイントです。
③信用できるか確認するため

信用にあたる人材かどうかを確認するため、家族構成を聞く会社も存在します。
同じ事業を展開する競合会社に勤めている人物が家族にいる場合、会社の情報を家族間で共有されるリスクがあるのでは、と危ぶむ会社もあるのが特徴です。
ただ、同業の家族はいないと嘘をついてしまうと、入社できたとしても信用度が下がってしまいます。
明確に答えられない時は回答を大まかにするなど工夫して、なるべく正直に答える姿勢を見せるようにしましょう。
面接で家族構成を聞かれた際の対処法2つ

面接で家族について問われた場合、あらかじめ対処法を知っておくと無理なく対応できます。習得しておくとよい対処法は、以下の2つです。
- 無理のない範囲で答える
- 丁寧に断る
①無理のない範囲で答える
無理がない範囲で答えてしまうのも手となります。答えるのに抵抗がある内容でなければ、本当のことをはっきりと述べると好印象を与えやすいです。
構えすぎずにフラットな姿勢で自然に回答できると、緊張を減らしながら次の質問に備えられます。
明確に言及しづらい内容を質問された場合は、大まかな答えに留めるのも対処法として有効です。
事前に面接の練習をする際に家族についての質問も含めて回答しておき、明るく答えて受け流せるように対策しておきましょう。
②丁寧に断る
丁寧な姿勢で断りを入れることも対処法として有効です。
家族に関係する質問には、答えなくても本来は問題はありませんが、丁寧に断る表現を加えた方がマナーを守っている印象になります。
「大変恐縮ですが、家族のプライバシーに関わりますので、私の一存では回答できません。」などといった表現で伝えるのがおすすめです。
答えられません、と端的に伝えてしまうと不躾な印象になるため、丁寧な答え方を事前に用意しておきましょう。
万が一断っても合否には関係しない!

万が一回答を断ったとしても、合否には関係することはありません。
能力とは関係のない部分で採用するかどうかを決断するのは不公平なため、置かれている環境について問うのは本来は禁止されている行為です。
そのため、質問されたとしても気にしすぎず、次の質問に気持ちを切り替えていきましょう。
また、家族の情報を採用基準に据えている会社は、コンプライアンスを重視していないとも考えられます。モラルがあまり守られていない会社への就職を避けるのも手です。
面接で家族構成を聞かれたら断っても問題ない!
面接で家族の構成について問われた際は、回答を断っても問題はありません。
家族の情報から長く働ける人材かどうか図ろうとしている場合だけではなく、単にアイスブレイクをするために質問しているケースもあります。
無理のない範囲で回答し、上手に受け流すよう対策しておきましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。