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銀行面接の質問&回答例を解説|評価されるポイント・注意点も紹介

銀行への就職を目指しているものの、よく聞かれる質問への回答例など、わからないことが多い人もいるでしょう。

そこで今回は銀行面接において評価されるポイントや注意点について解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

メガバンク・地銀・信用金庫の違いは?

まずはメガバンク・地銀・信用金庫の違いについて見ていきましょう。

それぞれの違いを抑えた上で面接に臨むことで、より自信を持って回答できるでしょう。

  1. メガバンクと地方銀行の違い
  2. 銀行と信用金庫の違い

①メガバンクと地方銀行の違い

メガバンクと地方銀行の最も大きな違いは展開している地域、そして規模です。

地方銀行は都道府県の主要都市に本店を構え、その本店のある都道府県、または近隣の都道府県のみで営業しています。

一方でメガバンクは本店が基本的に東京、または大阪などの大都市に構えられており、全国至る所に店舗を構えているのが特徴です。

②銀行と信用金庫の違い

銀行と信用金庫の違いも分からない人が多いでしょうが、一言で言うならば「銀行は営利団体、信用金庫は非営利団体」です。

地方銀行の目的は「利益を生み出すこと」であり、常に売り上げを伸ばすための工夫を凝らしています。

一方、信用金庫は地域経済を発展させるのが目的であり、営利は目的としていません。出資しているのも地元の会社や住民であり、あくまで非営利です。

また、両者には融資対象の幅にも違いがあります。地方銀行は融資対象に制限がありませんが、信用金庫はその地方の企業にしか融資できないのです。

銀行面接で採用側が評価しているポイント3つ

銀行の面接において、採用側が評価を下すにあたり注目しているポイントは大きく分けて3つあります。

下記の3点を抑えておけば採用に近づくので、しっかり確認しておきましょう。

  1. 仕事へのモチベーションがあるか
  2. 信頼できる人か
  3. 入社後に貢献してくれるか

①仕事へのモチベーションがあるか

これはどの企業の面接にも当てはまることですが、銀行の面接においては仕事へのモチベーションがあるかどうかを重視しています。

銀行は業務を通して利用者に貢献しようという意志がある人ほど向いている仕事なので、モチベーションは非常に大切なのです。

銀行は給与面の待遇が良い企業が多いので、給料目当てに業界研究もせず志望する人も多く、業務に対してモチベーションがあるかどうかを厳密に見極める企業が多いとされています。

②信頼できる人か

銀行は「お客様のお金」という最も安全に扱わなければならないものを取り扱う仕事なので、信頼できる人材かを確認しています。

信頼できる人物かどうかを最も重要視するので、一貫性のあるエピソードを話すことを心がけましょう。

志望動機と自己PR、学生時代に学んだことなどと面接で話す内容が一致しているかも大切です。他の企業よりも詳しく見られるので、話に矛盾が無いかしっかり確認しましょう。

③入社後に貢献してくれるか

入社後に貢献してくれるかどうか」を銀行側は注意深く確認しています。銀行は活躍してくれる人材、結果の出せる人材が欲しいものです。

また、入社後のイメージを具体的に描いているかどうかも、企業が見ているポイントであり、実際にどのような活躍をするつもりか話してくれる人は印象が良いでしょう。

入社後の話を具体的にできるということは、入社への気持ちも強いということです。「内定を出したらちゃんと入社してくれるだろう」と思ってもらえるような姿勢を大切にしましょう。

銀行面接で好印象が得られる回答のコツ2つ

銀行の面接において好印象を得るための回答のコツも確認しておきましょう。

先ほど紹介した3点に加えて、下記の2点も徹底できれば、非常に印象が良いです。

  1. 業界知識・会社への知識を深めておく
  2. 他の銀行との差別化を図る

①業界知識・会社への知識を深めておく

業界知識や会社への知識を深めておくことは大切です。「しっかりリサーチしている」というモチベーションの高さをアピールできます。

業界への憧れの強さを示すことも重要ですが、何より志望する企業のホームページなどを熟読し、理念やビジョンに共感していることを強調しましょう。

企業が力を入れている事業について調べ、知識や関心を示せれば理想的です。考え方が近く、目標を共有できる人材を企業は求めています。

②他の銀行との差別化を図る

銀行からすれば、「銀行ならばどこでも良い」という人よりも「貴行だからこそ志望している」という人材が欲しいものです。

数ある銀行の中でも、なぜ今受けている銀行を志望したのかをはっきりとさせ、強いモチベーションを持って志望していることをアピールしましょう。

特に近年は転職も珍しくなく、すぐに辞めてしまう人も多いので、長く働く意志を示し、他の学生との差別化を図ることも大切です。

銀行面接の頻出質問と回答例文4つ

銀行の面接において頻出の質問と、それに対する回答の例文を4つ紹介していきます。

いずれも聞かれる可能性が高い質問なので、しっかりと対策し、万全の状態で臨みましょう

  1. 志望動機
  2. 学生時代に努力したこと
  3. 入社後のキャリアビジョン
  4. 自己PR

①志望動機

どの業界においても、100%と言っていいほど問われるのが志望動機です。

なぜ銀行を選んでいるのかはもちろんのこと、なぜ今受けている企業を志望したのかについてもわかりやすく述べることが重要と言えます。

企業は可能な限り、銀行業界全体ではなく、自社に強い思いを持って志望している人材が欲しいものです。具体的な志望動機を述べることで、他の志望者に差をつけられるでしょう。

回答例文

私が御行を志望する理由は、先進的なデジタル技術を取り入れた金融サービスの提供に注力している点にあります。

私が大学時代、留学したオーストラリアでの経験が志望動機の原点です。私は現地の銀行と日本の銀行のサービスの違いに驚かされました。特に、モバイルバンキングの使いやすさや、即時振込みの便利さは、私にとって大きな発見でした。この経験から、金融業界の進化の必要性を痛感しています。

入社後、私はこの経験を活かし、日本の金融サービスが世界の最先端に立つよう、デジタル技術の更なる導入やサービスの革新に貢献する所存です。業界の中でも、御行が最もそのビジョンに近いと感じております。

そして、御行が求めるのは、常に変化を求め、チャレンジする精神を持った人物です。私は新しいことに挑戦することを恐れず、留学の経験をはじめとする多様なバックグラウンドを活かし、御行の更なる発展に貢献できると自負しております。

まず結論を先に述べることで採用担当の方が結論を念頭に置いて読めるように工夫しています。

また、なぜ数ある銀行の中からこの銀行を選んだかをはっきりさせている点も特徴です。

②学生時代に努力したこと

企業は採用面接において、「学生時代に努力したこと」を聞くことが多いです。

学生時代に努力したことを尋ねることで、学生がどのような人柄なのかを確認しているのはもちろんのこと、何に熱中できるかを確認しています。

その「熱中できること」が銀行の業務内容に関連があるかどうかによって、就職後も学生がやりがいを持って業務に取り組めるかを判断しているのです。

回答例文

私が大学時代に特に力を入れて取り組んだのは、地域活性化のプロジェクトです。

地域の伝統的な産業の振興を目指す活動を行っており、地域の古民家を利用してのイベント実施では具体的な実践をもとに社会貢献する重要性を実感しました。

この経験が、私が銀行業界、特に貴行を志望する大きな動機です。銀行は地域社会のインフラとしての役割を果たし、多くの企業や個人の夢や希望をサポートしています。

私は大学時代のプロジェクトを通して得た知識や経験を活かし、御行での業務に従事することで、より多くの人々や企業の夢の実現をサポートする所存です。御行は業界内でも特に地域社会との連携を重視している点に魅力を感じており、そうした方針に共感しています。

入社後は、私の地域活性化の経験を活かし、新しいプロジェクトの提案や実施を通じて、御行の更なる成長と地域社会の発展に貢献したいと考えています。

まず学生時代、何に力を入れたかを先に述べることで結論をわかりやすく伝えています

また、その経験を活かしてどのように貢献するかを伝えているのもポイントです。

③入社後のキャリアビジョン

企業は入社後のキャリアビジョンを尋ねることによって、あなたが活躍できる人材であるかどうかを知ろうとしています。

どのようなキャリアを想定しているかを述べることで、将来についてしっかり考えているかも確認しているのです。

また、キャリアについて考えているということは、長期的に勤めてくれるという意味でもあります。すぐ辞めてしまう人も多い昨今、長く勤めてくれる人材は貴重なのです。

回答例文

私のキャリアビジョンは、銀行業界において最前線での顧客対応からスタートし、数年間の経験を経て、中期的にはプロジェクトマネージメントや戦略立案の業務に携わることです。

長期的には国内外の多様な顧客ニーズに対応する新しいサービスや商品開発に関与し、業界のリーダーとしての役割を果たす所存です。

私は学生時代に地域の信用金庫でのインターンシップの経験があり、銀行の役割の重要性や、顧客との真摯なコミュニケーションの価値を実感しました。

御行は業界内でも特に革新的な取り組みの推進、またグローバルな視野を持つことを重視しており、私のキャリアビジョンと合致すると考えています。御行が求める、変革を推進し、常に新しい価値を創出する人物像を自負しており、業務を通じて貢献する所存です。

まず結論を示し、どのようなキャリアを目指すのかを明示しています。

また、インターンシップの経験を通してどのようなスキルを身に付け、それを活かそうとしているのかについて述べているのもポイントです。

④自己PR

就職活動において最も大切なものの1つが、自己PRです。

自分をいかに分析し、良い点をアピールするかが重要になる自己PRですが、重要なポイントは他にもあります。

まず、結論を明確にすることは非常に重要です。一目で自分の良さがわかるような結論を先に提示することで、採用担当の方もあなたの特徴を念頭に置いて読めます。

また、結論を補強する、その後のエピソードも簡潔に述べることが大切です。大量の文章を読む採用担当の方が飽きないような構成を心がけましょう。

回答例文

私は新しい知識を習得することに喜びを感じる努力家です。この強みを活かし、銀行業界での複雑な課題に対応し、革新的な解決策を提供したいと考えています。

大学時代、金融に関する研究を行いながら、一般的な授業の範囲を超えて多岐にわたる書籍を読み漁り、深い知識と独自の視点を身につけることができました。

1つのテーマに対して複数の論文を読み比べ、その中で最も有効な情報を絞り込む能力には自信があります。入社後、この研究能力と視点の広さを活かし、より効率的な業務改善や新しいサービスの提案を積極的に行う所存です。

御行は業界内での革新的な取り組みや社員一人ひとりの成長を重視する文化が魅力的であり、私の能力を最大限に発揮できる場だと考えています。

まず自分の良さを先に示すことで、どのような人材であるのかが一目でわかるようにしています。

また、どのようなスキルを活かして働くつもりかを述べることで、具体的に働く姿をイメージしてもらえるのもポイントです。

銀行面接で注意すべきこと2つ

銀行の面接を受ける際に注意しておきたいことは大きく分けて2つあります。

それぞれのポイントを抑えておくことでマイナスイメージを避け、より良い印象を与えられるでしょう。

  1. 清潔感のある身だしなみを心がける
  2. 「御社」ではなく「御行」

①清潔感のある身だしなみを心がける

どのような業界、企業の面接に行く際も清潔感のある身だしなみは重要ですが、特に銀行はお客様と距離が近い職業のため、清潔感が非常に重要です。

特に男性は髪の毛を整えることも重要ですが、青髭が目立ったり、眉毛が伸び放題だったりすると印象が良くありません。女性も派手すぎる格好は避けましょう。

お客様は意外と銀行員の見た目を気にするものです。過度に気を使う必要はありませんが、あまりにも無造作な見た目で臨むのは避けましょう

②「御社」ではなく「御行」

これも日本語のややこしい部分ですが、銀行の場合は「御社」ではなく「御行」、「貴社」ではなく「貴行」を使うようにしましょう。

こうした細かい部分は意外と厳しく見られるものです。ビジネスマナーの一種なので、面倒ではありますが、一つひとつこうした言い回しを覚えていきましょう。

「それくらいどうでも良いじゃないか」と思う人も多いでしょうが、こういった「当たり前のこと」ができているか否かで、企業は人勢を選別しているのです。

銀行面接前は志望動機を明白にして対策をしよう

今回は銀行への就職を目指す人向けに志望動機や自己PRなどの書き方を紹介してきました。

ぜひ本記事を参考に、採用担当の方に良い印象を与えられる文章の書き方、面接の答え方を練習しておきましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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