選んだ仕事が自分に合うかどうかはスキルアップやモチベーションに影響するため、非常に重要です。しかし、自分に合う仕事が具体的に何なのか分からない就活生は多くいます。
本記事では、自分に合う仕事の見つけ方を丁寧に説明しているので、どのような仕事が自分に合っているか分からない人は、ぜひ参考にしてくださいね。
自分に合う仕事に就く重要性とは
そもそも自分に合った仕事に就く重要性はなんでしょうか?お金を貰えるならどのような仕事に就いてもいいのではないかと思う方も多くいるはずです。以下2点の重要性をこれから説明していきます。
- モチベーションを保つため
- 給料アップのため
①モチベーションを保つため
まず、自分に合った仕事につくことでモチベーションを保てます。
自分に合っていない仕事だと、どうしてもモチベーションが低くなり、仕事を続けることが難しくなります。やる気が起こらず早期退職につながることも決して珍しくありません。
また、モチベーションが低いと将来のビジョンが明確にならず、目標を見失い、キャリアが築けなくなってしまいます。
自分に合った仕事なら、このようなことがやりたい・こんな人間になりたいという目標が自然と出てきて毎日仕事に励めるでしょう。
②給料アップのため
自分に合った仕事をすると、給料アップの可能性が高くなります。なぜなら、自分に合った仕事ならば、仕事の能力が向上しやすく、高い評価につながるからです。
興味の薄い仕事に就くと、スキルアップが遅くなってしまう可能性があります。そのため、自分に合った仕事をして、仕事での能力を無理なく上げていくのがおすすめ。
また、自分とマッチする仕事はそのぶんモチベーションも高くなるので、仕事のために費やす時間も長くなり、結果的にスキル向上に繋がりやすいですよ。
自分に合う仕事が分からない原因3つ
自分に合った仕事に就く重要性は分かっても、どのような仕事が自分に合っているのか分からない人は多くいますよね。
どうして自分に合った仕事がわからないのか、主な原因を3つまとめたので、参考にしてください。
- 社会に出て働いた経験がないため
- 得意なことが明白にない
- 事業内容への理解が足りないため
①社会に出て働いた経験がないため
自分に合った仕事が分からない原因の1つは、社会に出て働いた経験が少ないためです。
アルバイト経験がある就活生は多くいますが、アルバイトでは社会人のような責任感のある仕事を体験できることは稀です。
学生のうちに責任感のある仕事を積みたいなら、長期インターンがおすすめ。
長期インターンは実際の企業で社会人と同じように働くため、その仕事が自分に合っているのかを実感しやすく、就活の際に参考になります。
②得意なことが明白にない
自分に合った仕事が分からない原因の2つ目は、自分の得意なことが明確になっていないためです。自分の強みがわかっていない就活生は大変多くいます。
周りが優秀な人に囲まれているため、自分が人よりできることがないと感じてしまいやすいのです。しかし、人より卓越してできることではなく、自分の中で得意と思うことで十分特技になります。
これまでの自分の経験を振り返って、どのような力が自分にはあるのか考えてみましょう。
③事業内容への理解が足りないため
自分に合った仕事が分からない原因の3つ目は、事業内容への理解が足りないためです。企業のホームページから企業内容を調べても、実際に毎日どのような業務を行うのかイメージはつきにくいです。
そのため、どのような仕事が自分に合っているのか分からなくなってしまいます。
そういった場合は、実際にインターンシップに参加してみたり、働いている社員さんと話す時間を設けて働くイメージを具体的にしていくのがおすすめです。
自分に合う仕事を見つける4ステップ
では、実際に自分に合った仕事を見つけるための4ステップを紹介します。自分に合う仕事のイメージが湧かない方はぜひ参考にしてくださいね。
- 自己分析から特技・大切な価値観を探す
- 企業理念・仕事内容を調べる
- 自分と企業の共通点を探す
- やりがいを持ってできる仕事か検討する
①自己分析から特技・大切な価値観を探す
まず、自己分析をして自分の特技や大切にしている価値観を見つけましょう。
過去の経験を振り返って、どんな自分の強みでチームに貢献できたのか・これまで決断をする際に大切にしている価値観は何だったのか洗い出してみましょう。
自己分析は、就活で必ずやるステップです。自己分析をすることで、自分に合った仕事はもちろん、面接対策にもなるので時間をかけて行いましょう。
②企業理念・仕事内容を調べる
次に、企業理念・仕事内容を調べましょう。企業のことをよく知ることで、自分に合うか・合わないかが見えてきます。
その際には、企業と価値観が合うのかを企業理念をもとに考え、やりがいを感じるのかは仕事内容をもとに考えてみましょう。
仕事内容がホームページの記載のみでは、具体的にイメージできない場合も多いでしょう。
その場合は、インターンシップに参加して実際に体験してみたり、OB・OG訪問をしてリアルな毎日の業務を社員さんから聞くのがおすすめですよ。
③自分と企業の共通点を探す
自分自身のことも企業のことも理解できたら、自分と企業の共通点を探してみましょう。特に、企業理念と自分の価値観を比べてみるのがおすすめです。
挑戦を大事にしている企業と、保守的にコツコツと同じことを繰り返したい人は合いません。そのため、企業の価値観と自分の価値観の共通点が多い企業を選ぶことがおすすめです。
また、企業が目指している姿に共感できるかもポイントです。企業が目指している姿に共感できれば、それを達成するために仕事も頑張れるからです。
④やりがいを持ってできる仕事か検討する
企業と自分のマッチングは仕事内容に対しても重要です。仕事をやる気を持って取り組めるかどうかは、やりがいが感じられるかどうかが大きく関係しています。
自分自身のこれまでの経験から、まずはやりがいを感じたポイントを探りましょう。それが志望企業の仕事内容でも感じられるのかが重要になります。
とはいえ仕事内容を知るだけでは、自分がどこにやりがいを感じるかまで考えられる人は少ないですよね。どのような時にやりがいを感じるのか、OB訪問などで聞いてみるのもおすすめです。
自分に合った仕事がわかる!自己分析3ステップ
自分に合った仕事を見つけるために、自己分析は非常に大切です。ここでは、自己分析のやり方を3つのステップに分けて説明します。ぜひ、参考にしてくださいね。
- 幼少期から現在までの出来事を書き出す
- 共通した価値観・選択を洗い出す
- どんな時に楽しさ・やりがいを感じるか考える
①幼少期から現在までの出来事を書き出す
まずは、幼少期から現在までの出来事を書き出してみましょう。項目としては、学内と学外で分けて考えてみると整理しやすくなります。
例えば、学内では部活動・委員会・携わった学内イベント・学生生活で印象に残っていること、学外では習い事などが挙げられます。
ずっと続けている習慣は、小さなものでもあなたを知るヒントになります。そのため、大きな出来事ばかりではなくどのような日常生活を送っていたのかゆっくり思い起こしてみましょう。
②共通した価値観・選択を洗い出す
これまでの出来事が書き出せたら、それぞれの出来事に対して自分はどのような選択をしてきたのか・選択の際に大切にしている価値観は何か考えてみましょう。
例えば、受験校を選択する際にこのまま勉強すれば受かるであろう学校を選んでいたのか・不可能に近いが挑戦したいという思いの学校を選んでいたのかなどです。
それぞれの選択に対して、選択の基準や価値観が見つけられたら、共通した選択の基準・価値観が自然と見えてくるはずです。
③どんな時に楽しさ・やりがいを感じるか考える
これまでの出来事が書き出せたら、共通した価値観だけではなくどんな時に楽しさややりがいを感じるのかも考えてみましょう。
例えば、体育祭でやりがいを感じた競技はチームで行うリレーなのか・それとも個人戦である徒競走なのかなどです。仕事でやりがいや楽しさを感じるのかは非常に重要です。
毎日長時間やる仕事にやりがいや楽しさがない場合、ただの作業になりモチベーションが保てなくなってしまいます。パフォーマンスも低くなり、企業としても嬉しくないことになってしまいます。
自分に合った仕事がわかる!企業分析3ステップ
自分に合った仕事を見つけるには、自分だけではなく企業についても深く知る必要があります。ここからは、企業研究の詳しいやり方を3つのステップを紹介するので、参考にしてくださいね。
- HPから会社概要を調べる
- 具体的な事業内容・業務を確認する
- 価値観が合うか・やりがいを感じるか考える
①HPから会社概要を調べる
まずは、企業のホームページから会社概要を調べましょう。企業の創立の歴史や役員のインタビューなども確認するのがおすすめです。
企業のホームページのどこを見ればいいのか分からない人は、新卒向けのページを見てみましょう。簡単に会社の概要が理解できますよ。
また、役員のインタビューは、会社の価値観が非常に濃く現れています。どのような思いで日々働いて、社会にどのような影響を及ぼそうとしているのか会社の価値観を知りましょう。
②具体的な事業内容・業務を確認する
会社の概要が知れたら、具体的な事業内容・業務を確認しましょう。部門紹介などを見ても、うまくイメージが湧かない場合は社員インタビューを見るのがおすすめです。
社員インタビューでは、日々どのような仕事をしているのか社員の方々の言葉で説明されているので具体的なイメージが湧きやすいです。
また、事業内容も自分が興味の湧く範囲なのか確認しましょう。
③価値観が合うか・やりがいを感じるか考える
会社の概要や業務内容が学べたら、自己分析で見出した自分の価値観と合うのか・やりがいを感じられる内容なのか考えましょう。
自分が実際にその企業で働いているイメージをしてみてください。
楽しみながらキャリアを積んでいく様子が頭に思い浮かぶのか・インタビューに載っている社員や役員の方と一緒に仕事がしたいのかなどを考えるのがおすすめです。
価値観が合うなら、どのようなポイントが合うと感じたのかも記録しておきましょう。
自分に合った仕事を探して、理想のキャリアを築こう
自分に合った仕事が見つかれば、モチベーションを高く保って日々の仕事ができます。もちろん、自分に合った仕事を見つけるのは難しいですが、自分と企業を深く知れば必ず見つかります。
この記事を参考に自分に合った仕事を見つけて、理想のキャリアを築いていきましょう。
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。