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履歴書の特記事項とは|書くべき内容と書くことがない時の対処法を解説

履歴書の作成は、選考を受けるうえでの第一歩だと言えます。できるだけ完ぺきな内容にして、自信を持って応募先に送りたいものですよね。

しかし履歴書を作成するにあたって、「特記事項」の欄が気になった方もいるのではないでしょうか。

多くの方にとってはあまりなじみがない欄でしょうが、基本を知っておけば恐れる必要はありません

本記事では、履歴書の特記事項の概要や書き方について詳しく紹介します。

履歴書の特記事項とは

履歴書の特記事項とは、選考に当たって応募先の企業に知っておいてもらいたい情報を書く欄のことです。

学歴や職歴、志望動機などのメインの情報ではない一方で、採用可否を判断するにあたって知っておいてもらいたい情報を書き込みます。

ただしあまり条件が多いと採用条件が多くて働きにくいと思われることもあるので、絶対条件ではない場合は基本的に書かないことがおすすめです。

また特記事項欄は、履歴書の書式によって「通信欄」「本人希望欄」となっていることもあります。そのため、書く欄を間違いないようにしましょう。

履歴書の特記事項に書くべき内容

特記事項に書く内容は、ある程度決まっています。特記事項に書くべき一般的な内容は、おおむね以下の通りです。

  1. 希望職種に関する内容
  2. 連絡可能時間帯
  3. 持病
  4. 資格の取得予定

ここでは、上記それぞれの内容に関して例文を紹介します。

希望職種に関する内容

<例文>
・希望職種:マーケティング職を希望いたします。
・希望職種:広報部を希望いたします。

企業によっては、複数の職種に関して1つの応募窓口で受け付けていることもあります。

複数の職種を募集している場合は、特記事項欄に希望職種を書くことで参考にしてもらえる可能性があるでしょう。

ただし就職後の配属先は、あくまでも入社後の研修や試験などから分かった適性を元に判断されます。

そのため特記事項として書いたからといっても、必ずしも配属先の決定において有利に働くとは限らない点は理解しておくべきです。

連絡可能時間帯

<例文>
連絡可能時間帯:平日9時~14時、17時以降は対応できます。メールやメッセージ、留守番電話をいただいた場合は、できる限りに早期に対応いたします。
(連絡先:○○〇-〇〇〇〇-〇〇〇)

他の仕事をしていたり部活をしていたりしてどうしても連絡できない時間がある場合は、連絡できる時間を書いておくことがおすすめです。

連絡できる時間帯を書くと、「就活生の立場で偉そうに感じる」と思うかもしれません。

しかし採用担当者からすると、連絡がつながりやすい時間帯が分かっていた方が便利です。連絡先も記述して、丁寧な印象を与えましょう。

持病

<例文>
先天性の○○の持病があることから、通院のために定期的に半日休暇を希望いたします。薬を服用していることから、日常の業務に支障はありません。

伝えておくべき持病を持っていている場合は、特記事項欄に記述します。

特に定期的に通院しなくてはならないのであれば、定期通院についてあらかじめ企業と共有して理解を得ておくべきです。

また「持病がある」と言われた場合、企業としては日常業務にどれだけ支障があるのかを知りたがっています。

そのため業務を遂行するうえで問題が無ければその旨を記述し、しっかりと働けることも合わせてアピールしておきましょう。

資格の取得予定

<例文>
〇〇〇〇の資格試験合格を目指し、現在勉強中です。〇〇月の受験を予定しています。

特定の資格取得がアピールになる場合、選考の時点で未取得でも勉強をしているなら、取得予定と記述しておくことがおすすめです。

「合格していないのに良いのかな」と思うかもしれませんが、問題ありません。記述しておくことで、向上心や前向きさを伝えられる可能性があります。

もちろん勉強中であることが前提であり、嘘をつくことはもちろん厳禁です。資格試験について話を聞かれる可能性がある点は、注意しておきましょう。

履歴書の特記事項欄を書く時の2つのポイント

履歴書の特記事項欄を活用する際には、ポイントを押さえて記述することが大切です。

具体的には、以下のポイントを押さえて記述するようにしましょう。

  1. アピールになる内容を記述する
  2. 箇条書きで書く

①アピールになる内容を記載する

特記事項欄には、アピールにつながる内容を記述することが大切です。話してみたいと思わせられるプラスの情報を記述できるなら、積極的に利用します。

ただし特記事項は、自己PRをするメインの欄ではありません。

あまりに情報を盛り込み過ぎると、「要求が多い」「自分の都合ばかり」とマイナスの印象を持たれる可能性もあります。

あくまでも補助的に使用する欄であることから、図々しいアピールにならないように気を付けましょう

②箇条書きで書く

特記事項欄への記述は、できる限り箇条書きで書くようにします。長々と文章を続けてしまうと、要点を簡潔にまとめられないとの印象を持たれかねません。

採用担当者は多くの履歴書を見ることから、読みにくいだけでも大きな負担です。場合によっては、最後まで読んでもらえない可能性もあるでしょう。

箇条書きを活用して文を短くまとめると、全体が見やすい印象になります。

内容を短時間で把握しやすくなることから、入社後の書類作成においても大切なポイントです

履歴書の特記事項に書いてはいけない内容

履歴書の特記事項を活用するにあたっては、避けるべきポイントも理解しておくことが大切です。

具体的には、以下の内容は特記事項欄に決して書かないように注意しましょう。

  1. 身勝手な希望を書かない
  2. 長文で書かない

身勝手な希望を書かない

特記事項欄を使う際にはまず、身勝手な希望になっていないか確認します。

特記事項は、あくまでも企業に知っておいてもらいたいことを補助的に伝える欄です。特別な理由もなく、配属先や勤務地の希望を書いてはいけません。

やむを得ない事情やどうしても譲れないことがある場合に限り、特記事項を使用しましょう。

たとえば、特別な事情もなく勤務時間に関する希望を書くと、「やる気がない」「働くことに後ろ向きだ」などとみなされる恐れがあります。

長文で書かない

特記事項欄に書き込む際には、できるだけ長文で書かないようにします。特記事項は比較的自由度が高く、つい書き込み過ぎることも少なくありません。

長文で書きこんでしまうと、特記事項欄の趣旨を理解できていないと思われる可能性があります。読みにくくなることからも、長文は避けるべきです。

アピールできる場所は別の欄にあるため、保有資格や勉強していることをアピールしたい場合でも箇条書きで簡潔に記述しましょう。

書くことがない時の記載方法

特記事項については、書くことがある場合だけでなく書くことがない場合でも注意すべきポイントがあります

具体的には、以下の点に注意しましょう

  1. 空欄はNG
  2. 何も書くことがない場合は「貴社規定に従います」と記述

空欄はNG

特記事項に書くことがない場合、実は空欄にしておくことはNGです。特記事項に限らず、履歴書の各欄は空白にしないことが基本だと言えます。

空欄のままにしておくと、まだ作成途中で書き忘れているとの印象を与えてしまうためです。

また、履歴書の空欄があまりにも多いと、入社に向けた意欲が低いとみなされる恐れもあります。

知らずに空欄のままにしてしまっている方もいますが、基本ルールだと考えて何らかの記述をするようにしましょう。

何も書くことがない場合は「貴社規定に従います」

何も書くことがない時には、「貴社規定に従います」と記述しておくことが無難です。

「特に無し」と記述しても問題はないのですが、謙虚さに欠ける印象を与える恐れがあります。

マイナス評価になることはないでしょうが、これから選考を受けるにあたってはできるだけ採用担当者に良い印象を与えられるようにすべきです。

持病や家族の事情などがあれば、もちろん遠慮せず記述して問題ありません。しかし特にない場合は、「貴社規定に従います」とだけ書いておきましょう。

履歴書の特記事項に書く内容でプラスのアピールをしよう

履歴書の特記事項とは、選考を受けるにあたって企業に伝えておきたいことを記述する欄のことです。

持病や家族の事情、連絡がつく時間帯など、伝えておくべきことがあれば活用しましょう。

本記事をぜひとも参考にしていただき、採用担当者に良い印象を与えられる履歴書の作成につなげてくださいね。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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