国家公務員や地方公務員は、安定している点では有名ですが、やりがいや魅力があるのか気になる方は多いようです。
本記事では、国家・地方公務員のやりがいや向いている人の特徴を解説します。
入職後のミスマッチを防げるよう、自分にあった公務員を選びましょう。
公務員の仕事概要を詳しく解説!
公務員は、国や地方自治体で働く職業です。
ここでは地方公務員と国家公務員、それぞれの仕事内容や給与、労働時間について触れていきます。
- 地方公務員
- 国家公務員
地方公務員
ひとことで地方公務員といっても、仕事内容は多岐に渡ります。
地方公務員でも、都道府県職員と市町村職員があり、関わる人や仕事内容も変わるでしょう。
市町村職員は、地域に密接した働き方が特徴です。住民の不満やトラブルを直接聞け、解決に向けて行動するのが仕事となります。
市町村ごとのイベントや、地域の伝統行事の取り仕切りも業務内容に含まれます。地域住民との信頼関係を築き、より良い生活のために仕事ができるでしょう。
都道府県職員は、市町村職員に比べて広い範囲のサポートを行います。公共機関や施設を管理し、広い地域の人と関わるのが特徴です。
地方公務員の給与は、各自治体によって変わります。労働時間は8〜17時が一般的です。同じ地方公務員でも関わる人や仕事内容が大きく変わるため、自分の適性を考える必要があります。
国家公務員
国家公務員は、法務省や財務省など各省庁に勤め、国全体に関わる仕事を行なっています。
日本に住む人がより生活しやすいようにサポートするのが業務なのは、地方公務員と変わりません。
地方公務員と違い、国家公務員は海外で仕事をするパターンもあります。転勤する可能性も高く、より幅広い地域で働きたい方におすすめです。
国家公務員の給与は、手当の関係で地方公務員よりは高くなりがちです。労働時間は地方公務員と変わらず、8〜17時が基本ですが、配属先によって差が出る点は注意しましょう。
地方公務員のやりがいや魅力を3つ解説
地方公務員のやりがいや魅力を3つ解説します。
地方公務員は住民との距離が近く、直接声が聞けるのがメリットです。
地方公務員のやりがいや魅力を知って、今後の就職活動の参考にしましょう。
- 地域へ貢献できる
- 地域行事に携われる
- 遠方転勤がない
①地域へ貢献できる
地方公務員のやりがいは、地域に貢献できる点です。
地方公務員が務める市役所や区役所には、住民の悩みやトラブルがダイレクトに相談されます。地方公務員が業務にあたり、問題が改善されれば、地域住民の満足につながりやりがいが感じられます。
地域住民や企業との距離が違い分、仕事の成果が目で見てわかりやすいのもメリットです。
地域に根付いた仕事をしたい方に、地方公務員は適任といえるでしょう。
②地域行事に携われる
地域行事に携われるのも、地方公務員の特徴です。
地域行事を行うときは、会場の準備や日程の確認と、当日までに必要な業務が多く存在します。
無事に当日を迎えても、トラブルが起きたり片付けに時間がかかたりと、簡単には終わりません。
しかし、多くの人と関わって行う地域行事は、無事に終了できたときに達成感を味わえます。
イベントの準備や企画が好きな人も、地方公務員はおすすめです。
③遠方転勤がない
地方公務員には、国家公務員に比べて遠方への転勤がないのも魅力です。
民間企業であっても、仕事によっては遠方への転勤が必要になる場合もあるでしょう。
転勤がある職業だと、家庭がある人は単身赴任や引越しが必要になり負担がかかります。
地方公務員であれば、遠方への転勤は起こらないため、ひとつの地域に長く住むことも可能です。
転勤を心配せずに仕事ができるのは、地域に根付いた地方公務員の魅力といえます。
国家公務員のやりがいや魅力を3つ解説
次に、国家公務員のやりがいや魅力を3つ解説します。
国家公務員は、地方公務員に比べて業務内容も対応地域も幅広くなるのが特徴です。
地方公務員とは違った魅力を知って、自分に合うか考えましょう。
- スケールの大きな仕事を任せられる
- ワークライフバランスが実現できる
- 景気や社会情勢に左右されない
①スケールの大きな仕事を任せられる
国家公務員は、地方公務員に比べてスケールの大きな仕事が任せられます。
世の中に大きく影響を与えるような仕事ができ、ひとつひとつの仕事にも意味を感じながら業務にあたれるのがメリットです。
社会の根本的な問題を解決できる業務に就くこともでき、責任を持って仕事をしたい方におすすめです。
民間企業や地方公務員ではできない、スケールの大きな仕事に挑戦したい方は、国家公務員にチャレンジするといいでしょう。
②ワークライフバランスが実現できる
国家公務員は、ワークライフバランスがとりやすいのも魅力です。
仕事内容は責任ある業務が多くなりますが、労働環境が整っているため働きやすさが両立できます。休暇制度も充実しており、長期休暇や万が一の病気でも安心です。
民間企業と違い、倒産を心配する必要もありません。安定して長く勤められるため、働いていても不安になりづらいのもメリットです。
国家公務員は、プライベートを楽しみつつ、仕事も充実させたい方にはおすすめの職業です。
③景気や社会情勢に左右されない
国家公務員の仕事は、景気や社会情勢に左右されません。
国家公務員の仕事は、市民が安全に暮らすために必要不可欠です。国にとって欠かせない仕事であり、替えがききません。
民間企業と違い、不況によるリストラや解雇の心配は高くないでしょう。
業績悪化にによるボーナスカットや、給与を減らされる心配もありません。収入が安定しているため、何かあったときも安心です。
安定した収入を得たい方にも、国家公務員はぴったりでしょう。
公務員に向いている人の特徴3つ
公務員に向いている人の特徴を3つご紹介します。
自分に向いている職業か事前に確認し、入職後のミスマッチを防ぎましょう。
- コミュニケーション能力に自信がある
- 責任感をもって職務を全うできる
- 地域・国に貢献したい
①コミュニケーション能力に自信がある
住民や企業、同僚とも連携が必要な公務員には、コミュニケーション能力が欠かせません。
とくに、地域住民と密接な関係が求められる地方公務員は、コミュニケーション能力が高くないと務まらないでしょう。
国家公務員だとしても、海外で働くときは文化も価値観も違う海外の人とやりとりが必要になります。
業務を行うときにトラブルが起きないよう、円滑なコミュニケーションがとれる能力は必要不可欠です。
コミュニケーション能力が高い方は、公務員になったときに活躍できます。
②責任感をもって職務を全うできる
責任感をもって、職務を全うできる人も公務員に向いています。
公務員の仕事は、長い時間をかけて目的にむかって努力できます。公務員の業務は、国民や地域住民の生活にも大きな影響を与えるのが特徴です。
最後まで責任持って仕事ができなければ、関係する人たちの信頼は得られません。やりがいを感じるためには、業務を遂行した達成感は必要不可欠です。
与えられた仕事に責任感を持ち、達成できる人が公務員には向いています。
③地域・国に貢献したい
公務員に向いているのは、生まれ育った地域や、国に貢献したい人です。
公務員の仕事は、「国民や地域住民の生活をより良くする」という考えと密接に関係しています。
民間企業の仕事でも、社会貢献できる仕事はありますが、公務員と違い営利目的がどうしても関わってくるでしょう。
営利目的なく仕事に集中できるのは、公務員の特権です。
地域や国に貢献して、社会に役立ちたい人に、公務員は向いているといえます。
公務員はやりがいを持って働ける職業!
公務員は社会貢献ができ、やりがいを持って働ける職業です。
公務員には地方公務員と国家公務員があり、働き方や給与はそれぞれ違います。
担当する仕事のスケールや内容も変わるため、自分にあった内容を選びましょう。
民間企業と違い、国や地域住民のために働きたい人には、公務員はぴったりな職業といえます。
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。