就職活動として、物流業界を志望する人も多いと思います。しかし「物流業界って具体的に何をするの?将来性はあるの?」と悩みますよね。
そこで本記事では、物流業界の仕事内容や働くメリット・デメリットを解説します。物流業界の将来性についても紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
物流業界の仕事内容を詳しく紹介!

まず、物流業界の仕事内容を詳しく紹介します。
- 保管・管理
- 荷役
- 流通加工
- 梱包・包装
- 運搬・輸送
①保管・管理
物流業界における保管・管理の仕事は、倉庫や物流センターで貨物や在庫の適切な保管と管理を担当します。具体的には、受け入れ、検査、整理、保管、発送、在庫管理、データ記録などがあります。
保管・管理のやりがいは、正確な在庫管理や迅速な商品の出庫により、顧客へのサービス品質向上に貢献できることです。
保管・管理スタッフは、組織内で物流の中枢を担い、安定的かつ効率的な物流プロセスを実現することで、業界において不可欠な存在となっています。
②荷役
荷役は、荷物の受け渡しに関する業務を担当する仕事です。具体的な仕事内容は、荷物の荷揃え、積み下ろし、運搬、棚入れ、仕分け、ピッキングなどが挙げられます。
荷役のやりがいは、物流業界の中心的な役割を果たすことです。正確かつ迅速な作業が要求され、荷物を効率的に移動するための重要な役割を果たします。
また、効果的なチームプレイや物流システムの最適化に貢献することができ、大規模な物流プロセスにおいて重要な存在です。
③流通加工
流通加工は、商品の一次配送から最終消費地への届けまで、商品の途中で発生する加工や仕分け、梱包を担当する仕事です。
具体的には、商品の仕分けやラベル付け、梱包・包装、リベース(再利用パレット)の整備、賞味期限のチェック、不良品の取り扱いなどが含まれます。
流通加工のやりがいは、効率的な物流を確保し、商品を安全かつ迅速に届ける手助けをすることです。またチームで協力し、物流プロセスをスムーズにすることで、お客様に満足度を提供できることも魅力です。
④梱包・包装
梱包・包装の仕事は、製品や商品を安全かつ効率的に輸送や保管に適した状態に整える仕事です。
具体的な業務内容には、商品の選別、梱包資材の用意、梱包作業、ラベリング、荷札の取り付け、包装材料の選定などが含まれます。
梱包・包装のやりがいは、製品や商品の安全な輸送や顧客への満足感を提供できることです。また、効率的な包装プロセスの確立や改善に貢献し、物流全体の効率性向上に貢献できる点も重要です。
⑤運搬・輸送
運搬・輸送は、商品や物品の移動を担当し、効率的な運搬プロセスを確保する仕事です。
具体的には、トラック、列車、船舶、飛行機などの運搬手段を使い、商品を生産地から消費地や販売地へ輸送することが挙げられます。
この仕事のやりがいは、物流システムがスムーズに機能することで、商品が必要な場所に届けられ、社会に貢献する点にあります。
また運輸業界は成長が続く分野であり、新たな技術や戦略の導入が求められているため、挑戦と成長の機会が豊富です。
物流業界で働くデメリット2つ

次に、物流業界で働くデメリットを2つ紹介します。
- 仕事が予定通り進まない場合が多い
- 時間やノルマが厳しい場合もある
【デメリット①】仕事が予定通り進まない場合が多い
物流業界で働く際のデメリットとして、仕事が予定通り進まない場面が多いことが挙げられます。この業界では、業務が渋滞、気象条件、顧客の都合などによって予定通り進むことが難しいことがあります。
たとえば、交通渋滞に巻き込まれたり、荷物の積み降ろしに時間がかかったりすることがあり、計画通りに作業を進めることが難しい状況が生じます。
また、顧客の都合や急な変更に柔軟に対応しなければならないため、先が読みにくい側面もあります。そのため、物流業界での仕事には臨機応変さやストレス耐性が求められます。
【デメリット②】時間やノルマが厳しい場合もある
物流業界での仕事には多くのメリットがありますが、デメリットも考慮すべきです。その一つが時間やノルマの厳しさです。
物流業界によっては、シフト制で夜勤や休日出勤が発生することがあり、労働時間が不規則であることがあります。
また、出荷や配達のノルマが非常に厳しい場合もあり、プレッシャーを感じることがあります。
ただし、これらのデメリットは会社や職種によって異なるため、入社前に詳細な労働条件を確認し、自身のライフスタイルやキャリア目標に合った職場を選ぶことが重要です。
物流業界で働くメリット3つ

次に、物流業界で働くメリットを3つ紹介します。
- 仕事がなくならない
- 黙々と作業できる
- シフトの融通がきく
【メリット①】仕事がなくならない
物流業界で働くメリットの一つは、仕事がなくならないことです。なぜなら、物流は生活の中で欠かせない要素であるからです。
特に近年はインターネット通販の普及により、物流業界の需要はますます高まっています。
日常の食品や商品、さらには医薬品など、幅広い分野で物流が不可欠であり、これらの取引が行われる限り、物流業界における仕事は継続的に存在します。
この業界は市場が拡大しており、長期的な安定性が魅力であると言えます。
【メリット②】黙々と作業できる
物流業界で働くメリットの一つは、黙々と作業を進められることです。この業界では、物流のプロセスを効率的に遂行するため、自分のペースで集中して作業できる環境が整備されています。
倉庫や運送車両内での個人作業が多く、その際に集中力を高め、作業を確実にこなすことが求められます。このような環境での仕事は、自己管理やタスク管理能力を養う絶好の機会でもあります。
物流業界のメリットの一つとして、黙々と作業を進め、自己成長を促進できる点が挙げられます。
【メリット③】シフトの融通がきく
物流業界でのメリットの一つは、シフトの融通が利くことです。これは、業界の特性から来ています。物流は24時間365日稼働し、需要が時間帯や季節によって異なります。
そのため、シフトの多様性が重要で、自分の生活スケジュールに合わせた働き方が可能です。この柔軟性は、家庭や学業との調和を実現し、ワークライフバランスを支えます。
物流業界は、シフト制度の融通性によって、個々のライフスタイルやキャリア目標に合わせた充実した働き方を実現できるため、多くの人にとって魅力的な選択肢となっています。
物流業界で働くのに特別な経験・スキルは必要ない

物流業界で働くのに特別な経験やスキルは基本的に必要ありません。そのため、未経験からでも就職しやすい業界であると言えるでしょう。
ただし、フォークリフトが必要な作業の場合、資格を取得していると優遇される場合があります。もし物流業界に絞っている場合は、あらかじめ資格を取っておくと選考を有利に進められます。
他にも通関士や貿易実務検定などもおすすめです。重宝される資格やスキルは企業によって異なるため、あらかじめ調べた上で勉強するとよいでしょう。
物流業界の将来性
最後に、物流業界の将来性を紹介します。結論、物流業界の将来性は高く、安定している業界と言えるでしょう。
なぜなら、前述した通り、ものが取引される限りなくなることはないからです。突然需要が大幅に下がることはないと考えてよいでしょう。
ただし、作業的な部分はAIやロボットで代行されていくことが予想されます。働きながら資格を取得するなど、自分自身のステップをはかり活動の幅を広げていくことが重要です。
物流業界の仕事へ理解を深めて就活へ活かそう!
本記事では、物流業界の仕事内容や働くメリット・デメリットについて解説しました。
物流業界は、ものが取引される限りなくなることはないため、安定した業界といえます。ただし、仕事が予定通りに進めなかったり、ノルマがあったりとデメリットもあります。
記事内で紹介したメリット・デメリットを知ったうえで、物流業界を目指すか決めてみてくださいね!
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。