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就活が上手くいく面接ノートの作り方|記入項目・注意点まで解説

就活では面接の振り返りが大切だと聞きつつも、実際どのように振り返ればいいのかわからず悩んでいませんか。面接の振り返りや対策におすすめなのが、面接ノートです。

本記事では、面接ノートを作るときに便利なアイテムや必須項目を紹介します。面接ノートの使い方や注意点もまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

面接ノートを作るメリット2つ

面接対策のノートを作るメリットとして、次の2つが挙げられます。

  1. 面接の振り返りができる
  2. 自分と向き合う時間が増える

メリットを理解したうえで作る面接ノートは、うわべの情報をまとめただけではなく自分だけのノートになるので、面接に限らず就活全体で役に立ちますよ。

①面接の振り返りができる

面接の振り返りができるのが一つ目のメリットです。面接の内容や、面接官・他の応募者の様子なども記録の対象になります。

書くべき項目はいくつかありますが、質問された内容や自分の回答をメモするだけでも次回以降の面接に活かせるでしょう。

複数の面接をおこなった場合は必ず聞かれた質問をまとめると、より説得力がある回答を考えられます。反省点だけではなく手ごたえがあった部分を記入するのも大切です。

②自分と向き合う時間が増える

二つ目のメリットとして、面接ノートの作成が自分と向き合う時間にもなる点が挙げられます。ノートを書く習慣をつけるだけで、日記のように自分と向き合えるでしょう。

就活で最も重要な自己分析ができるのも、面接ノートをおすすめする理由です。長所・短所や強みは思いつく限りメモしてみると、意外な自分が見えてきます。

自分の考えを言葉にするのが苦手な人ほど、面接ノートの作成はぴったりです。言語化することで自分の言葉でまとめる力がつくので、予想外の質問にも答えやすくなりますよ。

面接ノートの使い方2つ

せっかく作った面接ノートも上手く活用できないと、もったいないですよね。ノートを活用するタイミングは、次の2シーンがあります。

  1. 面接前に見返す
  2. 面接が終わった後にすぐ記録する

詳しい活用法やポイントをまとめているので、作成前に把握しておくと面接ノートがさらに便利に感じられるでしょう。

①面接前に見返す

緊張しているときほど、面接ノートは心の支えとして頼りになります。とくに反省点や自信がある部分を見返すと漠然とした不安がやわらぐので、面接ノートは就活の必須アイテムです。

面接中に「あのページも見返しておけばよかった」と後悔しないために、面接前に見る項目を絞りましょう

面接前はじっくり見返す時間は無いため、あらかじめ「この1ページを見れば伝えたい内容がすべて把握できる」ページを作っておくのも良いですよ。

②面接が終わった後にすぐ記録する

面接の内容は当日中に記録すると、次回以降の役に立つノートに仕上がります。記憶は時間が経つと書き換えてしまうこともあるため、記憶が鮮明なうちに書きましょう。

言葉に詰まってしまった質問や、スムーズに答えられた質問、面接官や会場の雰囲気などがすぐに記録したい内容です。

今後に活かしたい内容を中心に書くと、自分にとって便利なノートになります。自分でも満足している回答は今後の自信につながりますし、上手くいかなかった点は反省して次に活かせるでしょう。

面接ノートを作るときに必要なアイテム3つ

面接ノートを作成するときには、以下の3つのアイテムが欠かせません

  1. シャーペン・ボールペン・カラーペン
  2. ルーズリーフ
  3. 付箋

普段使っているもので問題無いアイテムもありますが、必要に応じて就活にふさわしいデザインを選んでください。

①シャーペン・ボールペン・カラーペン

勉強ノート同様、シャーペンをはじめボールペンやカラーペンを使って書きます。使い慣れているペンで問題ありません。

見やすいノートにするコツは、シャーペン(黒のペン)とカラーペンの使い分けです。基本はシャーペンを使い、重要なポイントはカラーペンで目立たせます。

カラーペンは2色程度が無難です。たくさんの色を使うと、かえって見にくくなってしまいます。目立たせる部分は、見返したときに必ず確認したい内容にしましょう。

②ルーズリーフ

ノートでも良いですが、面接ノートにはルーズリーフがおすすめです。並び替えをしたり、面接時に持ち歩く用で一部のページを取り出したりしやすくなります。

サイズはA5かA4が使いやすいサイズです。ESや履歴書のコピーを挟めたい人は、A4がぴったりなのでチェックしてみてください

ルーズリーフを収納するファイルはバインダータイプが便利です。シンプルな構造だと、入れ替え作業が面倒に感じません。また、デザインは黒・紺・茶の無地を選択しましょう。

③付箋

付箋を使うと、すぐに必要な内容が確認できるノートが作れます。付箋以外では、インデックスシールも項目を見やすくするのに役立つアイテムです。

複数の業界に応募する場合は、企業名を書く付箋を業界ごとで色分けすると探しやすくなります。自分にとってわかりやすい目印にするのがポイントです。

動物やキャラクターをモチーフにした付箋もありますが、就活にはふさわしく無いので無地を選びましょう。台形型・矢印型など使いやすいデザインを探してみてください。

面接ノートに書く項目7つ

面接対策のノートに書く必須項目は以下の7つです。

  1. 企業情報
  2. 業界の動向
  3. 自己分析の情報
  4. 志望動機
  5. 質問項目と答え
  6. 選考スケジュール
  7. ESの内容

具体的な内容の一例を紹介しているので、ノート作成時の参考にしてみてください。

①企業情報

企業に関する情報は、企業公式サイトに記載されている内容を書きましょう。

  • 代表者名とその経歴
  • 創立年月日
  • 経営理念
  • 企業理念
  • 事業内容
  • 企業が求める人物像
  • 業績
  • 将来ビジョン
  • 抱えている課題
  • 国内外への展開情報

説明やインターンで得た情報も、企業ごとにまとめておきましょう。企業情報は各企業でページを変えたほうが見やすくなります。

②業界の動向

業界の動向も企業研究の必須項目ですよね。以下のような調べた内容は、面接ノートにまとめましょう

  • 業界の現状
  • 将来性
  • 業界全体の課題
  • 市場の動き
  • 業界規模

公的に発表されている方策や、業績に関する具体的な数字も記入します。調べた内容について、自分の考えもメモしておくと、ESの作成や面接対策時の役に立ちますよ。

業界の情報を収集するには、新聞やテレビ、ニュースサイト・アプリがお手軽です。企業説明会やOB・OG訪問で知った業界事情も、業界の動向欄に書きましょう。

③自己分析の情報

自己分析に関する内容は、別途項目を設けます。自己分析は使いまわしができる内容なので、ある程度ひな型を考えても良いでしょう。

  • 長所、短所
  • 仕事に活かせる強み
  • 就活軸
  • 雇用に関する条件
  • 性格
  • 自己PR
  • ガクチカなどのエピソード
  • 特技
  • キャリアプラン(1年後、3年後、5年後、10年後)
  • 自己評価
  • 他者からの評価

企業研究はできても、自分のことはパッと思いつかない人も多いのではないでしょうか。自己分析では、上記の内容を次々書き出してみるのも大切です。

④志望動機

志望動機は、企業情報のあとに書くと面接対策につながります。志望動機を考える際には、以下のような内容をまとめましょう。

  • その企業を選んだ理由
  • その業界を選んだ理由
  • なぜその職種を希望しているのか
  • 企業に貢献できること
  • 入社後のビジョン

仕事への熱意を伝えるためにも、志望動機は念入りに考えなくてはいけない部分です。

ESや履歴書に文章としてまとめる際の役にも立つので、面接ノートには志望動機もメモしましょう。

⑤質問項目と答え

就活時の面接では、よく聞かれる質問があります。強みや志望動機、ガクチカなどメジャーな質問のほか、次のような質問の回答も考えてみてください

  • 自分を一言で表すと?
  • 自分を動物に例えると?
  • ストレスの解消方法は?
  • 趣味はありますか?
  • 1分程度で自己紹介をしてください
  • 挫折経験があれば教えてください

自身を何かに例える質問は、人柄や性格を知るのが目的です。自己分析をしっかりすると、動物に限らず、家電製品や漢字、色などさまざまなものに自分を例えられるでしょう。

⑥選考スケジュール

面接ノートには選考スケジュールも書きましょう。企業ごとの選考スケジュールは、企業からの案内のほか採用ページでも確認できる場合もあります。

応募する予定の企業すべてのスケジュールを1つにまとめておくと、一次面接や二次面接がバッティングする可能性を考慮できます

随時更新できるように、スケジュール欄は十分に余白を取っておきましょう。

⑦ESの内容

面接でESの内容と異なる回答をしないように、ESのコピーを面接ノートに挟めておくと便利です。コピーだと、書き写す手間が減りますよ。

回答内容に一貫性を持たせることで、より回答に説得力が増します。自身の考えをすぐに見返すときにも面接ノートが活躍するでしょう。

ESや履歴書を書く前に面接ノートを作成する場合は、使いまわせる内容のひな型も書くと時短に。ひな型の内容には、自己PRや長所・短所、ガクチカ、就活軸などが挙げられます。

面接ノートの使い方に関する注意点2つ

ノートを作成するときには、次の2点を心がけましょう。

  1. 作ることに注力しない
  2. きれいにまとめなくていい

大切なのは、面接本番でアピールしたい内容を伝えることです。面接ノートはサポートアイテムだと考えてください。

①作ることに注力しない

面接対策ノートを作るのも大切ですが、就活で活用できないと意味がありません。丸暗記しないと役に立たない内容も無意味なノートになりかねないので、注意しましょう。

自分の考えを言語化すること、緊張して頭が真っ白になったときに見返せるものになるように意識して作ると、就活で活躍するアイテムになります。

面接対策では、慣れていない面接形式そのものを練習するのも重要です。アルバイトの面接と比べ緊迫感があることが多いので、面接ノートをもとに模擬面接をおこなってみてください。

②きれいにまとめなくていい

ノートを読むのは自分だけなので、あとで意味が理解できる程度におおざっぱに内容をまとめましょう。きれいに書くことに時間を取られないようにします。

文章で長々と書くよりも、短文または単語で簡潔に書いたほうが、後々もパッと見やすいですよ。また隅々まで書かずに余白を残したほうが、書き足すのも容易です。

時間をかけて対策ノートを作ってしまいがちな人は、読みやすいメモ帳程度に考えると、簡潔な内容でまとめられるでしょう。

面接ノートを活用して、就活を成功させよう

就活を成功させるコツの一つとして、面接ノートの活用を紹介しました。随時情報のアップデートをしつつ、自分にとって便利な面接ノートを作成してくださいね。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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