就職活動をする中で、履歴書を作成するのは大変な作業ですよね。
企業ごとに履歴書を作成し直すのは面倒だから、使い回してしまおうと思う人の気持ちも分かります。しかし結論を言うと、履歴書の使い回しは基本NGです。
本記事では、履歴書の使い回しがダメだと言われる理由について詳しく解説します。ぜひ参考にしてくださいね。
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履歴書を使い回しするとバレる

結論から言うと、履歴書を使い回す行為は、採用担当者に気づかれる可能性が高いと言えます。
採用担当者は、日々多くの履歴書を目にしており、その中で同じ内容の履歴書が複数の企業に提出されているのを見抜くことは難しくありません。
特に、志望動機や自己PRの部分での一般的なフレーズの繰り返しや、他の企業名が記載されているミスは、使い回しの証拠として捉えられます。
履歴書が返却される場合、他の企業の選考に使い回したくなる気持ちは分かります。しかし、基本的にバレてしまい、印象は良くないため、履歴書は企業ごとに作成しましょう。
履歴書の使い回しがバレる理由4つ

採用担当者は、どのように履歴書が使い回されているか判断しているのでしょうか。ここでは、履歴書の使い回しがバレる4つの理由を紹介します。
- 修正した跡が残っている
- 紙のヨレや汚れが目立つ
- 証明写真に傷が付いている
- 志望企業に合わない内容になっている
①修正した跡が残っている
履歴書を使い回すとなると、日付などを修正する必要が出てきます。しかし、修正した跡が残ってしまうと、それが使い回しの証拠となるのです。
例えば、ペンで書いた日付を訂正する際に消しゴムを使った跡や、修正テープを使用した跡があると、使い回しを疑われる原因となります。
そのため、履歴書を提出する際は、修正跡が残らないように注意が必要です。
②紙のヨレや汚れが目立つ
履歴書のヨレや汚れは、使い回しを疑われる原因となります。
履歴書を何度も使い回すと、紙がヨレヨレになったり、手汗や指紋で汚れたりします。また、長い間保管していた場合、紙の色が変わってしまうこともあります。
丁寧で几帳面な印象を与えるためにも、履歴書は清潔に保ち、新しいものを使用しましょう。
③証明写真に傷が付いている
写真が古い、または傷が付いていると、採用担当者から使い回しを疑われる可能性があります。
証明写真は、履歴書の中でも特に重要な部分です。しかし、使い回しをしていると、写真に傷や汚れが付くことがあります。
使い回さないのは当然として、新たに履歴書を作成する際も、新しい綺麗な証明写真を用意することで、採用担当者に良い印象を与えるよう心がけましょう。
④志望企業に合わない内容になっている
履歴書を使い回す際の最も大きなリスクは、内容が志望企業に合わないことです。
例えば、前回の企業がIT関連で、今回の企業が医療関連である場合、スキルや経験が合致していない履歴書になってしまいます。
そのため、志望企業の業界や求めるスキルに合わせて、履歴書の内容を見直すことが大切です。
履歴書の使い回しがだめな理由5つ

履歴書は、自分をアピールするための大切な書類なので、同じ履歴書を複数の企業に使い回すのは避けるべきです。
具体的に、履歴書を使い回してはいけない理由は以下の5つです。
- 志望度の低さを疑われる
- 企業に合わない内容になっている
- 履歴書の内容が薄い
- 修正した履歴書は提出しないのがマナー
- 不合格になった履歴書は修正が必要
①志望度の低さを疑われる
履歴書は、自分の経歴やスキルを伝えるだけでなく、その企業への熱意や志望度も伝える書類です。同じ履歴書を使い回すと、志望度が伝わらない恐れがあります。
例えば、ある企業の求人には「コミュニケーション能力が求められる」と書かれているのに、履歴書にはそのスキルに関する記述がない場合、その企業への興味や熱意が低いと判断されかねません。
そのため、各企業の求人内容や特色に合わせて履歴書をカスタマイズすることが重要です。
②企業に合わない内容になっている
履歴書を使い回すと、その内容が応募先の企業の特色や求める人材像に合致しない可能性が高いのです。
例えば、ある企業は国際的なビジネスを展開しており、英語力を重視している場合、その企業向けの履歴書には英語のスキルや経験をしっかりとアピールする必要がありますよね。
しかし、使い回しの履歴書に英語力に関する記述がない場合、適切な人材として評価されることは難しいでしょう。
また、企業の文化や価値観に合わない内容が含まれていると、採用担当者に悪い印象を与えます。各企業の特色や求める人材像をしっかりと理解し、それに合わせて履歴書を作成することが大切です。
③履歴書の内容が薄い
履歴書は、自分の経験やスキルを具体的に伝えるための書類です。しかし、複数の企業や職種に対して、同じ履歴書を使い回すことを前提に作成すると、内容が一般的で薄くなりがちです。
企業や職種ごとに求められるスキルや経験は異なるため、1つの履歴書で全ての要求を満たそうとすると、どれも中途半端になってしまいます。
経験や成果を具体的に伝えなければ、採用担当者に強い印象を与えられません。そのため、各企業や職種に合わせて履歴書をカスタマイズすることが重要なのです。
④修正した履歴書は提出しないのがマナー
そもそも修正した履歴書は提出しないのが最低限のマナーです。履歴書に修正した跡があれば、採用担当者に悪い印象を与えます。
また、修正した跡がある履歴書は、他の企業から不採用となった証とも取られかねません。
したがって、修正した履歴書の提出は控えるべきです。新しい履歴書を用意し、丁寧に記入することで、真摯に応募している姿勢をアピールしましょう。
⑤不合格になった履歴書は修正が必要
不合格になって返却された履歴書は、そもそも内容が良くないものである場合が多いため、他の企業に使い回しても、また不合格になる可能性が高いと言えます。
そのため、返却された履歴書を再利用するのではなく、新たに履歴書を作成し、前回の失敗を踏まえて内容を見直すことが重要です。
履歴書で使い回しが可能なもの2つ

前提として、履歴書の使い回しは基本NGです。ただ、就活はとにかく忙しいので、できるだけ時間短縮したいですよね。
そこで、履歴書で使い回しが可能な部分を2つ紹介します。丸々使い回しはNGですが、一部活用しながらの作成であれば、内容の質を保ったまま時間短縮できますよ。
- 自己PR
- 長所と短所
①自己PR
自己PRは、あなたのキャリアや経験に基づいているため、多少の修正を加えるだけで、複数の企業や職種に対して使い回すことが可能です。
例えば、営業のバイト経験がある人は、「顧客との信頼関係を築いて売上向上に貢献した実績」をアピールできます。
このような実績は、多くの企業で評価されるため、使い回しやすい内容と言えます。ただし、企業にマッチした自己PRになっているかは必ず確認しましょう。
②長所と短所
長所と短所は、自分の性格や特性に関する部分のため、基本的な内容は使い回しが可能です。そもそも長所や短所はたくさんあるものでもないため、ある程度の使い回しは仕方がありません。
例えば、あなたの長所が「コミュニケーション能力が高い」であれば、これは多くの職種で求められるスキルです。
一方、短所についても「完璧を追求しすぎるため、時々時間をかけすぎてしまう」であれば、真面目であることをアピールできます。
しかし、企業にマッチしている長所・短所になっているかの確認は必要です。
履歴書は使い回しせず企業ごとに作成しよう
履歴書は、あなたの経歴やスキルをアピールする大切な書類です。それぞれの企業に合わせて内容をブラッシュアップすることで、より高い評価を受ける可能性が上がります。
企業ごとに異なるニーズや求められるスキルがあるため、履歴書を使い回して複数の企業に応募するのは避けるべきです。
企業の特性や求められる資質をしっかりとリサーチし、それに合わせて履歴書を作成しましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。