就職活動の最終面接を終え、いよいよ結果が届くのを待つだけの人も多いですよね。
しかし「最終面接の結果はどれくらいの期間で来るんだろう?なかなか通知が来ないけど、落ちたのかな?」と悩む人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、最終面接の結果通知が届く期間の目安を解説します。通知が来ない原因や、通知が遅い場合にやるべきことも紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
キャリアアドバイザー 久保
東証プライム上場通信事業会社で営業マネージャーを経験し、新規事業3つの立ち上げにかかわる。 営業マネージャや立ち上げの実績を持ちながら、株式会社C-mindには2023年に中途入社し、現在はキャリアアドバイザーのチーム運営と多くの就活生のサポートを担当。 自身が転職やキャリアアップをした経験から、内定だけではなく、入社後も徹底的に寄り添い企業を紹介している。 専門業界:IT、人材、広告
全て無料!面接対策お助けツール
- 1面接質問集100選|400社の質問を分析
- LINE登録で面接前に質問を確認!
- 2ビジネスマナーBOOK|ルール確認
- 面接のマナーはこの1冊で大丈夫!
- 3企業・業界分析シート|企業研究
- 企業研究で回答を差別化!
最終面接の結果は平均して1週間以内
まず「最終面接の結果ってそもそもどれくらいで届くものなんだろう……」と思っている人もいますよね。
今回カリクルメディアでは、累計5000人以上の就活生と面談をしてきたトップエージェントや、最終面接も担当した面接官、計16人に「最終面接の結果連絡期間」についてアンケートを取りました。

最終面接の結果通知期間は、遅くとも1週間以内が平均のようですね。正確な期間は企業によっても異なりますが、ひとつの指標として意識しておきましょう。
とはいえ、1週間を過ぎたからといって必ずしも不採用なわけではありません。
同じ企業でも、学生の選考プロセスや面接を担当する人数によって結果通知期間は変動します。
なかなか最終面接の結果通知が来ない場合でも焦らず、待つ間に他の選考プロセスや仕事の応募、自己分析などの対策を進めておきましょう。
結果を待つ間に一番すべきことは、他の選考対策や準備です!
最終面接の結果通知が遅い=不合格ではない!結果がこない原因3つ
次に、先ほどアンケートを取ったのと同じ方々に、今度は「最終面接の結果通知が遅れるのはどんな時か」を質問しました。その結果をもとに、最終面接の結果通知がこない原因を3つ紹介します。
- 採用者の検討に時間がかかっている
- 企業の繁忙期と重なっている
- 合格者への連絡を先にしている
それでは詳しく見ていきましょう。
①採用者の検討に時間がかかっている

最終面接の結果通知が遅れる主な原因のひとつは、採用者の検討に時間がかかっているからです。今回のアンケートでも、過半数が「合格者の検討に時間がかかるため」と答えていました。
最終面接は、採用プロセスの最終段階のため、採用担当者が慎重に学生を時間をかけて評価している場合がほとんどです。
特に採用人数が少ない場合、各候補者の適性を確認し、選考の優先順位を付けるのに時間がかかることがあります。
遅れる場合でも、通知を待つ間に他の仕事や選考活動に時間を充て、冷静に結果を待ちましょう。
②企業の繁忙期と重なっている
最終面接の結果通知が遅れる原因のひとつは、企業の繁忙期と重なっていることです。
企業は、1年を通じて採用以外にもさまざまな業務やプロジェクトを進行させています。そのため、採用に時間を十分にかけられていないことも考えられます。繁忙期であればなおさらです。
最終面接後、学生の選考結果を確定し、通知するためにも時間がかかることがあります。また、他の緊急の業務やイベントが優先されることも考えられるでしょう。
③合格者への連絡を先にしている
合格者への連絡を先にすることも、全くないとは言えません。結果連絡が遅れていることで不安になる理由のひとつでもありますよね。
しかしアンケート結果からもわかるように、不合格者への結果を後回しにしたために通知が遅れる事態は少ないようですね。
基本的に、企業は合格者にも不合格者にも、ほとんどタイムラグなしに結果連絡をします。連絡が遅れている場合は、そもそも検討自体が終わっていない可能性が高いでしょう。
通知が遅れても、焦らずに待ってみてください。
企業によって合格通知のタイミングは異なるため、過去の選考情報などの口コミも調べておきましょう。
最終面接の結果通知が遅い企業の特徴3つ

次に、最終面接の結果通知が遅い企業の特徴を紹介します。
- 海外拠点の外資系企業
- 採用担当者が少なく時間がかかる
- 意思決定フローが長い
① 海外拠点の外資系企業
海外拠点の外資系企業は、最終面接の結果通知が遅れることがあります。理由としては、海外本社や拠点が採用決定権を持つからです。
情報のやり取りや意思決定に時間がかかり、選考プロセスが長引くことが一般的です。学生にとっては不安や焦りを感じることもあるかもしれませんが、しっかりと待つことが求められます。
通知が遅い場合でも、外資系企業の場合は少し余裕を持って待ちながら、次の手を打っておきましょう。
② 採用担当者が少なく時間がかかる
最終面接の結果通知が遅い企業の特徴のひとつは、従業員数の少ないベンチャー・中小企業であることが挙げられます。
これらの企業では、一般的に採用担当者の数が限られており、応募者が多い場合、選考プロセスに時間がかかることがあります。
また、急な業務の増加や予期せぬ問題が発生した場合、採用プロセスが遅れることも。このように、結果通知が遅れる場合、採用担当者の負担が増えている可能性が高いのです。
ベンチャー企業や中小企業を受けている方は、事前に把握しておきましょう。
③ 意思決定フローが長い
企業の意思決定フローが長いことも、企業で最終面接の結果通知が遅い一因と言えます。この特徴は、大規模な組織や複雑な階層構造を持つ企業でよく見られます。
情報や評価が複数の階層や部門を経由して伝達され、最終的な判断が下されるまでに時間がかかります。
また、複数の学生の比較検討や内部的な調整も遅延の要因となります。応募者が結果通知を待つ間、企業内での審査や調整が行われているため、通知に時間がかかることがあるのです。
採用人数が多い大手企業で選考結果通知が遅い場合、こちらに該当します。
最終面接の結果が遅い時にすべき対応3つ

次に、最終面接の結果が遅い時にすべき対応を3つ紹介します。
- 他の企業の選考対策に切り替える
- 最終面接の反省を行う
- 問い合わせる
① 他の企業の選考対策に切り替える
最終面接の結果が遅い場合、焦らず他の選考対策に切り替えることが重要です。
まず、結果を待つ間に他の企業の選考対策に集中しましょう。面接の合否が確定するまで時間がかかることがあるため、待っている間に他の選考を進めることで、時間を有効活用できます。
なお、何度もメールや電話で結果を確認することは避けましょう。面接官に対するプレッシャーにもなりかねません。冷静に次のステップに進むことで、全体的な就活戦略を強化できます。
② 最終面接の反省を行う
最終面接の結果が遅い場合は、最終面接の反省を行いましょう。
なぜなら、最終面接は合否が大きく影響する場面であり、あなたのパフォーマンスを客観的に評価し、改善点を見つける機会であるからです。
反省を通じて、面接中の言動や回答について振り返り、次回の機会に向けての準備と自己分析を行えます。
結果が出るまでの期間をただ待つのではなく、面接対策を強化し、自信をつけて次のステップに備えましょう。
最終面接での反省を、必ず他の企業の最終面接で活かしましょう。合格率が上がりますよ。
③ 問い合わせる
最終面接の結果があまりにも遅い場合は、企業に問い合わせることもひとつの手です。なぜなら、そもそも企業が連絡を忘れている可能性もゼロではないからです。
連絡する際には、結果が遅れたことについて責めたり不安になったりせず、落ち着いて問い合わせることが大切です。不安や焦りは、面接官に悪い印象を与える可能性があります。
また、結果を問い合わせる際には、合否について直接聞くことは避けましょう。
また、電話で問い合わせる際には「選考の結果についてのお知らせをいただく予定日が過ぎているのですが、進捗状況を教えていただければ幸いです。」といった形で尋ねましょう。
問合せ前の確認①メールを確認する
最終面接の結果を問い合わせる前に、メールを確認しておきましょう。なぜなら、面接結果がメールボックスの迷惑フォルダや別フォルダに振り分けられていることがあるからです。
メールが届いているにもかかわらず、見逃してしまい企業に連絡してしまうと、企業の時間を奪うだけでなく、印象が悪くなることも考えられます。
面接の重要な情報を見逃さないために、定期的にすべてのフォルダを丁寧にチェックしましょう。
問合せ前の確認② 最終面接日から2週間以上経っているか
最終面接日から2週間以上経っているかも確認しましょう。通知が送られてくる目安は一般的に1週間と紹介しましたが、これはあくまで目安であり、1週間経ってすぐ連絡するのは非常識です。
2週間以上経っているのであれば、何らかの理由で連絡が遅れている可能性があるため、連絡しても問題ありません。
問い合わせる際には、2週間以上経っていることは伝えず、「選考の進捗状況を教えていただければ幸いです。」と問い合わせるとよいでしょう。
結果が遅くて落ち着かない!あなたの気分を落ち着かせる方法2つ

最終面接を終えた後は、安心感とともに焦りや不安の感情に襲われることもあると思います。そこで、最後に気分を落ち着かせる方法を2つ紹介します。
- 一度就活から離れて遊ぶ
- 他に気になる企業を探す
① 一度就活から離れて遊ぶ
最終面接の結果が遅くて不安に感じるときは、一度就活から離れて遊び、気分を落ち着かせることが大切です。
娯楽や趣味に時間を割いてリフレッシュしましょう。これにより、緊張感が和らぎ、結果に対する過度な不安から解放されます。
また、遊びや趣味は創造力やストレス解消にも役立ち、面接の結果にプラスの影響を与えることもあります。
大切なのは、過度な焦りを避け、自分をリセットする時間を持つこと。結果が出るまでの間、ポジティブな気持ちを保つためにもリラックスは不可欠です。
就活中の息抜きは重要です。メンタルを保つためにも、趣味を楽しむ時間や友人と会う機会を作りましょう。
② 他に気になる企業を探す
最終面接の結果が遅い時、気分を落ち着かせるために他の気になる企業を探すこともひとつの良い方法です。焦ることはせず、自分の選択肢を広げることで不安を軽減できます。
他の企業への応募を検討することで、自信を持って次のステップに進めます。また、他の選択肢を見つけることで、自分の価値を再評価し、ポジティブな姿勢を保つ助けにもなります。
最終結果が出るまでの期間を有効活用し、選択肢を広げることで、不安を和らげつつ、新たなキャリアの可能性を模索できます。
最終面接の結果通知が遅くても気長に待とう
本記事では、最終面接の結果通知が届くまでの期間と、連絡が来ないときの対処法を解説しました。
最終面接後に通知が来ないと、焦りや不安が生まれるかもしれません。ですが、何もせずにただ待っているのは得策ではありません。
他の企業の対策や自己分析、あるいはリフレッシュをしながら、気長に待ちましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。