フェーズってなに?|就活生に聞いた!就活で知っておきたい用語
「最近、なんとなくフェーズという言葉を耳にする」という就活生も多いかもしれません。言葉の意味はなんとなくわかっていても、説明するとなれば困ってしまうのがフェーズという言葉ではないでしょうか?
この記事では、フェーズの意味と使用例、似た言葉であるプロセス・ステップとの違いを解説します。
目次
フェーズとは
フェーズとは、段階・時期・局面を意味します。英語では「phase」と表し、日本語と同様の意味を持ちます。
フェーズという言葉は、就活中だけではなくニュースやテレビ番組でも聞いたことがある方もいるかもしれません。例えば、世界保健機関(WHO)が定める、新型インフルエンザなどの感染症におけるパンデミックの状況もフェーズによって示されています。
・フェーズ1~3:大部分の感染が動物。わずかにヒトへの感染
・フェーズ4:ヒト→ヒトへの感染
・フェーズ5・6:ヒトへの感染が広範囲に広がる
この場合、感染の局面という意味でフェーズという言葉を用い、感染症の状況がどのようなものであるかを示しているのです。
今回の新型コロナウィルス(COVID-19)は、3月11日にフェーズ6であるパンデミック(世界的大流行)と認定されています。
ほかにも、スタートアップ企業・ベンチャー企業における成長段階も、シード・アーリー・ミドル・レイターというように示されています。投資に興味があったり、スタートアップベンチャーへインターンに参加したりする就活生は、意味を理解しておきたいですね。
この言葉の特徴として、フェーズは1個・1場面・1段階というような単位を持たず、成長段階や変化を示す際に使用される傾向にあります。一方で、フェーズ1や第2フェーズとフェーズそのものに段階を振り分けすることもあるので、柔軟な使い方がポイントになりそうです。
フェーズの使用例
ここからは、会話や文章のなかにおいてフェーズという言葉の使用例を見ていきましょう。上記で紹介したフェーズでは、少し難しい印象を持つかもしれませんが、意外と使いやすい言葉なので、積極的に使って覚えましょう!
【フェーズの使用例】
「プロジェクトのフェーズに合わせた考え方をする必要がある」
→プロジェクトの段階ごとに考え方を変えていくという意味
「今回のプロジェクトの第1フェーズは終了するので、第2フェーズに向けて準備を進めていこう」
→最初の局面が終了するので、次の局面への準備をするという意味
フェーズという言葉は無理をして使用しなくても、段階・局面といった言葉を用いても問題なく、シーンによっては日本語で伝えるのが自然かもしれませんね。
プロセス・ステップとの違いは?
「フェーズって、プロセスやステップと同じような意味なんじゃないの?」と思う就活生も多いかもしれません。言葉のニュアンス的には同じような言葉なのですが、少しだけ意味が違うんです。ここからは、プロセス・ステップという言葉の意味と違いを解説します。
プロセスの意味
プロセスとは、物事や計画が進む過程、手順を指します。一見、プロセスとフェーズは同じように感じますが、プロセスは物事の流れそのものを意味します。
そのため、1段階ごとに区切るフェーズとは意味が異なり、フェーズの進行状況をプロセスと言うほうが正しいのです。
ステップの意味
ステップとは、物事の進捗状況や段階で、ほとんどフェーズと同じような意味合いを持ちます。2つの言葉で大きく違うところは、
・ステップ→比較的小さな行程。フェーズのなかで区切った段階
・フェーズ→いくつかのステップをまとめた大きな行程
であり、行程の規模でいうとステップ<フェーズということです。ニュアンスは同じでも、言葉の示す規模が違うということを覚えておきましょう。
この記事を書いた人
原あゆむ
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