公務員を目指して努力していても、残念ながら落ちてしまうことはあります。公務員を目指して就職浪人した場合、この先どうすべきか悩みますよね。
そこで本記事では、就職浪人で公務員試験を受けるのは不利なのかを解説します。再度公務員試験を受けるべきか、それとも民間企業に就職すべきか悩んでる方はぜひ参考にしてください。
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公務員を目指して就職浪人した際の選択肢5つ

公務員試験に落ちたあとの選択肢は1つではありません。公務員を目指して就職浪人した際は、主に以下の5つの選択肢があります。
- 民間企業を受ける
- 再度公務員試験を受ける
- 起業する
- フリーランスになる
- 留学・院進学
①民間企業を受ける
公務員を目指して就職浪人した際に、最もおすすめなのは民間企業を受ける選択肢です。
再度公務員試験を受けても合格するとは限らないため、民間企業を受けたほうがリスクは低いでしょう。
「今からでも間に合うのか」「周囲と差が開きそう」などと不安に感じるかもしれませんが、結論からいうと大丈夫です。
通年採用や既卒採用を行っている企業を受ければ、就職浪人しても周囲とそれほど差はありません。
②再度公務員試験を受ける
公務員試験に落ちても、再度公務員試験を受けられます。元々公務員を目指していた方にとっては、最も自然な選択肢といえるでしょう。
ただし、公務員試験には年齢制限があるため、受験予定の自治体は何歳まで受験可能かを確認しておきましょう。
また、再度公務員試験を受けても合格する保証はありません。「来年は受かるだろう」と軽い気持ちで就職浪人を決めるのはNGです。
③起業する
少数派ではあるものの、公務員試験に落ちた後に起業する方もいます。
自分自身で事業を起こせば、就職先を見つける手間も準備も省けます。もし事業が成功した場合は、公務員の何倍も稼げるでしょう。
ただし、起業は簡単に成功する道ではありません。就職浪人したからといって、安易に目指さないほうが良いでしょう。
④フリーランスになる
得意分野を活かしてフリーランスになる選択肢もあります。フリーランスとは、企業や団体に属さず個人で仕事を請け負う働き方です。
インターネットの普及に伴い、Webライターや動画編集など在宅でできる仕事が増え、フリーランスを選択する方が増えてきました。
ただし、何かしらの得意分野がないとフリーランスとして働くことは難しいでしょう。
また、フリーランスで働く方の多くが社会経験を経てから独立するため、新卒でいきなりフリーランスを選択するのはハードルが高いです。
⑤留学・院進学
就職や起業はせずに、留学・院進学を選択するのもありでしょう。とくに学問を究めたい方は、留学・院進学を選択するのがおすすめです。
ただし、院進学はすぐにできるものではないため、事前に勉強をしておく必要があります。また、すでに募集が終わっている可能性があるので要注意です。
留学に関しても金銭的な余裕がないと厳しく、公務員試験に落ちたからといってすぐには実現できないかもしれません。
【リスクが少ない】就職浪人したら民間就職をおすすめする理由2つ

公務員試験に落ちたら、民間就職を選択したほうがリスクが低いと解説しました。民間就職をおすすめする主な理由は以下の2つです。
- 選択肢が幅広い
- 新卒として入社できる
①選択肢が幅広い
民間就職をおすすめする1つ目の理由は、就職先の選択肢が幅広いことです。
民間企業は数多くあるため、複数社受ければ採用される確率は高いでしょう。また、自分に合う企業や業種を見つけやすい点も魅力です。
公務員試験に関しても、日程が重ならければいくつでも併願可能です。実際に多くの志望者が複数の自治体を併願しますが、就職誌の選択肢の幅広さでは民間企業には敵いません。
②新卒として入社できる
企業にもよりますが、卒業後3年以内なら新卒枠として採用される可能性があります。
新卒で入社したほうが研修を手厚く受けられる場合があり、より安心して社会人デビューができるでしょう。
ただし、卒業から1~2年を新卒扱いとしている企業もあります。民間企業への就職を希望するなら、できるだけ早く行動を開始しましょう。
就職浪人して公務員試験を受けるリスク3つ

公務員試験に落ちても諦めがつかない方は多いでしょう。しかし、就職浪人して公務員試験を受けることには以下の3つのリスクがあります。
- 合格率が低く受かる保証がない
- 諦め時期が遅いと民間就職も厳しい
- 長期戦により精神が安定しない
①合格率が低く受かる保証がない
公務員試験は合格率が低いため、再度受けても受かる保証がありません。「いつかは受かるはず」と軽く考えていると危険です。
また、就職浪人すると「既卒扱い」となり、採用枠が減ったり高いスキルを求められたりすることがあります。
新卒採用と比較すると難易度が上がり、余計に合格への道が遠のいてしまいます。
②諦め時期が遅いと民間就職も厳しい
公務員試験に落ちた後、諦め時期が遅いと民間就職も厳しくなる可能性があります。
公務員を目指す方の中には、「公務員以外にはなれない」という強いこだわりを持つ方がいます。こだわりを持つのは悪いことではないものの、ときには諦めたほうが良い場合もあるでしょう。
諦め時期が遅いと職歴のない空白期間が空き、いざ民間企業の試験を受けたときに内定が取れない可能性があります。
空白期間が長いと、何か問題があるのではないかと勘繰られ、内定を取りにくくなるからです。
③長期戦により精神が安定しない
就職浪人の期間が長引くと、長期戦となり精神が安定しない可能性があります。
公務員試験に一度落ちた事実があるため気分が落ち込んだり、次の公務員試験まで勉強する必要があるため精神的に辛くなったりする方もいるでしょう。
最悪の場合はうつ病を発症し、就活自体が難しくなる方もいます。精神面を考えると、早めに公務員を諦めて民間企業に就職したほうが良い場合もありますよ。
就職浪人して公務員を受けるメリット2つ

就職浪人して公務員を受けることはデメリットばかりではありません。就職浪人して公務員を受けるメリットは以下の2つです。
- 勉強の時間がじっくり取れる
- 一度受験済みのため、傾向を掴みやすい
①勉強の時間がじっくり取れる
1つ目のメリットは、公務員試験の勉強時間をしっかりと確保できる点です。
大学在学中は学校の授業や卒論と並行して、就活を進めなくてはいけません。初回の公務員試験では、勉強不足を感じていた方も多いのではないでしょうか。
一方、就職浪人すると公務員試験の勉強のみに集中できます。筆記・面接両方の対策を十分にできるため、初受験時よりも有利となります。
②一度受験済みのため、傾向を掴みやすい
就活浪人している方は、一度受験済みのため傾向を掴みやすいメリットがあります。
多くの公務員試験では、出題される教科や内容の傾向が決まっており毎年ほぼ変わりません。一度受験済みの方は出題傾向を掴みやすく、初受験の方よりも有利に働く可能性があります。
初回の公務員試験を振り返ることで、自分の苦手分野も把握できるでしょう。時間をかけて自分の苦手分野を中心に勉強すれば、合格も近づくはずです。
就職浪人して公務員試験を受けるにはリスクを留意しよう

就職浪人して公務員試験を受けることには、メリットとデメリットの両方が存在します。再度受験して儲かる保証はなく、民間企業への就職が難しくなるケースもあるため注意してください。
公務員への強いこだわりがない場合は、民間企業へ就職することも検討しましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。