看護師の内定へのお礼状の書き方を解説|例文や封筒マナーも紹介
看護師を目指して就活を続けている方なら、病院からの内定獲得は何よりも嬉しいことでしょう。
嬉しい気持ちはそのままにせず、病院の担当者へお礼状の形式で伝えることがおすすめ。
本記事では、看護師の内定へのお礼状の書き方やマナー、例文などを紹介します。看護師の内定を受けたら、ぜひともお礼状を発送してくださいね。
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看護師の内定へのお礼状は必須ではない!

お礼状とは、企業への内定承諾書の返信に同封する、お礼の気持ちを示す手紙のことです。
看護師の内定へのお礼状は、送付が必須というわけでは決してありません。しかし、あると印象が良くなることも確かです。
ここでは、内定へのお礼状に関する考え方について、以下の2つに整理して解説します。
- 誠意が伝わり丁寧な印象を与えられる
- 内定通知の方法に合わせると良い
①誠意が伝わり丁寧な印象
内定承諾書にお礼状を同封することで、誠意を伝えて丁寧な印象を与えられます。
感謝の気持ちを伝えてマイナスになるとは考えにくく、マナーを守って送ることでビジネスマナーが身についていることもアピール可能です。
送付はあくまでも任意ですが、入社後の関係を円滑にすることが十分に期待できるでしょう。
入社後にできるだけスムーズに仕事をするためには、お礼状を送っておいて損はありません。
②内定通知の方法に合わせると良い
お礼状の送り方は、内定通知の方法に合わせることをおすすめします。
手紙で通知が来たなら手紙でお礼状を出し、メールで内定通知を受けたならメールでお礼を伝えれば問題ありません。
また電話で内定を伝えられたら、その場でお礼の気持ちを直接伝えてしまってもOKです。
メールの方が、受け取った側が忙しくても確認しやすいとの考え方もあります。「絶対に手紙」とは考えず、状況によって他の方法も活用しましょう。
【看護師向け】内定へのお礼状の基本マナー4つ

ここでは、内定へのお礼状の基本マナーについて解説します。お礼状を作成・送付する際の基本マナーは、以下の4つです。
- 手書き・縦書き
- 通知書が届いた当日・翌日中に送る
- 白無地の便箋・黒ペンを使用
- 内定承諾書の手前に同封
①手書き・縦書き
内定へのお礼状を手紙で送る際には、手書き、かつ縦書きが基本です。手書きで作成した方が、丁寧さや熱意が伝わりやすいと言えます。
手書きには時間と手間がかかるため敬遠されがちですが、手間がかかるからこそ感謝の気持ちと喜びを伝えられるものです。
また、縦書きを選択することで、より礼儀正しい印象を与えられます。
ただし、横書きでもマナー違反になるわけではありません。縦書きだとどうしてもうまく書けない場合は、横書きも試してみると良いでしょう。
②通知書が届いた当日・翌日中に送る
お礼状は、通知書が届いた当日か翌日中には送ることを基本とします。郵送の場合、発送から企業に届くまでに時間がかかってしまうためです。
あまりに遅くなると、感謝の気持ちが伝わりにくくなってしまいます。そのため、遅くなっても1週間以内に送付するようにすべきです。
1週間を過ぎてしまいそうであれば、出さないことも選択肢にすると良いでしょう。
焦って作成して何らかの不備があれば、かえって印象を悪くしてしまう恐れもあります。
③白無地の便箋・黒ペンを使用
お礼状の手紙は、白無地の便箋と黒ペンを使用して作成します。色や柄がついている便箋は、カジュアル過ぎると思われかねません。
ボールペンに関しても、黒以外の色を使用するとカジュアルな印象になる恐れがあります。
便箋のサイズについては、お礼状のみを送るときは長形4号サイズの封筒に三つ折りにしましょう。
内定承諾書やその他の書類に同封する場合は、送られてきた書類に合わせてサイズを選択することをおすすめします。
④内定承諾書の手前に同封
お礼状は、基本的に内定承諾書の手前に重ねて同封します。手前に重ねることで、担当者が封を開けた際にまずお礼状を目にするようになるためです。
まずお礼の気持ちを伝えた方が好印象であり、せっかくお礼状を送るのであれば内定承諾書の手前に重ねて同封しましょう。
そしてお礼状に内定承諾書を同封することを記載しておけば、丁寧で親切な印象を与えられます。
また、書類の順番だけでなく、表裏や上下が間違っていないかも確認することが大切です。
【看護師向け】内定へのお礼状の書き方4ステップ

看護師の内定へのお礼状は、以下の4ステップで書くことを基本としましょう。
- 【文頭】拝啓から始まり時候の挨拶を書く
- 【本文】お礼と仕事への意欲を示す
- 【文末】結びの挨拶と敬具を入れる
- 【署名・宛名】正式名称で書く
①【文頭】拝啓から始まり時候の挨拶を書く
文頭は「拝啓」から始めて、続けて時候の挨拶を書きましょう。
「拝啓」は、頭語(とうご)と呼ばれるものであり、本文にいきなり入ることを避けて手紙やはがきの最初に書くものです。
お礼状には、「拝啓」ではなく「謹啓」の方がより相手への敬意を示せることから良いとする考え方もあります。
また時候の挨拶には、季節関わらず使える「貴院におかれましてはますますご盛栄のこととお慶び申し上げます」などがおすすめでしょう。
②【本文】お礼と仕事への意欲を示す
頭語、時候の挨拶を記したら、本文にてお礼と仕事への意欲を示します。内定をもらって感謝している気持ちを示す、お礼状の中心となる部分です。
感謝の気持ちは定型文でなく、自分の言葉で新卒らしい文章で伝えると良いでしょう。
ただし、感謝の気持ちを込め過ぎて長文になることは避ける必要があります。
文章を書き慣れていないと長文になりがちであることから、できるだけ簡潔に記述することを念頭におくべきです。
③【文末】結びの挨拶と敬具を入れる
お礼の気持ちと仕事への意欲をつたえたら、結びの挨拶と「敬具」を入れて文章を終えます。
結びの挨拶としては、企業の繁栄や発展を祈る一言を添えることがビジネスシーンでは一般的です。
「敬具」は、冒頭で紹介した頭語「拝啓」とペアになる言葉であり、結語(結語)と呼ばれます。
結語は、最後の文章から1~2文字下げて書くことが基本。頭語に「謹啓」を使用した場合は、「敬白」もしくは「謹言」を使用しましょう。
④【署名・宛名】正式名称で書く
署名や宛名を書く際には、正式名称で書くことが非常に重要です。
署名については、住所を都道府県から記載し、自分の名前もフルネームで書くようにしましょう。
さらに気を付けたいのが、宛名の記述です。会社名や部署名については、省略せずに書かなくてはいけません。
また、担当者の名前が分からない場合は、以下のように部署に「御中」を付けて記載することが基本です。
個人名の場合:医療法人〇〇会 〇〇病院 人事部 〇〇様 部署の場合 :医療法人〇〇会 〇〇病院 人事部御中 |
【看護師向け】内定へのお礼状例文

令和〇年〇月〇日 〇〇病院 人事部 〇〇様 〒〇〇〇-〇〇〇 〇〇県〇〇市〇〇△丁目-△-△ (氏名) 内定承諾書の送付 拝啓 貴院におかれましてはますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。 先日はご多忙にもかかわらず、面接のお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。 またこのたびは採用内定の御通知をいただき、重ねてお礼を申し上げます。 貴院の一員となって働くことを目標にしてきたため、嬉しさと頑張ろうと言う気持ちでいっぱいです。 採用時期からは、看護師として患者さんに適切なケアを行えるように、一生懸命努力を重ねてまいります。 何卒、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。 内定承諾書を同封させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 敬具 記 ・内定承諾書 1部 以上 |
上記は、内定承諾書を同封する横書きのお礼状のケースです。
同封する書類がある場合は、結語で一旦手紙の内容を終えてから「記」として内容物を記述し、「以上」で締めます。
【看護師の内定へのお礼状】封筒の書き方
内定へのお礼状を送る際には、手紙の内容やマナーだけでなく封筒の書き方についても気を付けなくてはいけません。
そのためここでは、封筒の書き方について以下の2ケースに分けて解説します。
- 返信用封筒を使う場合
- 自分で封筒を用意する場合
①返信用封筒を使う場合
企業から送られてきた返信用封筒を使用して送る場合、表面には住所と宛名が書かれているはずです。
宛名の担当者名(部署名)の後に「行」と書いてあるはずですが、このまま送ってはいけません。
「行」に縦線で二本を引き、個人名当てなら「様」、部署宛てなら「御中」に修正して利用します。
裏面には、左下に小さく郵便番号と自分の住所・名前を記すことが基本です。
また、のり付けした後に「〆」と書くことも忘れないようにしましょう。「×」はマナー違反であるため、「〆」と必ず記載します。
②自分で封筒を用意する場合
自分で封筒を用意する場合は、表面に送付先の郵便番号と企業の住所・担当者名を記述します。
住所の上に郵便番号を書くことを忘れてしまいがちですので、忘れないようにしましょう。住所の数字は、基本的に漢数字で記します。
また採用担当者の所属は、名前の横に小さめに記述することが基本です。
内定承諾書を同封する場合は、赤字で「内定承諾書在中」と記述して定規で四角く囲うことも忘れないようにしてください。
看護師の内定へのお礼状はマナーを守って書こう!

看護師の内定通知を受けたら、お礼状を送って感謝の気持ちと仕事への意欲を伝えることがおすすめです。
お礼状の作成・発送においてはマナーを守り、相手に対して失礼にならないようにしましょう。
この記事を書いた人
梶
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