内定を辞退したものの、取り消したいと考えている学生もいるのではないでしょうか。
本記事では、内定辞退の取り消しができるケースとできないケース、具体的な取り消し手順について解説します。ぜひ参考にしてください。
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内定辞退を取り消せる可能性はある

一般的に、内定辞退後に取り消すことは難しいと言えます。なぜなら、企業側もすでに他の候補者にオファーを出している場合が多いからです。
内定辞退により信頼関係も崩れている可能性が高いため、一度内定辞退したら取り消せないと考えておいたほうが良いでしょう。
しかし、企業によっては内定辞退の取り消しが認められる場合もあります。例えば、全ての採用枠が埋まっていないケースなどです。ただし、これはあくまで例外と考えておいてください。
内定辞退の取り消しができる事例3つ

内定辞退の取り消しは不可能ではありません。ここでは、内定辞退の取り消しが可能な3つの事例について詳しく解説します。
- 企業の採用枠に余裕がある場合
- 高い評価を受けていた場合
- 社会情勢や不当な内定取り消しを受けていた場合
① 企業の採用枠に余裕がある場合
企業が採用枠に余裕を持っている状況では、内定辞退の取り消しは比較的容易です。採用枠に空きがある企業は、多くの場合、人材を確保するために柔軟な対応をしてくれます。
ただし、そのためには早めのアクションが必要です。辞退後にすぐに連絡を取り、誠意をもって対応しましょう。
連絡が遅れてしまうと、その間に他の候補者が内定を受けてしまう可能性が高まります。早めの行動と誠実な態度が、この場合の成功の鍵となりますよ。
② 高い評価を受けていた場合
企業から高い評価を受けていた場合も、取り消しが受け入れられる可能性は高いでしょう。
企業は優秀な人材を逃がしたくないと考えるため、特に選考過程で高評価を得ていた場合は、再度のオファーが出る場合も。
しかし、そのためには自分が企業にとって価値のある人材であることを、しっかりとアピールする必要があります。
再度の内定を得るためには、選考過程での実績やスキルを強調し、企業にとってのメリットを明確にすることが重要です。
③ 社会情勢や不当な内定取り消しを受けていた場合
経済状況が良くなった場合や、不当な理由で内定が取り消された場合は、企業も再考の余地があると考え、内定辞退の取り消しに応じる可能性があります。
特に不当な内定取り消しを受けた場合は、その事実をしっかりと証明できれば、企業は法的な問題を避けたいと考え、取り消しに応じることが多いでしょう。
内定辞退の取り消しが認められない場合の理由3つ

一度辞退した内定を取り消すことは容易ではなく、多くの場合、企業側から認められないことが一般的です。ここでは、内定辞退の取り消しが認められない3つの理由を紹介します。
- 公平性を保つため
- 採用枠が埋まっているため
- 内部統制を崩せないため
① 公平性を保つため
最大の理由は、他の候補者との公平性を保つためです。例えば、あなたが辞退した後に他の候補者に内定が出された場合、その候補者に対して不公平な状況が生まれる可能性があります。
企業は採用活動において公平性を最も重視する要素の1つとしているため、内定の取り消しは認められないことが多いのです。
また、一度辞退した内定を取り返せることが知れ渡ることは、企業のイメージを崩す要因となるため、基本的に企業は内定辞退の取り消しを認めていません。
② 採用枠が埋まっているため
2つ目の理由は、採用枠がすでに埋まってしまっている場合が考えられます。あなたが内定を辞退した後、そのポジションには別の候補者が内定を受けるケースが多いのです。
企業が採用枠を超えて人を採用することは、予算や人員配置に影響を与えるため、非常に難しい判断となります。
そのため、採用枠が埋まってる状況で、内定辞退の取り消しが認められることはほぼ不可能と言えるでしょう。
③ 内部統制を崩せないため
3つ目の理由は、内部統制を崩せないためです。企業には内部統制があり、そのルールに従って採用活動を行っています。
内定を一度辞退した場合、その後の採用プロセスがすでに進行している可能性が高いのです。採用プロセスを変更することは内部統制を崩す可能性があります。
そのため、内定の取り消しは認められないことが多いのです。
内定辞退取り消しの成功は「辞退時の態度」がカギ!

内定を辞退する際の態度は、その後の取り消し成功の可能性に大きく影響します。辞退する理由が何であれ、その対応方法が企業側に与える印象は計り知れません。
例えば、感謝の意をしっかりと伝え、丁寧な言葉遣いで辞退の旨を伝えた場合、企業側もその誠実さを評価する可能性が高くなります。
逆に、無礼な態度や不適切な言葉遣いで辞退した場合、後で取り消しを希望しても、その可能性は極めて低くなるでしょう。
したがって、自分自身で誠実な対応ができていたかどうかを思い出し、それに基づいて次のステップを考えることが大切です。
内定辞退を取り消すためにすべきこと3つ

内定辞退を取り消すための3ステップを解説します。以下の3つのポイントを押さえることで成功の確率が上がりますよ。
- 取り消しを決めたらすぐに連絡する
- まずは謝罪をする
- 理由をはっきり伝える
① 取り消しを決めたらすぐに連絡する
内定辞退を取り消す場合、最も重要なのは速やかな連絡です。企業は内定辞退の連絡を受けた瞬間、新たな採用活動を始める可能性が高くなります。
そのため、取り消しを決めたらすぐに連絡をすることが肝心です。連絡が遅れると、企業が別の候補者を見つけてしまう可能性が高くなり、取り消しは難しくなりますよ。
連絡はメールと電話の両方ですべきです。とにかく早く連絡しましょう。
② まずは謝罪をする
内定辞退の取り消しは、企業にとっても手間がかかる行為です。そのため、まずは謝罪から始めることが重要になります。
謝罪が不十分だと、企業はあなたを自己中心的な人物と見なし、取り消しの要望を受け入れてくれない可能性も。
誠意ある謝罪から始めることで、企業もあなたの要望に耳を傾けやすくなるでしょう。
③ 理由をはっきり伝える
また、内定辞退を取り消す理由をはっきりと伝えることが重要です。曖昧な理由では企業も納得できません。
例えば、家庭の事情、健康上の問題、または他の仕事のオファーがなくなったなど、明確な理由が必要です。理由がしっかりしていれば、企業もその要望を受け入れやすくなるでしょう。
嘘がばれる理由は伝えないでください。 どうして取り消しをしたいと考えたのか、自分の言葉で伝えましょう。
内定辞退の取り消しは必ず謝罪を忘れずに!迅速な連絡をしよう

内定辞退は基本的に取り消せませんが、企業によっては取り消せる場合もあります。
もし内定辞退を取り消す場合、最も重要なのは迅速かつ丁寧な対応です。まずは電話やメールで企業に連絡を取り、状況を説明しましょう。
そして、何よりも謝罪の言葉を忘れないでください。企業側も人事計画に影響が出るため、その重みを理解し、誠実に対応する必要があります。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。