就活生の中には、公務員と民間企業を併願する人もいるでしょう。しかし「公務員と民間企業の併願はきついの?面接では併願していることを隠すべき?」と悩みますよね。
そこで本記事では、公務員と民間企業の併願について解説します。併願するメリット・デメリットや具体的な対策方法も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
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公務員試験と民間企業の併願は可能!

前提として、公務員試験と民間企業の併願は可能です。理由を解説します。
- 併願禁止と定められていないため
- 併願している人は多いため
①併願禁止と定められていないため
公務員試験と民間企業の併願が可能である理由は、法的に併願禁止と定められていないからです。
日本において、公務員試験を受験する際に民間企業への就職活動を同時に進めることは、法的に制約を受けることはありません。
実際、公務員試験の合格が確定するまでの間、民間企業の選考を受けることは一般的です。
ただし、公務員採用のプロセスや試験日程などを注意深く調整し、時間的な兼ね合いを考慮することが重要です。
②併願している人は多いため
多くの人が公務員試験と民間企業の採用試験を同時に受験しています。実際、併願者は全体の約8割を占めています。
なぜなら、公務員試験と民間企業の仕事にはそれぞれ魅力があり、人々が自分に合ったキャリアを見つけようとするからです。
公務員試験は安定性と社会的信頼性が魅力であり、一方、民間企業は高収入や成長の機会を提供します。併願することで、両方の選択肢を検討し、将来のキャリアにおけるリスクを分散できます。
公務員と民間企業を併願するメリット2つ

次に、公務員と民間企業を併願するメリットを紹介します。
- リスクヘッジができる
- 双方の対策ができる
①リスクヘッジができる
民間企業と公務員を併願するメリットは、就職浪人のリスクに対処できることです。
民間企業と公務員はそれぞれ採用プロセスが異なり、合格率や応募資格も異なります。そのため、両方に挑戦することで安全策が取れるのです。
つまり、一方がうまくいかなくても、もう一方の選択肢が残されており、安定的なキャリアを築くためのバックアップとなります。
②双方の対策ができる
双方の対策ができることも公務員と民間企業を併願するメリットです。民間企業を先に受ければ、面接や応募書類のスキルが向上し、コミュニケーション力が養われます。
逆に、公務員試験を受けることは、論理的思考や法律知識を高め、公共サービスへの理解を深めます。双方の試験に挑戦することで、幅広いスキルと経験を得ることができ、もう1つに活かせるのです。
また、キャリアの選択肢が増えるため、就職先を慎重に選び、自身のキャリアに最適な道を見つけることも可能です。
公務員と民間企業を併願するデメリット2つ

次に、公務員と民間企業を併願するデメリットを紹介します。
- スケジュール管理が大変になる
- 短期集中型には厳しい
①スケジュール管理が大変になる
公務員と民間企業を併願するデメリットは、スケジュール管理が大変になることです。公務員試験や民間企業の採用プロセスは、それぞれ独自の試験日程や面接スケジュールを持っています。
そのため、適切な対策や準備を両方に対して行う必要があり、スケジュールの調整が非常に困難です。また、面接や試験の日程が重なることも考えられるため、どちらかを優先せざるを得ない場合も。
このような状況では、ストレスや時間の制約が増え、労力とリスクが増大する可能性があります。
②短期集中型には厳しい
もう1つのデメリットは、短期集中で取り組むのは厳しいことです。両方の試験や面接、選考プロセスは異なるスケジュールで進行し、長期戦になる可能性が高いのです。
これは、短期間に両方の職を獲得しようとすると、過度なストレスや時間管理の難しさに繋がり、両方のチャンスを逃す可能性が高まります。
適切な計画とスケジュール管理が必要であり、両方の職に真剣に取り組むことの難しさを考慮する必要があります。
公務員と民間企業における試験の特徴

次に、公務員と民間企業における試験の特徴を紹介します。
- 公務員試験の特徴
- 民間企業の採用試験の特徴
公務員試験の特徴
公務員試験の特徴は、学生が得られる情報量が民間企業に比べて少なく、情報公開の時期が遅いことが挙げられます。
公務員試験の詳細情報や過去の試験内容は限られており、対策が難しい点があります。また、試験のお知らせや募集が通常、民間企業に比べて遅く発表されるため、準備期間が限られています。
公務員試験を受験する際には、情報収集力や計画性が重要であり、長期間にわたる対策が求められます。
民間企業の採用試験の特徴
民間企業の採用試験は多様性が特徴です。異なる企業が様々なスケジュールや求める人物像を持ち、個別性が強調されます。
これにより、自身の強みや性格に合致する企業を選択できる機会があります。また、民間企業の試験プロセスでは、面接が重要視され、コミュニケーション能力や志向性が評価されます。
そのため、個人のキャリア目標や志向に応じた企業を見つけ、面接に自信を持って臨むことが重要です。
公務員と民間企業の併願で準備すべきこと5つ

次に、公務員と民間企業の併願で準備すべきことを紹介します。
- 試験内容を把握する
- スケジュールを立てる
- 民間企業で受ける企業を絞る
- 説明会・対策講座で効率よく学ぶ
- 面接対策をする
①試験内容を把握する
公務員と民間企業の併願において、試験内容の把握は非常に重要です。なぜなら、公務員試験と民間企業の選考試験は異なる要求と評価基準を持ち、それぞれに合わせた準備が必要だからです。
試験内容を把握するためには、公式情報や過去の問題を研究し、出題傾向や重要なトピックを理解します。
さらに、対策書籍やコースを利用して必要なスキルや知識を獲得し、模擬試験を受験して実力を評価しましょう。
②スケジュールを立てる
公務員と民間企業の併願を考える際、スケジュールを立てることも重要です。まず、スケジュールは時間とリソースを最適に活用する手助けをします。
公務員試験と民間企業の選考プロセスは異なるため、スケジュールを立てることで、両方に均等に時間を割り当てられます。
また、計画的なスケジュールは過度なストレスを軽減し、効果的な勉強と面接の準備が可能になります。
③民間企業で受ける企業を絞る
民間企業で受ける企業を絞ることも重要です。なぜなら、焦点を絞ることで効率的な準備が可能になり、公務員と民間企業にバランスよく時間を割けるからです。
また、公務員試験を優先すべき人は、民間企業の中でも公務員試験対策になるような採用フローがある企業を選ぶことで、あわせて対策できます。
このような企業は、勉強や試験対策に柔軟に対応できる環境を提供し、公務員試験の合格に向けた支援を行っていることが多いのです。
④説明会・対策講座で効率よく学ぶ
説明会や対策講座に参加することも重要です。なぜなら、これらの場では効率的に学びを得られるからです。
説明会や対策講座では、試験内容や受験戦略についての専門家の指導を受けられます。直接アドバイスを受けることで、効果的な学習方法やアプローチを学び、失敗を減らせるのです。
説明会や対策講座は、限られた時間で最善の結果を得るための貴重な機会です。計画的な学習と効果的な準備に役立つため、積極的に活用してみましょう。
⑤面接対策をする
公務員と民間企業の併願で成功を収めるためには、面接対策が欠かせません。なぜなら、公務員試験でも民間企業の選考でも、面接が合格の鍵を握るからです。
具体的な面接対策としては、まず過去の経験やスキルを整理し、自己分析を行うことが大切です。あわせて模擬面接やフィードバックを受けることで、自分の強みや弱みを把握し、改善点を見つけられます。
また、ストーリーテリングや具体的な事例を用いて自己紹介や志望動機を伝えるトレーニングも有効です。両方の選択肢に向けた充実した面接対策を行いましょう。
公務員と民間企業併願を成功させるコツ3つ

次に、公務員と民間企業併願を成功させるコツを紹介します。
- 優先順位を早い段階で定める
- 自分のキャパシティを考えてスケジュールを決める
- 隙間時間を利用して勉強する
①優先順位を早い段階で定める
公務員と民間企業の併願では、どちらを優先するのか、早い段階で定めることが重要です。併願はリスクヘッジになるとはいえ、両方に同じくらいのエネルギーを注ぐのは現実的ではありません。
まず、自身の目標と価値観を明確にし、公務員と民間企業の両方に合致するかどうかを評価します。その後、キャリア目標やライフスタイルに応じて、どちらを先行するべきかを検討します。
最も重要なのは、優先順位を定めたら忠実に従うことです。重要なプロジェクトや試験の期日に向けて効果的に取り組むことが成功の鍵です。
②自分のキャパシティを考えてスケジュールを決める
公務員と民間企業併願を成功させるためのコツは、自分のキャパシティを考慮してスケジュールを組むことです。
限られた時間とエネルギーを効果的に活用するため、自己評価を行い、公務員試験と民間企業の業務に割り当てる時間を決めてください。
優先順位をつけ、柔軟にスケジュールを調整しましょう。さらに、休息とストレス管理にも注意し、自己ケアを怠らないことが成功の鍵です。
③隙間時間を利用して勉強する
隙間時間を利用して勉強することも、公務員と民間企業併願を成功させるためのコツのひとつです。隙間時間を活用する理由は、時間の有効活用と効率的な学習が可能だからです。
通勤時間や待ち時間、昼休みなど、日常生活に散在する短い時間帯を活用し、資料の復習や問題集の解答、スマートフォンの学習アプリを活用して知識を積み上げましょう。
さらに、計画的な時間管理が肝要です。学習の目標や進捗を設定し、隙間時間を確保して利用することで、両方の志望に向けた努力を並行して続けることができます。
公務員と民間企業の併願は隠すべきなのか

結論、選考最中や内定辞退時においては、併願の事実を隠すべきです。
併願は悪いことではありませんが、やはり企業側の心情的には、併願していることをおおっぴらに言われると不安になってしまいますよね。
積極的に併願の事実を伝えることは避けて、面接官に「民間企業にも併願していますか?」というニュアンスの質問をされたときのみ、正直に答えましょう。
面接での質疑応答は、信頼と誠実さが求められる場面です。質問されたのに併願の事実を隠すことは、面接官や採用担当者に対して不誠実な印象を与え、信頼を損なう可能性があります。
公務員と民間企業の併願は優先順位を定めて対策しよう
そこで本記事では、公務員と民間企業の併願について解説しました。
紹介した通り、公務員と民間企業の併願は問題ありません。ただし、スケジュール管理や優先順位付けを適切に行わなければ、両方に苦戦することも考えられます。
併願する場合は、余裕を持って対策を行い、あなたのキャパシティやスケジュールに合わせて柔軟に対応しましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。