HOME > カリクル就活 > 就活豆知識 > 商学部生の就職先を解説｜大学別の具体例や活かせる強み・資格も紹介

商学部生の就職先を解説｜大学別の具体例や活かせる強み・資格も紹介

就職資格商学部商学部生大学

ビジネスや経済に関連するさまざまな分野について学ぶ商学部。就活では、商学部で学んだことを活かし、選考を有利に進めたいですよね。

しかし「商学部生にはどのような就職先があるんだろう？」と悩む人も多いと思います。

そこで本記事では、商学部生に人気の就職先を解説します。大学別の具体例や活かせる強みや資格も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね！

商学部では就職先でも役立つ実学を学べる！

商学部では、幅広いビジネス関連の分野を学び、将来の就職先で役立つ実学を身につけることができます。

たとえば、マーケティングでは市場調査や消費者行動の理解を通じて、商品やサービスの需要を見極めるスキルを育てます。

また、経営学では組織の効率性や戦略策定の方法を学び、リーダーシップ力を高められるのです。

これらの実践的な知識とスキルは、様々な職種や業界で活用でき、就職先での成功につながります。

商学部生が就職で活かせる強み3つ

ここでは、商学部生が就職で活かせる強みを3つ紹介します。

1. ビジネスでの実践的な知識を学んでいる
2. 文理にとらわれない思考力がある
3. 商学部生が取得しやすい資格は重宝される

①ビジネスでの実践的な知識を学んでいる

ビジネスの基礎から応用までの幅広い知識を身につけていることは、商学部生の強みです。経済学、マーケティング、経営戦略などの科目を履修し、ビジネスプロセスを理解しているからです。

さらに、実践的なケーススタディやプロジェクトを通じて問題解決能力とチームワークを養い、コミュニケーションスキルも向上させています。

これらの資産は、ビジネス環境での適応力や戦略的思考につながり、組織に価値を提供します。商学部の学生はさまざまな職種や業界で活躍でき、経営や戦略の分野で特に強みを発揮します。

②文理にとらわれない思考力がある

文理にとらわれない思考力があることも商学部生の強みです。彼らは経済学や経営学を学びつつ、人文学や社会科学にも触れ、多面的な視点を持っています。

この視点は、問題解決や戦略立案において優れた強みとなります。異なる情報やアイデアを結びつける力も育つので、新しい視点からのアプローチも可能に。

このような多角的な思考力とコミュニケーション能力を活かして、ビジネスの課題に対処し、新たなビジョンを築くことが可能です。

③商学部生が取得しやすい資格は重宝される

商学部生が取得しやすい資格は、ビジネスに関連する知識とスキルを高める手段として重宝されます。

たとえば、日商簿記、TOEICやTOEFLの英語資格、ビジネス実務法務検定、情報処理技術者試験（基本情報技術者など）、そしてMBA（Master of Business Administration）など。

これらの資格はビジネス環境で求められる専門的な能力であり、企業が新卒採用者に期待するスキルとも一致。企業への就職活動において強力なアピールポイントとなります。

商学部生に人気の就職先7つ

次に、商学部生に人気の就職先を紹介します。

1. 金融業界
2. 商社
3. メーカー
4. 公務員
5. マーケティング職
6. 経理・財務職
7. 企画・営業職

①金融業界

金融業界は、お金に関連するさまざまなサービスを提供する産業で、銀行、証券、保険、資産運用などが含まれます。

商学部生にとって魅力的なポイントは、まず高い給与水準。金融業界は高収入が期待できるため、経済に興味がある学生にとって魅力的でしょう。

また、業界全体が成長中で、多様な職種やキャリアパスが用意されており、個々の興味やスキルに合った職務が見つかりやすい点も魅力です。

さらに国際的な視野を持つことができ、グローバルなビジネスに携わる機会が多いことも、商学部生にとって嬉しいポイントですね。

②商社

商社は多岐にわたる製品やサービスを取り扱う企業で、国際的なビジネスに携わります。商学部生に人気がある理由は、まず多様な業務内容と業界への挑戦ができるからです。

海外展開や取引先との交渉を通じて、国際的な視野を広げられます。また、貿易や物流、市場調査、リスク管理などビジネスの要素を学び、経済や産業のトレンドを把握するのに最適です。

さらに、優れたビジネススキルやコミュニケーション能力を発揮でき、高いキャリア成長が期待されます。

③メーカー

メーカーも多くの商学部生に人気の就職先です。

なぜなら、メーカーには製品開発から販売戦略、国際ビジネスに至るまで多岐にわたるキャリアパスがあり、経済の重要な役割を果たす企業が多いからです。

メーカーでの経験は戦略的思考やリーダーシップ能力を養い、国際的な展望も広がります。また、製品への誇りや安定性が魅力で、多くの商学部生がビジネスの基盤を築くために選ぶのです。

④公務員

公務員職は、政府や自治体で行政業務を担当し、社会に貢献する魅力的なキャリアの選択肢です。

商学部生に人気の理由は、まず安定性です。給与や福利厚生が整っており、将来の不安が少ない点が魅力です。また、社会的信用が高く、公益性の高い仕事を通じて社会に貢献できることも魅力です。

商学部の知識やスキルを生かし、経済政策、財政、行政管理など多様な分野で活躍でき、個人の成長も期待されます。

⑤マーケティング職

マーケティング職は、企業が商品やサービスを市場に導入し、顧客のニーズを把握し、広告戦略や販売戦略を策定・実行する職種です。

商学部生にとって人気の理由は、彼らの学びや知識がこの職種で活用しやすいことにあります。

商学部で学んだ経済学や経営学、マーケティング戦略に関する知識は、マーケティング職において大いに活かされます。

また、市場動向や競合状況を分析し、戦略を立てるスキルが求められるのですが、商学部生の多くがこれらのスキルをすでに持っているのです。

⑥経理・財務職

経理・財務職は、企業の財務データを管理し、戦略的な意思決定を支援するポジションです。商学部生に人気の理由は、経済やビジネスに関する知識と分析能力が活かせる仕事だからです。

また、経理・財務職は企業の安定的な運営に不可欠であり、常に高い需要があるため、安定感があります。さらに、キャリアの成長が見込まれ、給与面でも魅力的です。

商学部の学生は、経済や財務に興味を持ち、ビジネスの裏側で企業を支える役割に魅力を感じ、経理・財務職を志向することが多いわけですね。

⑦企画・営業職

企画・営業職は、商品やサービスの戦略的な提供を担当し、ビジネスの成長に大きく貢献します。商学部生にとって魅力的なのは、学んだビジネス理論を実践で活かせる点です。

市場分析、戦略策定、顧客対応などのスキルが評価され、成果に応じたインセンティブも期待できます。また、コミュニケーション能力を活かし、新規顧客を獲得し、既存顧客との信頼関係を築けます。

商学部の教育と企画・営業職のスキルセットが絶妙にマッチし、多くの学生にとって魅力的なキャリア選択となっています。

【3大学別】商学部生に人気の就職先

次に、商学部生に人気の就職先を大学別に紹介します。

1. 明治大学
2. 日本大学
3. 早稲田大学

①明治大学

明治大学卒の商学部生に人気の企業は下記の通りです。

• NECソリューションイノベータ
• 楽天グループ（株）
• 日本電気（株）
• 東京特別区
• 三井住友信託銀行
• NTTドコモ:8人
• キーエンス
• ベイカレント・コンサルティング
• ずほフィナンシャルグループ
• 横浜銀行
• 損害保険ジャパン

②日本大学

日本大学卒の商学部生に人気の企業は下記の通りです。

• 株式会社かんぽ生命保険
• 住友生命保険相互会社すみれい
• 大同生命保険株式会社
• スターツコーポレーション株式会社
• 住友不動産販売株式会社
• 有限責任あずさ監査法人
• ＥＹ税理士法人
• 税理士法人山田アンドパートナーズ
• 税理士法人令和会計社
• アパホテル株式会社
• 株式会社うかい

③早稲田大学

早稲田大学卒の商学部生に人気の企業は下記の通りです。

• 三井住友銀行　
• ベイカレント・コンサルティング　
• りそなグループ　
• EY新日本有限責任監査法人　
• 有限責任監査法人トーマツ　
• 日本生命保険　
• NTTデータ　
• NEC　
• 東京海上日動火災保険　
• 有限責任あずさ監査法人　
• 千葉銀行　
• 大和証券　
• NTTドコモ

【就職先で役立つ】商学部生におすすめの資格3つ

最後に、商学部生におすすめの資格を3つ紹介します。

1. 日商簿記
2. 公認会計士
3. 税理士

①日商簿記

商学部生にとって、日商簿記は非常に有益な資格です。まず、経理やファイナンスの基礎を習得でき、企業の財務諸表を理解する力が養われます。これはビジネスのあらゆる分野で重要です。

日商簿記は特に、会計士、税理士、ファイナンシャルプランナーなどの資格取得の前段階としても役立ちます。

経営コンサルタント、ファイナンス職、経理職、財務担当者など、多くの職業で活かせるのも魅力の1つですね。

日商簿記は基本的かつ実践的な知識を提供し、ビジネスのキャリアをさまざまな方向に拓くための強力な武器となります。

②公認会計士

公認会計士は、企業や個人の財務諸表を審査し、法令遵守や財務の健全性を確保する重要な資格です。

商学部生におすすめの理由は、ビジネスの基本を学び、経済や法律に関する知識を備えられるためです。

公認会計士の資格は、ビジネス環境で幅広く活躍できます。例えば、会計事務所での監査業務や、企業内の財務部門でのファイナンス業務、コンサルティングファームでの業務など。

ビジネスの要となる財務情報を理解し、企業の持続的な成長に貢献できるため、商学部の学生にとって価値ある資格と言えますね。

③税理士

税理士資格は法律的な専門知識を持ち、税金に関するアドバイスやコンサルティングを行う資格です。

商学部生はすでにビジネスや経済の基礎知識を持っているため、税務に関する専門知識を組み合わせることで、より幅広いビジネス分野で活躍できます。

商学部の知識と税理士の資格を組み合わせることで、企業や顧客の成功に貢献できる可能性が高まりますよ。

商学部での学びを活かして就職先を得よう！

本記事では、商学部生の就職先について、大学別の具体例や活かせる強み・資格とあわせて紹介しました。

商学部生は、ビジネスでの実践的な知識を学んでいるだけでなく、価値の高い資格を持っていることもあるため、就活を有利に進めるための武器が多いといえます。

だからこそ、あなたの知識や資格を活かせる企業を選ぶべきです。記事内で紹介した業界や企業を参考にしながら、あなたにあった企業を探してみてくださいね！