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大学面接で「長所と短所」を聞かれる理由・正しい回答方法を解説!

性格のうち、長所や短所は、大学の面接で聞かれることが多い質問です。しかし、いざ聞かれた時にどう答えればよいのかわからず、迷ってしまう方もいるでしょう。

本記事では、長所や短所を聞く理由・回答のコツ・例について解説します。

手始めに回答例を参考にしたい方は、こちらをご覧ください。

大学面接で「長所と短所」を聞かれる理由3つ

なぜ長所や短所について質問するのか理解していれば、相手が求める内容に沿った回答を用意できます。主な理由は、以下の3つです。

  1. 大学の教育方針に適応できるか
  2. 短所を改善する姿勢があるか
  3. 周囲からどう見られる人か

①大学の教育方針に適応できるか

大学が掲げている教育方針に合った人間性を備えているか確認したい、と考えて聞く場合もあります

自身の強みと弱みからは、性格の傾向を掴めるため、大学が求める姿勢とマッチしているかどうか判断可能。

高校での成績が優秀だった経歴があっても、学校の方針と合わない場合は異なる大学の方が良いのでは、と受け取られるリスクがあります。

大学の理念について理解できているか図る目的もあるのが特徴です。

②短所を改善する姿勢があるか

短所に対してどのように向き合い、改善するための行動を取っているか見るために問う学校も存在します。

自身の中でどの部分が弱みだと判断していて、弱みを美点に変えるための対策や、苦手なことを緩和する方法を考えているかどうかを図れるのがポイントです。

また、困難な状況に陥った際にもしっかりと対処法を考えて改良できるかどうか、確認しようとしている場合もあります。

欠点への向き合い方を聞けば、得意分野ではない物事にあたる際の姿勢を確認できるのが特徴です。

③周囲からどう見られる人か

性格の傾向を聞けば、周囲からどう見られているのか、客観的な視点を取り入れながら人間性を判断できるのも特徴です。

大学では生徒から常に目を向けられているため、これから入学する生徒の特色も正確に把握しておきたい、と考える傾向があります。

また、客観的な意見も取り入れた自己分析ができている人は、大学の講義においてもより広い視野で物事を考えて学べるため、大学から高評価を得やすくなります

大学面接で長所を聞かれた時の回答ポイント3つ

面接で自身の美点を聞かれた際のコツを知っていれば、相手から高評価を得られる回答を目指せます具体的なポイントは、以下の3つです。

  1. 長所の活かし方を伝える
  2. 周囲の人から見た長所の評価も伝える
  3. エピソードを具体的に伝える

①長所の活かし方を伝える

長所をどのように活かしているのか、これまでの行動や成果を添えて説明すると、具体的にイメージしやすい回答になるのが利点。

最初に長所を端的に説明してから、補足として上手く活かせたエピソードを紹介すると、無理なく自然な流れで述べられるのもコツとなります。

出来事を挙げることで、他の生徒と被らないオリジナリティがある回答にでき、面接官の印象に強く残りやすくなるのもメリットです。

②周囲の人から見た長所の評価も伝える

周囲の方から、長所についてどう評価されているのかを紹介するのもおすすめです。

自分だけの視点ではなく、客観的な声もしっかりと取り入れた上で分析を行っている姿勢を強調できるため、視野の広さを備えていることも主張できます。

実際に周囲からどう言われたのか伝えれば、一定の視点だけでなく異なる視点からの話も盛り込めるので、最後まで飽きさせずに自身の美点について紹介できるのもメリットです。

③エピソードを具体的に伝える

エピソードを具体的に伝えることを意識すれば、説得力のある回答を目指せます

自身が回答した強みの根拠となる出来事を紹介する時には、概要だけでなく自身がどのように働きかけたのか行動を説明するのがおすすめです。

自身が長所を発揮した結果、どのように良い影響をもたらせたのか、どんな成果を導き出せたのかを説明すれことも意識しましょう。

自身が大学の授業でどんな役割を担当できるのかイメージさせられます。

大学面接で短所を聞かれた時の回答ポイント2つ

面接で短所について聞かれた時のコツもあわせて確認すれば、マイナスな印象で留まらないように対策しながら答えられます具体的なポイントは、以下の2つです。

  1. 改善する姿勢を伝える
  2. 性格に問題がある短所は述べない

①改善する姿勢を伝える

改善する姿勢を伝えれば、プラスの情報を加えて好印象を与えやすくなります

自分の弱点を真剣に受け止め、どう改良すればよいのかしっかりと考えている姿勢を示せるよう心がけましょう。

何か失敗したとしても次の成功に向けて経験を活かして成長できる生徒である、と評価されやすいです。

また、どんなことを意識すれば改善できたのか伝えるほかに、弱みが強みとして活かされた出来事を伝えて前向きな印象を与えるのもポイントとなります。

②性格に問題がある短所は述べない

性格に問題があると判断されるリスクが高い短所は述べないように意識することも重要です。

浪費癖がある、時間を守って行動できないなど、大学生活を送る上で問題視されやすい性格は紹介しないよう、気を付けましょう。

改善するために実践している方法を伝えたとしても、マイナスな印象が大きくなってしまいます。

自身では問題がないと感じていても、面接官によっては悪印象を抱くリスクもあるため、事前に客観的に見て問題がないか周囲に聞くことも大切です。

大学面接で答える「長所と短所」が思いつかない時の対処法2つ

回答内容が思い浮かばない時に備えて、対処法を知っておくことも大切です。対処法としては、以下の2つが挙げられます。

  1. 人生史を作成する
  2. 身近な人に質問する

①人生史を作成する

回答内容がイメージできない時には、人生史を作成することが対処法となります。

人生史とは自分が生まれてから現在に至るまでをグラフや表に書き起こすものです。

作成することで、何を好んだ経歴があるのか知って得意分野を確認でき、どんな場面で活躍した経験があるのかが明確に把握できます。

自分のこれまでの生活を振り返りつつ、経験の中で最も長所や短所があらわれた出来事は何かチェックできるため、回答に含めるエピソードも同時に厳選できるのがメリットです。

②身近な人に質問する

身近な人に自身の性格の特徴や良い部分、直すべき部分を答えてもらうのも手です。

自分の中で具体的な回答がイメージできず、考えが煮詰まってしまった時には誰かに話を聞いてもらい、アドバイスをもらうことで突破口が見つかることもあります。

また、自身では把握していなかった性格の傾向を掴むきっかけにもなるのが利点です。

自分の考えだけで完結せずに、他者から見た自分についての情報を取り入れて、より洗練された回答を目指しましょう。

大学面接で「長所と短所」を聞かれた時の回答例

回答例を確認すれば、どんな流れで話せば高評価につながるのか想定しやすくなるのがメリットです。ここでは、2つの回答例を紹介します。

  1. 長所の回答例
  2. 短所の回答例

長所の回答例

私の長所は、対応力があることです。私は合唱部の副部長として、声出し練習での感染対策を考え、実施した経験があります。

合唱部としての活動を維持しつつ、声出しによる感染リスクを抑えるためにどうすれば良いか悩みましたが、積極的にアイデアを出し合える機会を設けて対策を考えました。

結果としてスマホやパソコンを利用して好きな場所から個人個人で練習に参加できるように環境を整えることができました。

今後も状況に応じた行動を即座に実行していけるよう、意識してまいります。

上記の例文では、対応力を発揮した出来事を紹介して、説得力を高めています。

自身の行動でどんな成果が生まれたのか説明して、今後の姿勢を伝えているのも特徴です。

短所の回答例

私の短所は、心配しすぎてしまうことです。
以前授業で発表者として選ばれた時に、ミスをするのでは、という不安に駆られて発表方法の流れを何度も確認することに集中してしまい、発表内容の深掘りができなかったことがありました。

そして失敗を生かすために、あらかじめやるべきことをすべてリスト化しておき、作業に割く時間を設定することを心がけました。

結果、次の発表で内容を充実させつつわかりやすく説明ができるようになり、先生から高評価をいただきました。

今後も心配する気持ちを事前準備に上手く活かし、より良い成果を生み出せるよう対策してまいります。

上記の例文では、短所だと感じたきっかけと、出来事を受けて考えた改善案を伝えています。

改善策を実行した結果、どんな評価が得られたのかについても言及しているのがポイントです。

大学面接で聞かれる「長所と短所」の回答を準備しよう

大学面接で尋ねられやすい性格についての回答を準備しましょう。自身の性格の特徴をどう活かすのかに焦点を当てて、これまでの経験も添えて紹介することが大切です。

マイナスな印象で終わらないよう対策して、高評価につなげましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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