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「仕事をする上で大切なこと」の答え方|志望職種別のキーワードも紹介

就活の面接では、さまざまな質問がなされます。中には答えにくい質問も多くあり、「仕事をする上で大切なこと」もその1つでしょう。

就活生の場合、「本格的に働いた経験がないから分からない」と思うのも不思議ではありません。しかし面接官の意図やポイントを押さえておけば、効果的な回答が十分に用意可能です。

そのため本記事では、仕事をする中であなたが重視していることを面接の際に聞かれたときの回答例やポイントなどを詳しく解説します。

目次

「仕事をする上で大切なこと」は面接やESで良く質問される!

エントリーシートや面接で「仕事をする上で大切なことは何ですか?」と問われたとき、何をどう答えれば良いか迷う方は多いでしょう。

特にまだ働いた経験がない就活生にとっては、この問い自体が抽象的で、何を考えれば良いのかが分からないかもしれません。

この章では、そもそも「仕事をする上で大切なこと」とは何を指しているのか、「大切にしている価値観」や「あなたにとって仕事とは」との違いについても説明していきます。

  1. 「仕事をする上で大切なこと」とは
  2. 「大切にしている価値観」との違い
  3. 「あなたにとって仕事とは」との違い

①「仕事をする上で大切なこと」とは

「仕事をする上で大切なこと」とは、働くうえで自分が重視している考え方や行動の基準を指します。たとえば、「信頼関係を大切にする」「責任感を持って行動する」などが挙げられますね。

この問いは、あなたの価値観や仕事への向き合い方が企業の文化や方針にマッチしているかを確認するために設けられています。

自分の業務に対して明確な基準を持ち、それに基づいて行動できる人材かどうかを企業側は見極めたいのです。

ですから、ただ思いついた言葉を並べるのではなく、自分の経験から自然に導き出された価値観を伝えることが大切です。

②「大切にしている価値観」との違い

「大切にしている価値観」と「仕事をする上で大切なこと」は似ているようで少し異なります。

「大切にしている価値観」とは、生き方や物事の判断軸全体を指しています。一方で、「仕事をする上で大切なこと」は、仕事の業務における行動指針に近く、より具体的な内容が求められます。

たとえば「誠実さ」は価値観ですが、「報告・連絡・相談を徹底する」というのは仕事において大切にしていることです。

ESや面接ではこの違いを理解したうえで、実際の行動とつなげて説明できると、より説得力のあるアピールになります。

③「あなたにとって仕事とは」との違い

「あなたにとって仕事とは」という質問では、仕事の本質をどう捉えているのかを問われています。たとえば「社会貢献の手段」「自己成長の場」などですね。

一方、「仕事をする上で大切なこと」は、仕事の進め方や日々の行動で何を重視しているかを問うものです。

つまり、前者は目的や意義について、後者は手段や姿勢についての質問といえるでしょう。

それぞれの設問が何を意図しているかを理解していないと、回答がズレてしまうため、気を付けて作成しましょう。

面接やESで「仕事をする上で大切なこと」を聞かれる理由

就活では、ESや面接で「仕事をする上で大切なことは何だと思いますか?」という質問を受けることがあります。

まだ働いたことのない学生にとって、この設問は答えづらく感じるかもしれません。しかし、企業がこの質問をする背景を理解しておくと、自分なりの答え方が見えてきます。

ここでは、「なぜこの質問がよく聞かれるのか」について、2つの観点から解説します。

  1. 企業の社風と合うかを確認するため
  2. 業務との相性を見るため

①企業の社風と合うかを確認するため

企業が「仕事をする上で大切なこと」を聞く理由の1つは、あなたの価値観が社風とマッチしているかどうかを確認したいと考えています。

たとえば、「チームワークを大切にしたい」と考える人と、成果主義で個人プレーを重視する企業では、働く中で違和感が生まれてしまうでしょう。

そのため、エントリーシートや面接で「仕事をする上で大切なこと」を聞くことで、応募者と企業の相性を見極めているのです。

この観点からも、自分自身の考えを明確にしておくことが重要だといえます。

②業務との相性を見るため

もう1つの理由は、あなたの価値観が業務内容と合っているかどうかを確認するためです。

たとえば、「人との信頼関係を重視したい」という人が、内勤で一人作業が中心の職種を希望する場合、やりがいを感じにくくなる可能性があります。

企業は、あなたがその仕事に向いているかどうかを「価値観」の観点からもチェックしているのです。

だからこそ、自分が「働く上で何を大切にしたいのか」を明確にしておくことが大切だと言えるでしょう。

思いつかなくても大丈夫!「仕事をする上で大切なこと」を考える6つの方法

就活でよく問われる「仕事をする上で大切なこと」ですが、ESや面接で聞かれても、すぐに自分の答えが浮かばない人も多いのではないでしょうか。

特に、社会人経験がない学生にとっては難しく感じられるテーマです。

ここではまず、「仕事をする上で大切なこと」を見つけるための具体的な方法を5つ紹介します。自分に合ったアプローチを見つけて、自然に語れる軸を育てていきましょう。

  1. 過去の経験から「大切にしていたこと」を振り返る
  2. 企業の理念や社風と照らし合わせる
  3. 自分が尊敬する人の仕事観を参考にする
  4. 自分の理想の将来像から逆算する
  5. 志望する職種・業界で求められる価値観を考える
  6. メンターと一緒に見つける

① 過去の経験から「大切にしていたこと」を振り返る

自分がこれまで取り組んできた活動や経験を思い出し、その中で「自分が何を大切にして行動していたか」を掘り下げてみてください。

たとえば、チームでの活動において、率先してメンバーをサポートしていたなら、それは協調性を重んじていた証です。

このように、自分にとって自然に大切にしていた姿勢を言語化することは、面接やエントリーシートでの説得力を高めるポイントになります。

形式ばった答えより、自分らしい視点の方が、企業には響きやすいでしょう。

② 企業の理念や社風と照らし合わせる

志望企業の採用ページや経営理念に目を通し、「どんな価値観が重視されているのか」を確認してみましょう。

そのうえで、自分が共感できる要素を探し、自分の価値観と接点を持たせることで、企業に合った答えが見えてきます。

「仕事で大切にしたいこと」は、単なる自分の主張ではなく、企業との相性を示す大切なヒントでもあるのです。

理念との共通点を見つけることで、説得力のある自己表現が可能になりますよ。

③ 自分が尊敬する人の仕事観を参考にする

家族、先輩、アルバイト先の上司など、身近にいる「自分が尊敬するくらい仕事に真摯な姿勢を持つ人」の考え方を振り返ってみてください。

その人が大切にしている価値観に共感する部分があれば、自分の軸として参考にできます。

自分の考えが定まらないときは、他者の視点を借りることも有効でしょう。

ただし、まるごと真似をするのではなく、あくまで「自分はなぜそれに共感したのか」をしっかり言語化することが大切ですよ。

④ 自分の理想の将来像から逆算する

「将来こうなりたい」と思う理想像があるなら、そこから逆算して考えるのも効果的です。

たとえば「信頼される社会人になりたい」のであれば、そのために今から誠実さや責任感を大切にすべきと考えることができます。

将来像から逆算する方法は、自己分析の一環としても有効です。

働くことの目的意識が明確になるため、面接でも一貫性のある答えにつながりやすくなります。

⑤ 志望する職種・業界で求められる価値観を考える

業界や職種によって「求められる力」は異なります。たとえば営業職なら信頼関係、介護職なら思いやりが重要視されるでしょう。

こうした前提を踏まえたうえで、自分の価値観とマッチするものを考えると、実践的な視点で語れるようになります。

この視点は、企業研究や志望動機ともつながるので、一石二鳥です。

「その職種に適した価値観」を持っていることを伝えることで、面接官にも納得感を与えることができますよ。

⑥ メンターと一緒に見つける

どうしても自分だけで考えがまとまらない場合は、信頼できる人と一緒に言語化を進めてみてください。

就活支援をしている先輩、ゼミの先生、キャリアセンターのアドバイザーなど、客観的にアドバイスをくれる人に相談するとヒントが得られます。

他者の目を通すことで、自分では気づけなかった価値観に出会えることがあるでしょう。

納得感のある言葉にたどり着くために、周囲の力を借りるのも1つの選択肢です。

「仕事をする上で大切なこと」を好印象に回答するポイント

面接やエントリーシートで「仕事をする上で大切なことは何ですか」と聞かれると、何を答えればよいのか分からず戸惑う人も多いのではないでしょうか。

特に社会人経験がない学生にとっては、根拠のある答えを考えるのは難しいものです。

ここでは、企業からの印象が良くなる答え方のポイントを3つ紹介します。

  1. 結論ファーストで伝える
  2. 自身の過去経験を根拠にする
  3. 志望企業の雰囲気に合う内容を意識する

①結論ファーストで伝える

「仕事をする上で大切なこと」を伝える際は、はじめに結論から述べると効果的です。

たとえば、「私は信頼関係を大切にしています」と最初に示すことで、聞き手はその後の説明を理解しやすくなります。

結論が明確だと自信のある印象を与えられますし、面接官の記憶にも残りやすいでしょう。

エントリーシートでも冒頭に結論を書いておくと、読みやすさが格段に上がります。

②自身の過去経験を根拠にする

結論を述べた後は、自分の経験と結びつけてその理由を説明しましょう。

たとえば「責任感が大切だと思います」と述べるだけでは、印象に残りにくいかもしれません。

アルバイトでの責任ある仕事をやり遂げた経験や、サークルでリーダーとして活動したエピソードなどを交えると、説得力が増します。

企業側も、実体験をもとにした考えには信頼感を抱きやすいです。

③志望企業の雰囲気に合う内容を意識する

回答を考える際は、志望先の企業文化や業務内容に目を向けてみましょう。

たとえば、チームワークを重視する企業には「協調性」や「思いやり」、個人の成果を重視する企業には「主体性」や「責任感」といった価値観が合致しやすいです。

自分の考えと企業が求める人物像を重ねて伝えることで、説得力のあるアピールにつながります。

「仕事をする上で大切なこと」の回答例文10個

ESや面接で「仕事をする上で大切なことは何だと思いますか?」と聞かれた際に、何を基準に答えを考えればいいのか不安になることもあるでしょう。

ここは、そんな不安を解消するために、実際の回答で使える「仕事をする上で大切なこと」の例文を10パターン紹介します。

  1. 責任感を大切にする
  2. 信頼関係を重視する
  3. 協調性を大切にする
  4. 思いやりを大切にする
  5. 主体性・積極性をアピールする
  6. 挑戦する姿勢を示す
  7. 誠実さや素直さをアピールする
  8. 仕事の効率化を重視する
  9. 向上心を大切にする
  10. 貢献意欲を大切にする

あなたの価値観と近い例を見つけて、自己分析や文章作成のヒントにしてください。

①責任感を大切にする

責任感を持つことの重要性を伝える「仕事をする上で大切なこと」の例文です。学生生活での具体的な経験を通じて、どのようにその価値観が形成されたかを説明しています。

責任感を大切にする

私は、仕事をする上で「責任感を持って行動すること」が最も大切だと考えています。

なぜなら、一人ひとりが自分の役割に責任を持つことで、チーム全体の信頼や成果につながると感じているからです。

この考えは、大学時代に所属していたサークルのイベント運営での経験から培われました。

私は予算管理を任されていましたが、見積もりミスが発覚し、全体の計画に影響を及ぼしてしまいました。

その際、原因の説明と対応策を自分から申し出て、追加調整を行い、無事にイベントを成功に導くことができました。

この経験を通して、ミスを恐れず自らの責任を果たす姿勢が周囲からの信頼につながると学びました。

貴社の「信頼に応える姿勢」を大切にする風土に共感し、責任感を持って貢献したいと考えています。

責任感をテーマにする場合は、「任されたことにどう向き合ったか」「どんな工夫をしたか」の具体性が重要です。自分が主体的に行動した場面を思い出し、企業との接点も自然に盛り込みましょう。

②信頼関係を重視する

人と人との信頼を築くことの大切さに焦点を当てた「仕事をする上で大切なこと」の例文です。日常的な学生生活の中で培われた価値観を、仕事にどう活かしたいかを明確に表現しています。

信頼関係を重視する

私は、仕事をする上で「信頼関係を築くこと」が最も大切だと考えています。

なぜなら、信頼があってこそ、円滑な連携や安心して任せ合える環境が生まれると感じているからです。

この価値観は、大学時代のアルバイト経験から形成されました。飲食店での接客業務を任されていた際、最初は緊張して指示をうまく理解できず、注意されることも多くありました。

そこで、ミスを防ぐために指示を復唱する、先輩への相談を怠らないなど、自らの姿勢を見直しました。

次第に先輩たちから頼られるようになり、クレーム対応など責任ある仕事も任されるようになりました。この経験を通して、誠実に向き合うことで信頼関係が築けると学びました。

貴社が掲げる「信頼を基盤とした関係づくり」に強く共感し、貢献していきたいと考えています。

信頼関係をテーマにする際は、「信頼を得るために何をしたのか」「結果としてどう変わったのか」の流れを明確に書くことが大切です。行動と結果をつなげて書くことで、説得力のある文章になります。

③協調性を大切にする

チームで働く中で欠かせない「協調性」をテーマにした「仕事をする上で大切なこと」の例文です。大学でのグループ活動など、一般的な学生経験を通じて得られた価値観を軸に構成しています。

協調性を大切にする

私は、仕事をする上で「協調性を持って他者と関わること」が大切だと考えています。

なぜなら、チームで一つの目標に向かう際には、個々の意見を尊重しながら最適な解決策を見出すことが成果につながると感じているからです。

この考えは、大学のゼミでグループ研究に取り組んだ際の経験から得られました。

最初は意見の対立で話し合いが停滞していましたが、私はメンバー全員の意見を整理し、共通点を見つけることに努めました。

その結果、全員が納得できる案にまとまり、研究発表も高評価を得ることができました。

この経験から、相手を尊重し、協力しながら進める姿勢の大切さを学びました。

貴社が大切にされている「チームで成果を生み出す文化」に共感し、協調性を活かして貢献したいと考えています。

協調性をテーマにする場合は、自分の役割やチーム内での具体的な行動を示すことが大切です。協力する姿勢が結果にどうつながったかを明確にしましょう。

④思いやりを大切にする

相手を思いやる気持ちが、良好な人間関係やチームの成果につながることを伝える「仕事をする上で大切なこと」の例文です。日常の小さな経験から得た学びをもとに構成しています。

思いやりを大切にする

私は、仕事をする上で「思いやりを持って人と接すること」が大切だと考えています。

なぜなら、相手を思いやる気持ちは信頼関係を築き、チームや組織の良好な人間関係に直結するからです。

この価値観は、大学の学習支援ボランティアに参加した経験から培われました。

学習が苦手な小学生に対して、一方的に教えるのではなく、相手のペースに合わせてゆっくり話を聞き、できたときには一緒に喜ぶことを心掛けました。

その結果、最初は無口だった子が、少しずつ自信を持って発言してくれるようになりました。

この経験を通じて、相手に寄り添う姿勢が信頼を育てると実感しました。

貴社の「お客様一人ひとりに向き合う姿勢」に共感し、思いやりを持った行動で貢献していきたいと考えています。

思いやりをアピールする際は、相手との心のやり取りや変化を具体的に書くことが大切です。また、「どんな状況で」「どんな工夫をしたか」に具体性を持たせましょう。

⑤主体性・積極性をアピールする

自ら行動する姿勢や積極性を伝える「仕事をする上で大切なこと」の例文です。学生生活の中で挑戦した経験をもとに、主体性の大切さを伝えています。

主体性・積極性をアピールする

私は「自ら考えて行動する主体性」が、仕事をする上で非常に大切だと考えています。

なぜなら、待ちの姿勢ではなく自ら動くことで、組織やチームにより大きな価値を提供できると感じているからです。

この価値観は、大学のオープンキャンパス運営の学生スタッフとして活動した経験から生まれました。

担当となった来場者対応の企画において、前年の課題だった案内の分かりにくさを改善するため、自らアイデアを出し、複数の案内板を設置する提案を行いました。

準備から設置まで主体的に動いた結果、来場者の満足度アンケートでも高評価を得ることができました。

この経験から、主体的に動くことが信頼と成果につながることを実感しました。

貴社の「自発的な行動を重視する企業姿勢」に共感し、積極的な姿勢で貢献したいと考えています。

主体性をテーマにする場合は、「自分がどう考え、どう動いたか」を明確にしましょう。自発的な行動とその結果をセットで書くことが大切です。

⑥挑戦する姿勢を示す

新しいことに挑戦する姿勢や、困難を乗り越えようとする前向きな姿勢を伝える「仕事をする上で大切なこと」の例文です。大学生活での経験を通じて、挑戦心がどのように育まれたかを紹介しています。

挑戦する姿勢を示す

私は、仕事をする上で「常に挑戦し続ける姿勢」が大切だと考えています。

なぜなら、挑戦することで自分の可能性を広げ、組織に新たな価値をもたらすことができると考えているからです。

この価値観は、大学2年次に未経験ながら学外のビジネスコンテストに参加した経験から生まれました。

周囲は経験者ばかりで最初は不安もありましたが、自ら積極的に役割を引き受け、マーケティングやプレゼンの基礎を独学で学びました。

議論を重ねて迎えた本番では入賞には至りませんでしたが、最後までやり抜いたことで自信がつき、挑戦することの意義を実感しました。

貴社の「変化を恐れず挑み続ける姿勢」に共感し、私も果敢に挑戦し続ける姿勢で、企業とともに成長していきたいと考えています。

根拠となるエピソードを説明する際は「困難→行動→成長」の流れを意識しましょう。等身大の努力が伝わることで、前向きな姿勢が自然に伝わります。

⑦誠実さや素直さをアピールする

仕事において誠実であること、そして素直に学ぶ姿勢が大切であると伝える「仕事をする上で大切なこと」の例文です。日常の中での気づきや経験をもとに構成しています。

誠実さや素直さをアピールする

私は「誠実さと素直さを持って仕事に向き合うこと」が大切だと考えています。

なぜなら、誠実に取り組む姿勢は信頼を築く基盤となり、素直に学ぶ姿勢は成長に直結すると実感しているからです。

この考えは、大学時代の飲食店でのアルバイト経験を通じて培われました。

最初は注文を間違えるなど失敗が多く落ち込むこともありましたが、先輩のアドバイスを素直に受け入れ、同じミスを繰り返さないようにメモを取るなど工夫を重ねました。

そうした積み重ねが評価され、最終的には新人指導も任されるようになりました。

この経験を通じて、失敗を恐れず誠実に向き合い、学び続ける姿勢が周囲の信頼を得ることにつながると学びました。

貴社の「人間力を重視した姿勢」に共感し、誠実さと素直さを活かして貢献したいと考えています。

誠実さや素直さは、失敗からの学びや姿勢の変化を通じて表現しましょう。マイナスの経験も前向きに転換することで、人柄がより伝わります。

⑧仕事の効率化を重視する

時間や労力を無駄にせず、よりよい成果を目指す「効率化」をテーマにした「仕事をする上で大切なこと」の例文です。学生生活の中で工夫して取り組んだ経験をもとに構成しています。

仕事の効率化を重視する

私は、仕事をする上で「効率的に物事を進めること」が重要だと考えています。

なぜなら、限られた時間の中でより良い成果を出すためには、工夫して取り組む姿勢が欠かせないと感じているからです。

この価値観は、大学のゼミでのプレゼン準備を通じて培われました。

毎回の資料作成に時間がかかっていたため、私は役割分担を見直し、クラウドツールを使って同時編集できるよう提案しました。その結果、作業時間を大幅に短縮でき、質の高い発表につながりました。

この経験から、効率化によってチーム全体の成果が向上することを実感しました。

貴社の「業務改善を通じて価値を生み出す姿勢」に共感し、効率を意識した行動で貢献したいと考えています。

仕事の効率化をアピールするには、「どこをどう改善したのか」「結果どう変わったのか」を具体的に示すことが重要です。周囲への影響まで言及するとより説得力が増します。

⑨向上心を大切にする

常に学び成長しようとする「向上心」に焦点を当てた「仕事をする上で大切なこと」の例文です。身近な学生経験から得た気づきをもとに、自分の価値観と企業とのつながりを描いています。

向上心を大切にする

私は、仕事をする上で「向上心を持ち続けること」が大切だと考えています。

なぜなら、常に学び続ける姿勢が、自分自身の成長はもちろん、周囲への貢献にもつながると実感しているからです。

この考えは、大学での語学学習の経験から培われました。

初めは英語の成績が伸び悩み、何度も挫折しそうになりましたが、自分の弱点を分析し、リスニングや発音練習に重点を置いて学習法を工夫しました。

継続するうちに成果が出て、最終的にはスピーチコンテストで入賞することができました。

この経験から、地道な努力と継続によって自分を高められることを学びました。

貴社が掲げる「常に進化し続ける姿勢」に共感し、向上心を持って挑戦し続け、貢献していきたいと考えています。

「どんな目標に向けて努力したか」「その結果どう成長したか」を丁寧に書くことが大切です。挫折と再挑戦の流れがあると、説得力が高まります。

⑩貢献意欲を大切にする

「自分の力を誰かの役に立てたい」という思いを軸にした「仕事をする上で大切なこと」の例文です。学生時代の経験を通じて培われた価値観と、企業との結びつきを丁寧に表現しています。

貢献意欲を大切にする

私は、仕事をする上で「人や社会に貢献したいという気持ち」を大切にしています。

なぜなら、誰かの役に立てたと感じられることが、自分のやりがいやモチベーションにつながると実感しているからです。

この価値観は、大学時代に参加した地域清掃ボランティアの経験から生まれました。

初めは友人に誘われて参加したのですが、活動後に地域の方から「ありがとう」と声をかけていただき、自分の行動が人の役に立っていることを強く実感しました。

それからは、自分から企画に関わり、地域との連携を図るようになりました。この経験を通じて、人のために動くことの喜びとやりがいを学びました。

貴社の「社会課題に向き合う姿勢」に深く共感し、貢献意欲を持って価値ある仕事をしていきたいと考えています。

「相手の反応」と「自分の気づきや学び」をセットで書くことが大切です。行動のきっかけとその変化にも注目しましょう。

【職種別】「仕事をする上で大切なこと」の回答を差別化するキーワードを紹介

特に、初めてESを書く段階では、自分の価値観だけで答えることに不安を感じることもあるでしょう。

そんなときに役立つのが、職種ごとの特性に合わせたキーワードの整理です。

ここでは、職種ごとに求められる考え方や、「働く上で大切にしたいこと」の職種別おすすめキーワードを紹介します。

  1. 営業職向けおすすめキーワード
  2. 事務職・バックオフィス向けおすすめキーワード
  3. 技術職・エンジニア向けおすすめキーワード
  4. 接客業・サービス業向けおすすめキーワード
  5. クリエイティブ職向けおすすめキーワード
  6. マーケティング職向けおすすめキーワード
  7. 公務員などの社会貢献職向けおすすめキーワード

① 営業職向けおすすめキーワード

営業職は、会社と顧客のあいだに立つ役割を担っているため、信頼関係の構築が何よりも重要です。

そのうえで、ヒアリング力や行動力が欠かせません。ただ「話すのが得意」と伝えるだけでは、説得力に欠けてしまいます。

「誠実さ」や「地道な関係づくり」を仕事で大切にしていると伝えると、より効果的でしょう。

たとえば、ESで「仕事をする上で大切にしているのは信頼関係です」と書いたうえで、チームワークを意識した行動の具体例を加えると説得力が増します。

② 事務職・バックオフィス向けおすすめキーワード

事務職やバックオフィスの業務では、周囲を支える立場であるため、正確さや責任感が欠かせません。

全体の業務を円滑に進めるには、派手なアピールよりも着実な対応が求められます。

そのため、「計画性」や「気配り」といった視点を、仕事で大切にしていることとして示すと良いでしょう。

たとえば、「仕事をする上で大切なことは、ミスを防ぐための確認作業を怠らないことです」と、自分の管理能力や報連相の工夫を紹介すると、実務に即した発言として評価されやすくなりますよ。

③ 技術職・エンジニア向けおすすめキーワード

技術職では、課題に対して粘り強く取り組む姿勢が重視されます。

また、探究心や論理的な思考力を持っていることも高く評価されるポイントです。

「学び続ける姿勢」や「根拠に基づいた判断力」を、仕事をするうえで大切にしていることとして伝えるのが有効でしょう。

たとえば、「働く上で大切にしたいことは、分からないことをそのままにしない探究心です」と述べ、大学での研究や自主学習の経験を組み合わせると、エンジニアとしての適性をアピールできます。

④ 接客業・サービス業向けおすすめキーワード

接客業では、思いやりや相手の立場を想像する力が求められます。相手が何を望んでいるのかを察する力や、状況に応じて行動を変える柔軟性が大切です。

そのため、「気配り」や「丁寧な対応」を仕事で大切にしていると伝えると良いでしょう。

面接では、「相手の表情から気持ちを読み取り、臨機応変に対応した経験」などを話すと、自分の価値観や思考が伝わりやすくなります。

⑤ クリエイティブ職向けおすすめキーワード

クリエイティブ職では、自由な発想や自己表現力だけでなく、他者と協力しながら形にしていく力も求められます。

「柔軟性」や「多様な価値観への理解」を、仕事で大切にしていることとして伝えると、評価されやすくなるでしょう。

ESでは、「他者との違いを認め合いながら、より良い作品づくりを大切にしています」と書くと、柔軟性と創造力の両立が伝わります。

⑥ マーケティング職向けおすすめキーワード

マーケティング職では、消費者の気持ちを想像しつつ、仮説を立てて実行する力が求められます。

感性と論理をバランスよく活用できる視点が重要です。そのため、「ユーザー目線」や「データに基づいた分析力」を、仕事をするうえで大切にしていることとして挙げると良いでしょう。

たとえば、「働く上で大切にしているのは、ユーザーが本当に求めていることを深掘りする視点です」と伝え、マーケティングの学習経験やチーム活動での事例を紹介すると、具体性が生まれます。

⑦ 公務員などの社会貢献職向けおすすめキーワード

公務員やNPOなどの社会貢献職では、個人の成果よりも公共の利益を優先する考え方が大切です。

利他的な姿勢や公平性・責任感を持って行動することが求められます。

「社会全体にとってプラスになる行動」や「信頼される存在であること」などを、仕事で大切にしていることとして伝えると良いです。

ESでは、「仕事をする上で大切にしているのは、誰に対しても公平な対応を心がけることです」のように述べ、具体的な経験を交えて伝えましょう。責任感や思いやりを軸にした表現も好印象です。

「仕事をする上で大切なこと」の回答をする際の注意点

「仕事をする上で大切なことは何ですか?」という質問は、ESや面接でよく出されます。しかし、自分の価値観をどう表現すればいいか分からず、戸惑う方も多いでしょう。

ここでは、企業に伝わりにくい回答の特徴と、その注意点を5つの視点からわかりやすく解説します。

  1. 抽象的すぎる表現を使わない
  2. 企業の求める価値観とズレた回答をしない
  3. 自分の経験と結びついていない回答をしない
  4. 当たり前すぎる回答をしない
  5. 待遇に関する回答は控える

① 抽象的すぎる表現を使わない

抽象的な言葉を使うときは、必ず自分の経験を添えることが大切です。

「思いやり」や「信頼関係」などの言葉は一見好印象ですが、それだけでは内容が伝わりません。

たとえば「仕事をする上で大切なことは思いやりです」と言っても、具体的な行動が見えなければ企業にはあなたの魅力が伝わりにくいでしょう。

「アルバイトでチームのミスをカバーした経験を通して、相手の立場を考えて行動することの大切さを学びました」のように具体例を示すことで、説得力が生まれます。

② 企業の求める価値観とズレた回答をしない

「仕事をする上で大切なこと」では、企業ごとに重視している価値観を意識する必要があります。

たとえば、チームワークを重視する企業で「一人で黙々と作業するのが得意です」と伝えると、価値観のズレが生じるおそれがあるのです。

このズレは、「うちの社風とは合わないのでは」と思われる原因にもなります。

企業研究をしっかり行い、「その会社ではどのような働き方が求められているのか」を把握したうえで、自分の価値観と結びつけて伝えてください。

③ 自分の経験と結びついていない回答をしない

「責任感があります」や「素直さを大切にしています」といった言葉は、まじめで好印象に聞こえるかもしれませんが、経験と結びついていなければ、本当にそうなのか伝わりにくいでしょう。

たとえば「仕事をする上で責任感を重視しています」と述べるなら、「ゼミでリーダーを任された際、納期を守るためにタスク管理を徹底しました」などの具体例を添えることが重要です。

経験に裏打ちされた言葉は、説得力が格段に高まります。

④ 当たり前すぎる回答をしない

「挨拶をする」「時間を守る」といった行動は、社会人として当然求められる基本です。そのため、それだけを強調しても他の就活生との差別化にはなりません。

こうした基本をアピールする場合は、「自分なりの工夫や意識していること」を合わせて伝えるようにしましょう。

たとえば「時間を守るために、あらかじめ予定より10分早く準備する習慣をつけています」と話せば、実行力や信頼性がより伝わります。

⑤ 待遇に関する回答は控える

「福利厚生が整っている」「安定している」といった待遇面を理由に語ってしまうと、受け身な印象を与えてしまいます。

そのため、回答では「自分がどう働きたいか」「どんな姿勢で仕事に向き合うか」に焦点を当てることが大切です。

働く上で大切にしたいことをしっかり考え、能動的な姿勢を伝えるようにしてください。

「仕事をする上で大切なこと」に対する深掘り質問と対策

ESや面接で「仕事をする上で大切なことは何だと思いますか?」と聞かれたとき、自分なりの答えは準備していても、想定外の深掘りに焦ってしまう方もいるでしょう。

特に、面接経験が少ない就活生にとっては、「なぜそう思うの?」「それをどう活かすの?」と問われると、うまく言葉が出てこないこともあります。

ここでは、面接でよくある5つの深掘り質問と、それぞれにどう向き合えばよいかを紹介します。事前に準備して、落ち着いて答えられるようにしてくださいね。

  1. 「なぜそれを大切にしているのか?」と聞かれた場合
  2. 「具体的なエピソードは?」と深掘りされた場合
  3. 「その価値観を活かして実際に行動した経験は?」と聞かれた場合
  4. 「違う価値観の人とどのように働くか?」と聞かれた場合
  5. 「入社後、その価値観をどう活かす?」と聞かれた場合

① 「なぜそれを大切にしているのか?」と聞かれた場合

「責任感」「思いやり」「信頼関係」などの価値観を挙げた際、面接官はその理由まで確認したいと考えています。なぜそう思うのかがあいまいなままだと、説得力に欠けてしまうでしょう。

その価値観に至った背景には、経験や人との関わりがあるはずです。

たとえば、部活動で後輩をまとめた経験から「協調性」の大切さを実感した、といったように、自分の出来事とつなげて話すことで、納得感が生まれます。

② 「具体的なエピソードは?」と深掘りされた場合

「素直さ」「チームワーク」などの言葉だけでは、本当にそうなのか判断されにくいものです。面接官は、それをどのような行動で示してきたかを知りたいと考えています。

たとえば、「アルバイトで接客ミスをしたとき、自分で謝罪し、改善案を店長に提案した」といった具体的な行動を語ると、説得力が増すでしょう。

責任感やコミュニケーションに関する例文も参考にしながら、自分の経験を整理してみてください。

③ 「その価値観を活かして実際に行動した経験は?」と聞かれた場合

「仕事をする上で大切なこと」として語った価値観が、実際の行動につながっているかを確認される場面です。この質問では、考えと行動が一致しているかどうかが見られています。

たとえば、「責任感を大事にしています」と伝えたなら、「ゼミ活動で遅れていた作業を引き受け、期限内に全体の進行を整えた」といった実例を添えるとよいでしょう。

過去の行動を振り返りながら、働く上で大切にしたいことと結びつけておくと安心です。

④ 「違う価値観の人とどのように働くか?」と聞かれた場合

企業では多様な考え方を持つ人と協力する場面が日常的にあります。この質問では、自分と異なる価値観の人とも柔軟に働けるかどうかを見ています。

たとえば、「意見がぶつかった相手の考えを尊重し、新しいやり方を試してみた」という経験があると、協調性や柔軟性、思いやりのある姿勢が伝わりやすくなりますよ。

面接では、素直さやチームワークに対する考え方も併せて話すと効果的です。

⑤ 「入社後、その価値観をどう活かす?」と聞かれた場合

面接の後半では、その価値観が仕事でどう役立つのかを問われることがあります。企業は、入社後にどう行動し、どのように貢献してくれるのかを知りたいと考えているのです。

たとえば、「思いやりを大切にしています」と伝えるなら、「お客様の立場を考えながら提案し、信頼関係を築くことで成果に貢献したい」といったように、仕事との関係を明確にしておくと良いでしょう。

企業側が求める姿勢と、自分の価値観が重なる点を意識して答えるようにしてください。

「仕事をする上で大切なこと」は自己分析を徹底して回答しよう

「仕事をする上で大切なこと」の質問により、面接官は就活生の仕事に対するスタンスやコミュニケーション能力などを確認しようとしています

今回紹介したポイントや例文をぜひとも参考にしていただき、面接官へのアピールにつながる回答を練り上げましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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