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信託銀行とその他の銀行との違いとは|主要な業務内容も解説

就職活動の中で、信託銀行への就職を目指す人も多いでしょう。しかし「信託銀行では業務を行うのは?普通の銀行と何が違うの?」と疑問に思いますよね。

そこで本記事では、信託銀行の業務内容について解説します。代表的な信託銀行や、信託銀行以外の主要な銀行についても紹介しているのでぜひ最後まで読んでみてくださいね!

信託銀行とその他の銀行の違いを理解することは重要

前提として、信託銀行と一般的な銀行との違いを理解することは重要です。なぜなら、信託銀行を志望する場合「なぜ信託銀行なのか」と聞かれる場合も多いからです。

また、両者の違いを理解することで志望動機が書きやすくなります。信託銀行でのキャリアを目指す場合、顧客資産の信頼性とセキュリティ、法的知識などを重視していることをアピールできます。

このように、信託銀行と他の銀行との違いを把握することは、就職活動において非常に重要なのです。

信託銀行は銀行+αの業務を行う

信託銀行は、普通の銀行が行う「銀行業務」だけでなく、「信託業務」と「併営業務」も行う銀行です。

このため、信託銀行は普通の銀行よりも業務範囲が広いと言えます。信託銀行は、顧客から金融資産や不動産を預かり、それらの資産の管理や運用を行います。

普通の銀行は主に預金や融資に焦点を当てますが、信託銀行はさらに資産運用や信託契約の提供など、金融業務にプラスαの価値を提供しています。

信託銀行の3つの業務内容

次に、信託銀行の3つの業務内容を紹介します。

  1. 銀行業務
  2. 信託業務
  3. 併営業務

①銀行業務

銀行業務は、資金の受け渡し、預金、貸付、投資、金融アドバイスなど、金融取引に関連する多岐にわたる業務です。

銀行は、個人や法人が資金を預けたり、融資を受けたりする場所であり、預金口座を管理し、ローンを提供する役割を果たします。

また、信託銀行では、信託契約を通じて資産の管理や遺産の分配などを行います。銀行業務は安全性と信頼性が求められるため、規制が厳格です。

②信託業務

信託業務は、金融機関や信託銀行が顧客の資産を管理し、その運用・保護・増加を担当する重要な業務です。信託銀行は、信託契約に基づき、資産を信託財産として保有し、受託者の利益を確保します。

具体的な業務内容には、資産運用・資産保護・遺産管理・投資信託の運用・不労所得の最大化・相続計画のサポートなどが含まれます。

信託銀行は、法的な責任を負いつつ、顧客の金融目標を達成するための専門知識と戦略を提供し、資産を守りながら増やしているのです。

③併営業務

併営業務は、信託銀行が信託業務以外の一般的な銀行業務を提供することを指します。

具体的には、預金・ローン・外貨両替・クレジットカード・ATMサービス・口座管理など、普通の銀行で見かけるサービスです。

信託銀行はこれらのサービスを提供することで、顧客により多くの金融サービスを提供し、便益をもたらしています

代表的な信託銀行3選

次に、代表的な信託銀行を紹介します。企業選びの参考にしてみてください。

  1. 三菱UFJ信銀行
  2. 三井住友信託銀行
  3. みずほ信託銀行

①三菱UFJ信銀行

三菱UFJ信託銀行は、信託業務や資産運用に関するサービスを提供する信託銀行です。個人と法人の顧客に対し、資産管理、相続対策、プライベートバンキング、投資信託、不動産信託など幅広い金融サービスを提供しています。

事業戦略としては、デジタル化と顧客志向が強調され、オンラインプラットフォームの充実や顧客体験の向上に注力しています。

三菱UFJ信託銀行は、日本国内外で信頼性の高い信託銀行として、顧客の資産を守り、増やす使命に取り組んでいます

②三井住友信託銀行

三井住友信託銀行は、三井住友フィナンシャルグループに属し、信託銀行としての専門性を活かして顧客に多様な金融サービスを提供しています。

主な事業内容には、信託業務・運用業務・不動産賃貸業務・相続や贈与対策そして資産運用アドバイスが含まれます。

同行の事業戦略は、高度な信託専門性と顧客志向のサービス提供に重点を置いています。信託銀行ならではの信頼性と安定性をベースに、個人・法人の資産運用を支援し、相続や資産の継承プランを提供しています。

③みずほ信託銀行

みずほ信託銀行は、信託業務、資産運用、相続対策、不動産信託、年金業務などを行っている信託銀行です。信託銀行として、クライアントの資産を効果的に管理し、遺産の継承計画をサポートしています。

事業戦略としては、高度な情報技術を活用し、顧客ニーズに応えるカスタマイズされたサービスを提供しています。

みずほ信託銀行は、日本の金融サービス業界において信頼性と専門性を備えた重要なプレイヤーとしての地位を確立しており、多様な資産管理ニーズに応えるための幅広いサービスを提供しています。

信託銀行以外の主要な銀行の種類3選

最後に、信託銀行以外の主要な銀行の種類を紹介します。

  1. 都市銀行
  2. 地方銀行
  3. 信用金庫

①都市銀行

都市銀行は、その名の通り都市部に多く存在する銀行です。主な業務内容は、預金業務、融資業務、送金業務、投資銀行業務、外国為替業務などさまざま。

預金商品の提供や資金調達支援、送金サービスの提供、企業の資本調達支援、外国為替市場での通貨取引など、都市銀行は多岐にわたる金融サービスを提供し、都市部での経済活動に不可欠な存在です。

また、個人と法人顧客の金融ニーズを満たすため、多様な取引やサービスを提供しています。

②地方銀行

地方銀行は、地域に焦点を当てた金融機関です。主な業務内容には、地域の住民や中小企業への金融サービス提供が含まれます。

これらの銀行は、地域社会に密着し、地域経済の発展に貢献しています。通常、預金・融資業務を提供し、小規模な個人・法人の金融ニーズに対応します。

地方銀行は、中央銀行や大手商業銀行と比べて規模が小さいことが多いですが、地域のニーズに特化したサービスや信頼性を提供し、地域経済の安定と成長に貢献しています。

③信用金庫

信用金庫の主な業務内容は、地域住民や中小企業向けに融資・預金・保険・投資信託・外貨預金などの金融商品を提供することです。地域経済の支えとして役割を果たし、地域社会へ貢献しています。

信用金庫は一般的に相互金融機関として運営され、顧客は会員として参加し、収益の一部は経営安定化や地域社会への還元に用いられます。

全国各地には多くの信用金庫が存在し、地域に根ざしたサービスを提供することが信用金庫の特徴です。

信託銀行とその他の銀行との違いを理解して選考対策を進めよう

本記事では、信託銀行の業務内容について、代表的な信託銀行や信託銀行以外の主要な銀行とあわせて紹介しました。

信託銀行は、普通の銀行が行う銀行業務だけでなく、信託業務や併営業務も行う銀行です。

信託銀行を目指す場合は、信託銀行とその他の銀行との違いを理解した上で選考対策へ臨みましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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