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履歴書の趣味欄に「読書」と書いても大丈夫!面接でのポイントも解説

就職活動のために作成する履歴書には、趣味を記入する欄が設けられていることがほとんどです。

皆さんの中には、「趣味欄に読書と書いてもいいの?具体的にどうやってアピールすればいいの?」と悩む人も多いと思います。

結論、趣味欄に読書と書いても問題ありません。むしろ、好印象に繋がりやすいため、積極的に記入しましょう。

本記事では、履歴書の趣味欄に「読書」書く際のポイントを徹底解説します。例文も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

履歴書の趣味欄に「読書」と書いても大丈夫!

前提として、履歴書の趣味欄に「読書」と書いても問題ありません。なぜなら、読書は面接のアピールに繋がる趣味だからです。

読書は自己成長やコミュニケーションスキル、情報処理能力など、多くの職務において価値のあるスキルを得る手段であるため、履歴書へ記載することで好印象を与えやすいのです。

ただし、履歴書に読書と書くにあたっては、注意点もいくつかあります。ここから、具体的な注意点や例文を紹介するので、参考にしてみてください。

企業が履歴書で趣味について聞く3つの理由

そもそも、企業はなぜ履歴書で趣味について聞くのでしょうか?理由を3つ紹介します。

  1. 趣味へ取り組む際の思考を知るため
  2. 趣味を通して学生の性格を把握するため
  3. 面接での会話のきっかけをつくるため

①趣味へ取り組む際の思考を知るため

一つ目は、趣味へ取り組む際の思考を知るためです。

趣味は、自己表現の場で、自己管理、協力、創造性、忍耐力などが反映されます。たとえば、チームスポーツ好きな人はアクティブで協力的かもしれませんし、個人競技派は自己管理力が強いかもしれません。

企業はこれを通じて、学生の特性や価値観を知り、採用後の適性を見極めているのです。

②趣味を通して学生の性格を把握するため

二つ目は、趣味を通して学生の性格を把握するためです。

趣味は個人の好奇心や協力能力、リーダーシップ、粘り強さなどを示す手がかりであり、スポーツやボランティアなどの趣味からは多くの性格面が伺えます。

これにより、適切なポジションやチームへの配置が可能になり、採用後の成功につながります。趣味を通じて性格を理解することは、採用プロセスにおいて重要な要素となります。

③面接での会話のきっかけをつくるため

三つ目は、面接での会話のきっかけをつくるためです。趣味は応募者の個性や興味を垣間見る手がかりであり、面接官に会話のスタート地点を提供します。

また、趣味について語ることで、コミュニケーションスキルや協調性、リーダーシップ能力などが評価されることがあります。応募者の趣味が企業文化やチームとの適合性について示唆する場合もあります。

総括すると、趣味は面接において双方の理解を深め、良い印象を与えるために重要な情報源となります。

「趣味は読書」に対して採用担当者が抱く3つの印象

次に、「趣味は読書」に対して採用担当者が抱く印象を3つ紹介します。

  1. 知的で教養がありそう
  2. 共感力が高そう
  3. 落ち着きがありそう

①知的で教養がありそう

読書が趣味であることは、採用担当者に知的で教養がありそうという印象を与えます。

読書を楽しむことは、新しいアイディアや視点を得ることが期待でき、問題解決能力や創造性が高まる可能性があります。

また、読書はコミュニケーションスキルや表現力の向上にも繋がります。このことから、読書をしている人は知的で教養があるというイメージを持たれるのです。

②共感力が高そう

読書が趣味であることは、共感力が高い印象も与えます。なぜなら、読書は他人の視点や感情に共感し、異なる状況やキャラクターに感情移入する能力を高める趣味だからです。

また、読書は知識の獲得と自己成長に貢献するため、仕事への情熱と向上心を表します。さらに、文章力やコミュニケーションスキルの向上にもつながり、ビジネス上でも有用なのです。

共感力が高いという印象は、協力しやすく、他人の視点を理解し、柔軟な問題解決能力を持つ学生として、採用担当者に好印象を与えます

③落ち着きがありそう

読書が趣味であることは、落ち着きがありそうな印象も与えます。なぜなら、読書は静かな時間を楽しむ趣味で、集中力や耐性が求められるからです。

これは仕事においても落ち着きと集中力があることを表しています。また、読書好きは知識を積み重ねることが好きで、新しいアイディアや情報を吸収しようとする姿勢が垣間見えます。

採用担当者は「趣味は読書」という学生に対して、落ち着きがあり、知識の幅広さや学習能力に期待できるという印象を持つことが多いでしょう。

面接で趣味が読書であることを伝える時の4つのポイント

次に、面接で趣味が読書であることを伝える時のポイントを紹介します。

  1. 結論ファーストで簡潔に伝える
  2. なぜ読書が好きなのかを明確にする
  3. 具体的な数字を盛り込む
  4. 読書を通じて得られたものを伝える

①結論ファーストで簡潔に伝える

面接では、結論ファーストで簡潔に伝えることが大切です。なぜなら、結論が明確でないと、最後まで読まれないことがあり得るからです。

また、結論を最初に伝えることで、その後の話を展開しやすくなり、全体的にまとまった印象を与えることができる利点もあります。

結論は、難しく考えすぎず「私の趣味は読書です。」とすれば問題ありません。結論から端的に話すことで、採用担当者は内容を把握しやすくなるため、印象に残ります。

②なぜ読書が好きなのかを明確にする

なぜ読書が好きなのかを明確にすることも重要です。なぜなら、ただ読書が好きであることを伝えても、説得力に欠けるからです。

読書好きを伝える際には、どのジャンルの本が好きで、それがあなたの成長や知識獲得にどのように役立ったかを具体的に説明しましょう。

読書が好きな理由を明確にした上で、それがあなたの価値観やスキルにどう結びついているかを伝えることで、面接官にあなたの熱意や学びの姿勢をアピールしやすくなります。

③具体的な数字を盛り込む

面接で趣味として読書を伝える際には、具体的な数値を盛り込みましょう。

たとえば「年に何冊読んでいるか」や「1日何ページ読むようにしているか」といった具体的な数字を盛り込むことで、あなたの読書への熱意が伝わります。

また、具体的な数字を交えて説明することで、読書が単なる趣味ではなく、継続的な学びや成長の手段として活用していることが伝わり、好印象を与えますよ。

④読書を通じて得られたものを伝える

面接で趣味の読書を伝える際は、単なる趣味として紹介するのではなく、読書を通じて得られたものを伝えることが重要です。

たとえば、自己啓発書から学んだリーダーシップや時間管理のスキル、小説から得た人間関係や共感力などを具体的に挙げましょう。

これにより、趣味が単なる娯楽ではなく、自己啓発や価値観の形成の一環として取り組んでいることをアピールできるでしょう。

【アピール内容別】面接で趣味が読書であることをアピールする例文3選

次に、趣味が読書であることをアピールする例文を3つのアピールポイントで紹介します。

  1. 好奇心旺盛
  2. 勉強熱心
  3. 継続力

例文①: 好奇心旺盛

私の趣味は読書です。私は好奇心旺盛であり、これまでにビジネス書、歴史小説、科学関連の書籍、哲学のエッセイなど、多岐にわたるテーマに触れてきました。年間の読書量は、200冊を超えます。

新しい知識を吸収することは楽しく、自分自身の成長に繋がると信じています。実際、異なる文化や背景を描いた本を読むことで、共感や理解の幅を広げることもできました。

好奇心旺盛であることは、読書で学ぶことだけでなく、実際の仕事の中であらゆるスキルを学ぶことにも役立つと考えております。

具体的には、あらゆる視点から物事を考える能力や、複雑な問題に対して独自の解決策を模索する姿勢が、チームに貢献できると考えております。

この例文では、読書が趣味であることを通じて好奇心旺盛であることを強調しています。

まず、様々な分野の本を読んでいることを伝え、後半では読書だけでなく実際の業務にも好奇心旺盛であることが役に立つことを強調していることがポイントです。

例文②: 勉強熱心

私の趣味は読書です。さまざまなジャンルの本を読むことで、異なる視点やアイデアに触れ、問題解決力や創造力を養うチャンスと捉えています。

特にビジネス書や自己啓発書に関心があり、常に新しいアイデアやスキルを習得しようと努力しています。勉強のために年間100冊以上の読書を目標とし、これまでに約1,000冊を読破しました。

業務においても、積極的に学び情報収集力やコミュニケーション能力を高めることで、プロジェクトの成功に貢献できると考えております。

この例文では、読書が趣味であることを通じて勉強熱心であることを強調しています。ビジネスや業務にどのように活かせるかを具体的に示していることもポイントです。

例文③: 継続力

私の趣味は読書です。読書を通じて、高い継続力を身につけることができました。私は毎日30分読書することを目標としており、これまで2年以上継続しています。

また、ひとつのことに集中して取り組める根気強さも、読書を通じて得られた私の強みです。

継続力は、ビジネスの世界でも重要な特性であると考えています。読書を通じて得たスキルや知識だけでなく、継続力や根気強く取り組む力がプロジェクトの成功に貢献できると考えております。

この例文では、読書が趣味であることを通じて継続力があることを強調しています。読書によって身についた継続力がビジネスにも生かせることをアピールしていることもポイントです。

面接で趣味が読書であることを伝える際の注意点3つ

最後に、面接で趣味が読書であることを伝える際の注意点を3つ紹介します。

  1. 一般的に趣味と言えるほど読書量なのか
  2. 嘘をつくのはNG
  3. 漫画やライトノベルは基本的に避ける

① 一般的に趣味と言えるほど読書量なのか

面接で読書が趣味であることを伝える際、一般的な基準は月に4冊(週に1冊程度)の読書量です。

これはあくまで目安であり、個人のライフスタイルや読書速度によって異なります。大切なのは、自身の読書経験や好きなジャンル、読んだ本について語る自信と情熱です。

面接官はあなたの趣味を通じて知識や興味を評価し、深い洞察や感想を共有することが重要です。読書が趣味であることをアピールする際、個人のスタイルを尊重しつつ、熱意を伝えることが鍵です。

②嘘をつくのはNG

読書が趣味であることが好印象を与えやすいからといって、嘘をつくのはNGです。嘘はすぐに見破られ、信頼性を損なうリスクがあるからです。

履歴書に読書が趣味であると記載すれば、面接で深掘りされることも十分に考えられます。どのようなジャンルが好きで、どのような魅力があるかを深掘りされることもあるでしょう。

その際、答えに詰まってしまうと、本当に読書が好きなのか疑われかねません。嘘だと判明すれば、評価を落とされるリスクもあります。好印象だからといって嘘をつくのは避けましょう

③漫画やライトノベルは基本的に避ける

読書を趣味として記載する場合、漫画やライトノベルは基本的に避けましょう。なぜなら、これらの趣味は一般的には娯楽とされ、ビジネスにはあまり関連性がないからです。

例外として、出版社やアニメ制作会社など、エンターテイメント業界を志望する場合は、漫画やライトノベルの趣味をポジティブにアピールできるかもしれません。

しかし、他の業界では、読書趣味を伝える際には、よりビジネスや専門的な書籍に焦点を当てた方が良いでしょう。志望先に合わせて趣味をアピールすることが大切です。

履歴書で趣味欄に読書と書く際はアピールポイントを意識しよう

本記事では、履歴書で趣味欄に読書と書く際のポイントを解説しました。

記事内で紹介した通り、読書は好印象を与えやすい趣味と言えます。そのため、読書習慣がある人は積極的にアピールしましょう。

ただ読書が趣味であることを伝えるのではなく、読書を通じてどのようなスキルや価値観を得られたかを記載すると、より魅力的になりますよ!

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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